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4章 偽りの歴史
145話 ウォーリアーズ
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その後、1時間後。カートライト・ナイツはブルドーさんの大地投げの前になす術なく逃げていった。
たった1人で100人の優秀な騎士を撤退させるブルドーさん。はっきり言って冒険者中最強ではないだろうか?彼が敵でなくてよかったと心の底から思う。
こうして、難を逃れたトルネヒロだったが、本格的に俺達をつぶしに来た政府が一度の撤退で諦めるわけがなかった。
カートライト・ナイツが撤退した3日後に新たな刺客が現れる。
「来たぞ!!この裏切者の集まりが!!俺達はウォーリアーズ!!大人しく死にやがれ!!」
カートライト・ナイツと同じ方角からA級ギルド『ウォーリアーズ』が攻めてきたんだ。しかも、数は200人と、ナイツよりも倍近い人数に増えている。
ウォーリアーズは、ガーディアンズやナイツと同じく、中央都市に拠点を構える人気ギルド。ガーディアンズとナイツと合わせてビッグ3と評されるカートライトの顔だ。
集まる冒険者は中近距離をメインとする戦士のみ。遠距離武器使いの冒険者は入団を認めないという脳筋集団である。
「女々しいナイツとは違って土遊びじゃ退却なんてしねぇからな!!覚悟しておけ!!」
因みに女性人気の高いナイツを酷く嫌っているのも入団条件のうちの1つだ。
そんなウォーリアーズは、確かに強い。集団ではなく、個々人がとてつもなく強い。しかし、積極的に魔法を使いたがらない傾向にあり、その結果として、魔法に完敗することが多々あるらしい。
なんでも、魔法を使って勝つのは女々しいことなのだとか。故に、魔法を使えば優位に事を進める事が出来る。
「『クアグマイア』!!」
「「「「ぬまぁぁぁぁぁ!?」」」」
ドゥークが攻め入ってくるウォーリアーズに向かって放ったのは、地面を泥沼化させる魔法。侵入を拒む為、トルネヒロを囲むようにして泥沼を作った。
「おい、聞けカートライトの脳筋ども!!今、私が作った泥沼は底なしだ。もがけばもがく程、体が埋もれていく。大人しく撤退するというのなら、解いてやらんこともない」
「魔法を使いたがらないとは女々しい奴め・・・!!」
「その女々しい奴に負けているのは誰だ?」
「だが、俺達は屈しな・・・おわぁっ!?」
戦士達の体がもう半分まで沈んでしまっている。このまま体が埋まり切るのも時間の問題だろう。
「分かった!分かったから早く解いてくれ!!死ぬなら戦って死にたい!」
「おい、アダム。良いか?」
「構いませんよ。面白いものが見れたので」
戦闘開始から1分で行われたウォーリアーズの降伏宣言により、戦士達はトボトボと撤退していった。別に致命的な死人も出ていないので、泥沼から解放されたら攻撃できたわけだが、卑怯な事が大嫌いな戦士達はそんな卑怯ほ事はしなかった。
たった1人で100人の優秀な騎士を撤退させるブルドーさん。はっきり言って冒険者中最強ではないだろうか?彼が敵でなくてよかったと心の底から思う。
こうして、難を逃れたトルネヒロだったが、本格的に俺達をつぶしに来た政府が一度の撤退で諦めるわけがなかった。
カートライト・ナイツが撤退した3日後に新たな刺客が現れる。
「来たぞ!!この裏切者の集まりが!!俺達はウォーリアーズ!!大人しく死にやがれ!!」
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因みに女性人気の高いナイツを酷く嫌っているのも入団条件のうちの1つだ。
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なんでも、魔法を使って勝つのは女々しいことなのだとか。故に、魔法を使えば優位に事を進める事が出来る。
「『クアグマイア』!!」
「「「「ぬまぁぁぁぁぁ!?」」」」
ドゥークが攻め入ってくるウォーリアーズに向かって放ったのは、地面を泥沼化させる魔法。侵入を拒む為、トルネヒロを囲むようにして泥沼を作った。
「おい、聞けカートライトの脳筋ども!!今、私が作った泥沼は底なしだ。もがけばもがく程、体が埋もれていく。大人しく撤退するというのなら、解いてやらんこともない」
「魔法を使いたがらないとは女々しい奴め・・・!!」
「その女々しい奴に負けているのは誰だ?」
「だが、俺達は屈しな・・・おわぁっ!?」
戦士達の体がもう半分まで沈んでしまっている。このまま体が埋まり切るのも時間の問題だろう。
「分かった!分かったから早く解いてくれ!!死ぬなら戦って死にたい!」
「おい、アダム。良いか?」
「構いませんよ。面白いものが見れたので」
戦闘開始から1分で行われたウォーリアーズの降伏宣言により、戦士達はトボトボと撤退していった。別に致命的な死人も出ていないので、泥沼から解放されたら攻撃できたわけだが、卑怯な事が大嫌いな戦士達はそんな卑怯ほ事はしなかった。
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