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雨宿り
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「随分濡れてしまったね」
着いた宿は、豪華とは言えないまでも程よい広さで小綺麗な、なんとも落ち着く場所だった。
馬車の乗り降りで、悉く私を雨から庇った王子はびしょ濡れで。シャツはすっかり肌色になってしまっていた。
「す、すいません! すぐに湯を……」
「いや、先に君が浴びてくれ。ジルを先回りさせたので、準備は整っている筈だ」
「でも……」
中々聞き分けのない私を王子がクルリと回す。
背を向けさせられた私は訳が分からなくて「あ、あの?」なんて、しどろもどろで振り向けば、王子は冷え切ったその手で私のドレスを丁寧に解き始めていった。
「う……ぅえ?」
思わず変な声が出た。
な、なんだこの展開……。静かな部屋に二人きり、なんで私脱がされてんだ⁉︎
もしかして、王子ともあればこういう場にも監視の目が……? いや、まさか。
流石の私も、大人な想像へと繋がっていく。雨が染みて冷やした身体が、ボンッと熱くなっていくのを感じた。
「……ぁ、あの」
思ったより情けない声が出る。
一瞬、肘鉄逃亡が頭をよぎったけど、それをグッと堪えた結果の声だった。
「やっぱり、イルヴィス様がお先に……」
「悪いが、生憎メイドは連れていない。ジルも各所に連絡をしているので、手が空いているのは僕だけなんだ。安心して、君の着替えを手伝うだけだから」
「や、そんな! 着替えなら自分で……」
慌てて背に手を伸ばす。けど――
「君の柔軟性じゃ、後ろの締め付けは緩められないだろう?」
言われた通り全然届かなかった。掴み掛けた紐がゆらゆら逃げ回る。
なんで私の柔軟性把握してるんだ!
とはいえ、こんなことをしていては、二人合わせて風邪をひいてしまう。
なので、大切な認識の擦り合わせは後でするとして――
「……あ、ありがとうございます」
取り敢えずは身を任せておくことにした。
あとで、ちゃんと話をするんだから!
そんなわけで、お風呂である。
温かい湯と、拘束なしの普通の入浴である。
王子曰く、ここの浴室には君の体格上抜け出せるところはない、とのことで自由の身であった。
ちなみに、あの後も私は警戒は怠らなかった。万が一にもパーティーみたいなことにならぬよう、冷たく細かく動く手に気を張って、鋭兵の如く背後の気配取りに注力した。
結果、平穏な時間が訪れた。
というか別に、私が意識し過ぎてただけ感はある。
なんせ、王子は背中を緩めたら、紳士的に背中を向けて「なにかあれば呼んでくれ」と、なんとも健全に送り出してくれたのだから。
「……なんか変だ」
ぼんやりと天井を眺めつつ、ポツリと呟いた。
「絶対、なんかされると思った……」
前髪から滴る水滴を眺めつつ、もう一声呟いた。
「…………体調でも悪いのかな」
お湯に口元まで沈め込み、ぼんやりそんなことを思ったする。
頭には、最高と最低をユラユラ揺れる天秤みたいに、不安定な王子の様子が浮かんでいたりして。
それは、嵐の前の静けさみたいに、私の胸にえも言われぬ不安を纏わせたのだった。
着慣れぬバスローブの腰紐をキュッと締め、風呂から出れば、王子は窓際で外を眺めていた。
「あの、ありがとうございました」
邪魔をしないようそっと声を掛けてみる。
すると、ゆっくり向いた王子は何故か夜道に遭遇した狸のように目をまん丸く剥いていた。しかし、そんな表情はすぐにかき消され、今度は困ったような笑みを作り出す。
「早かったね。もっとゆっくりしてて良かったのに」
「い、いや……。イルヴィン様も風邪をひいてしまわれますので」
「そうか、むしろ気を遣わせてしまったかな……。では、僕も浴びてくるよ。ゆっくり過ごしていてくれ」
言いながら、王子は通り過ぎていく。
さっきまで、あれだけ執拗に拘束だのなんだって言ってた人が、今は部屋の窓すらちょっと開けてあったりする。
やっぱりなんか変だ。変だけど……。
掛ける言葉が思いつかなかった。
『大丈夫ですか?』ってちょっとおかしいし。『なにが?』と言われたら、なにも返せない。
かと言って、『なんか変ですよね』とは到底言える仲ではない。
けど――
浴室へと向かう背中に、ちょっと哀愁が漂っているようにも見えたりする。なんだか、いつもは忌避感だらけの王子に対し、今はそんなに感じないというか……。
「あの!」
気が付いたら呼び掛けていた。
「お手伝いしましょうか?」
気が付いたら言っていた。
王子といえば、こちらを向いて固まっていた。
「……なにを?」
確かに!
「え……、ええっと、あのその……」
さっき、王子に言われたからなんとなくで真似しちゃったよ!
「せ、背中…… 」
「――!」
「締め上げとかあれば、緩めますが……」
「……」
「って、はははは……。ないですよねぇ、男性には」
「……ないな。男には」
「で、ですよねぇ! すいません、ちょっとしたジョークでした! ささっ、お身体も冷えているでしょうし、ごゆっくり行ってらしてくださいな」
笑って誤魔化して、手も大きく振る。
全身で誤魔化さなきゃやってられなかった。
「……あ、あぁ。じゃあ、行ってくるよ」
王子、引いてんじゃん!
って、あれ? 意外と笑ってる……のか。
愛想笑いか、呆れ笑いか。そこまでの親しさはない私は分からない。
けれど、振り向きざまには薄ら笑みが見えたような気がした。
だから、「まぁ、いいか」と私は王子を見送った。
そんな数十分後のこと。
私に早かったという割には、猛スピードで王子も風呂から上がってきて。
まだ、ホカホカと蒸気と色気を纏わせる王子はこう言った。
「君にひとつ頼みがある」と。
まぁ、なんか様子もおかしかったし。
私も後で、お金目当てで近づきましたなんてヘビー級爆弾を落とさねばならないわけだから、ここはすんなり素直に頷いた。
「私にできることでしたら……」
言えば、王子はいやに真剣な顔になって――
「今夜は、君を抱きながら眠りたい」
そう言ったのだった。
着いた宿は、豪華とは言えないまでも程よい広さで小綺麗な、なんとも落ち着く場所だった。
馬車の乗り降りで、悉く私を雨から庇った王子はびしょ濡れで。シャツはすっかり肌色になってしまっていた。
「す、すいません! すぐに湯を……」
「いや、先に君が浴びてくれ。ジルを先回りさせたので、準備は整っている筈だ」
「でも……」
中々聞き分けのない私を王子がクルリと回す。
背を向けさせられた私は訳が分からなくて「あ、あの?」なんて、しどろもどろで振り向けば、王子は冷え切ったその手で私のドレスを丁寧に解き始めていった。
「う……ぅえ?」
思わず変な声が出た。
な、なんだこの展開……。静かな部屋に二人きり、なんで私脱がされてんだ⁉︎
もしかして、王子ともあればこういう場にも監視の目が……? いや、まさか。
流石の私も、大人な想像へと繋がっていく。雨が染みて冷やした身体が、ボンッと熱くなっていくのを感じた。
「……ぁ、あの」
思ったより情けない声が出る。
一瞬、肘鉄逃亡が頭をよぎったけど、それをグッと堪えた結果の声だった。
「やっぱり、イルヴィス様がお先に……」
「悪いが、生憎メイドは連れていない。ジルも各所に連絡をしているので、手が空いているのは僕だけなんだ。安心して、君の着替えを手伝うだけだから」
「や、そんな! 着替えなら自分で……」
慌てて背に手を伸ばす。けど――
「君の柔軟性じゃ、後ろの締め付けは緩められないだろう?」
言われた通り全然届かなかった。掴み掛けた紐がゆらゆら逃げ回る。
なんで私の柔軟性把握してるんだ!
とはいえ、こんなことをしていては、二人合わせて風邪をひいてしまう。
なので、大切な認識の擦り合わせは後でするとして――
「……あ、ありがとうございます」
取り敢えずは身を任せておくことにした。
あとで、ちゃんと話をするんだから!
そんなわけで、お風呂である。
温かい湯と、拘束なしの普通の入浴である。
王子曰く、ここの浴室には君の体格上抜け出せるところはない、とのことで自由の身であった。
ちなみに、あの後も私は警戒は怠らなかった。万が一にもパーティーみたいなことにならぬよう、冷たく細かく動く手に気を張って、鋭兵の如く背後の気配取りに注力した。
結果、平穏な時間が訪れた。
というか別に、私が意識し過ぎてただけ感はある。
なんせ、王子は背中を緩めたら、紳士的に背中を向けて「なにかあれば呼んでくれ」と、なんとも健全に送り出してくれたのだから。
「……なんか変だ」
ぼんやりと天井を眺めつつ、ポツリと呟いた。
「絶対、なんかされると思った……」
前髪から滴る水滴を眺めつつ、もう一声呟いた。
「…………体調でも悪いのかな」
お湯に口元まで沈め込み、ぼんやりそんなことを思ったする。
頭には、最高と最低をユラユラ揺れる天秤みたいに、不安定な王子の様子が浮かんでいたりして。
それは、嵐の前の静けさみたいに、私の胸にえも言われぬ不安を纏わせたのだった。
着慣れぬバスローブの腰紐をキュッと締め、風呂から出れば、王子は窓際で外を眺めていた。
「あの、ありがとうございました」
邪魔をしないようそっと声を掛けてみる。
すると、ゆっくり向いた王子は何故か夜道に遭遇した狸のように目をまん丸く剥いていた。しかし、そんな表情はすぐにかき消され、今度は困ったような笑みを作り出す。
「早かったね。もっとゆっくりしてて良かったのに」
「い、いや……。イルヴィン様も風邪をひいてしまわれますので」
「そうか、むしろ気を遣わせてしまったかな……。では、僕も浴びてくるよ。ゆっくり過ごしていてくれ」
言いながら、王子は通り過ぎていく。
さっきまで、あれだけ執拗に拘束だのなんだって言ってた人が、今は部屋の窓すらちょっと開けてあったりする。
やっぱりなんか変だ。変だけど……。
掛ける言葉が思いつかなかった。
『大丈夫ですか?』ってちょっとおかしいし。『なにが?』と言われたら、なにも返せない。
かと言って、『なんか変ですよね』とは到底言える仲ではない。
けど――
浴室へと向かう背中に、ちょっと哀愁が漂っているようにも見えたりする。なんだか、いつもは忌避感だらけの王子に対し、今はそんなに感じないというか……。
「あの!」
気が付いたら呼び掛けていた。
「お手伝いしましょうか?」
気が付いたら言っていた。
王子といえば、こちらを向いて固まっていた。
「……なにを?」
確かに!
「え……、ええっと、あのその……」
さっき、王子に言われたからなんとなくで真似しちゃったよ!
「せ、背中…… 」
「――!」
「締め上げとかあれば、緩めますが……」
「……」
「って、はははは……。ないですよねぇ、男性には」
「……ないな。男には」
「で、ですよねぇ! すいません、ちょっとしたジョークでした! ささっ、お身体も冷えているでしょうし、ごゆっくり行ってらしてくださいな」
笑って誤魔化して、手も大きく振る。
全身で誤魔化さなきゃやってられなかった。
「……あ、あぁ。じゃあ、行ってくるよ」
王子、引いてんじゃん!
って、あれ? 意外と笑ってる……のか。
愛想笑いか、呆れ笑いか。そこまでの親しさはない私は分からない。
けれど、振り向きざまには薄ら笑みが見えたような気がした。
だから、「まぁ、いいか」と私は王子を見送った。
そんな数十分後のこと。
私に早かったという割には、猛スピードで王子も風呂から上がってきて。
まだ、ホカホカと蒸気と色気を纏わせる王子はこう言った。
「君にひとつ頼みがある」と。
まぁ、なんか様子もおかしかったし。
私も後で、お金目当てで近づきましたなんてヘビー級爆弾を落とさねばならないわけだから、ここはすんなり素直に頷いた。
「私にできることでしたら……」
言えば、王子はいやに真剣な顔になって――
「今夜は、君を抱きながら眠りたい」
そう言ったのだった。
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