56 / 212
二章 濡れ衣の男を救え!!
第四話 やっぱりアモーラはクズだった。
しおりを挟む
~次の日の朝~
「う・・・うぅ・・・!」
昨日の事が中々思い出せない。俺は何をしていた?
「あ!起きた!店主が起きた!!」
坊主の声が聞こえてくる。体を起き上がらせて坊主を見る。どうやらいつの間にか朝になっていたようだ。
「おはよう・・・すまないが、記憶が無いんだが教えてくれないか?」
「・・・そうですよね。おんなに暴れたんですから。記憶が無くても仕方がないですよね?」
何?暴れた?昨日俺は暴れたのか?そういえば、棚に並んでいる酒が少なくなっているし、床から様々な酒の匂いが漂っている。暴れ酒ではなかったはずだが。
俺は昨日の夜の出来事を幸助から詳しく聞いた。成る程、女神アモーラの仕業か。あのクソ女神め・・・どれだけ人を苦しめれば気が済むんだ。
「昨日の事を聞いても全く思い出せないが、迷惑をかけたようだな。すまなかった坊主」
「いえ、そんな。謝らないで下さいよ!店主のせいじゃありませんし!!それに、謝るのは俺の方です。俺、店主を助ける為に勝手なことを─────」
「勝手なこと?何をしたんだ?」
「・・・実はあまりにも苦しんでいたので、勝手にアモーラ教から棄教させてしまいまして・・・」
「棄教?なーんだ、棄教か!もっと重要な事をやらかしたと思ったよ・・・・・・え?今、なんて言った?」
「貴方をアモーラ教から棄教させました」
棄教?アモーラ教から棄教?つまり俺はアモーラ教徒じゃなかったという事か?あの頭痛のようなアモーラの声を聞かなくて良いということか?そういえば、起きてから10分経つのに全くアモーラの声が聞こえてこない。こんな朝は何年振りだろうか?
服を脱いで、右肩を確認する。右肩にはアモーラ教徒を象徴するタトゥーのような紋章は刻まれていなかった。まっさらな色白な肌が広がっていた。懐かしき素肌を見て、愛おしくなってしまったのか、小動物の頭を撫でるように右肩を優しく撫でた。
「店主・・・泣いてるんですか?」
「・・・え?泣いているのか?俺が?」
坊主に指摘されて指で目元を擦る。すると、透明の液体が付着した。嬉し涙だ。解放された事があまりにも嬉しくて俺は嬉し涙を流していたんだ。
「坊主、お前が解放してくれたのか?」
「は、はい。すみません・・・」
頭を下げる坊主に近づき、俺は抱きしめた。
「ありがとう・・・本当にありがとう・・・」
実に何年振りだろう。心の底から嬉しくて涙が込み上げてきたのは。
★
~更に十数分後~
幸助に続いて蘭丸とラコルトも目醒めて店主と顔を合わせる。2人も店主の穏やかな顔を見て安心したようだ。
「3人共、感謝する。お陰でアモーラの呪縛から解放された。これで毎日聞いていたアモーラの声を聞かずにすんだよ」
「良くなったようで何よりだ・・・ところでお主は何故、アモーラにあのような仕打ちを受けていたのだ?」
「・・・もう、言っても天罰は下らないよな?」
「はい。既にアモーラ様との繋がりは消えていますのでどうぞご安心を」
「なら、話そう。俺はこの世界に転移されてから数年経った頃、真実の神に出会ったんだ」
信者に真偽を見抜く力を与えるという、この世界の裁判に携わる者全員が義務つけられている神の名前だ。
「真実の神は気まぐれで私に真実を教えてくれた。俺の異世界転移が仕組まれたものである事を」
「「えっ・・・」」
話の雲行きが急に怪しくなる。幸助と蘭丸は敵もいないのに身構えた。
「坊主、俺は病気を患って死んでこの世界に来たって言ったよな?あの病気な、アモーラが意図的に付与されたものなんだよ」
「嘘でしょ!?何でそんな事を・・・?」
いきなり明かされた真実に幸助は驚きを隠せないようだ。
「この世界に転移させられる前にこの世界はどんな問題を抱えてると言っていた?」
「確か魔族に侵略されそうになってるとかそんな感じだったような・・・」
「その通り。女神アモーラの言う通り、魔族によって支配されかけている。しかし、神々から見たら大した問題ではないんだよ」
「どういう意味です?」
「元いた世界の歴史上でも大陸にコンキスタドールが攻めてきて、その大陸に住む先住民ごと手に入れるって事があっただろう?魔族がやろうとしているのはまさにそれ。ただの侵略に過ぎないんだよ」
「でも、侵略されたら人類は滅びるのでは?」
「人類は滅びない。滅びるのは地上人だけさ」
「地上人?」
「そうか、女神アモーラはその事も話していなかったな。悪いな、知っている体で話して。質問するのも面倒だから話すが、魔族は魔物ではない。れっきとした人類の一種さ。つまりは魔族も神々に愛される対象ってわけ」
「え・・・?」
「そして、太陽と月の下で暮らしているのが地上人。つまりは俺らの事だ」
この時、幸助の今まで積み重ねてきた常識が音を立てて崩れた。
「常識が崩れた顔をしているな?まあ、そういう顔はするよな。ゲームだと、魔族は魔物とほぼ同じような存在だからな。それにその事を全く女神アモーラは説明してくれないしな」
確かにこの世界に来る前の説明に魔族も人類の1種なんて説明聞いてはいない。説明しなかったのは俺らに魔族と戦う事を躊躇させない為なのか!
「・・・つまり、女神アモーラは魔族と地上人との戦争に平等に接しなければいけないのに、地上人に肩入れしているってわけですか?」
「そうだ。神には神なりのルールがあってな、そのルールの1つが」
「生きとし生きる者全てに平等の愛を・・・ですよね?」
「良く知ってるな、少年。その通りだ。だけど、どうしても女神アモーラは地上人に勝ってほしかった。しかし、直接人類に力を与えるのはルールに反している。この世界の自分の信者に恩恵として力を与えてもルール違反。だから、ワンクッションおいて地上人に力を貸す事にした。そのワンクッションこそが」
「拙者達、異世界人というわけだな。つまりは拙者達はあの女の私情で殺されたというわけか・・・!!」
「そういう事だ」
蘭丸の刀を柄を握る手が震える。額には青筋が浮き出ており、怒り狂う1歩手前である。幸助も怒りで我を忘れてしまいそうになったが、深呼吸をして心を落ち着かせた。
「だけど、どうしてアモーラは地上人に肩入れするんです?魔族も同じ人類なのに・・・」
「それなんですが、私分かった気がします」
「流石、ラコルト様。どうか俺達に教えてください」
「神は人の信仰心によって力を増すと言いましたよね?アモーラ様は魔族の侵略により、自分の信仰者が減る事によって自分の力が弱くなる事を恐れているようです。しかも、魔族にはアモーラ教信者が少ないんでしょう」
成程、今女神アモーラの腹の中がはっきりと見えたような気がする。真っ黒だ。そして、目標が今の会話ではっきりと決まった。
「女神アモーラを最高神から引きずり落とす。どんな手を使ってもな・・・」
「う・・・うぅ・・・!」
昨日の事が中々思い出せない。俺は何をしていた?
「あ!起きた!店主が起きた!!」
坊主の声が聞こえてくる。体を起き上がらせて坊主を見る。どうやらいつの間にか朝になっていたようだ。
「おはよう・・・すまないが、記憶が無いんだが教えてくれないか?」
「・・・そうですよね。おんなに暴れたんですから。記憶が無くても仕方がないですよね?」
何?暴れた?昨日俺は暴れたのか?そういえば、棚に並んでいる酒が少なくなっているし、床から様々な酒の匂いが漂っている。暴れ酒ではなかったはずだが。
俺は昨日の夜の出来事を幸助から詳しく聞いた。成る程、女神アモーラの仕業か。あのクソ女神め・・・どれだけ人を苦しめれば気が済むんだ。
「昨日の事を聞いても全く思い出せないが、迷惑をかけたようだな。すまなかった坊主」
「いえ、そんな。謝らないで下さいよ!店主のせいじゃありませんし!!それに、謝るのは俺の方です。俺、店主を助ける為に勝手なことを─────」
「勝手なこと?何をしたんだ?」
「・・・実はあまりにも苦しんでいたので、勝手にアモーラ教から棄教させてしまいまして・・・」
「棄教?なーんだ、棄教か!もっと重要な事をやらかしたと思ったよ・・・・・・え?今、なんて言った?」
「貴方をアモーラ教から棄教させました」
棄教?アモーラ教から棄教?つまり俺はアモーラ教徒じゃなかったという事か?あの頭痛のようなアモーラの声を聞かなくて良いということか?そういえば、起きてから10分経つのに全くアモーラの声が聞こえてこない。こんな朝は何年振りだろうか?
服を脱いで、右肩を確認する。右肩にはアモーラ教徒を象徴するタトゥーのような紋章は刻まれていなかった。まっさらな色白な肌が広がっていた。懐かしき素肌を見て、愛おしくなってしまったのか、小動物の頭を撫でるように右肩を優しく撫でた。
「店主・・・泣いてるんですか?」
「・・・え?泣いているのか?俺が?」
坊主に指摘されて指で目元を擦る。すると、透明の液体が付着した。嬉し涙だ。解放された事があまりにも嬉しくて俺は嬉し涙を流していたんだ。
「坊主、お前が解放してくれたのか?」
「は、はい。すみません・・・」
頭を下げる坊主に近づき、俺は抱きしめた。
「ありがとう・・・本当にありがとう・・・」
実に何年振りだろう。心の底から嬉しくて涙が込み上げてきたのは。
★
~更に十数分後~
幸助に続いて蘭丸とラコルトも目醒めて店主と顔を合わせる。2人も店主の穏やかな顔を見て安心したようだ。
「3人共、感謝する。お陰でアモーラの呪縛から解放された。これで毎日聞いていたアモーラの声を聞かずにすんだよ」
「良くなったようで何よりだ・・・ところでお主は何故、アモーラにあのような仕打ちを受けていたのだ?」
「・・・もう、言っても天罰は下らないよな?」
「はい。既にアモーラ様との繋がりは消えていますのでどうぞご安心を」
「なら、話そう。俺はこの世界に転移されてから数年経った頃、真実の神に出会ったんだ」
信者に真偽を見抜く力を与えるという、この世界の裁判に携わる者全員が義務つけられている神の名前だ。
「真実の神は気まぐれで私に真実を教えてくれた。俺の異世界転移が仕組まれたものである事を」
「「えっ・・・」」
話の雲行きが急に怪しくなる。幸助と蘭丸は敵もいないのに身構えた。
「坊主、俺は病気を患って死んでこの世界に来たって言ったよな?あの病気な、アモーラが意図的に付与されたものなんだよ」
「嘘でしょ!?何でそんな事を・・・?」
いきなり明かされた真実に幸助は驚きを隠せないようだ。
「この世界に転移させられる前にこの世界はどんな問題を抱えてると言っていた?」
「確か魔族に侵略されそうになってるとかそんな感じだったような・・・」
「その通り。女神アモーラの言う通り、魔族によって支配されかけている。しかし、神々から見たら大した問題ではないんだよ」
「どういう意味です?」
「元いた世界の歴史上でも大陸にコンキスタドールが攻めてきて、その大陸に住む先住民ごと手に入れるって事があっただろう?魔族がやろうとしているのはまさにそれ。ただの侵略に過ぎないんだよ」
「でも、侵略されたら人類は滅びるのでは?」
「人類は滅びない。滅びるのは地上人だけさ」
「地上人?」
「そうか、女神アモーラはその事も話していなかったな。悪いな、知っている体で話して。質問するのも面倒だから話すが、魔族は魔物ではない。れっきとした人類の一種さ。つまりは魔族も神々に愛される対象ってわけ」
「え・・・?」
「そして、太陽と月の下で暮らしているのが地上人。つまりは俺らの事だ」
この時、幸助の今まで積み重ねてきた常識が音を立てて崩れた。
「常識が崩れた顔をしているな?まあ、そういう顔はするよな。ゲームだと、魔族は魔物とほぼ同じような存在だからな。それにその事を全く女神アモーラは説明してくれないしな」
確かにこの世界に来る前の説明に魔族も人類の1種なんて説明聞いてはいない。説明しなかったのは俺らに魔族と戦う事を躊躇させない為なのか!
「・・・つまり、女神アモーラは魔族と地上人との戦争に平等に接しなければいけないのに、地上人に肩入れしているってわけですか?」
「そうだ。神には神なりのルールがあってな、そのルールの1つが」
「生きとし生きる者全てに平等の愛を・・・ですよね?」
「良く知ってるな、少年。その通りだ。だけど、どうしても女神アモーラは地上人に勝ってほしかった。しかし、直接人類に力を与えるのはルールに反している。この世界の自分の信者に恩恵として力を与えてもルール違反。だから、ワンクッションおいて地上人に力を貸す事にした。そのワンクッションこそが」
「拙者達、異世界人というわけだな。つまりは拙者達はあの女の私情で殺されたというわけか・・・!!」
「そういう事だ」
蘭丸の刀を柄を握る手が震える。額には青筋が浮き出ており、怒り狂う1歩手前である。幸助も怒りで我を忘れてしまいそうになったが、深呼吸をして心を落ち着かせた。
「だけど、どうしてアモーラは地上人に肩入れするんです?魔族も同じ人類なのに・・・」
「それなんですが、私分かった気がします」
「流石、ラコルト様。どうか俺達に教えてください」
「神は人の信仰心によって力を増すと言いましたよね?アモーラ様は魔族の侵略により、自分の信仰者が減る事によって自分の力が弱くなる事を恐れているようです。しかも、魔族にはアモーラ教信者が少ないんでしょう」
成程、今女神アモーラの腹の中がはっきりと見えたような気がする。真っ黒だ。そして、目標が今の会話ではっきりと決まった。
「女神アモーラを最高神から引きずり落とす。どんな手を使ってもな・・・」
13
お気に入りに追加
328
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。

【後日談完結】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長していった。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、そして・・・。
初投稿というか、初作品というか、まともな初執筆品です。
今までこういうものをまともに書いたこともなかったのでいろいろと変なところがあるかもしれませんがご了承ください。
誤字脱字等あれば連絡をお願いします。
感想やレビューをいただけるととてもうれしいです。書くときの参考にさせていただきます。
おもしろかっただけでも励みになります。
2021/6/27 無事に完結しました。
2021/9/10 後日談の追加開始
2022/2/18 後日談完結
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます

ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる