11 / 28
11 私達は知っている。
しおりを挟む
私達は彼女、ルイナス様が殿下のために沢山のことに時間を費やしていたのを知っている。
俺は彼女、ルイナスお嬢様が男でも辛い訓練を殿下のためにと騎士達と一緒に訓練していたのを知っている。
私達は後悔している。
あの日から変わっていく彼女を少しずつ変わっていく彼女を支えられなかったことを後悔している。
ルイナス様から手紙が届いた。
読んだ私達は婚約破棄直前のルイナス様とは違うと思った。
ルイナス様が、あの頃のルイナス様が戻ってきたんじゃないかと思った。
そして、ルイナス様に魔の森の開拓せよと王命が出されたと聞いた。
私達は今度こそ支えるのだ!ルイナス様について行くのだ!守るのだ!と決意した。
私達はまずお母様を味方につけ、お父様を説得しました。
渋々許可を出してくれた。
お父様大好き!と抱き付いておく。
最後かもしれないから……
次に学園に休学届けを出しました。
心に傷がとか言ったらすんなりと通りました。
少し拍子抜けです。
まぁ、本当は傷ついてなんていませんけど……
だが心は燃えている。
彼らへの憤怒とルイナス様を支え守るという心が燃え上がっています。
あとルイナス様が悲しんでいないか泣いていないか心配しています。
一ヶ月ぶりに会ったルイナス様は少し痩せていました。
落ち込んで痩せてしまったのかと心配しましたが、そうではなさそうでした。
ほっと一安心しました。
その日は同行の許可をもらえなかった。
落ち着いて考えてと言われました。
一日でも一週間でもこの先ずっと考えてもルイナス様に同行するという意志は変わりませんのに。
話し合いの結果、翌日お父様達と共にオルジール邸へ向かいました。
会議室に呼ばれ、そこにはオルジール家の騎士や魔法士達がいました。
私達と同じ気持ちで同行したいと決意している人達でした。
本人ではないのですが、うるっと来てしまいました、けど、その後ルイナス様に驚愕の情報を教えられて、引っ込んでしまいました。
一族の秘伝ともえいる貴重な情報をルイナス様から伝えられて、歓喜しました。
出発まで残りわずか。
夜だけではなく訓練した後の休憩代わりに行い、毎日二回行うようにしました。
それを出発日まで続けました。
俺は王命を聞いた夜に親父にルイナス様についていく!と言った。
怒鳴られ殴られ反対されると思っていた。
あっさりと賛成してもらった。
嬉しかった……
が、翌日には特別訓練が待っていた。
普段の数倍の量、負荷のある訓練をいつもと同じ時間で終わらせろ!と団長直々に俺達に言った。
できるわけねーだろ!と内心で叫んだ。
でも、次の言葉で叫ぶ暇がなくなった。
できなかったら俺達がお嬢様についていく!と団長、古参の騎士達が俺達と同じ訓練をし始めた。
俺がついていくんだ!と追いかけようとしたが、騎士は冷静ではなくてはいけないという教えを思い出す。
惑わされては駄目だと深呼吸し自分のペースで、しかし、必死に訓練をこなした。
時間ぎりぎりで終わった後立っていれなくて倒れた。
団長達は余裕そうだった。
負けられねぇと強く思ったが、限界が来て意識を落とした。
朝起きたら自室で寝ていた。五日でどうにか自分で家に帰り寝れるようになった。
数日後、他言無用だと言われ魔力量増加の訓練を教えられた。
出発まで続けた。
親父に頭をがしがしと撫でられルイナス様をしっかり守れよと、母親にはぎゅっと抱き締められ自分も大切にねと言われた。
ルイナス様も領民も自分自身も守り通すと誓った。
俺は彼女、ルイナスお嬢様が男でも辛い訓練を殿下のためにと騎士達と一緒に訓練していたのを知っている。
私達は後悔している。
あの日から変わっていく彼女を少しずつ変わっていく彼女を支えられなかったことを後悔している。
ルイナス様から手紙が届いた。
読んだ私達は婚約破棄直前のルイナス様とは違うと思った。
ルイナス様が、あの頃のルイナス様が戻ってきたんじゃないかと思った。
そして、ルイナス様に魔の森の開拓せよと王命が出されたと聞いた。
私達は今度こそ支えるのだ!ルイナス様について行くのだ!守るのだ!と決意した。
私達はまずお母様を味方につけ、お父様を説得しました。
渋々許可を出してくれた。
お父様大好き!と抱き付いておく。
最後かもしれないから……
次に学園に休学届けを出しました。
心に傷がとか言ったらすんなりと通りました。
少し拍子抜けです。
まぁ、本当は傷ついてなんていませんけど……
だが心は燃えている。
彼らへの憤怒とルイナス様を支え守るという心が燃え上がっています。
あとルイナス様が悲しんでいないか泣いていないか心配しています。
一ヶ月ぶりに会ったルイナス様は少し痩せていました。
落ち込んで痩せてしまったのかと心配しましたが、そうではなさそうでした。
ほっと一安心しました。
その日は同行の許可をもらえなかった。
落ち着いて考えてと言われました。
一日でも一週間でもこの先ずっと考えてもルイナス様に同行するという意志は変わりませんのに。
話し合いの結果、翌日お父様達と共にオルジール邸へ向かいました。
会議室に呼ばれ、そこにはオルジール家の騎士や魔法士達がいました。
私達と同じ気持ちで同行したいと決意している人達でした。
本人ではないのですが、うるっと来てしまいました、けど、その後ルイナス様に驚愕の情報を教えられて、引っ込んでしまいました。
一族の秘伝ともえいる貴重な情報をルイナス様から伝えられて、歓喜しました。
出発まで残りわずか。
夜だけではなく訓練した後の休憩代わりに行い、毎日二回行うようにしました。
それを出発日まで続けました。
俺は王命を聞いた夜に親父にルイナス様についていく!と言った。
怒鳴られ殴られ反対されると思っていた。
あっさりと賛成してもらった。
嬉しかった……
が、翌日には特別訓練が待っていた。
普段の数倍の量、負荷のある訓練をいつもと同じ時間で終わらせろ!と団長直々に俺達に言った。
できるわけねーだろ!と内心で叫んだ。
でも、次の言葉で叫ぶ暇がなくなった。
できなかったら俺達がお嬢様についていく!と団長、古参の騎士達が俺達と同じ訓練をし始めた。
俺がついていくんだ!と追いかけようとしたが、騎士は冷静ではなくてはいけないという教えを思い出す。
惑わされては駄目だと深呼吸し自分のペースで、しかし、必死に訓練をこなした。
時間ぎりぎりで終わった後立っていれなくて倒れた。
団長達は余裕そうだった。
負けられねぇと強く思ったが、限界が来て意識を落とした。
朝起きたら自室で寝ていた。五日でどうにか自分で家に帰り寝れるようになった。
数日後、他言無用だと言われ魔力量増加の訓練を教えられた。
出発まで続けた。
親父に頭をがしがしと撫でられルイナス様をしっかり守れよと、母親にはぎゅっと抱き締められ自分も大切にねと言われた。
ルイナス様も領民も自分自身も守り通すと誓った。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
異世界転生 我が主のために ~不幸から始まる絶対忠義~ 冒険・戦い・感動を織りなすファンタジー
紫電のチュウニー
ファンタジー
第四部第一章 新大陸開始中。 開始中(初投稿作品)
転生前も、転生後も 俺は不幸だった。
生まれる前は弱視。
生まれ変わり後は盲目。
そんな人生をメルザは救ってくれた。
あいつのためならば 俺はどんなことでもしよう。
あいつの傍にずっといて、この生涯を捧げたい。
苦楽を共にする多くの仲間たち。自分たちだけの領域。
オリジナルの世界観で描く 感動ストーリーをお届けします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる