転生した悪の大魔女ですが、何故か聖女認定されてしまいました

かつて存在し、世界中を恐怖させた大魔女ヴェロニカ。彼女は光の女神に選ばれた勇者と聖女に倒されるが、死に際にある宣言をする。

「千年後、私は必ず蘇る。そして今度こそ世界をめちゃくちゃにしてやる」

 選ばれし二人は答えた。

「ならば自分達も千年後に生まれ変わり、必ずお前をまた倒してみせる」
 
 そして、それから千年後、ヴェロニカは虐待を受けている公女、アリツェへと転生する。前世の記憶を取り戻したヴェロニカがその待遇に我慢出来るはずもなく、魔術を駆使し加害者達へやり返すが、今度は「悪の大魔女の生まれ変わりではないか」と疑いをかけられ魔女裁判にかけられることになってしまった。正体がバレることを覚悟したアリツェだったが、何故か逆に「聖女の生まれ変わりである」と認定されてしまう。正体がバレないよう、邪悪な魔術と呪いを駆使し清らかな聖女を演じるアリツェだったが、前世で自分を倒した勇者である王子と婚約することになってしまい――?

◆ほぼ出落ち。設定はゆるめ。ツンチョロヒロイン×善良天然(?)王子です。
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