43 / 76
王子の思い出7
しおりを挟む
「⁉︎ な、何故君がここに……?」
驚くイルヴィスの視界の端っこには、湖を隔てた暗がりに僅かに光る小さな輝きが映り込んだ。
こんな悪趣味な観察を自分に向けるのは、イルヴィスの知る限りただ一人。
イルヴィスは、目の前のミラがジルの企てによってそこにいるのだと理解する。
しかし、そんな考察を重ねている間に暗闇で、ミラの狙いはただのひとつだけだった。
曰く――根本的排除。
ミラはイルヴィスに駆け寄って――
「――なっ⁉︎」
イルヴィスが手にしていた真偽の望眼を掻っ攫った。
「なにを!」
声を張るイルヴィスに、ミラは気にせず振りかぶる。
そして――
「こんなものは、いりません!」
暗く沈む湖に向け、力いっぱいに特位魔導具を投げ捨てた。
「き、君は! あれの価値を……力を、知っているのか⁉︎」
珍しくイルヴィスの語勢は強かった。
自分の唯一の望みを、それを叶える宝具を、目の前で投げ捨てられたが故だ。
それも、中々手に入ってはくれなかった最愛の人物にだから尚更だ。
けれど、ミラは気圧されてはいなかった。むしろ、張り合うように声を上げて、
「知ってます! ついでにいうと、イルヴィス様がなにをなさろうとしてたのかも聞きました! だから、捨てました。あんなもの、絶対にいらないから!」
叫べばイルヴィスは、一層顔を険しくする。
「どう聞いたのかは知らないが、君自身の不都合は特に……」
「ある! あります! 勝手にきめないで!」
「……。君には悪いが、ジルは少し僕を揶揄うのを趣味としているところがある。だから、君もおそらく乗せられたんだろう。しかし、はっきり断言しよう。この力で君に不都合は――」
イルヴィスは、改めて言い改める。しかし、
「ある! イルヴィス様こそ、私のこと散々見てた癖に、お忘れなんじゃないですか⁉︎」
訴えるミラの言葉にイルヴィスは、制止する。
『見てた』とはどういう意味なのかと、思考が揺らぎを見せていき。当然、表情にも映っていった。
「……は?」
「干魃のこと聞きました」
ミラの言葉に、イルヴィスの胸が重くなっていく。
「……そうか」
「イルヴィス様が昔、気まぐれで考えられた結界術を使用した所為だって」
「……それを知ったのなら、何故ここに? 君や家族を散々苦しめた災害だろう」
もっともイルヴィスにしてみれば、結果としてミラを引き寄せたのだから後悔はしていない。
とはいえ、やり直すのならば、もう少し手っ取り早い方法にすげ変えようとは思っていた。
しかし、そんなイルヴィスの気など知らずして、ミラはその苦労を打ち明ける。
「ほんっとに大変でしたよ。皆ピリピリするし、食糧は減ってくし、暮らしだって物凄く大変でした」
「では……」
「でも、それは私の望んだことでした。っていっても、ほんのいっ時、寂しさ募らせてだったけど……」
ミラの言葉にイルヴィスは、怪訝を露わにする。
なんのことか、分からなかったのだ。
そんな様子にミラもあぁ、やっぱり覚えていないんだと、確信を覚える。
息を大きく吐いてから、ゆっくりと言葉を紡いでいった。
「イルヴィス様は、私の願いを叶えてくれたんでしょう?
それで、魔術解析までして術を編み出しちゃうっていうのが、ちょっと斜め上ですが。貴方が覚えてなくても私は覚えてますよ」
困ったように笑むミラは、記憶に残る思い出をなぞっていく。
か細い糸を手繰り寄せるように、あまりに些細な思い出を。
幼い頃。といっても、もう五つだか六つだかの頃。
私の両親は、仕事に大忙しだった。
今とは真逆の好天に恵まれ続け、ジャガイモからニンジンからその他諸々、大豊作の年が続いていたのだ。
そんな私は、まだ幼かったから。
雨なんか降らなきゃいいのにな、とか思ってしまったのだ。
それがつい、心細くも慣れない茶会なんかに参加中。逃げ隠れた生垣の影で、ボソリと溢してしまったということがあった。
その時の言葉は、誰かに言う為のものではなかった。ただ、寂しさに吐き出せば楽になるかなと、呟いてみたものだった。
けれど、生垣の裏には誰かいたようで――
「……降らないようにしてあげよっか?」
なんて言葉が返ってきた。
またあの子だ、と思った。
声をちゃんと聞いたことはなかったけど、身分違いの茶会の場で、隠れて美味しいジャガイモを食べてる自分についてきてる子がいたのには気が付いていた。
でも、どうせ話も合わないだろうし。なんなら、ジャガイモを寄越せと言われても嫌だしなって、ずっと無視を決め込んでいた。
「そんなのできないくせに……」
突き放した。早くあっちへ行けと思っていた。けれど、その子は身体の端から端まで勇気を振り絞ったみたいに声を出して――
「できる……、できるよ! も、もしできたらその……。ぼっ、僕と――」
「友達になって、って! そう言ったんですよ」
正直、ミラは不安だった。
本当にこんな取るに足らない子供の口約束、それも全然本気になどしていなかった冗談みたいなものを信じてイルヴィスが結界術なんてものを編み出したのか。
けれど、言い終えてイルヴィスは目を見開いた。そして、僅かに唇を震わせて、
「僕は――」
言い掛けて、口を噤んだ。
イルヴィスの中に想いが満ちていく。
何故、結界術の研究なんかに夢中になったのかずっと不思議に思っていた。
ただの気まぐれにしてはマイナーな術法であるし、いくらなんでも子供には難解過ぎるものだったからだ。
けれど、その答えかわやっと見つかったのだ。
忘れていたと言うのが信じられないほど、イルヴィスには大切な思い出だった。
「勿論、だからって本当に雨を降らせなかったのは、たいそうな迷惑行為で悪いことだと思います。でも、貴方は凄い人だから。きっと、ずっと間違えないで生きてきた人だから――」
ミラはイルヴィスを見据えた。
言い聞かせるようにゆっくりと、
「……私は許します。だから」
――死なないでください
そう言い掛けて、ギョッとする。
何故なら、イルヴィスの瞳が潤んでいたからだ。今にも零れ落ちそう涙を目一杯に溜め込んで、それは美しく輝いていた。
驚くイルヴィスの視界の端っこには、湖を隔てた暗がりに僅かに光る小さな輝きが映り込んだ。
こんな悪趣味な観察を自分に向けるのは、イルヴィスの知る限りただ一人。
イルヴィスは、目の前のミラがジルの企てによってそこにいるのだと理解する。
しかし、そんな考察を重ねている間に暗闇で、ミラの狙いはただのひとつだけだった。
曰く――根本的排除。
ミラはイルヴィスに駆け寄って――
「――なっ⁉︎」
イルヴィスが手にしていた真偽の望眼を掻っ攫った。
「なにを!」
声を張るイルヴィスに、ミラは気にせず振りかぶる。
そして――
「こんなものは、いりません!」
暗く沈む湖に向け、力いっぱいに特位魔導具を投げ捨てた。
「き、君は! あれの価値を……力を、知っているのか⁉︎」
珍しくイルヴィスの語勢は強かった。
自分の唯一の望みを、それを叶える宝具を、目の前で投げ捨てられたが故だ。
それも、中々手に入ってはくれなかった最愛の人物にだから尚更だ。
けれど、ミラは気圧されてはいなかった。むしろ、張り合うように声を上げて、
「知ってます! ついでにいうと、イルヴィス様がなにをなさろうとしてたのかも聞きました! だから、捨てました。あんなもの、絶対にいらないから!」
叫べばイルヴィスは、一層顔を険しくする。
「どう聞いたのかは知らないが、君自身の不都合は特に……」
「ある! あります! 勝手にきめないで!」
「……。君には悪いが、ジルは少し僕を揶揄うのを趣味としているところがある。だから、君もおそらく乗せられたんだろう。しかし、はっきり断言しよう。この力で君に不都合は――」
イルヴィスは、改めて言い改める。しかし、
「ある! イルヴィス様こそ、私のこと散々見てた癖に、お忘れなんじゃないですか⁉︎」
訴えるミラの言葉にイルヴィスは、制止する。
『見てた』とはどういう意味なのかと、思考が揺らぎを見せていき。当然、表情にも映っていった。
「……は?」
「干魃のこと聞きました」
ミラの言葉に、イルヴィスの胸が重くなっていく。
「……そうか」
「イルヴィス様が昔、気まぐれで考えられた結界術を使用した所為だって」
「……それを知ったのなら、何故ここに? 君や家族を散々苦しめた災害だろう」
もっともイルヴィスにしてみれば、結果としてミラを引き寄せたのだから後悔はしていない。
とはいえ、やり直すのならば、もう少し手っ取り早い方法にすげ変えようとは思っていた。
しかし、そんなイルヴィスの気など知らずして、ミラはその苦労を打ち明ける。
「ほんっとに大変でしたよ。皆ピリピリするし、食糧は減ってくし、暮らしだって物凄く大変でした」
「では……」
「でも、それは私の望んだことでした。っていっても、ほんのいっ時、寂しさ募らせてだったけど……」
ミラの言葉にイルヴィスは、怪訝を露わにする。
なんのことか、分からなかったのだ。
そんな様子にミラもあぁ、やっぱり覚えていないんだと、確信を覚える。
息を大きく吐いてから、ゆっくりと言葉を紡いでいった。
「イルヴィス様は、私の願いを叶えてくれたんでしょう?
それで、魔術解析までして術を編み出しちゃうっていうのが、ちょっと斜め上ですが。貴方が覚えてなくても私は覚えてますよ」
困ったように笑むミラは、記憶に残る思い出をなぞっていく。
か細い糸を手繰り寄せるように、あまりに些細な思い出を。
幼い頃。といっても、もう五つだか六つだかの頃。
私の両親は、仕事に大忙しだった。
今とは真逆の好天に恵まれ続け、ジャガイモからニンジンからその他諸々、大豊作の年が続いていたのだ。
そんな私は、まだ幼かったから。
雨なんか降らなきゃいいのにな、とか思ってしまったのだ。
それがつい、心細くも慣れない茶会なんかに参加中。逃げ隠れた生垣の影で、ボソリと溢してしまったということがあった。
その時の言葉は、誰かに言う為のものではなかった。ただ、寂しさに吐き出せば楽になるかなと、呟いてみたものだった。
けれど、生垣の裏には誰かいたようで――
「……降らないようにしてあげよっか?」
なんて言葉が返ってきた。
またあの子だ、と思った。
声をちゃんと聞いたことはなかったけど、身分違いの茶会の場で、隠れて美味しいジャガイモを食べてる自分についてきてる子がいたのには気が付いていた。
でも、どうせ話も合わないだろうし。なんなら、ジャガイモを寄越せと言われても嫌だしなって、ずっと無視を決め込んでいた。
「そんなのできないくせに……」
突き放した。早くあっちへ行けと思っていた。けれど、その子は身体の端から端まで勇気を振り絞ったみたいに声を出して――
「できる……、できるよ! も、もしできたらその……。ぼっ、僕と――」
「友達になって、って! そう言ったんですよ」
正直、ミラは不安だった。
本当にこんな取るに足らない子供の口約束、それも全然本気になどしていなかった冗談みたいなものを信じてイルヴィスが結界術なんてものを編み出したのか。
けれど、言い終えてイルヴィスは目を見開いた。そして、僅かに唇を震わせて、
「僕は――」
言い掛けて、口を噤んだ。
イルヴィスの中に想いが満ちていく。
何故、結界術の研究なんかに夢中になったのかずっと不思議に思っていた。
ただの気まぐれにしてはマイナーな術法であるし、いくらなんでも子供には難解過ぎるものだったからだ。
けれど、その答えかわやっと見つかったのだ。
忘れていたと言うのが信じられないほど、イルヴィスには大切な思い出だった。
「勿論、だからって本当に雨を降らせなかったのは、たいそうな迷惑行為で悪いことだと思います。でも、貴方は凄い人だから。きっと、ずっと間違えないで生きてきた人だから――」
ミラはイルヴィスを見据えた。
言い聞かせるようにゆっくりと、
「……私は許します。だから」
――死なないでください
そう言い掛けて、ギョッとする。
何故なら、イルヴィスの瞳が潤んでいたからだ。今にも零れ落ちそう涙を目一杯に溜め込んで、それは美しく輝いていた。
10
お気に入りに追加
1,118
あなたにおすすめの小説
地味女は、変わりたい~告白するために必死で自分磨きをしましたが、相手はありのままの自分をすでに受け入れてくれていました~
石河 翠
恋愛
好きな相手に告白するために、自分磨きを決心した地味で冴えない主人公。彼女は全財産を握りしめ、訪れる女性をすべて美女に変えてきたという噂の美容サロンに向かう。
何とか客として認めてもらった彼女だが、レッスンは修行のような厳しさ。彼女に美を授けてくれる店主はなんとも風変わりな男性で、彼女はなぜかその店主に自分の好きな男性の面影を見てしまう。
少しずつ距離を縮めるふたりだが、彼女は実家からお見合いを受けるようにと指示されていた。告白は、彼女にとって恋に区切りをつけるためのものだったのだ。
そして告白当日。玉砕覚悟で挑んだ彼女は告白の返事を聞くことなく逃走、すると相手が猛ダッシュで追いかけてきて……。
自分に自信のない地味な女性と、容姿が優れすぎているがゆえにひねくれてしまった男性の恋物語。もちろんハッピーエンドです。
この作品は、小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。
モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~
咲桜りおな
恋愛
前世で大好きだった乙女ゲームの世界にモブキャラとして転生した伯爵令嬢のアスチルゼフィラ・ピスケリー。
ヒロインでも悪役令嬢でもないモブキャラだからこそ、推しキャラ達の恋物語を遠くから鑑賞出来る! と楽しみにしていたら、関わりたくないのに何故か悪役令嬢の兄である騎士見習いがやたらと絡んでくる……。
いやいや、物語の当事者になんてなりたくないんです! お願いだから近付かないでぇ!
そんな思いも虚しく愛しの推しは全力でわたしを口説いてくる。おまけにキラキラ王子まで絡んで来て……逃げ場を塞がれてしまったようです。
結構、ところどころでイチャラブしております。
◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆
前作「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」のスピンオフ作品。
この作品だけでもちゃんと楽しんで頂けます。
番外編集もUPしましたので、宜しければご覧下さい。
「小説家になろう」でも公開しています。
破滅ルートを全力で回避したら、攻略対象に溺愛されました
平山和人
恋愛
転生したと気付いた時から、乙女ゲームの世界で破滅ルートを回避するために、攻略対象者との接点を全力で避けていた。
王太子の求婚を全力で辞退し、宰相の息子の売り込みを全力で拒否し、騎士団長の威圧を全力で受け流し、攻略対象に顔さえ見せず、隣国に留学した。
ヒロインと王太子が婚約したと聞いた私はすぐさま帰国し、隠居生活を送ろうと心に決めていた。
しかし、そんな私に転生者だったヒロインが接触してくる。逆ハールートを送るためには私が悪役令嬢である必要があるらしい。
ヒロインはあの手この手で私を陥れようとしてくるが、私はそのたびに回避し続ける。私は無事平穏な生活を送れるのだろうか?
転生したら死亡エンドしかない悪役令嬢だったので、王子との婚約を全力で回避します
真理亜
恋愛
気合いを入れて臨んだ憧れの第二王子とのお茶会。婚約者に選ばれようと我先にと飛び出した私は、将棋倒しに巻き込まれて意識を失う。目が覚めた時には前世の記憶が蘇っていた。そしてこの世界が自分が好きだった小説の世界だと知る。どうやら転生したらしい。しかも死亡エンドしかない悪役令嬢に! これは是が非でも王子との婚約を回避せねば! だけどなんだか知らないけど、いくら断っても王子の方から近寄って来るわ、ヒロインはヒロインで全然攻略しないわでもう大変! 一体なにがどーなってんの!? 長くなって来たんで短編から長編に変更しました。
サラシがちぎれた男装騎士の私、初恋の陛下に【女体化の呪い】だと勘違いされました。
ゆちば
恋愛
ビリビリッ!
「む……、胸がぁぁぁッ!!」
「陛下、声がでかいです!」
◆
フェルナン陛下に密かに想いを寄せる私こと、護衛騎士アルヴァロ。
私は女嫌いの陛下のお傍にいるため、男のフリをしていた。
だがある日、黒魔術師の呪いを防いだ際にサラシがちぎれてしまう。
たわわなたわわの存在が顕になり、絶対絶命の私に陛下がかけた言葉は……。
「【女体化の呪い】だ!」
勘違いした陛下と、今度は男→女になったと偽る私の恋の行き着く先は――?!
勢い強めの3万字ラブコメです。
全18話、5/5の昼には完結します。
他のサイトでも公開しています。
異世界召喚されたけどヤバい国だったので逃げ出したら、イケメン騎士様に溺愛されました
平山和人
恋愛
平凡なOLの清水恭子は異世界に集団召喚されたが、見るからに怪しい匂いがプンプンしていた。
騎士団長のカイトの出引きで国を脱出することになったが、追っ手に追われる逃亡生活が始まった。
そうした生活を続けていくうちに二人は相思相愛の関係となり、やがて結婚を誓い合うのであった。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
異世界細腕奮闘記〜貧乏伯爵家を立て直してみせます!〜
くろねこ
恋愛
気付いたら赤ん坊だった。
いや、ちょっと待て。ここはどこ?
私の顔をニコニコと覗き込んでいるのは、薄い翠の瞳に美しい金髪のご婦人。
マジか、、、てかついに異世界デビューきた!とワクワクしていたのもつかの間。
私の生まれた伯爵家は超貧乏とか、、、こうなったら前世の無駄知識をフル活用して、我が家を成り上げてみせますわ!
だって、このままじゃロクなところに嫁にいけないじゃないの!
前世で独身アラフォーだったミコトが、なんとか頑張って幸せを掴む、、、まで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる