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1章 就職!異世界の門日本支部!
5話 同期とか同級生とかは割とすぐに仲良くなる
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「28人が重症。12人が死亡。4人が異世界に出張中で残されたメンバーは7人。翡翠君を合わせて合計8人になるね。更に夜勤には4人使ってるから、オレら4人で魔物を追い戻して、入国審査をしなくちゃいけないわけ。Understand?」
「理解したくないですね・・・」
理解はしたが、理解したくないが本音。しかし、現実は無情にも俺の願いを聞いてはくれない。
「そんなに絶望する事でもないわよ大袈裟ね。現にアタシとシャープと主任の3人で1週間持ちこたえたし」
「20回中20回魔物を町に出しちゃってますが!!怪我人は今の所出てません!!・・・奇跡的に!!」
成程。かなり危ない状況なのは今の会話で理解出来た。僕如きが1人増えただけでどうにかなる問題ではない気がする。焼石に水だ。
「なら、もっと人員を増やすべきでは?最終試験まで残った人達は俺と同等かそれ以上の戦闘力は持っていたと思いますよ・・・」
「めっちゃ死人でる仕事なのに、めっちゃ雇ってその日にほぼ全滅とかされたらイメージダウンに繋がるしね」
世間の門番の評価は芳しくない。老人達からは未来ある若者を人柱に使う悪魔の職業とも呼ばれる。そんな事言うなら、お前らが行けと思ってしまうのだが、言ったら問題なので、お口チャックしておこう。
「だからオレ達の主な仕事は実質的に3つ。魔物退治、入国審査、イメージ向上。・・・あ、そうそう。門番であr事をSNSで明言はしないでね。愚痴ツイートする時もぼかして」
「自分見る専なんで、そこらへんは大丈夫です。そんな事よりも聞きたい事が山ほどあるんですが・・・」
「おう!何でもどうぞー!!」
「そちらの2人は僕の同期って事で良いんですか?」
「うん、そう!2人共、翡翠君に挨拶!」
男性の方は大真面目に敬礼を、女性の方はだるそうに腰に手を当てながらこちらを向いてきた。
「自分!シャープ・フリップって言います!クソ田舎者ですが!力仕事には慣れているんで!よろしく!!」
「モネ・ロックマン。だるいから必要な時以外に話しかけてこないで」
顔立ちと魔物へと対応から何となく察していたが、名前を聞いて確信した。この2人は間違いなく────
「ザナ人・・・だよね?」
門の先の世界『ザナ』出身の人だ。
「その通り!良く分かったねぇ!!」
「鈍感じゃねけりゃあ、そうそう間違える事ないでしょう。アタシなんてお手本みたいなドワーフの女だし。まあ、ハーフだけど」
ただ背が低いだけかと思ったが、モネさんは土の人種と呼ばれるドワーフの半血らしい。確かに耳に視線を向けてみると、少し尖っている。
「アンタ今、すごく失礼な事考えてなかった」
「え?いや・・・まさかぁ!!」
彼女とのコミュニケーションは些か難しそうだ。シャープ君とは・・・なんだか気が合いそうな気がする。
「他に質問は?」
「俺の制服と門番証を頂きたいんですが・・・」
「あっ!?ごっめん忘れてた!事務室の1階にあるから、2階のロッカールームで着替えきな!12つ枠空いてるから結構自由に選べるよ!不謹慎だけど!」
「分かりました!」
「タイムカードは事務室側の出入り口横にあるから!出てくる時にピッてしてきなー!」
「はーい!」
急ぎ足で事務室へと向かう翡翠。彼の姿が事務室の方へと消えると、翡翠に一番不満と不安を抱いているであろうモネが主任をジト目で睨む。
「主任、あんな平和ボケしたヤツにこの仕事が務まるんです?アタシ達の戦力になるとは思えないんですが・・・」
「それは見た目で判断し過ぎじゃないかな!僕は良いヤツそうで、これから一緒に働くのが楽しみで仕方ないよ!」
「シャープの言う通りよん、モネたん♪何たって彼は1253人の中から選ばれた、たった1人の光る原石なんだからん♡」
「主任、キモイです」
「理解したくないですね・・・」
理解はしたが、理解したくないが本音。しかし、現実は無情にも俺の願いを聞いてはくれない。
「そんなに絶望する事でもないわよ大袈裟ね。現にアタシとシャープと主任の3人で1週間持ちこたえたし」
「20回中20回魔物を町に出しちゃってますが!!怪我人は今の所出てません!!・・・奇跡的に!!」
成程。かなり危ない状況なのは今の会話で理解出来た。僕如きが1人増えただけでどうにかなる問題ではない気がする。焼石に水だ。
「なら、もっと人員を増やすべきでは?最終試験まで残った人達は俺と同等かそれ以上の戦闘力は持っていたと思いますよ・・・」
「めっちゃ死人でる仕事なのに、めっちゃ雇ってその日にほぼ全滅とかされたらイメージダウンに繋がるしね」
世間の門番の評価は芳しくない。老人達からは未来ある若者を人柱に使う悪魔の職業とも呼ばれる。そんな事言うなら、お前らが行けと思ってしまうのだが、言ったら問題なので、お口チャックしておこう。
「だからオレ達の主な仕事は実質的に3つ。魔物退治、入国審査、イメージ向上。・・・あ、そうそう。門番であr事をSNSで明言はしないでね。愚痴ツイートする時もぼかして」
「自分見る専なんで、そこらへんは大丈夫です。そんな事よりも聞きたい事が山ほどあるんですが・・・」
「おう!何でもどうぞー!!」
「そちらの2人は僕の同期って事で良いんですか?」
「うん、そう!2人共、翡翠君に挨拶!」
男性の方は大真面目に敬礼を、女性の方はだるそうに腰に手を当てながらこちらを向いてきた。
「自分!シャープ・フリップって言います!クソ田舎者ですが!力仕事には慣れているんで!よろしく!!」
「モネ・ロックマン。だるいから必要な時以外に話しかけてこないで」
顔立ちと魔物へと対応から何となく察していたが、名前を聞いて確信した。この2人は間違いなく────
「ザナ人・・・だよね?」
門の先の世界『ザナ』出身の人だ。
「その通り!良く分かったねぇ!!」
「鈍感じゃねけりゃあ、そうそう間違える事ないでしょう。アタシなんてお手本みたいなドワーフの女だし。まあ、ハーフだけど」
ただ背が低いだけかと思ったが、モネさんは土の人種と呼ばれるドワーフの半血らしい。確かに耳に視線を向けてみると、少し尖っている。
「アンタ今、すごく失礼な事考えてなかった」
「え?いや・・・まさかぁ!!」
彼女とのコミュニケーションは些か難しそうだ。シャープ君とは・・・なんだか気が合いそうな気がする。
「他に質問は?」
「俺の制服と門番証を頂きたいんですが・・・」
「あっ!?ごっめん忘れてた!事務室の1階にあるから、2階のロッカールームで着替えきな!12つ枠空いてるから結構自由に選べるよ!不謹慎だけど!」
「分かりました!」
「タイムカードは事務室側の出入り口横にあるから!出てくる時にピッてしてきなー!」
「はーい!」
急ぎ足で事務室へと向かう翡翠。彼の姿が事務室の方へと消えると、翡翠に一番不満と不安を抱いているであろうモネが主任をジト目で睨む。
「主任、あんな平和ボケしたヤツにこの仕事が務まるんです?アタシ達の戦力になるとは思えないんですが・・・」
「それは見た目で判断し過ぎじゃないかな!僕は良いヤツそうで、これから一緒に働くのが楽しみで仕方ないよ!」
「シャープの言う通りよん、モネたん♪何たって彼は1253人の中から選ばれた、たった1人の光る原石なんだからん♡」
「主任、キモイです」
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