7 / 212
一章 クソみたいな女神とクソみたいな異世界転移
第六話 ギルドに入団!始まる冒険者としての生活
しおりを挟む
険しい道だった。長く厳しい道のりだった。
歩けば魔物に襲われ、夜に眠れば追いはぎの盗賊が襲ってくる。少しでもリュックから目を話したら小動物に携帯食を喰われ、旅終盤には狩りを強いられた。可愛いリスを殺して泣きながら食べたのはこれからいい思い出として残っていくことを期待する。
店主から貰った剣は大いに役に立った。お陰でステゴロでゴブリンと戦う羽目にならなかったし、盗賊からも身を守る事ができた。元冒険者の手入れが施されているからか、剣の切れ味はとても良く、剣術素人の俺でもなんとか魔物を倒す事ができた。
そんな死と隣り合わせの道を歩く事、丸3日!!夕日が沈みゆく中、俺はフラム王国の中心、フラム城の城下町へと辿り着いた。城下町へと到着した俺は思わず、ありきたりな言葉を発してしまう。
「すげぇ・・・」
息苦しく感じる人の群れ、響く金属音に地面を走る車輪音。前世ハマっていた中世ヨーロッパを舞台としたRPGの町そのものだった。ここで転移から5度目の異世界に来た自覚が芽生える。
ぼーっと街並みを眺めていると、一つの大きな建物が目に入る。女神アモーラらしき女性が刻まれた大きな盾の形の看板の着いた小綺麗な建物だ。盾の看板の下にはデカデカとこう書かれている『冒険者ギルド』と。
「早速発見。それじゃあ、行きますか!」
テンションがかなり上がっている幸助は走ってギルドへと向かった。
★
「どうだ!この立派なツノ!!凄いだろ!!一角竜のツノだぜ!!」
「「おおーー!!」」
「どうです?レディ?私のパーティに入りませんか?貴女のような美しい僧侶は是非ともうちの専属僧侶になっていただきたい」
「えへへ~そうですか~では、よろしくお願いしますぅ~」
冒険者ギルドに入った瞬間、耳に入って来たのは数えきれない程の賑やかな会話と酒に酔う男達の叫びだった。どうやらギルドの中には酒場やレストランも設備されているようで、仕事終わりであおう勇ましい男女が酒を飲み、肉や魚を口に運んでいる。
楽しそうな酒場に魅了されていると、ちょいちょいと肩を誰かにつつかれた。正気に戻った俺は後ろをふり向くと後ろに1週間前に林で魔物から助けてくれた少女冒険者が立っていた。頭の特徴的なウサギの耳のように大きな赤いリボンのお陰ですぐに分かった。
「ひっさしぶり~~!元気だった?その様子からして元気そうだけど!!」
「うん!そっちこそ!元気そうだね!改めてあの時は助けてくれてありがとう!!お陰で今があると言っても過言じゃないよ!」
「えへへ~そう?私もしかして凄い良い事しちゃった?やったぁ!!」
ぴょんぴょん跳ねて喜ぶ女冒険者。見ているこちらも元気が出る。
「ここに来たって事はギルドに入団しに来たんだよね?それならこっちだよ!!」
手を引っ張られて連れていかれたのは入口から真っすぐ進んだ先にある受付窓口のような場所。そこにはいかにも仕事ができそうな美人の女性が受付嬢として座っており、突然やって来た俺を暖かな笑顔で迎え入れてくれた。
「受付嬢さん!この子、ギルドに入りたいんだって!!」
「はい、ではこちらに貴方のお名前と出身、その他の詳細をご記入してください」
受付嬢が取り出したのはガサガサの質の悪い羊皮紙。これも店主から聞いた話だが、フラム王国にはまだ木で作る紙の技術が無いらしい。
文字は日本語ではないが、女神に直接脳に言語をダウンロードしてもらったお陰で書く事はできる。身長や体重を書く欄もあるのか。年齢は18で誕生日は2月14日。身長は確か175センチだったか?それでいて体重は末期癌の時は45キロまで落ちていたけど、今の体は健康だった頃と同じだから、地球にいた頃と同じ63キロと書いておこう。さて、最大の難点である出身地だが、何て書こうか・・・。
「受付嬢さん!この人、転移者なんだって!!」
悩んでいた所、横にいた少女冒険者が大声で申告してしまった。『転移者』と聞いて静まり返る酒場の冒険者達、始まるひそひそ話。やはり転移者は珍しいのだろうか?
「転移者の方ですか!かしこまりました。では、出身地の欄には転移前に住んでいた国をご記入下さい」
一方の受付嬢さんは職歴が長いのか驚く姿を見せず、適切な対応をしてくれた。転移前の国で良いならと俺は出身地に『日本』とフラム語で記入した。
「あの、名前とか出身地とか書くのは分かるんですが、何で身長と体重?」
「依頼主の方の中には冒険者の詳細を要求する人がいるんです。その為の身長体重ですね。あと、緊急でパーティを組みたい他の冒険者の方に詳細として閲覧してもらう為です」
確かに俺も指名依頼するなら、相手の詳細は知っておきたいかもしれない。中世でまだ技術も未発達だというのにシステムがかなりしっかりとしている。
「・・・はい!登録完了です!貴方はこれでこのギルドの一員です!頑張って依頼をこなして下さい!」
「はい・・・!って、入団料金とかは取られないんですか?」
「はい!取りません!その代わりとして命の保証ができませんから!!」
物騒な事を満面の笑みで言ってくる受付嬢さんがとても怖い。何ならそこらへんの魔物より怖いかもしれない。
「では、次にこちらのカードに貴方の血を一滴垂らして下さい。このカードの名前は『ステータスカード』、貴方の身体能力や技術の高さを数字として表記してくれます」
「えっ、すご・・・」
「因みに私はレベル4だよ!凄いでしょ!!」
少女冒険者はそう言って俺に自分のステータスカードを見せてくれる。レベル、体力、魔力、筋力、俊敏、耐久、頭脳と書かれており、文字の横には数字が表記されている。これは果たして技術なのか?それとも魔法なのか?
『魔法です』
説明ありがとうメガミサマ。そして3日ぶり。あともう喋らないでくれ耳障りだから。
女神を適当にあしらいながら渡された裁縫針で人差し指を刺し、出てきた血を垂らすと、真っ赤な血が一瞬で羊皮紙のカードに染み込み、文字の横に数字を表記した。レベルの文字の横には1と表記された。
「ふむふむ・・・レベルは当然ながら1、体力と筋力と耐久が平均より高めで、俊敏と頭脳が平均的で、魔力が低めですか・・・はい!分かりました!ではこれにて入団申し込みを終了させていただきます!お疲れ様でした!!」
「やったね!これで君も冒険者だね!コウスケ!!」
「うん!これからよろしくね。えっと・・・名前そういえば聞いて無かったね」
「そう言えばそうだね!私ったらバカだなーー!私の名前はアンリ・ラパン!!男の子みたいな名前だけど、れっきとした女の子だからよろしく!!」
「ああ、よろしくアンリ!」
こうして俺の冒険者としての人生が始まった。ついに自由な人生のスタートである。
歩けば魔物に襲われ、夜に眠れば追いはぎの盗賊が襲ってくる。少しでもリュックから目を話したら小動物に携帯食を喰われ、旅終盤には狩りを強いられた。可愛いリスを殺して泣きながら食べたのはこれからいい思い出として残っていくことを期待する。
店主から貰った剣は大いに役に立った。お陰でステゴロでゴブリンと戦う羽目にならなかったし、盗賊からも身を守る事ができた。元冒険者の手入れが施されているからか、剣の切れ味はとても良く、剣術素人の俺でもなんとか魔物を倒す事ができた。
そんな死と隣り合わせの道を歩く事、丸3日!!夕日が沈みゆく中、俺はフラム王国の中心、フラム城の城下町へと辿り着いた。城下町へと到着した俺は思わず、ありきたりな言葉を発してしまう。
「すげぇ・・・」
息苦しく感じる人の群れ、響く金属音に地面を走る車輪音。前世ハマっていた中世ヨーロッパを舞台としたRPGの町そのものだった。ここで転移から5度目の異世界に来た自覚が芽生える。
ぼーっと街並みを眺めていると、一つの大きな建物が目に入る。女神アモーラらしき女性が刻まれた大きな盾の形の看板の着いた小綺麗な建物だ。盾の看板の下にはデカデカとこう書かれている『冒険者ギルド』と。
「早速発見。それじゃあ、行きますか!」
テンションがかなり上がっている幸助は走ってギルドへと向かった。
★
「どうだ!この立派なツノ!!凄いだろ!!一角竜のツノだぜ!!」
「「おおーー!!」」
「どうです?レディ?私のパーティに入りませんか?貴女のような美しい僧侶は是非ともうちの専属僧侶になっていただきたい」
「えへへ~そうですか~では、よろしくお願いしますぅ~」
冒険者ギルドに入った瞬間、耳に入って来たのは数えきれない程の賑やかな会話と酒に酔う男達の叫びだった。どうやらギルドの中には酒場やレストランも設備されているようで、仕事終わりであおう勇ましい男女が酒を飲み、肉や魚を口に運んでいる。
楽しそうな酒場に魅了されていると、ちょいちょいと肩を誰かにつつかれた。正気に戻った俺は後ろをふり向くと後ろに1週間前に林で魔物から助けてくれた少女冒険者が立っていた。頭の特徴的なウサギの耳のように大きな赤いリボンのお陰ですぐに分かった。
「ひっさしぶり~~!元気だった?その様子からして元気そうだけど!!」
「うん!そっちこそ!元気そうだね!改めてあの時は助けてくれてありがとう!!お陰で今があると言っても過言じゃないよ!」
「えへへ~そう?私もしかして凄い良い事しちゃった?やったぁ!!」
ぴょんぴょん跳ねて喜ぶ女冒険者。見ているこちらも元気が出る。
「ここに来たって事はギルドに入団しに来たんだよね?それならこっちだよ!!」
手を引っ張られて連れていかれたのは入口から真っすぐ進んだ先にある受付窓口のような場所。そこにはいかにも仕事ができそうな美人の女性が受付嬢として座っており、突然やって来た俺を暖かな笑顔で迎え入れてくれた。
「受付嬢さん!この子、ギルドに入りたいんだって!!」
「はい、ではこちらに貴方のお名前と出身、その他の詳細をご記入してください」
受付嬢が取り出したのはガサガサの質の悪い羊皮紙。これも店主から聞いた話だが、フラム王国にはまだ木で作る紙の技術が無いらしい。
文字は日本語ではないが、女神に直接脳に言語をダウンロードしてもらったお陰で書く事はできる。身長や体重を書く欄もあるのか。年齢は18で誕生日は2月14日。身長は確か175センチだったか?それでいて体重は末期癌の時は45キロまで落ちていたけど、今の体は健康だった頃と同じだから、地球にいた頃と同じ63キロと書いておこう。さて、最大の難点である出身地だが、何て書こうか・・・。
「受付嬢さん!この人、転移者なんだって!!」
悩んでいた所、横にいた少女冒険者が大声で申告してしまった。『転移者』と聞いて静まり返る酒場の冒険者達、始まるひそひそ話。やはり転移者は珍しいのだろうか?
「転移者の方ですか!かしこまりました。では、出身地の欄には転移前に住んでいた国をご記入下さい」
一方の受付嬢さんは職歴が長いのか驚く姿を見せず、適切な対応をしてくれた。転移前の国で良いならと俺は出身地に『日本』とフラム語で記入した。
「あの、名前とか出身地とか書くのは分かるんですが、何で身長と体重?」
「依頼主の方の中には冒険者の詳細を要求する人がいるんです。その為の身長体重ですね。あと、緊急でパーティを組みたい他の冒険者の方に詳細として閲覧してもらう為です」
確かに俺も指名依頼するなら、相手の詳細は知っておきたいかもしれない。中世でまだ技術も未発達だというのにシステムがかなりしっかりとしている。
「・・・はい!登録完了です!貴方はこれでこのギルドの一員です!頑張って依頼をこなして下さい!」
「はい・・・!って、入団料金とかは取られないんですか?」
「はい!取りません!その代わりとして命の保証ができませんから!!」
物騒な事を満面の笑みで言ってくる受付嬢さんがとても怖い。何ならそこらへんの魔物より怖いかもしれない。
「では、次にこちらのカードに貴方の血を一滴垂らして下さい。このカードの名前は『ステータスカード』、貴方の身体能力や技術の高さを数字として表記してくれます」
「えっ、すご・・・」
「因みに私はレベル4だよ!凄いでしょ!!」
少女冒険者はそう言って俺に自分のステータスカードを見せてくれる。レベル、体力、魔力、筋力、俊敏、耐久、頭脳と書かれており、文字の横には数字が表記されている。これは果たして技術なのか?それとも魔法なのか?
『魔法です』
説明ありがとうメガミサマ。そして3日ぶり。あともう喋らないでくれ耳障りだから。
女神を適当にあしらいながら渡された裁縫針で人差し指を刺し、出てきた血を垂らすと、真っ赤な血が一瞬で羊皮紙のカードに染み込み、文字の横に数字を表記した。レベルの文字の横には1と表記された。
「ふむふむ・・・レベルは当然ながら1、体力と筋力と耐久が平均より高めで、俊敏と頭脳が平均的で、魔力が低めですか・・・はい!分かりました!ではこれにて入団申し込みを終了させていただきます!お疲れ様でした!!」
「やったね!これで君も冒険者だね!コウスケ!!」
「うん!これからよろしくね。えっと・・・名前そういえば聞いて無かったね」
「そう言えばそうだね!私ったらバカだなーー!私の名前はアンリ・ラパン!!男の子みたいな名前だけど、れっきとした女の子だからよろしく!!」
「ああ、よろしくアンリ!」
こうして俺の冒険者としての人生が始まった。ついに自由な人生のスタートである。
23
お気に入りに追加
328
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。

【後日談完結】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長していった。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、そして・・・。
初投稿というか、初作品というか、まともな初執筆品です。
今までこういうものをまともに書いたこともなかったのでいろいろと変なところがあるかもしれませんがご了承ください。
誤字脱字等あれば連絡をお願いします。
感想やレビューをいただけるととてもうれしいです。書くときの参考にさせていただきます。
おもしろかっただけでも励みになります。
2021/6/27 無事に完結しました。
2021/9/10 後日談の追加開始
2022/2/18 後日談完結
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
スキル【僕だけの農場】はチートでした~辺境領地を世界で一番住みやすい国にします~
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
旧題:スキル【僕だけの農場】はチートでした なのでお父様の領地を改造していきます!!
僕は異世界転生してしまう
大好きな農場ゲームで、やっと大好きな女の子と結婚まで行ったら過労で死んでしまった
仕事とゲームで過労になってしまったようだ
とても可哀そうだと神様が僕だけの農場というスキル、チートを授けてくれた
転生先は貴族と恵まれていると思ったら砂漠と海の領地で作物も育たないダメな領地だった
住民はとてもいい人達で両親もいい人、僕はこの領地をチートの力で一番にしてみせる
◇
HOTランキング一位獲得!
皆さま本当にありがとうございます!
無事に書籍化となり絶賛発売中です
よかったら手に取っていただけると嬉しいです
これからも日々勉強していきたいと思います
◇
僕だけの農場二巻発売ということで少しだけウィンたちが前へと進むこととなりました
毎日投稿とはいきませんが少しずつ進んでいきます

ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる