17 / 28
17 自己紹介
しおりを挟む
「ラザート伯爵当主に叙任されましたルイナス・ラザート、十四歳です。好きな食べ物は甘いもの、嫌いな食べ物は苦いもの。好きなことは魔法の試行改良と身体を動かすこと、苦手なことはじっとしていることですわ。目標は指輪の理想の姿になることと領民がラザート領の暮らしを最高だと思うような領にすることです!」
少しだけ痩せたけど未だオーク令嬢こと私ルイナス・オリジール改めルイナス・ラザートの自己紹介が終わると、ぱちぱちと拍手と共に私も、俺も頑張ります!と聞こえました。
嬉しいですね。
王都を出て最初の夜営地で私についてきた皆のことを知りたくて自己紹介をしてもらうことにしました。
「ルイナス様、ルイナス様の理想の姿とはどんな姿なのですか?指輪の理想の姿とは?」
「あぁ、あなた達には見せていませんでしたね。」
と私は魔法具を発動させました。
任命式の時の姿になる。
「「「わああ。」」」
「「「おおお。」」」
「綺麗……」
「綺麗です!」
「幻影の魔法具ですか?」
「ええ、自動調整も付いた魔法具です。今の姿ではなくもっと太った姿、痩せた姿にも変えることができます。」
実際に姿を変えて、また理想の姿に戻します。
「これの凄いところは着けている者の成れる範囲で幻影を作ることができるのです!だからさっさの姿にも今のこの姿にも努力次第で成れるのです!」
「わああ。」
「すごーい!」
「ルイナス様が今の姿になったら完璧じゃないですか!」
「ルイナス様、その魔法具はどこで手に入りますか?」
「ごめんなさい、お母様が着けていた物で先日お父様に頂いた物ですの。お父様に聞いてみますね。」
「いえ、わかりましたら教えてください。」
「少し貸すだけなら、自己紹介が終わったら貸しますよ?」
「ありがとうございます!」
令嬢達に自己紹介が終わったら貸し出すことにしました。
「リティーナ侯爵家元次期当主ヴァルディス、十四歳です。」
将来イケメンを約束された黒髪黒い瞳の一六五くらいの身長、学力魔法は学園一位、運動十位以内、リティーナ家歴代最高になるかもと言われている男の子。
「「「元?!」」」
「はい。弟に渡してきました。現当主も納得しています。えっーと好きな食べ物はカレー、嫌いな食べ物はグリンピース。」
「かれーってどんな食べ物ですか?」
私は驚き、私とリティーナ家以外の方が首を傾げる。
「あー、そっか。カレーは沢山の種類の香辛料を組み合わせて使った食べ物ですよ。カレー粉も香辛料の種も持ってきていますので、今度食べましょう。」
カレー!?こんな近くにあったか?!私が叫び、カレーの記憶、カレーは美味しい食べ物と理解しました。
「じゃあ次の夜営の時食べましょう!いいですよね?!」
「わ、わかりました。用意しておきます。」
ヴァルディス様が指示を出して自己紹介を続けます。
「好きなことはアーシャ観察、アーシャといることと料理、苦手なことは一人でいることですかね。」
「ヴァルディス様は本当にアシャルーナ様を愛しているのですね。」
「羨ましいですわ。」
「は、恥ずかしいです。」
「いつものアーシャも好きですが、この様に時々恥じらうアーシャが可愛くて可愛くて、とっても幸せな気分になれます。」
「確かに。」
「可愛いですねー。」
「もう!やめてくださいな!」
みんなの結論、ヴァルディス様はアシャルーナ嬢が超大好き、アシャルーナ嬢は可愛い。
顔を赤く染めるアシャルーナ嬢が次に自己紹介をします。
「ナジリオ侯爵家次女アシャルーナと申します。十四歳です。好きな食べ物は、ヴァーデ様のお作りなったクッキー、です。」
微笑ましげに見られていることに気が付いたアシャルーナ嬢は顔をさらに赤くし、最後の方は声が小さくなっていきました。
「聞こえませんよ、アーシャ。」
わかってて言ってるヴァルディス様はSっ気なんだと確信しました。
「は、い。嫌いな食べ物はトマトです。好きなことは、ヴァーデ様やルイナス様達といることです。苦手なことは運動全般です。ルイナス様と共に歩きたく、そして恩返しをするためについてきました。」
見た目お嬢様令嬢、金髪のダブルドリルと少しつり目の金の瞳、ヴァルディス様と同じくらいの身長、胸やや大きい。
苦手なことは運動全般と言いながら学力魔法運動も上位です。
真っ直ぐな良い感情に慣れていなくて照れたり恥ずかしがってしまう女の子。
婚約者ヴァルディス様とはとっても良好な関係である。
はい!
最後までヴァルディス様とみんなの暖かい視線に負けず、よく言えました!
恩返しなんていいのに、でも、ありがとう!
少しだけ痩せたけど未だオーク令嬢こと私ルイナス・オリジール改めルイナス・ラザートの自己紹介が終わると、ぱちぱちと拍手と共に私も、俺も頑張ります!と聞こえました。
嬉しいですね。
王都を出て最初の夜営地で私についてきた皆のことを知りたくて自己紹介をしてもらうことにしました。
「ルイナス様、ルイナス様の理想の姿とはどんな姿なのですか?指輪の理想の姿とは?」
「あぁ、あなた達には見せていませんでしたね。」
と私は魔法具を発動させました。
任命式の時の姿になる。
「「「わああ。」」」
「「「おおお。」」」
「綺麗……」
「綺麗です!」
「幻影の魔法具ですか?」
「ええ、自動調整も付いた魔法具です。今の姿ではなくもっと太った姿、痩せた姿にも変えることができます。」
実際に姿を変えて、また理想の姿に戻します。
「これの凄いところは着けている者の成れる範囲で幻影を作ることができるのです!だからさっさの姿にも今のこの姿にも努力次第で成れるのです!」
「わああ。」
「すごーい!」
「ルイナス様が今の姿になったら完璧じゃないですか!」
「ルイナス様、その魔法具はどこで手に入りますか?」
「ごめんなさい、お母様が着けていた物で先日お父様に頂いた物ですの。お父様に聞いてみますね。」
「いえ、わかりましたら教えてください。」
「少し貸すだけなら、自己紹介が終わったら貸しますよ?」
「ありがとうございます!」
令嬢達に自己紹介が終わったら貸し出すことにしました。
「リティーナ侯爵家元次期当主ヴァルディス、十四歳です。」
将来イケメンを約束された黒髪黒い瞳の一六五くらいの身長、学力魔法は学園一位、運動十位以内、リティーナ家歴代最高になるかもと言われている男の子。
「「「元?!」」」
「はい。弟に渡してきました。現当主も納得しています。えっーと好きな食べ物はカレー、嫌いな食べ物はグリンピース。」
「かれーってどんな食べ物ですか?」
私は驚き、私とリティーナ家以外の方が首を傾げる。
「あー、そっか。カレーは沢山の種類の香辛料を組み合わせて使った食べ物ですよ。カレー粉も香辛料の種も持ってきていますので、今度食べましょう。」
カレー!?こんな近くにあったか?!私が叫び、カレーの記憶、カレーは美味しい食べ物と理解しました。
「じゃあ次の夜営の時食べましょう!いいですよね?!」
「わ、わかりました。用意しておきます。」
ヴァルディス様が指示を出して自己紹介を続けます。
「好きなことはアーシャ観察、アーシャといることと料理、苦手なことは一人でいることですかね。」
「ヴァルディス様は本当にアシャルーナ様を愛しているのですね。」
「羨ましいですわ。」
「は、恥ずかしいです。」
「いつものアーシャも好きですが、この様に時々恥じらうアーシャが可愛くて可愛くて、とっても幸せな気分になれます。」
「確かに。」
「可愛いですねー。」
「もう!やめてくださいな!」
みんなの結論、ヴァルディス様はアシャルーナ嬢が超大好き、アシャルーナ嬢は可愛い。
顔を赤く染めるアシャルーナ嬢が次に自己紹介をします。
「ナジリオ侯爵家次女アシャルーナと申します。十四歳です。好きな食べ物は、ヴァーデ様のお作りなったクッキー、です。」
微笑ましげに見られていることに気が付いたアシャルーナ嬢は顔をさらに赤くし、最後の方は声が小さくなっていきました。
「聞こえませんよ、アーシャ。」
わかってて言ってるヴァルディス様はSっ気なんだと確信しました。
「は、い。嫌いな食べ物はトマトです。好きなことは、ヴァーデ様やルイナス様達といることです。苦手なことは運動全般です。ルイナス様と共に歩きたく、そして恩返しをするためについてきました。」
見た目お嬢様令嬢、金髪のダブルドリルと少しつり目の金の瞳、ヴァルディス様と同じくらいの身長、胸やや大きい。
苦手なことは運動全般と言いながら学力魔法運動も上位です。
真っ直ぐな良い感情に慣れていなくて照れたり恥ずかしがってしまう女の子。
婚約者ヴァルディス様とはとっても良好な関係である。
はい!
最後までヴァルディス様とみんなの暖かい視線に負けず、よく言えました!
恩返しなんていいのに、でも、ありがとう!
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
風ノ旅人
東 村長
ファンタジー
風の神の寵愛『風の加護』を持った少年『ソラ』は、突然家から居なくなってしまった母の『フーシャ』を探しに旅に出る。文化も暮らす種族も違う、色んな国々を巡り、個性的な人達との『出会いと別れ』を繰り返して、世界を旅していく——
これは、主人公である『ソラ』の旅路を記す物語。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【連載版】異世界に転生した少女は異世界を満喫する
naturalsoft
恋愛
読書様からの要望により、短編からの連載版になります。
短編では描き切れ無かった細かい所を記載していきたいと思います。
短編と少し設定が変わっている所がありますがご了承下さい
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
ふと目が覚めると赤ちゃんになっていた。Why?私を覗き込む金髪美人のお母さんを見て、あ、異世界転生だ!と気付いた私でした。前世ではラノベを読みまくった知識を生かして、魔力?を限界まで使えば総量が増えるはず!
よし、魔力チートを目指してエンジョイするぞ♪
これは神様にあった記憶もない楽天家な少女が前世の知識で異世界を満喫する話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる