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一話 戻ってこない日常
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夕暮れ時、《ダイアナ》の森のではかれこれ十分以上もゴブリンとライトアーマーを装備した黒髪の青年…エインの戦闘は続いていた。
「はぁはぁ……っ!?」
ゴブリンの鋭い斬撃がエインの喉仏をかすめるが、そこで生まれた一瞬の隙を狙い、ゴブリンの核を刃こぼれが酷い鉄の剣で、なんとか破壊した。
「死んだかと思ったぁ…」
気が抜けたのか、エインはその場に尻餅をついて座り込んでしまった。
だが、息をつく暇もなく…
「ギギャギャッ!!!」
茂みの奥から再びゴブリンが現れた。
「あ~もう!今日は早く帰って久々に店で飯食いたかったのに!とっとと討伐してやる」
エインは剣を抜いて構えるが、戦うだなんて選択肢は一瞬にして消えてしまった。
なぜなら、ゴブリンの後ろには二十匹以上の武装したゴブリンたちが控えていたからだ。
「あ、冗談冗談…」
剣をさやに入れ、エインは引きつった笑みを浮かべながら少しずつ後ろへと下がっていくが、案の定ゴブリン達は見逃すはずもなく…
「ギャギギャギャッー!!!」
ゴブリン達は各々の武器を掲げてエインに襲いかかってきた。
「いやいやいや無理でしょ無理!?」
情けない悲鳴を上げながら、追いかけてくる武装ゴブリンたちを背にして、エインは先ほど討伐していたゴブリンの死骸をちゃっかりと担いで、今日もまた逃走した。
所々街灯はついているが、薄暗い《ダイアナ》の森を一人歩くエインの足取りは、端から見ても分かりやすく重い物だった。
「せっかく支給された回復薬落としちゃったよぉ…」
情けない声を出しながら、回復薬が入っていたバックポーチを悲しげに触る。
そんなエインは、隣から走ってくる白い服を着た男にに気付かず、勢いよく白い服を着た男はエインと衝突したが…エインが一方的に吹っ飛ばされただけだった。
しかも、その衝撃で長年使用していた肩当てが砕けてしまった。
「ぐへっ!?」
その白い服の男はは振り向くこともせず、すぐに走り去ってしまった。
「はぁ…今日は一段とついてないなぁ…」
エインは壊れてしまった肩当てを残念そうに見つめるが、更に不幸は訪れた。
またもや、隣から走ってくる誰かとぶつかった。
「痛っ………くない?」
柔らかくて弾力のある何かに顔が埋められていた。
手で触って確認してみるがスライムではないようだ。
「お~い、人の胸を揉み下すんじゃねぇよ」
胸…?意味を瞬間的に理解したエインはすぐに後退しながら土下座をした。
「すみませんでしたぁぁぁぁ!」
「そこまでしなくても良いよ。第一ぶつかったのはアタシの方だからな」
土下座をやめて声の主の方を見上げると、長い白髪をポニーテールにして、黒いコートを着た、綺麗な碧眼の若い女性だった。
「そういや…さっき真っ白な服着て、アタシみてぇに真っ白な髪してる変なやつ来なかったか?」
あなたもあなたで俺にとっては充分変な人ですよ、などと思いながらもエインは先ほどあったことを彼女に伝える。
「…なるほどな。助かったよ」
ニコッと笑みをエインに向けながら、白い服の男が行った方向へと走り去って行った。
「なんだったんだろ…?」
颯爽と走り去っていく彼女を見送り、今日もギルドへと向かう。
町中のギルドでは、今日も完璧に仕事をこなす受付嬢のリリがいた。
だが、そんな彼女にも悩みはあった。それは…
「鑑定お願いします…」
未だにゴブリンしか倒せない五級冒険者…エインが今日もギルドへやって来た。
「いつになったらゴブリン以外も倒せるようになるんですか?」
「そ、それは~…」
リリからの厳しい言葉にエインが気まずそうに目を泳がせるが、その間に鑑定は終わった。
「銅貨四枚ですね。」
「前より少なくなってませんか???」
「最近増えた新米冒険者たちもあなたみたいにゴブリンを討伐してるんですから…その分価値が下がるのは必然です」
リリはゴブリンの死骸を預かり、報酬の銅貨四枚を探す。
「…お金が欲しいのであればオークやドラゴンを討伐すればいいじゃないですか…」
「だって強いし恐いし俺なんか一瞬で死んじゃいますよ~!」
その言葉と同時に、後ろから軽くデコピンが飛んできた。
「痛っ……何すんだよレナ?」
「チャレンジしても無いのに諦めたら一級冒険者には一生なれないわよ?」
そんなこと言いながら隣にドラゴンの生首を置くのは、エインの幼馴染みで準二級冒険者のレナ・バラックだった。
「あ、リリさん鑑定お願いします!」
ここら辺では珍しい茶髪を肩の位置まで伸ばし、綺麗な栗色の目をしている。
レナは一年前に冒険者になり、現在十六歳だが、剣の才能と自らの持つ炎系魔法で、またたく間に準二級冒険者に上り詰めた天才だ。
エインが、やっぱいつ見てもいいとこの令嬢だと勘違いしてしまいそうなほど可愛いいな、などとレナを見ている間に鑑定は終わったようだ。
「銀貨一枚ですね。…ところで胴体はどこですか?」
「あっ……えっと、そのぉ……焼失しました。」
「…レナさん?今度魔剣を無駄遣いしたら使用許可取り消すって言いましたよね?」
「い、いえ!今回は魔法を使っただけなので…」
「中には自爆系もいて、引火したら爆発するって教えましたよね???」
ドラゴンよりも恐ろしい顔をしたリリさんにレナは睨みつけられ、これには流石のレナも堪えたらしく…
「ごめんなさいごめんなさい!それだけはっ勘弁してください!」
リリは静にブチ切れ、レナは何度も何度も頭を下げる、そんなレナを見てエインが笑う。
エイン、こんな日常がいつまでも続くと思っていた。…その日までは
「はぁはぁ……っ!?」
ゴブリンの鋭い斬撃がエインの喉仏をかすめるが、そこで生まれた一瞬の隙を狙い、ゴブリンの核を刃こぼれが酷い鉄の剣で、なんとか破壊した。
「死んだかと思ったぁ…」
気が抜けたのか、エインはその場に尻餅をついて座り込んでしまった。
だが、息をつく暇もなく…
「ギギャギャッ!!!」
茂みの奥から再びゴブリンが現れた。
「あ~もう!今日は早く帰って久々に店で飯食いたかったのに!とっとと討伐してやる」
エインは剣を抜いて構えるが、戦うだなんて選択肢は一瞬にして消えてしまった。
なぜなら、ゴブリンの後ろには二十匹以上の武装したゴブリンたちが控えていたからだ。
「あ、冗談冗談…」
剣をさやに入れ、エインは引きつった笑みを浮かべながら少しずつ後ろへと下がっていくが、案の定ゴブリン達は見逃すはずもなく…
「ギャギギャギャッー!!!」
ゴブリン達は各々の武器を掲げてエインに襲いかかってきた。
「いやいやいや無理でしょ無理!?」
情けない悲鳴を上げながら、追いかけてくる武装ゴブリンたちを背にして、エインは先ほど討伐していたゴブリンの死骸をちゃっかりと担いで、今日もまた逃走した。
所々街灯はついているが、薄暗い《ダイアナ》の森を一人歩くエインの足取りは、端から見ても分かりやすく重い物だった。
「せっかく支給された回復薬落としちゃったよぉ…」
情けない声を出しながら、回復薬が入っていたバックポーチを悲しげに触る。
そんなエインは、隣から走ってくる白い服を着た男にに気付かず、勢いよく白い服を着た男はエインと衝突したが…エインが一方的に吹っ飛ばされただけだった。
しかも、その衝撃で長年使用していた肩当てが砕けてしまった。
「ぐへっ!?」
その白い服の男はは振り向くこともせず、すぐに走り去ってしまった。
「はぁ…今日は一段とついてないなぁ…」
エインは壊れてしまった肩当てを残念そうに見つめるが、更に不幸は訪れた。
またもや、隣から走ってくる誰かとぶつかった。
「痛っ………くない?」
柔らかくて弾力のある何かに顔が埋められていた。
手で触って確認してみるがスライムではないようだ。
「お~い、人の胸を揉み下すんじゃねぇよ」
胸…?意味を瞬間的に理解したエインはすぐに後退しながら土下座をした。
「すみませんでしたぁぁぁぁ!」
「そこまでしなくても良いよ。第一ぶつかったのはアタシの方だからな」
土下座をやめて声の主の方を見上げると、長い白髪をポニーテールにして、黒いコートを着た、綺麗な碧眼の若い女性だった。
「そういや…さっき真っ白な服着て、アタシみてぇに真っ白な髪してる変なやつ来なかったか?」
あなたもあなたで俺にとっては充分変な人ですよ、などと思いながらもエインは先ほどあったことを彼女に伝える。
「…なるほどな。助かったよ」
ニコッと笑みをエインに向けながら、白い服の男が行った方向へと走り去って行った。
「なんだったんだろ…?」
颯爽と走り去っていく彼女を見送り、今日もギルドへと向かう。
町中のギルドでは、今日も完璧に仕事をこなす受付嬢のリリがいた。
だが、そんな彼女にも悩みはあった。それは…
「鑑定お願いします…」
未だにゴブリンしか倒せない五級冒険者…エインが今日もギルドへやって来た。
「いつになったらゴブリン以外も倒せるようになるんですか?」
「そ、それは~…」
リリからの厳しい言葉にエインが気まずそうに目を泳がせるが、その間に鑑定は終わった。
「銅貨四枚ですね。」
「前より少なくなってませんか???」
「最近増えた新米冒険者たちもあなたみたいにゴブリンを討伐してるんですから…その分価値が下がるのは必然です」
リリはゴブリンの死骸を預かり、報酬の銅貨四枚を探す。
「…お金が欲しいのであればオークやドラゴンを討伐すればいいじゃないですか…」
「だって強いし恐いし俺なんか一瞬で死んじゃいますよ~!」
その言葉と同時に、後ろから軽くデコピンが飛んできた。
「痛っ……何すんだよレナ?」
「チャレンジしても無いのに諦めたら一級冒険者には一生なれないわよ?」
そんなこと言いながら隣にドラゴンの生首を置くのは、エインの幼馴染みで準二級冒険者のレナ・バラックだった。
「あ、リリさん鑑定お願いします!」
ここら辺では珍しい茶髪を肩の位置まで伸ばし、綺麗な栗色の目をしている。
レナは一年前に冒険者になり、現在十六歳だが、剣の才能と自らの持つ炎系魔法で、またたく間に準二級冒険者に上り詰めた天才だ。
エインが、やっぱいつ見てもいいとこの令嬢だと勘違いしてしまいそうなほど可愛いいな、などとレナを見ている間に鑑定は終わったようだ。
「銀貨一枚ですね。…ところで胴体はどこですか?」
「あっ……えっと、そのぉ……焼失しました。」
「…レナさん?今度魔剣を無駄遣いしたら使用許可取り消すって言いましたよね?」
「い、いえ!今回は魔法を使っただけなので…」
「中には自爆系もいて、引火したら爆発するって教えましたよね???」
ドラゴンよりも恐ろしい顔をしたリリさんにレナは睨みつけられ、これには流石のレナも堪えたらしく…
「ごめんなさいごめんなさい!それだけはっ勘弁してください!」
リリは静にブチ切れ、レナは何度も何度も頭を下げる、そんなレナを見てエインが笑う。
エイン、こんな日常がいつまでも続くと思っていた。…その日までは
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