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3章 極悪囚人更生施設サルフル鉱山
73話 サルフル鉱山に来てから3日が経ったが・・・
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俺がサルフル鉱山にて雇われてから3日が経過した。
この時点で既に60本はつるはしを作っている。このままのペースでいけば100本まで軽々と到達してしまうだろう。
仕事が早く終わる事は良い事だ。しかし、俺の目的はあくまで光鉱石を見つける事。金稼ぎではない。
このままだとまずいと思っているが、変にペースを落とすと兵士達から怪しまれる。なので、つるはし作り以外の仕事とこなすことに決めた。
リバー・バーチュの時のようにつるはしの修理は勿論、兵士達の武器の修理まで行った。
囚人管理に剣や槍は必要なのか?と聞いた所、たまに洞窟を掘り当てる事があり、その洞窟が魔物の住み着く洞窟である例が少なからずあるらしい。
なので、戦闘用の武器と、防御用の防具が必要なのだとか。
「洞窟でも満足に震えるように刀身は短くしてくれないか?天井にひっかかるからな」
「相当玄人だな、5年前の戦争にも参加してただろ?」
「良く分かったな!その通り!だけど、上司に嫌われちまったせいで採掘場送りだ。マジで腹が煮えくり返りそうだぜ・・・!!」
ここの兵士達はだいぶ血気盛んで野蛮だ。しかし、野蛮な人間との付き合いはギルド時代に散々行ってきたので慣れている。大した問題にはならない。
そして、肝心の光鉱石なのだが、全員知らぬ存ぜぬの一点張り。しかし、ただの一点張りではない。
嘘をつく上手さは人によって差がある。監視役の兵士達の中には勿論のように嘘を付くのが下手くそな奴がいた。
光鉱石の話をすると、面白いくらい動揺し、目を逸らすヤツがいた。そいつの反応を見て光鉱石は存在しているのだと確信。更に────
「光鉱石はレアなのかだって?そりゃあ、鉄と比べたらレアかもしれねぇが、そこまで珍しい鉱石じゃねぇぞ」
パァラから光鉱石の新たな情報を入手。これで、仮に盗んだとしても量で盗んだ事がバレる事はない。本心を言うと、正式な方法で入手・・・監視長にお願いしてもらいたいわけなのだが、こんなにも秘密にしているという事は、そもそも貰う事も出来ないだろう。
「ほら、出来たぞ」
「あんがとよ。銀貨1枚で良いんだっけ?」
「その程度ならな」
兵士に直した剣を返してつるはし作成に再び勤しんでいると、地面がぐらぐらと揺れ始めた。地震だ。それもかなり大きい。
「火山はこの近くになかったはずだが?」
「違う。今のは多分アイツだな」
パァラは既に見当が付いているようだ。
「おい、ルッタとマーサ。外に出るぞ。多分、とんでもない事になってっから」
パァラに促され、俺とルッタは小屋を出て、採掘場の方へと向かった。
この時点で既に60本はつるはしを作っている。このままのペースでいけば100本まで軽々と到達してしまうだろう。
仕事が早く終わる事は良い事だ。しかし、俺の目的はあくまで光鉱石を見つける事。金稼ぎではない。
このままだとまずいと思っているが、変にペースを落とすと兵士達から怪しまれる。なので、つるはし作り以外の仕事とこなすことに決めた。
リバー・バーチュの時のようにつるはしの修理は勿論、兵士達の武器の修理まで行った。
囚人管理に剣や槍は必要なのか?と聞いた所、たまに洞窟を掘り当てる事があり、その洞窟が魔物の住み着く洞窟である例が少なからずあるらしい。
なので、戦闘用の武器と、防御用の防具が必要なのだとか。
「洞窟でも満足に震えるように刀身は短くしてくれないか?天井にひっかかるからな」
「相当玄人だな、5年前の戦争にも参加してただろ?」
「良く分かったな!その通り!だけど、上司に嫌われちまったせいで採掘場送りだ。マジで腹が煮えくり返りそうだぜ・・・!!」
ここの兵士達はだいぶ血気盛んで野蛮だ。しかし、野蛮な人間との付き合いはギルド時代に散々行ってきたので慣れている。大した問題にはならない。
そして、肝心の光鉱石なのだが、全員知らぬ存ぜぬの一点張り。しかし、ただの一点張りではない。
嘘をつく上手さは人によって差がある。監視役の兵士達の中には勿論のように嘘を付くのが下手くそな奴がいた。
光鉱石の話をすると、面白いくらい動揺し、目を逸らすヤツがいた。そいつの反応を見て光鉱石は存在しているのだと確信。更に────
「光鉱石はレアなのかだって?そりゃあ、鉄と比べたらレアかもしれねぇが、そこまで珍しい鉱石じゃねぇぞ」
パァラから光鉱石の新たな情報を入手。これで、仮に盗んだとしても量で盗んだ事がバレる事はない。本心を言うと、正式な方法で入手・・・監視長にお願いしてもらいたいわけなのだが、こんなにも秘密にしているという事は、そもそも貰う事も出来ないだろう。
「ほら、出来たぞ」
「あんがとよ。銀貨1枚で良いんだっけ?」
「その程度ならな」
兵士に直した剣を返してつるはし作成に再び勤しんでいると、地面がぐらぐらと揺れ始めた。地震だ。それもかなり大きい。
「火山はこの近くになかったはずだが?」
「違う。今のは多分アイツだな」
パァラは既に見当が付いているようだ。
「おい、ルッタとマーサ。外に出るぞ。多分、とんでもない事になってっから」
パァラに促され、俺とルッタは小屋を出て、採掘場の方へと向かった。
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