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※消えゆく声5※
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それからというもの王子はこれを何度も繰り返した。私の陰核を何度も絶頂へ誘い込んで、てっぺん間近で離される。落ち着くまでは、秘肉や胸を突かれて遊ばれた。
「あと一回だね」
私の下着は身を捩り過ぎて秘部に食い込んで、片肉がはみ出た、もはや下着とは呼べない状態になっていた。
「ゆーりさますき……おねがい、すき、おねがい。だいすきだから……」
脚を開いたまま脱力して口ずさむ。目からは涙、口からは唾液、秘孔からは愛液がだらしなく流れ落ちていた。頭の先から足の先までギリギリの快楽で押し留められ、頭の中では歯痒い感覚をどうにか弾けさせることしか考えられなかった。
「本当?」
王子は棒を落とし、私の元へと歩み寄る。優しく頬に手を添えて尋ねた。それだけで私の身体は震えてしまう。私は小さく頷いた。
「じゃあ、約束できるよね。もう二度とよそ見しちゃだめ。嘘吐いちゃだめ。彼のことを考えちゃだめ」
できる? 王子はそう私に尋ねた。
「……でき、ます」
喘ぎでカラカラになった喉で答えると、王子は満足げに微笑む。私に触れるだけの優しい口付けをする。
顔に掛かっていた髪をそっと払って、涙を拭うと、指でスリスリ私の顔を撫でた。
「次はないよ?」
「……はい」
「じゃあ最後、頑張ろっか」
今度はヌルヌルと絡めるキスをして、そのまま乳頭と陰核を布越しに揉み込んだ。十分固くなった二つは、すぐに甘い痺れを催す。ビリビリと頭を揺らして――
「んっ、んぅぅっ、んぁっ、ゆ、ゆーり、ひゃま……ぁ……」
ピタリと手を止められるも、もう苦しくはなかった。
「よく頑張ったね」そう囁かれ、そのまま指でクロッチをグイッとずらされる。その開放感だけで頭は飛びそうになり、身体が小さく跳ねてしまう。手際良く愛液を塗り付けた指を陰核に擦り付けられたその瞬間――
「はぁぁぁぁっ!!」
三十もの耐えかねた快感が弾け飛び、視界が眩く閃いた。陰核は激しくビクビク痙攣して、身体までも待ち侘びた感覚に悦び震えていた。
「ぁ……はぁ、ゆーりさまっ、ゆーりさまぁ」
うわ言のように何度も訴えれば、「はいはいと」と言いながら王子は後ろに括った手首の紐が解いていった。
散々よがったせいで手首はヒリヒリと痛んでいた。けれどそんなものは気にもせず、私は一心不乱に王子の首元に抱きついた。
「ゆーりさまっ、なかっ、なかにっ」
王子を引き寄せヘコヘコと腰を当てようとする。でも、中々上手く当てられなかった。
そんな私を王子は軽く笑む。
「待って待って、ほら、脱がないと」
ポンポンと頭を撫でられて、身体を離される。それだけで無性に心細くなった。
王子の脱ぐさまを上気しながら眺める。はぁはぁと興奮しきった吐息が漏れていた。
「あ……」
下着が下ろされ、猛々しい肉棹が飛びだす。私は思わず身を乗り出した。
「我慢した分、いっぱい気持ち良くなろうね……」
不敵に笑んだ王子に組み敷かれ、ぬぷっと熱い先が沈み込んだ。
「あぁっ」
早く早くとつい腰が動いてしまう。そんな私を愛おしそうに見つめてくれる王子に、私も身体が熱くなった。
ズズズッと入り込む固いものを、焦れた淫孔は吸い込むように呑み込んでいく。自らも腰を浮かせて王子を導けば、私の中は恍惚の悦びで満たされた。
「しあわせ……」
「ん、じゃあもっと幸せになろうね」
爽やかに笑んだ王子は私の大好きな奥をトントンと突いていく。その度に私は背をのけ反らせて嬌声をあげ、はしたなくも善がり狂っていった。
「あぁっ、き……もちぃ、きもちい、きもちい、んぁっ、あぁぁっ、あぁん!」
「もっと奥に当てようねー」
王子は私の脚を持って上に上げた。膝裏を手で押さえると、固棹で秘孔を激しく突き上げる。
「はぁっ! あぁっ!」
上向きになった孔が奥の丁度良いところへ王子のものを導いていく。肉のぶつかる音と卑猥な水音が、私の心を昂めていった。
「なかっ、なかにっ」
「もう挿れてるよ」困ったように王子は笑う。「まだ何か欲しいの?」
そんな王子の意地悪すらも私の快感を持ち上げる。興奮のしすぎで息すら苦しいのに、私は必死で王子に懇願した。
「いっ……、いつものっ! いつものユーリさまのっ」
「お口でも呑んだのにこっちにも欲しいんだ?」恍惚に笑んだ王子は私を見下ろした。蔑むようなその眼差しが私の身体をゾクゾクと痺れさせる。
「仕方ないなぁ……。じゃあ、いっぱい出すからね。しっかり受け止めてね」
バチンッバチンッと激しく肉が打ち付けられ、荒れた王子の吐息が愛おしくなる。迫り上がる快感と波及していく痺れに身を任せ、膨らんで熱い肉竿の感覚を存分に味わった。
傘の広がった部分が私の淫らな孔を擦り上げ、先は奥の大事なところを突いて乱す。
幸せで、幸せすぎて、全てがどうでも良くなっていく。
ただこの気持ちのいいことを、ずっと王子としていたいと思った――
「すきっ、すきぃ、らひてっ、なかにっ、ゆーりさまぁっ」
「んっ……一緒に、幸せになろうね……」
激しい腰の律動と共に熱い子種が放たれる。脳天からジワジワと鳥肌の立つ感覚に包まれた。
「あ……あぁ……、幸せ……」
うっとりと目を瞑り、生温い心地よさのまま自分の胸を抱き締めた。
「あと一回だね」
私の下着は身を捩り過ぎて秘部に食い込んで、片肉がはみ出た、もはや下着とは呼べない状態になっていた。
「ゆーりさますき……おねがい、すき、おねがい。だいすきだから……」
脚を開いたまま脱力して口ずさむ。目からは涙、口からは唾液、秘孔からは愛液がだらしなく流れ落ちていた。頭の先から足の先までギリギリの快楽で押し留められ、頭の中では歯痒い感覚をどうにか弾けさせることしか考えられなかった。
「本当?」
王子は棒を落とし、私の元へと歩み寄る。優しく頬に手を添えて尋ねた。それだけで私の身体は震えてしまう。私は小さく頷いた。
「じゃあ、約束できるよね。もう二度とよそ見しちゃだめ。嘘吐いちゃだめ。彼のことを考えちゃだめ」
できる? 王子はそう私に尋ねた。
「……でき、ます」
喘ぎでカラカラになった喉で答えると、王子は満足げに微笑む。私に触れるだけの優しい口付けをする。
顔に掛かっていた髪をそっと払って、涙を拭うと、指でスリスリ私の顔を撫でた。
「次はないよ?」
「……はい」
「じゃあ最後、頑張ろっか」
今度はヌルヌルと絡めるキスをして、そのまま乳頭と陰核を布越しに揉み込んだ。十分固くなった二つは、すぐに甘い痺れを催す。ビリビリと頭を揺らして――
「んっ、んぅぅっ、んぁっ、ゆ、ゆーり、ひゃま……ぁ……」
ピタリと手を止められるも、もう苦しくはなかった。
「よく頑張ったね」そう囁かれ、そのまま指でクロッチをグイッとずらされる。その開放感だけで頭は飛びそうになり、身体が小さく跳ねてしまう。手際良く愛液を塗り付けた指を陰核に擦り付けられたその瞬間――
「はぁぁぁぁっ!!」
三十もの耐えかねた快感が弾け飛び、視界が眩く閃いた。陰核は激しくビクビク痙攣して、身体までも待ち侘びた感覚に悦び震えていた。
「ぁ……はぁ、ゆーりさまっ、ゆーりさまぁ」
うわ言のように何度も訴えれば、「はいはいと」と言いながら王子は後ろに括った手首の紐が解いていった。
散々よがったせいで手首はヒリヒリと痛んでいた。けれどそんなものは気にもせず、私は一心不乱に王子の首元に抱きついた。
「ゆーりさまっ、なかっ、なかにっ」
王子を引き寄せヘコヘコと腰を当てようとする。でも、中々上手く当てられなかった。
そんな私を王子は軽く笑む。
「待って待って、ほら、脱がないと」
ポンポンと頭を撫でられて、身体を離される。それだけで無性に心細くなった。
王子の脱ぐさまを上気しながら眺める。はぁはぁと興奮しきった吐息が漏れていた。
「あ……」
下着が下ろされ、猛々しい肉棹が飛びだす。私は思わず身を乗り出した。
「我慢した分、いっぱい気持ち良くなろうね……」
不敵に笑んだ王子に組み敷かれ、ぬぷっと熱い先が沈み込んだ。
「あぁっ」
早く早くとつい腰が動いてしまう。そんな私を愛おしそうに見つめてくれる王子に、私も身体が熱くなった。
ズズズッと入り込む固いものを、焦れた淫孔は吸い込むように呑み込んでいく。自らも腰を浮かせて王子を導けば、私の中は恍惚の悦びで満たされた。
「しあわせ……」
「ん、じゃあもっと幸せになろうね」
爽やかに笑んだ王子は私の大好きな奥をトントンと突いていく。その度に私は背をのけ反らせて嬌声をあげ、はしたなくも善がり狂っていった。
「あぁっ、き……もちぃ、きもちい、きもちい、んぁっ、あぁぁっ、あぁん!」
「もっと奥に当てようねー」
王子は私の脚を持って上に上げた。膝裏を手で押さえると、固棹で秘孔を激しく突き上げる。
「はぁっ! あぁっ!」
上向きになった孔が奥の丁度良いところへ王子のものを導いていく。肉のぶつかる音と卑猥な水音が、私の心を昂めていった。
「なかっ、なかにっ」
「もう挿れてるよ」困ったように王子は笑う。「まだ何か欲しいの?」
そんな王子の意地悪すらも私の快感を持ち上げる。興奮のしすぎで息すら苦しいのに、私は必死で王子に懇願した。
「いっ……、いつものっ! いつものユーリさまのっ」
「お口でも呑んだのにこっちにも欲しいんだ?」恍惚に笑んだ王子は私を見下ろした。蔑むようなその眼差しが私の身体をゾクゾクと痺れさせる。
「仕方ないなぁ……。じゃあ、いっぱい出すからね。しっかり受け止めてね」
バチンッバチンッと激しく肉が打ち付けられ、荒れた王子の吐息が愛おしくなる。迫り上がる快感と波及していく痺れに身を任せ、膨らんで熱い肉竿の感覚を存分に味わった。
傘の広がった部分が私の淫らな孔を擦り上げ、先は奥の大事なところを突いて乱す。
幸せで、幸せすぎて、全てがどうでも良くなっていく。
ただこの気持ちのいいことを、ずっと王子としていたいと思った――
「すきっ、すきぃ、らひてっ、なかにっ、ゆーりさまぁっ」
「んっ……一緒に、幸せになろうね……」
激しい腰の律動と共に熱い子種が放たれる。脳天からジワジワと鳥肌の立つ感覚に包まれた。
「あ……あぁ……、幸せ……」
うっとりと目を瞑り、生温い心地よさのまま自分の胸を抱き締めた。
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