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初夜オムニバス2・救済の初夜(全然違うお話です!)
新たな出会い
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私――リーシェ・マフレインは、隠れお調子者の小心者なので、タチが悪い。
やってから後悔する、ということが間々あったりするのである。
そんな私は例に漏れず、密入国も約四時間で、良心の呵責に苛まれていた。目の前には、入らなくてもわかるほどに活気に満ち溢れる町並み。
静かな農地――ハウリー伯爵領で生まれ育った私には、盛んな露店街は目に毒だ。一歩踏み入れて仕舞えば、吸い込まれるように戻ってこれない気しかしない。
とは言いつつもら、私の足は着実に町の入り口へと向かって行き。
「おう! 嬢ちゃん、止まってっと轢かれたって文句は言えねえぞ!」
なんて、荷車引いて通り過ぎるおじさんにベチンとお尻を叩かれて、軽くセクハラを味わった拍子にあっさり町への一歩を踏み入れてしまうのだった。
「いらっしゃい~、今朝採れたてのクックチョウの卵だよ! なんと、三パックで千ジェルム! 安くしとくよ~」
「そんなもんより、まずリンゴ! こんな大きなリンゴがぁ~……なんと、十個で千ジェム!」
「ほら見て、このネギ! 太いでしょお~?」
町へ入るや否や、襲ってきたのはまるで戦争のように凄まじい熱気。
頼まれたら断れない上に、こんな人だかりを一人で歩くなんて初めてのことだから。熱心な商売人にいちいち足を止めては、ターゲットが切り替わるのを見計らって、逃げるを繰り返した。
そんなことで、ノロノロと異様なスローペースで進んでいたので、町の中心部にたどり着いた頃にはすっかりお日様が真上に達していた。
謎のモニュメントを囲むように設置されたベンチに腰掛けながら、轟音を鳴らし続けるお腹をぎゅっと押さえ込む。
「お腹すいた……」
思えば昨日、エイベル王子に会う前に朝食を食べたきりなにも食べていない。しかも、その朝食だって、少しでも見目を良くする為に、かなり控えめに食べたから……。
私はハッとして、首をぶんぶん振った。
「ダメだ……、意識すると余計お腹が空いてくる」
振ったせいでクラクラする頭を押さえながら、よしっと気合を入れて立ち上がったところ。
ソバカスが印象的な純朴そうな青年が話し掛けてきた。
「旅人だよね? 大丈夫? さっきからお腹を押さえているみたいだけど……」
「あ……、はい。ちょっとお腹が空いているだけなので、大丈夫ですよ」
年は同じくらいだろうか。身なりは、普段からエイベル王子を始め、貴族の装いに見慣れてしまっているせいで少々見劣るが、それでも露店街にいた多くの人々と比べれば、清潔感溢れる整った印象を与えるものだった。
目利きは得意じゃないけれど、シャツなんかも多分、そこそこ上等の物を身につけている気がする。
うん、なんか信用できそう。
そんなわけで、値踏みするようにジロジロと見つめていた私にすら、人懐っこい笑みを浮かべてくれる青年に、私は少し頼ってみることにした。
「あの、すみません。ひとつお聞きしたいのですが……」
「うん、僕に分かることなら力になるよ」
顔の造形こそ、極めて輝かしいわけではないものの、迷える子羊状態の私にしてみれば、その爽やかな笑みと快い返答は、神を彷彿させる眩さがあった。
そのせいか始めに見た時よりも、青年が些か美青年に見えてしまっていたりして。
そんなはずは……と、目をぐしぐし擦ってから、
「この辺で、壺やら時計やら絨毯やらを換金してくれるお店は知りませんか?」
「換金?」
「はい、訳あって、それらを売ってお金にしたいのです。物自体には、そこそこ自信があります」
まぁ、お祖父ちゃんの物だしね。いくら廃棄寸前だって、辺境伯として貴族社会でも重鎮として居座るお祖父ちゃんならば、持ち物だって相当の物だろう。そんな安直な考えだ。
「ははっ、凄い自信だ。それは、店に出すのが楽しみだね。そういったものを買い取っている店なら何件か知っているから、いいよ、うん。教えてあげるよ。けど、その前に……」
「……?」
青年が浮かべる呆れ混じりの笑みに首を傾げる。すると、顔を少し近づけてきて、
「ちょっと、身なりを整えた方がいいかもね」
「え……? でもこれは、私の手持ちでもかなり上等の……」
前にエイベル王子から贈って貰ったドレスだから、絶対お高いやつのはずなのに……。
はっ! まさか、妾候補に上等品はいらないだろって、廉価品を贈られてた?
それを私は、イベント毎に喜んで身につけていた⁉︎
嘘でしょ……。
人知れず落胆したところで、青年に呼び戻された。
「お――い、本当に大丈夫?」
「あ、はい……」
全然、大丈夫じゃない。なんなら、一度、家へ帰って贈られた品の数々を換金がてら鑑定してもらいたい気分だ。
くそぅ……。
「で、君の身なりの話だけど」
「はい……」
自然と語勢が弱くなる。
「良過ぎるから、良くないんだよ」
「……?」
何言ってんの? といった目で見返すと、呆れ混じりのため息を吐かれてしまう。 「周りを見てごらんよ。君みたいに綺麗なドレスを纏った人なんか一人も歩いていないだろ? それどころか、ほら」
前を向けと手の平で示されて、その通りにすれば、遠巻きにジロジロと私たちを見つめる視線と交わった。
ただし皆、目が合うと各々逸らしていったのだが。
「えっと……、私の格好がそぐわないから?」
言い換えると、場違いだから?
「それもあるけど、ちょっと違う。」
「?」
「皆んな、君をカモにしようとしているのさ」
「カッ……⁉︎」
思わず叫びそうになって、慌てて口を押さえた。そんな私を、青年は困ったように眉尻を下げて見つめた。
「当たり前だよ、こんな場所にそんな上等なドレス。ここで商いをやる奴らなら、すぐに目を光らせるさ。換金だって、『世間知らずのお嬢様』なんてレッテルを貼られて、下を見られるに決まってるよ」
確かにここに来るまで、他の人よりもやたらと声を掛けられるなぁとは思っていたけれど、それはこの田舎から出てきました感丸出しで背負ったフロシキのせいだと思っていた。
けど、違かったんだ……。
問題は、このドレス! ていうか、これ自体はやっぱり上等な物なのか……?
既に情景の対象とは見ていないものの、それでもあらぬ疑いを掛けてしまったことに、ちょっとだけ罪悪感を感じた。
「でも、それならどうすれば……」
「着替えとかはないの?」
私は首を振る。
「じゃあ、取り敢えず、安い服でも買って着替えるしかないか……」
それにも私は首を振る。
とんだハプニングのせいだとは言え、自分の無計画さ、世間知らずさにほとほと嫌気が差す。なんせ私は――
「服を買うお金がない……。ていうか、無一文だから……」
言葉にして、自嘲の笑みが思わず溢れてしまう。
しかし、そんな私にすら青年は優しかった。
「あ――、まぁ、訳ありってやつなのかな? うーん……」
少し悩んでから、
「女の子だし、ちょっと気が引けてたんだけど、僕の部屋に来てみる? ちょうど、妹に贈ろうと思ってた服が置いてあるんだ。それを着ていくといいよ」と。
流石に手厚すぎる厚意に、私は手をブンブン振る。
「いやいや、それだとせっかくの妹さんへのプレゼントが無くなっちゃうから! それに私、何も返せる物がないし!」
「あはは、いいよ、そんな物。こういう時はお互い様だって。それに、プレゼントって言ったって、大した物じゃないからさ。本当に気にしないでよ」
言いながら朗らかな笑みを浮かべる青年に、私はじんわり目頭が熱くなるのを感じた。
こういうのを、聖人って言うんだ……。
そんなことを思いながら、私は青年のぶら下がった手をガシリと握り締める。
「あ、ありがとう! この恩は絶対、必ず返すから!」
「あはは、本当に良いのにな」
なんて言いながら青年は恥ずかしそうに頭をぽりぽりと掻く。そして、じゃあ行こうか、そう言って私の手を引いた。
やってから後悔する、ということが間々あったりするのである。
そんな私は例に漏れず、密入国も約四時間で、良心の呵責に苛まれていた。目の前には、入らなくてもわかるほどに活気に満ち溢れる町並み。
静かな農地――ハウリー伯爵領で生まれ育った私には、盛んな露店街は目に毒だ。一歩踏み入れて仕舞えば、吸い込まれるように戻ってこれない気しかしない。
とは言いつつもら、私の足は着実に町の入り口へと向かって行き。
「おう! 嬢ちゃん、止まってっと轢かれたって文句は言えねえぞ!」
なんて、荷車引いて通り過ぎるおじさんにベチンとお尻を叩かれて、軽くセクハラを味わった拍子にあっさり町への一歩を踏み入れてしまうのだった。
「いらっしゃい~、今朝採れたてのクックチョウの卵だよ! なんと、三パックで千ジェルム! 安くしとくよ~」
「そんなもんより、まずリンゴ! こんな大きなリンゴがぁ~……なんと、十個で千ジェム!」
「ほら見て、このネギ! 太いでしょお~?」
町へ入るや否や、襲ってきたのはまるで戦争のように凄まじい熱気。
頼まれたら断れない上に、こんな人だかりを一人で歩くなんて初めてのことだから。熱心な商売人にいちいち足を止めては、ターゲットが切り替わるのを見計らって、逃げるを繰り返した。
そんなことで、ノロノロと異様なスローペースで進んでいたので、町の中心部にたどり着いた頃にはすっかりお日様が真上に達していた。
謎のモニュメントを囲むように設置されたベンチに腰掛けながら、轟音を鳴らし続けるお腹をぎゅっと押さえ込む。
「お腹すいた……」
思えば昨日、エイベル王子に会う前に朝食を食べたきりなにも食べていない。しかも、その朝食だって、少しでも見目を良くする為に、かなり控えめに食べたから……。
私はハッとして、首をぶんぶん振った。
「ダメだ……、意識すると余計お腹が空いてくる」
振ったせいでクラクラする頭を押さえながら、よしっと気合を入れて立ち上がったところ。
ソバカスが印象的な純朴そうな青年が話し掛けてきた。
「旅人だよね? 大丈夫? さっきからお腹を押さえているみたいだけど……」
「あ……、はい。ちょっとお腹が空いているだけなので、大丈夫ですよ」
年は同じくらいだろうか。身なりは、普段からエイベル王子を始め、貴族の装いに見慣れてしまっているせいで少々見劣るが、それでも露店街にいた多くの人々と比べれば、清潔感溢れる整った印象を与えるものだった。
目利きは得意じゃないけれど、シャツなんかも多分、そこそこ上等の物を身につけている気がする。
うん、なんか信用できそう。
そんなわけで、値踏みするようにジロジロと見つめていた私にすら、人懐っこい笑みを浮かべてくれる青年に、私は少し頼ってみることにした。
「あの、すみません。ひとつお聞きしたいのですが……」
「うん、僕に分かることなら力になるよ」
顔の造形こそ、極めて輝かしいわけではないものの、迷える子羊状態の私にしてみれば、その爽やかな笑みと快い返答は、神を彷彿させる眩さがあった。
そのせいか始めに見た時よりも、青年が些か美青年に見えてしまっていたりして。
そんなはずは……と、目をぐしぐし擦ってから、
「この辺で、壺やら時計やら絨毯やらを換金してくれるお店は知りませんか?」
「換金?」
「はい、訳あって、それらを売ってお金にしたいのです。物自体には、そこそこ自信があります」
まぁ、お祖父ちゃんの物だしね。いくら廃棄寸前だって、辺境伯として貴族社会でも重鎮として居座るお祖父ちゃんならば、持ち物だって相当の物だろう。そんな安直な考えだ。
「ははっ、凄い自信だ。それは、店に出すのが楽しみだね。そういったものを買い取っている店なら何件か知っているから、いいよ、うん。教えてあげるよ。けど、その前に……」
「……?」
青年が浮かべる呆れ混じりの笑みに首を傾げる。すると、顔を少し近づけてきて、
「ちょっと、身なりを整えた方がいいかもね」
「え……? でもこれは、私の手持ちでもかなり上等の……」
前にエイベル王子から贈って貰ったドレスだから、絶対お高いやつのはずなのに……。
はっ! まさか、妾候補に上等品はいらないだろって、廉価品を贈られてた?
それを私は、イベント毎に喜んで身につけていた⁉︎
嘘でしょ……。
人知れず落胆したところで、青年に呼び戻された。
「お――い、本当に大丈夫?」
「あ、はい……」
全然、大丈夫じゃない。なんなら、一度、家へ帰って贈られた品の数々を換金がてら鑑定してもらいたい気分だ。
くそぅ……。
「で、君の身なりの話だけど」
「はい……」
自然と語勢が弱くなる。
「良過ぎるから、良くないんだよ」
「……?」
何言ってんの? といった目で見返すと、呆れ混じりのため息を吐かれてしまう。 「周りを見てごらんよ。君みたいに綺麗なドレスを纏った人なんか一人も歩いていないだろ? それどころか、ほら」
前を向けと手の平で示されて、その通りにすれば、遠巻きにジロジロと私たちを見つめる視線と交わった。
ただし皆、目が合うと各々逸らしていったのだが。
「えっと……、私の格好がそぐわないから?」
言い換えると、場違いだから?
「それもあるけど、ちょっと違う。」
「?」
「皆んな、君をカモにしようとしているのさ」
「カッ……⁉︎」
思わず叫びそうになって、慌てて口を押さえた。そんな私を、青年は困ったように眉尻を下げて見つめた。
「当たり前だよ、こんな場所にそんな上等なドレス。ここで商いをやる奴らなら、すぐに目を光らせるさ。換金だって、『世間知らずのお嬢様』なんてレッテルを貼られて、下を見られるに決まってるよ」
確かにここに来るまで、他の人よりもやたらと声を掛けられるなぁとは思っていたけれど、それはこの田舎から出てきました感丸出しで背負ったフロシキのせいだと思っていた。
けど、違かったんだ……。
問題は、このドレス! ていうか、これ自体はやっぱり上等な物なのか……?
既に情景の対象とは見ていないものの、それでもあらぬ疑いを掛けてしまったことに、ちょっとだけ罪悪感を感じた。
「でも、それならどうすれば……」
「着替えとかはないの?」
私は首を振る。
「じゃあ、取り敢えず、安い服でも買って着替えるしかないか……」
それにも私は首を振る。
とんだハプニングのせいだとは言え、自分の無計画さ、世間知らずさにほとほと嫌気が差す。なんせ私は――
「服を買うお金がない……。ていうか、無一文だから……」
言葉にして、自嘲の笑みが思わず溢れてしまう。
しかし、そんな私にすら青年は優しかった。
「あ――、まぁ、訳ありってやつなのかな? うーん……」
少し悩んでから、
「女の子だし、ちょっと気が引けてたんだけど、僕の部屋に来てみる? ちょうど、妹に贈ろうと思ってた服が置いてあるんだ。それを着ていくといいよ」と。
流石に手厚すぎる厚意に、私は手をブンブン振る。
「いやいや、それだとせっかくの妹さんへのプレゼントが無くなっちゃうから! それに私、何も返せる物がないし!」
「あはは、いいよ、そんな物。こういう時はお互い様だって。それに、プレゼントって言ったって、大した物じゃないからさ。本当に気にしないでよ」
言いながら朗らかな笑みを浮かべる青年に、私はじんわり目頭が熱くなるのを感じた。
こういうのを、聖人って言うんだ……。
そんなことを思いながら、私は青年のぶら下がった手をガシリと握り締める。
「あ、ありがとう! この恩は絶対、必ず返すから!」
「あはは、本当に良いのにな」
なんて言いながら青年は恥ずかしそうに頭をぽりぽりと掻く。そして、じゃあ行こうか、そう言って私の手を引いた。
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