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17 自己紹介
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「ラザート伯爵当主に叙任されましたルイナス・ラザート、十四歳です。好きな食べ物は甘いもの、嫌いな食べ物は苦いもの。好きなことは魔法の試行改良と身体を動かすこと、苦手なことはじっとしていることですわ。目標は指輪の理想の姿になることと領民がラザート領の暮らしを最高だと思うような領にすることです!」
少しだけ痩せたけど未だオーク令嬢こと私ルイナス・オリジール改めルイナス・ラザートの自己紹介が終わると、ぱちぱちと拍手と共に私も、俺も頑張ります!と聞こえました。
嬉しいですね。
王都を出て最初の夜営地で私についてきた皆のことを知りたくて自己紹介をしてもらうことにしました。
「ルイナス様、ルイナス様の理想の姿とはどんな姿なのですか?指輪の理想の姿とは?」
「あぁ、あなた達には見せていませんでしたね。」
と私は魔法具を発動させました。
任命式の時の姿になる。
「「「わああ。」」」
「「「おおお。」」」
「綺麗……」
「綺麗です!」
「幻影の魔法具ですか?」
「ええ、自動調整も付いた魔法具です。今の姿ではなくもっと太った姿、痩せた姿にも変えることができます。」
実際に姿を変えて、また理想の姿に戻します。
「これの凄いところは着けている者の成れる範囲で幻影を作ることができるのです!だからさっさの姿にも今のこの姿にも努力次第で成れるのです!」
「わああ。」
「すごーい!」
「ルイナス様が今の姿になったら完璧じゃないですか!」
「ルイナス様、その魔法具はどこで手に入りますか?」
「ごめんなさい、お母様が着けていた物で先日お父様に頂いた物ですの。お父様に聞いてみますね。」
「いえ、わかりましたら教えてください。」
「少し貸すだけなら、自己紹介が終わったら貸しますよ?」
「ありがとうございます!」
令嬢達に自己紹介が終わったら貸し出すことにしました。
「リティーナ侯爵家元次期当主ヴァルディス、十四歳です。」
将来イケメンを約束された黒髪黒い瞳の一六五くらいの身長、学力魔法は学園一位、運動十位以内、リティーナ家歴代最高になるかもと言われている男の子。
「「「元?!」」」
「はい。弟に渡してきました。現当主も納得しています。えっーと好きな食べ物はカレー、嫌いな食べ物はグリンピース。」
「かれーってどんな食べ物ですか?」
私は驚き、私とリティーナ家以外の方が首を傾げる。
「あー、そっか。カレーは沢山の種類の香辛料を組み合わせて使った食べ物ですよ。カレー粉も香辛料の種も持ってきていますので、今度食べましょう。」
カレー!?こんな近くにあったか?!私が叫び、カレーの記憶、カレーは美味しい食べ物と理解しました。
「じゃあ次の夜営の時食べましょう!いいですよね?!」
「わ、わかりました。用意しておきます。」
ヴァルディス様が指示を出して自己紹介を続けます。
「好きなことはアーシャ観察、アーシャといることと料理、苦手なことは一人でいることですかね。」
「ヴァルディス様は本当にアシャルーナ様を愛しているのですね。」
「羨ましいですわ。」
「は、恥ずかしいです。」
「いつものアーシャも好きですが、この様に時々恥じらうアーシャが可愛くて可愛くて、とっても幸せな気分になれます。」
「確かに。」
「可愛いですねー。」
「もう!やめてくださいな!」
みんなの結論、ヴァルディス様はアシャルーナ嬢が超大好き、アシャルーナ嬢は可愛い。
顔を赤く染めるアシャルーナ嬢が次に自己紹介をします。
「ナジリオ侯爵家次女アシャルーナと申します。十四歳です。好きな食べ物は、ヴァーデ様のお作りなったクッキー、です。」
微笑ましげに見られていることに気が付いたアシャルーナ嬢は顔をさらに赤くし、最後の方は声が小さくなっていきました。
「聞こえませんよ、アーシャ。」
わかってて言ってるヴァルディス様はSっ気なんだと確信しました。
「は、い。嫌いな食べ物はトマトです。好きなことは、ヴァーデ様やルイナス様達といることです。苦手なことは運動全般です。ルイナス様と共に歩きたく、そして恩返しをするためについてきました。」
見た目お嬢様令嬢、金髪のダブルドリルと少しつり目の金の瞳、ヴァルディス様と同じくらいの身長、胸やや大きい。
苦手なことは運動全般と言いながら学力魔法運動も上位です。
真っ直ぐな良い感情に慣れていなくて照れたり恥ずかしがってしまう女の子。
婚約者ヴァルディス様とはとっても良好な関係である。
はい!
最後までヴァルディス様とみんなの暖かい視線に負けず、よく言えました!
恩返しなんていいのに、でも、ありがとう!
少しだけ痩せたけど未だオーク令嬢こと私ルイナス・オリジール改めルイナス・ラザートの自己紹介が終わると、ぱちぱちと拍手と共に私も、俺も頑張ります!と聞こえました。
嬉しいですね。
王都を出て最初の夜営地で私についてきた皆のことを知りたくて自己紹介をしてもらうことにしました。
「ルイナス様、ルイナス様の理想の姿とはどんな姿なのですか?指輪の理想の姿とは?」
「あぁ、あなた達には見せていませんでしたね。」
と私は魔法具を発動させました。
任命式の時の姿になる。
「「「わああ。」」」
「「「おおお。」」」
「綺麗……」
「綺麗です!」
「幻影の魔法具ですか?」
「ええ、自動調整も付いた魔法具です。今の姿ではなくもっと太った姿、痩せた姿にも変えることができます。」
実際に姿を変えて、また理想の姿に戻します。
「これの凄いところは着けている者の成れる範囲で幻影を作ることができるのです!だからさっさの姿にも今のこの姿にも努力次第で成れるのです!」
「わああ。」
「すごーい!」
「ルイナス様が今の姿になったら完璧じゃないですか!」
「ルイナス様、その魔法具はどこで手に入りますか?」
「ごめんなさい、お母様が着けていた物で先日お父様に頂いた物ですの。お父様に聞いてみますね。」
「いえ、わかりましたら教えてください。」
「少し貸すだけなら、自己紹介が終わったら貸しますよ?」
「ありがとうございます!」
令嬢達に自己紹介が終わったら貸し出すことにしました。
「リティーナ侯爵家元次期当主ヴァルディス、十四歳です。」
将来イケメンを約束された黒髪黒い瞳の一六五くらいの身長、学力魔法は学園一位、運動十位以内、リティーナ家歴代最高になるかもと言われている男の子。
「「「元?!」」」
「はい。弟に渡してきました。現当主も納得しています。えっーと好きな食べ物はカレー、嫌いな食べ物はグリンピース。」
「かれーってどんな食べ物ですか?」
私は驚き、私とリティーナ家以外の方が首を傾げる。
「あー、そっか。カレーは沢山の種類の香辛料を組み合わせて使った食べ物ですよ。カレー粉も香辛料の種も持ってきていますので、今度食べましょう。」
カレー!?こんな近くにあったか?!私が叫び、カレーの記憶、カレーは美味しい食べ物と理解しました。
「じゃあ次の夜営の時食べましょう!いいですよね?!」
「わ、わかりました。用意しておきます。」
ヴァルディス様が指示を出して自己紹介を続けます。
「好きなことはアーシャ観察、アーシャといることと料理、苦手なことは一人でいることですかね。」
「ヴァルディス様は本当にアシャルーナ様を愛しているのですね。」
「羨ましいですわ。」
「は、恥ずかしいです。」
「いつものアーシャも好きですが、この様に時々恥じらうアーシャが可愛くて可愛くて、とっても幸せな気分になれます。」
「確かに。」
「可愛いですねー。」
「もう!やめてくださいな!」
みんなの結論、ヴァルディス様はアシャルーナ嬢が超大好き、アシャルーナ嬢は可愛い。
顔を赤く染めるアシャルーナ嬢が次に自己紹介をします。
「ナジリオ侯爵家次女アシャルーナと申します。十四歳です。好きな食べ物は、ヴァーデ様のお作りなったクッキー、です。」
微笑ましげに見られていることに気が付いたアシャルーナ嬢は顔をさらに赤くし、最後の方は声が小さくなっていきました。
「聞こえませんよ、アーシャ。」
わかってて言ってるヴァルディス様はSっ気なんだと確信しました。
「は、い。嫌いな食べ物はトマトです。好きなことは、ヴァーデ様やルイナス様達といることです。苦手なことは運動全般です。ルイナス様と共に歩きたく、そして恩返しをするためについてきました。」
見た目お嬢様令嬢、金髪のダブルドリルと少しつり目の金の瞳、ヴァルディス様と同じくらいの身長、胸やや大きい。
苦手なことは運動全般と言いながら学力魔法運動も上位です。
真っ直ぐな良い感情に慣れていなくて照れたり恥ずかしがってしまう女の子。
婚約者ヴァルディス様とはとっても良好な関係である。
はい!
最後までヴァルディス様とみんなの暖かい視線に負けず、よく言えました!
恩返しなんていいのに、でも、ありがとう!
応援ありがとうございます!
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