79 / 212
二章 濡れ衣の男を救え!!
第二十七話 失うものが無くなった騎士団
しおりを挟む
「皆さん!逃げて下さい!早く!」
「ぎゃああああ!」「逃げろ逃げろ!」「おい!押すなよ!」「ちょっと、レディーファーストって言葉を知らないわけ!?」
死に恐怖した傍観者達は一斉に出口から逃げようとする。それが非常にまずかった。法廷の出入り口は小さくはないが、傍観者約100名が一気に外に出れる程大きく作られてはいない。結果、何が起こるというと「詰まり」が起こる。
「きひゃひゃひゃひゃ!!死ねぇ!全員死ねぇ!!」「殺す殺す殺す殺す殺すコロス・・・」
外に出れずにもたもたしている傍観者達をタガの外れた騎士達が襲う。しかし、傍観者に怪我人が出る事はないようだ。
「サンダァァァァァァ!!」
妙に気合の入った女性の声と共に1人の騎士が吹っ飛び、壁にめり込む。めり込んだ騎士の兜には綺麗な拳型のへこみが出来ていた。
「おいゴラァ!皆を守る騎士が何、人襲ってんじゃ!!ワレェ!!」
「メアリー、ナイス!!」
殴ったのは俺達の頼れる番長であり、路地裏のチャンピオンのメアリー・メイウェザーだ。
「おい!ランマル!ボニー!コイツら大した事ないぜ!」
「そうか。だが、油断はするな」
「はぁ・・・はぁ・・・少し遊んでも良いですか?」
若干1名、おかしなヤツがいるが、部下の騎士は仲間に任せておけば大丈夫そうだ。俺は気にせずポールと戦う事が出来る。
裁判官達は逃げる事なく、席に座って俺らの事を見ている。戦う様子も身を守る様子も見せない。一体、何故逃げないんだ?
「何やってんですか!?早く逃げて下さい!殺されますよ!?」
「・・・逃げるという選択肢はありません。何故なら、まだ裁判は終わっていないのですから」
駄目だ。動く気が全く感じられない。言うだけ無駄だろう。幸い、ポールは俺に、他の騎士達は俺の仲間に集中している。裁判官に流れ弾が来る事はないだろう。
「おいおいおいぃぃぃぃ!!僕との勝負に集中しろうよぉぉぉぉ!!」
容赦ない一撃が迫ってくる。盾でも流石に受け止めきれないと判断し、盾の上を滑らせるように受け流した。
「悪かったよ・・・さあ、やろうぜ」
「そう来なくっちゃなぁぁぁ!!」
ポールの剣術を一言で言い表すならば、出鱈目。しかし、一撃一撃に力がこもっており、革製の盾が少しずつ駄目になっていく。
「オラオラぁ!どうしたぁ!?狂信者アンリを倒したんじゃないのかぁ~腰抜けぇぇ!!」
実力は全て幸助が勝っている。しかし、幸助は攻撃をしようとはせずに盾で攻撃を受け流しながら、後ろに下がっていた。どんどんどん後ろに下がっていき、やがてポールの部下の騎士と幸助の仲間達が戦っている所まで移動してきた。
「おい、コウスケ!何やってんだ!早く攻撃しろ!お前なら一発だろ?」
「まあね。でも、その前にコイツには散々イラつかせられてきたから少し痛みつけて野郎と思ってね。ビリビリ、できるか?」
「うわぁ、意外とコウスケって性格悪いな・・・アタシ、やられた事無いけど、絶対キツイぜ?しかも、前よりも鍛えたから威力上がってるだろうし」
「そういうメアリーも今使ってんじゃないか!」
「・・・確かに。それじゃあ、『サンダーエンチャント』!!」
メアリーの魔力で生み出された電気が刃に宿る。雷剣の完成だ。
「サンキュ」
「後でケーキ奢れよ?」
エンチャントをかけている途中に近づいてきていたポールの身体に押し当てる。
「あばばばばばばばばばばば!!!」
電気が頑丈な鉄製の鎧を貫通し、ポールを痙攣させる。メアリーの言う通り、威力が上がっているようd──────
「なぁんてなっ!!」
痙攣していたポールが急に痙攣するのを止め、こちらに斬りかかってきた。急いで盾を前に持ってきて攻撃を防ぐ。
「フハハハハハ!残念だったなぁ?クソ野郎ぅ・・・うちの団員がお前の電気を纏った剣に負けたと聞いてぇ、対策としてゴム製の服を着てんだよぉぉ!!」
「おお・・・ちょっと感心したぜ、ポール。けどな・・・」
電気が効かないと分かれば後は普通に実力を発揮していくのみ。幸助の攻撃する暇も与えない連撃がポールを襲う。装備だけは上等なポールだが、実力が全く装備品に比例していない。
鉄の鎧はとても頑丈だが、鉄故に重く、動きが鈍くなる。ロクに戦わず、トレーニングもせずにいたであろうポールは幸助の連撃を籠手の金属部で受け流す事しか出来なかった。
「それそれぇ!どうしたどうしたぁ!!」
「くっ・・・!この農民風情が・・・!調子に乗るな!!」
「なら、力で覆してみろ!クソ貴族!!」
防戦一方だったポールが反撃を開始する。しかし、先程よりも剣筋は幼稚なものになり、力も弱くなっている。すっかり、ポールとの戦いに飽きてしまった幸助はブロードソードでポールの握っている剣を思い切り叩き落とした。
カランッという金属音が虚しく法廷中に響く。蘭丸達も既に部下の騎士達を完全に鎮圧しきっており、勝負は完全に幸助達の方についてしまった。
剣先を喉仏に向けて、ポールに睨みを利かせる。すると、ポールはぶるぶると小刻みに揺れ、恐怖しだした。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・殺さないで・・・どうか、殺さないで・・・」
「殺しはしない。大人しく自警団のお縄について地下牢獄で一生を旺盛しな」
戦意を喪失したと確信し、幸助が出入口の方を向き、自警団を呼びに行く。しかし、ポールはまだ諦めてなどいなかった。気づかれないように落とした剣を手元に手繰り寄せ、音を立てないように立ち上がり、持ち上げる。
(へっへっへ・・・確かにお前は強かったぞ、農民モドキ・・・だがな、甘い!詰めが甘いんだよ!!勝負はどちらかが死ぬか降参するまで気を抜いてはいけないんだよ!!)
勝てないと確信したポールはわざと、剣を落とし、命乞いをし、幸助に隙を生ませた。彼を殺したらきっと、彼の仲間が殺しに来るだろうが、どうでもいい。『地下牢獄行き』が『あの世行き』になるだけだ。ほとんど何も変わらない。そんな考えの下、ポールは剣を振り下ろした。
出入口に向かおうとしている幸助は全く気付く事はない。彼の中で既に戦いは終わっており、彼の心の中の戦意は矛を収めているのだから。
それでもかまわずにポールの不意打ちは幸助を左右に切断せんと振りかかってくる。
「コウスケェ!!」
「ッッ・・・・!!」
「ん・・・?」
男の腹からの叫びが法廷中に響き渡る。声の正体は弁護士側で手足を拘束されたジェイクのものだった。彼の叫びは傍観者達の悲鳴と騎士達の奇声で溢れ返っていた法廷を一瞬で黙らせる。
呼ばれて振り返った幸助の目に入ったのは、剣を振り被り、自分を殺そうとしているポール。目に入った瞬間、彼は驚く事なく、剣を引き抜き、無駄のない動きでポールの両腕を肩から切断した。
「あああああああああああ!!!腕!腕が斬られちゃったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
腕が生えていた傷口から血潮が噴水のように吹き出る。やがて血が体内から無くなってしまったのか、ポールは白目を向きながら血の海と化した床にうつ伏せになるように倒れた。
「ふう・・・危なかった・・・」
「ぎゃああああ!」「逃げろ逃げろ!」「おい!押すなよ!」「ちょっと、レディーファーストって言葉を知らないわけ!?」
死に恐怖した傍観者達は一斉に出口から逃げようとする。それが非常にまずかった。法廷の出入り口は小さくはないが、傍観者約100名が一気に外に出れる程大きく作られてはいない。結果、何が起こるというと「詰まり」が起こる。
「きひゃひゃひゃひゃ!!死ねぇ!全員死ねぇ!!」「殺す殺す殺す殺す殺すコロス・・・」
外に出れずにもたもたしている傍観者達をタガの外れた騎士達が襲う。しかし、傍観者に怪我人が出る事はないようだ。
「サンダァァァァァァ!!」
妙に気合の入った女性の声と共に1人の騎士が吹っ飛び、壁にめり込む。めり込んだ騎士の兜には綺麗な拳型のへこみが出来ていた。
「おいゴラァ!皆を守る騎士が何、人襲ってんじゃ!!ワレェ!!」
「メアリー、ナイス!!」
殴ったのは俺達の頼れる番長であり、路地裏のチャンピオンのメアリー・メイウェザーだ。
「おい!ランマル!ボニー!コイツら大した事ないぜ!」
「そうか。だが、油断はするな」
「はぁ・・・はぁ・・・少し遊んでも良いですか?」
若干1名、おかしなヤツがいるが、部下の騎士は仲間に任せておけば大丈夫そうだ。俺は気にせずポールと戦う事が出来る。
裁判官達は逃げる事なく、席に座って俺らの事を見ている。戦う様子も身を守る様子も見せない。一体、何故逃げないんだ?
「何やってんですか!?早く逃げて下さい!殺されますよ!?」
「・・・逃げるという選択肢はありません。何故なら、まだ裁判は終わっていないのですから」
駄目だ。動く気が全く感じられない。言うだけ無駄だろう。幸い、ポールは俺に、他の騎士達は俺の仲間に集中している。裁判官に流れ弾が来る事はないだろう。
「おいおいおいぃぃぃぃ!!僕との勝負に集中しろうよぉぉぉぉ!!」
容赦ない一撃が迫ってくる。盾でも流石に受け止めきれないと判断し、盾の上を滑らせるように受け流した。
「悪かったよ・・・さあ、やろうぜ」
「そう来なくっちゃなぁぁぁ!!」
ポールの剣術を一言で言い表すならば、出鱈目。しかし、一撃一撃に力がこもっており、革製の盾が少しずつ駄目になっていく。
「オラオラぁ!どうしたぁ!?狂信者アンリを倒したんじゃないのかぁ~腰抜けぇぇ!!」
実力は全て幸助が勝っている。しかし、幸助は攻撃をしようとはせずに盾で攻撃を受け流しながら、後ろに下がっていた。どんどんどん後ろに下がっていき、やがてポールの部下の騎士と幸助の仲間達が戦っている所まで移動してきた。
「おい、コウスケ!何やってんだ!早く攻撃しろ!お前なら一発だろ?」
「まあね。でも、その前にコイツには散々イラつかせられてきたから少し痛みつけて野郎と思ってね。ビリビリ、できるか?」
「うわぁ、意外とコウスケって性格悪いな・・・アタシ、やられた事無いけど、絶対キツイぜ?しかも、前よりも鍛えたから威力上がってるだろうし」
「そういうメアリーも今使ってんじゃないか!」
「・・・確かに。それじゃあ、『サンダーエンチャント』!!」
メアリーの魔力で生み出された電気が刃に宿る。雷剣の完成だ。
「サンキュ」
「後でケーキ奢れよ?」
エンチャントをかけている途中に近づいてきていたポールの身体に押し当てる。
「あばばばばばばばばばばば!!!」
電気が頑丈な鉄製の鎧を貫通し、ポールを痙攣させる。メアリーの言う通り、威力が上がっているようd──────
「なぁんてなっ!!」
痙攣していたポールが急に痙攣するのを止め、こちらに斬りかかってきた。急いで盾を前に持ってきて攻撃を防ぐ。
「フハハハハハ!残念だったなぁ?クソ野郎ぅ・・・うちの団員がお前の電気を纏った剣に負けたと聞いてぇ、対策としてゴム製の服を着てんだよぉぉ!!」
「おお・・・ちょっと感心したぜ、ポール。けどな・・・」
電気が効かないと分かれば後は普通に実力を発揮していくのみ。幸助の攻撃する暇も与えない連撃がポールを襲う。装備だけは上等なポールだが、実力が全く装備品に比例していない。
鉄の鎧はとても頑丈だが、鉄故に重く、動きが鈍くなる。ロクに戦わず、トレーニングもせずにいたであろうポールは幸助の連撃を籠手の金属部で受け流す事しか出来なかった。
「それそれぇ!どうしたどうしたぁ!!」
「くっ・・・!この農民風情が・・・!調子に乗るな!!」
「なら、力で覆してみろ!クソ貴族!!」
防戦一方だったポールが反撃を開始する。しかし、先程よりも剣筋は幼稚なものになり、力も弱くなっている。すっかり、ポールとの戦いに飽きてしまった幸助はブロードソードでポールの握っている剣を思い切り叩き落とした。
カランッという金属音が虚しく法廷中に響く。蘭丸達も既に部下の騎士達を完全に鎮圧しきっており、勝負は完全に幸助達の方についてしまった。
剣先を喉仏に向けて、ポールに睨みを利かせる。すると、ポールはぶるぶると小刻みに揺れ、恐怖しだした。
「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・殺さないで・・・どうか、殺さないで・・・」
「殺しはしない。大人しく自警団のお縄について地下牢獄で一生を旺盛しな」
戦意を喪失したと確信し、幸助が出入口の方を向き、自警団を呼びに行く。しかし、ポールはまだ諦めてなどいなかった。気づかれないように落とした剣を手元に手繰り寄せ、音を立てないように立ち上がり、持ち上げる。
(へっへっへ・・・確かにお前は強かったぞ、農民モドキ・・・だがな、甘い!詰めが甘いんだよ!!勝負はどちらかが死ぬか降参するまで気を抜いてはいけないんだよ!!)
勝てないと確信したポールはわざと、剣を落とし、命乞いをし、幸助に隙を生ませた。彼を殺したらきっと、彼の仲間が殺しに来るだろうが、どうでもいい。『地下牢獄行き』が『あの世行き』になるだけだ。ほとんど何も変わらない。そんな考えの下、ポールは剣を振り下ろした。
出入口に向かおうとしている幸助は全く気付く事はない。彼の中で既に戦いは終わっており、彼の心の中の戦意は矛を収めているのだから。
それでもかまわずにポールの不意打ちは幸助を左右に切断せんと振りかかってくる。
「コウスケェ!!」
「ッッ・・・・!!」
「ん・・・?」
男の腹からの叫びが法廷中に響き渡る。声の正体は弁護士側で手足を拘束されたジェイクのものだった。彼の叫びは傍観者達の悲鳴と騎士達の奇声で溢れ返っていた法廷を一瞬で黙らせる。
呼ばれて振り返った幸助の目に入ったのは、剣を振り被り、自分を殺そうとしているポール。目に入った瞬間、彼は驚く事なく、剣を引き抜き、無駄のない動きでポールの両腕を肩から切断した。
「あああああああああああ!!!腕!腕が斬られちゃったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
腕が生えていた傷口から血潮が噴水のように吹き出る。やがて血が体内から無くなってしまったのか、ポールは白目を向きながら血の海と化した床にうつ伏せになるように倒れた。
「ふう・・・危なかった・・・」
10
お気に入りに追加
328
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。

【後日談完結】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長していった。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、そして・・・。
初投稿というか、初作品というか、まともな初執筆品です。
今までこういうものをまともに書いたこともなかったのでいろいろと変なところがあるかもしれませんがご了承ください。
誤字脱字等あれば連絡をお願いします。
感想やレビューをいただけるととてもうれしいです。書くときの参考にさせていただきます。
おもしろかっただけでも励みになります。
2021/6/27 無事に完結しました。
2021/9/10 後日談の追加開始
2022/2/18 後日談完結
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます

ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる