24 / 24
異世界転移
19
しおりを挟む
ティナよりも早く起きたキョウカとクレアはティナの部屋を出て王宮を散歩していた
「おい」
いきなり呼び止められた二人は恐る恐る振り返ると訓練でもしていたのだろうか上半身裸で剣を腰にぶら下げている男がいた
「お前ら見ない顔だな新しいメイドか?まあいい、取り敢えず水を持ってきてくれないか?」
男が二人をメイドと間違えたのは二人が昨夜ティナにメイド服を着せられたあとそのまま忘れて着っぱなしだったからだ
キョウカも断る理由がないのでコップを創り、その中に魔法で水を入れて渡した
「おお、有り難う
手際のいいメイドだな」
そう言って男はコップを返し歩いていった
二人はその後も王宮をぐるっと一周して部屋に戻るとティナが怖い笑顔で待ち構えていた
「お二人方、私を置いてきぼりにして何処に行っていたんですか?」
「え、いやちょっとそこら辺散歩にでも…」
「ずるいです!しかもその格好で…」
「「え?」」
「いや、メイド服のまんまじゃないですか似合ってるのでいいですけど」
「あー忘れてた」
「ん、さっき話し掛けられたのもメイドと間違えられたのも納得」
「あ、良いこと思い付きました。キョウカさん、クレアさんこのままメイドとして雇われませんか?」
「「………」」
「あ、いや、ダメ元なので断ってくれてもいいですけど」
まあ、ここで断るのが普通なのだろう
だがこの二人は………
「「やる!」」
「え?!」
前の世界でもキョウカはメイドに興味があり、クレアもキョウカの記憶を見ているからメイドに興味があった
「じゃ、じゃあ私はお父様にお二人をメイドとして雇って貰えるようにお願いしてきますからここで待っていてくださいね。」
「はーい」
「ん」
「良かったねキョウカ。あのメイドになれるんだよ!」
「ん!嬉しい」
「あとキョウカ、まだフード被るの?この国獣人が嫌いな人少ないらしいし」
「んー、クレアはどっちいい?」
「私は外したほうがいいかなーキョウカ可愛いし」
「ん、照れる」
キョウカの九つの尻尾がぱたぱたと揺れている
「その尻尾もふらせろー」
「きゃー」
クレアとキョウカのじゃれつきはティナが帰ってくるまで続いた
「おい」
いきなり呼び止められた二人は恐る恐る振り返ると訓練でもしていたのだろうか上半身裸で剣を腰にぶら下げている男がいた
「お前ら見ない顔だな新しいメイドか?まあいい、取り敢えず水を持ってきてくれないか?」
男が二人をメイドと間違えたのは二人が昨夜ティナにメイド服を着せられたあとそのまま忘れて着っぱなしだったからだ
キョウカも断る理由がないのでコップを創り、その中に魔法で水を入れて渡した
「おお、有り難う
手際のいいメイドだな」
そう言って男はコップを返し歩いていった
二人はその後も王宮をぐるっと一周して部屋に戻るとティナが怖い笑顔で待ち構えていた
「お二人方、私を置いてきぼりにして何処に行っていたんですか?」
「え、いやちょっとそこら辺散歩にでも…」
「ずるいです!しかもその格好で…」
「「え?」」
「いや、メイド服のまんまじゃないですか似合ってるのでいいですけど」
「あー忘れてた」
「ん、さっき話し掛けられたのもメイドと間違えられたのも納得」
「あ、良いこと思い付きました。キョウカさん、クレアさんこのままメイドとして雇われませんか?」
「「………」」
「あ、いや、ダメ元なので断ってくれてもいいですけど」
まあ、ここで断るのが普通なのだろう
だがこの二人は………
「「やる!」」
「え?!」
前の世界でもキョウカはメイドに興味があり、クレアもキョウカの記憶を見ているからメイドに興味があった
「じゃ、じゃあ私はお父様にお二人をメイドとして雇って貰えるようにお願いしてきますからここで待っていてくださいね。」
「はーい」
「ん」
「良かったねキョウカ。あのメイドになれるんだよ!」
「ん!嬉しい」
「あとキョウカ、まだフード被るの?この国獣人が嫌いな人少ないらしいし」
「んー、クレアはどっちいい?」
「私は外したほうがいいかなーキョウカ可愛いし」
「ん、照れる」
キョウカの九つの尻尾がぱたぱたと揺れている
「その尻尾もふらせろー」
「きゃー」
クレアとキョウカのじゃれつきはティナが帰ってくるまで続いた
0
お気に入りに追加
37
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
平凡な人生の後は
non
ファンタジー
日本で生まれ、平凡な学生時代、社会人になっても大きな成功や失敗があるわけではなく、80歳で老衰によって平凡すぎる人生の幕を閉じた1人の男が、神様によって転生させられて、平凡とはかけ離れた人生を送るストーリー
初投稿です。よろしくお願いします。
7/10追記
タイトルを詳しく書いた方が読みやすいという方がいたら感想に書いてくれるとありがたいです。
魔女の一撃
花朝 はな
ファンタジー
アストリットは通っていた貴族学校の課外授業で、他国からの侵略者に遭遇する。攻撃を受けようとしたとき、魔女の力に目覚める。
この世界では、魔女は処刑の対象ではなく、敬われ、憧れられる存在だった。
そんな己の力を自覚したアストリットに対し、腹黒国王は父の爵位をあげ、さらに婚約者をあてがう。魔女とはいえ、貴族のアストリットは流されるかの如く、すべてを受け入れなければならなかった。
アストリットは国所属の魔女として嫌が応なしに戦に駆り出され、国防を担っていく。だが、アストリットは今の状況もすべて事前にわかっており、どうすればよいかも知っていた。頭の回転が鈍い押し付けられた婚約者の王弟も、国のためだけに働かせようとした国王も全部捨てて家族と仲の良い人々と共に暮らすために、実績作りに精を出していく。
この作品はなろうとカクヨムにも公開しています。
学年揃って異世界召喚?執行猶予30年貰っても良いですか?
ばふぉりん
ファンタジー
とある卒業式当日の中学生達。それぞれの教室でワイワイ騒いでると突然床が光だし・・・これはまさか!?
そして壇上に綺麗な女性が現れて「これからみなさんには同じスキルをひとつだけ持って、異世界に行ってもらいます。拒否はできません。ただし、一つだけ願いを叶えましょう」と、若干頓珍漢な事を言い、前から順番にクラスメイトの願いを叶えたり却下したりと、ドンドン光に変えていき、遂に僕の番になったので、こう言ってみた。
「30年待ってもらえませんか?」と・・・
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
初めて文章を書くので、色々教えていただければ幸いです!
また、メンタルは絹豆腐並みに柔らかいので、やさしくしてください。
更新はランダムで、別にプロットとかも無いので、その日その場で書いて更新するとおもうのであ、生暖かく見守ってください。
生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる