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最終章 今こそ復讐の時
第八話 その天使の名はラヴ
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「おう、戦いは終わったのか・・・って、誰だそいつは!!」
「天使・・・らしいです。愛の女神アモーラに仕えている」
「どうも・・・」
俄かには信じがたい事かもしれないが、彼女の背中に生えた純白の翼が天使である事を証明する。しかし、人間にとっては神の次に神秘的な存在。パニックになりながらも鍛治を止め、椅子の着席を促す。
天使と対面するように前の席に座る。先程殺し合っていた間柄のせいで気まずかったのだろうか。彼女が口を開いたのは着席から3分後だった。
「私の名前はラヴ。アモーラ様に仕えているに近い存在の天使です」
「ラヴね・・・いかにもアモーラが好きそうな名前だ。それで、何でずっと泣いているんだい?」
ラヴは鍛冶場に入って少し落ち着いてもその目から涙を流し続けていた。今も泣きながら話している。そんな彼女を心配してか、メアリーが横から入ってきてラヴにハンカチを渡した。
「ありがとうございます・・・・・・私は、忙しいアモーラ様に代わって貴方を殺すよう命じられてきました」
「・・・不本意でか?」
ゆっくりと首を縦に振る。
「そもそも、人間界に行くことが不本意でした。しかし、ファイト―ル様の手によって地底人の絶滅計画が失敗に終わった上に所業をバラされたアモーラ様は暴走。ここに数日前から滞在していた貴方達はご存知ないでしょうが、つい数時間前に地下に閉じこめられていた狂信者の方々を解放してしまいました」
「はぁ?・・・はぁぁぁぁぁ!!」
テーブルを叩きながら立ち上がると、座っていた椅子を蹴り、ラヴに詰め寄った。反対側からは蘭丸も迫ってきていた。
「つまりは犯罪者を解き放ったって事ですか!?フラムの城下町に!」
「だとしたら今頃ふらむでは大混乱が起きているぞ!!お主!なんという事をしてくれたのだ!!」
怒りと勢いのあまり胸倉を掴んでしまうが、幸助の制止で殴るのは踏みとどまる蘭丸。ラヴの方も殴られる事を覚悟していたようで、目を瞑って頬を差し出すようにしていた。
「そういえば、アンタはアモーラの地底人全滅を目論んでいたのを知ってたみたいだな。それなら何故、止めなかった」
「・・・私はこの世に生を受けてからずっとアモーラ様と共に生きてきました。まだアモーラ様が最高神になる前からずっとです。最初こそ私しかアモーラ様の周りにいませんでしたが、神として力を手に入れていくつれて、アモーラ様に魅力された天使達が近づいてきました」
「話している事は理解できるのだが、その話とお主が止めなかった話、どんな関係性があるんだ?」
「私は・・・怖かったんです。近寄って来た天使たちは皆優秀でかわいくて。いつか自分なんて捨てられるのではないかと・・・捨てられるのではないのかと・・・」
「成程ね・・・確かにアモーラならやりかねないな」
「そんな事はありません!アモーラ様はつい最近まではとても優しかったんです!・・・でも、つい200年前くらいから力に固執するようになって・・・」
「全然最近じゃないじゃん・・・悪いついクセが出ちまった。でも、アンタの気持ちは理解できた。アモーラに捨てられたくない思いと、アモーラが大好きな事はな」
色白の頬を真っ赤に染め、恥ずかしがるラヴ。あそこまでラブアピールしていたくせに愛を指摘したらそんなにも恥ずかしそうにするんだろうか。
「アモーラの近くにいたって事は俺が何を企んでいるのかは知ってるな?」
「はい。アモーラ様への復讐・・・ですよね?一体どんな事をするのでしょうか」
「アイツを俺が苦しんだ分痛めつける。今、作ってる剣でな」
「・・・痛めつけた後はどうするんですか?」
「一発殴って終わり」
「え?・・・こ、殺さないのですか?」
「殺したら苦しみはそこで終わっちまうだろう?だから敢えて生かしておくんだ。それに、もし仮に殺す事が出来ても神って蘇るんだろ?だったら、殺しても意味ないじゃないか。殺すのは生きるのに意味がある時だけにしたいね」
中世という血気盛んな時代だからなのだろうか?皆、復讐を殺す事に直結する。少し、思想染みた考えになるが、死ねば苦しみから解放される。俺は末期癌で苦しみながら一度死んだから言葉の意味に大いに同意できる。俺は俺からアモーラにはできるだけ長い間、苦しんで欲しいのだ。殺さないのは決して優しいからではない。
俺の考えを聞いたラヴは椅子の上で小刻みに震えている。恐れているのか寒いのかのどちらかなのだろうが、恐らくは前者だろう。
「・・・さて、ラヴさん。アンタどうしたいのかを聞きたい。俺達と一緒にアモーラを止めるか?それとも、また敵対するか?それとも・・・何もしないのか」
幸助はラヴの前に3つの選択肢を出して見せる。人間が天使に対して選択肢を与えるという世にも貴重な場面である。ラヴは綺麗なアクアマリンの瞳を目蓋で隠し、考え始める。終始苦しむような表情を浮かべ、答えを見出したラヴは幸助の手を強く握った。
「ご協力、お願いします・・・!私、あの頃のアモーラ様を取り戻したいです!」
「よし。サンキュー、ラヴさん。でも、俺の復讐には手を出さないでくれよ?」
「・・・分かりました」
「天使・・・らしいです。愛の女神アモーラに仕えている」
「どうも・・・」
俄かには信じがたい事かもしれないが、彼女の背中に生えた純白の翼が天使である事を証明する。しかし、人間にとっては神の次に神秘的な存在。パニックになりながらも鍛治を止め、椅子の着席を促す。
天使と対面するように前の席に座る。先程殺し合っていた間柄のせいで気まずかったのだろうか。彼女が口を開いたのは着席から3分後だった。
「私の名前はラヴ。アモーラ様に仕えているに近い存在の天使です」
「ラヴね・・・いかにもアモーラが好きそうな名前だ。それで、何でずっと泣いているんだい?」
ラヴは鍛冶場に入って少し落ち着いてもその目から涙を流し続けていた。今も泣きながら話している。そんな彼女を心配してか、メアリーが横から入ってきてラヴにハンカチを渡した。
「ありがとうございます・・・・・・私は、忙しいアモーラ様に代わって貴方を殺すよう命じられてきました」
「・・・不本意でか?」
ゆっくりと首を縦に振る。
「そもそも、人間界に行くことが不本意でした。しかし、ファイト―ル様の手によって地底人の絶滅計画が失敗に終わった上に所業をバラされたアモーラ様は暴走。ここに数日前から滞在していた貴方達はご存知ないでしょうが、つい数時間前に地下に閉じこめられていた狂信者の方々を解放してしまいました」
「はぁ?・・・はぁぁぁぁぁ!!」
テーブルを叩きながら立ち上がると、座っていた椅子を蹴り、ラヴに詰め寄った。反対側からは蘭丸も迫ってきていた。
「つまりは犯罪者を解き放ったって事ですか!?フラムの城下町に!」
「だとしたら今頃ふらむでは大混乱が起きているぞ!!お主!なんという事をしてくれたのだ!!」
怒りと勢いのあまり胸倉を掴んでしまうが、幸助の制止で殴るのは踏みとどまる蘭丸。ラヴの方も殴られる事を覚悟していたようで、目を瞑って頬を差し出すようにしていた。
「そういえば、アンタはアモーラの地底人全滅を目論んでいたのを知ってたみたいだな。それなら何故、止めなかった」
「・・・私はこの世に生を受けてからずっとアモーラ様と共に生きてきました。まだアモーラ様が最高神になる前からずっとです。最初こそ私しかアモーラ様の周りにいませんでしたが、神として力を手に入れていくつれて、アモーラ様に魅力された天使達が近づいてきました」
「話している事は理解できるのだが、その話とお主が止めなかった話、どんな関係性があるんだ?」
「私は・・・怖かったんです。近寄って来た天使たちは皆優秀でかわいくて。いつか自分なんて捨てられるのではないかと・・・捨てられるのではないのかと・・・」
「成程ね・・・確かにアモーラならやりかねないな」
「そんな事はありません!アモーラ様はつい最近まではとても優しかったんです!・・・でも、つい200年前くらいから力に固執するようになって・・・」
「全然最近じゃないじゃん・・・悪いついクセが出ちまった。でも、アンタの気持ちは理解できた。アモーラに捨てられたくない思いと、アモーラが大好きな事はな」
色白の頬を真っ赤に染め、恥ずかしがるラヴ。あそこまでラブアピールしていたくせに愛を指摘したらそんなにも恥ずかしそうにするんだろうか。
「アモーラの近くにいたって事は俺が何を企んでいるのかは知ってるな?」
「はい。アモーラ様への復讐・・・ですよね?一体どんな事をするのでしょうか」
「アイツを俺が苦しんだ分痛めつける。今、作ってる剣でな」
「・・・痛めつけた後はどうするんですか?」
「一発殴って終わり」
「え?・・・こ、殺さないのですか?」
「殺したら苦しみはそこで終わっちまうだろう?だから敢えて生かしておくんだ。それに、もし仮に殺す事が出来ても神って蘇るんだろ?だったら、殺しても意味ないじゃないか。殺すのは生きるのに意味がある時だけにしたいね」
中世という血気盛んな時代だからなのだろうか?皆、復讐を殺す事に直結する。少し、思想染みた考えになるが、死ねば苦しみから解放される。俺は末期癌で苦しみながら一度死んだから言葉の意味に大いに同意できる。俺は俺からアモーラにはできるだけ長い間、苦しんで欲しいのだ。殺さないのは決して優しいからではない。
俺の考えを聞いたラヴは椅子の上で小刻みに震えている。恐れているのか寒いのかのどちらかなのだろうが、恐らくは前者だろう。
「・・・さて、ラヴさん。アンタどうしたいのかを聞きたい。俺達と一緒にアモーラを止めるか?それとも、また敵対するか?それとも・・・何もしないのか」
幸助はラヴの前に3つの選択肢を出して見せる。人間が天使に対して選択肢を与えるという世にも貴重な場面である。ラヴは綺麗なアクアマリンの瞳を目蓋で隠し、考え始める。終始苦しむような表情を浮かべ、答えを見出したラヴは幸助の手を強く握った。
「ご協力、お願いします・・・!私、あの頃のアモーラ様を取り戻したいです!」
「よし。サンキュー、ラヴさん。でも、俺の復讐には手を出さないでくれよ?」
「・・・分かりました」
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