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暗殺者は涙する。
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勇者達と行動を共にして早二日。
一度の野営と何度かの休息の最中も、勇者達は中々決定的な隙を見せてはくれなかった。
正直、勇者と二人きりになれるタイミングがあればそれが一番好ましいのだが……。まぁそう簡単にはいかないだろうから気長に待って、どうしても隙を見せてこなければ街に着いて別れた後に闇討ちでもしよう。
などと考えていたのだが、好機はその日の野営の時に突然やってきて。
「それじゃあ、ルメスとカズラは食べられそうな物を取ってきてくれるか? 俺とノルは一緒に薪を拾ってくるからさ」
「うん、分かった! いっぱい食べ物取ってくるね!」
「そちらもお気を付けて」
そんなこんなで、俺は勇者と二人きりで行動することになった。
「よし、俺達も行くか」
「はい。戦力にはなれないので、ここで沢山お役に立てるよう頑張りますね」
「ははっ、頼もしいなぁ。じゃあ先行するから着いてきてくれ」
「了解です」
出来るだけ警戒心を抱かせないよう口角を上げたまま会話を続けるが、内心ではかなり驚いていた。
……こんなに上手くいくことがあり得るのか……?
無防備に背を向けて俺の前を歩く勇者は、どう見たって警戒しているようには見えない。
……やるなら今しかないだろう。ここを逃せば次はいつチャンスが巡ってくるか分かったものではない。
警鐘を鳴らし続ける己の第六感を抑えつけて、俺は一瞬で勇者の首へと隠しナイフを突き刺した。──筈だった。
「やっと本性を現したか」
突然振り返った勇者の剣に弾かれ、ナイフを放すことはなかったものの手に強い振動が伝わってくる。
なんとか飛び退いたが、一歩遅ければこちらのナイフが折られていただろう。
「……なんだ、やっぱりバレてたのか」
まぁ、そうだろうなぁ。
世界を救うために生まれてきた勇者様が本当にあそこまで警戒心がなかったら大問題だし。というかそもそも二年も生き残れてないだろうし。
全く、何のために普段動かさない表情筋を動かしていたのかと落胆しながら俺はいつも通りの無表情に戻った。
「警戒心を与えないためだったんだろうが、この森の中で武器の一つも持っていないように見せるのは流石にやりすぎだったな」
「……? それでバレたってこと?」
それで怪しんでいたんだとしたら「やっと本性を現したか」なんて確信したような言い方はしないだろう。確証を持つ理由にはあまりにも弱すぎる。
「いや、それだけじゃない。
魔物に追われてるお前の目にはさ、怯えがなかったんだよ。確かに表情こそそう見えるようにはされていたが、命の危機に瀕した時のような目じゃなかった」
「なるほど、つまりはじめからバレてたのか。
……はぁ、本当に表情筋を動かしてたのは無駄だったなぁ」
「いや、流石に本性がそんな無表情だとは思わなかったけどな」
「感情なんて表に出す必要もないし、出したら負けみたいな物だよ。俺の仕事じゃ、ッね?!」
背後から飛ぶようなスピードでやってきた気配に反射的に右へと跳ぶと、先程まで自分がいた場所が少しへこんでいた。
「……賢者じゃないのか……?」
そう。賢者だと思っていた女の拳で、だ。
「失礼ね! これでも賢者ですー!!」
「嘘つけ、普通賢者が戦闘に使うのは魔法が中心だろ──ってわっ!?」
嘘だろ、先の尖った大きめの十字架飛んできたぞ……!?
「あぁ、外してしまいましたか」
「聖者様が十字架を投げるのは赦されるんだ」
「はは、信仰があれば神は全てをお赦しになりますから」
「神なんて信仰してませんって顔してよく言うなこの破戒僧……!」
「失礼なことを言ってくれますね。それに宗教が違うので僧ではないんですが」
十字架を投げつけ続けながら妖しく微笑む男を見て、絶対本当は性格悪いなと思いながら攻撃をナイフで捌きつつも避け続ける。が、そこに勇者の攻撃まで繰り出された。
「ッ、危な……」
もう一本の隠しナイフを取り出して何とか防ぎはしたものの、もう勝機は全くないと言ってもいいだろう。
ここは一旦撤退して──!
そう、思ったその時だった。
「箱庭《バードゲージ》!」
「う、わっ。…………魔法、使えるのか……」
「賢者なんだから当然でしょ! もう!」
突然現れた鳥籠のような物に囚われて、俺は勇者達に敗北を喫した。
……ここまで、か。
まぁ暗殺者は直接対決向けのクラスじゃない上、相手は魔王に勝とうって三人組なんだから元々一気に来られたら勝機は無かったよな……。
■
「それで、俺達を狙った目的は何だ」
「勇者の暗殺」
「その目的は?」
「知らない」
「…………は?」
元々『組織のために!』とかいうご立派な忠誠心もない俺は、負けたのだからという理由で勇者の質問に答えていた。……協力したってことで、せめて死刑じゃなくて無期懲役くらいにはならないかなぁ。
「知らないってどういうことだ?」
「俺は所属してる暗殺組織のトップから命じられた任務を遂行しようとしただけだ。そこに事情を訊く権利も理由もない」
「……雇われて任務を行う身なら、権利がないことはない筈だ。勇者の命を狙ったら死罪が確定することくらいは流石に知っていただろう?」
あぁなんだ、やっぱり箱入りか。
「その権利の所有者はトップであって俺じゃない。
物心つく前に組織に買われて、組織の役に立てなければ処分されてもおかしくない立場なんだから当然だろ?
……まぁ、この任務に駆り出された時点でもう処分みたいなもんだけど」
そう無表情のまま告げれば、勇者達は絶句したままこちらを見つめていた。
「……ルメス、呪術による縛りは?」
「………………ありませんね」
「お前、何のためにそのトップとやらに従っていたんだ。この任務だって、成功しても失敗しても殺されると分かっていただろう!」
何のために、か。
「生きるためだよ。この任務を受けないよりも、受けた方がまだ生きていける希望が残ってた。
……念のため訊くけど、戸籍もない暗殺者クラスの適正持ちなんて誰が拾いたがるのさ。死んだ方がマシな苦しみ、とかたまに聞くけど、俺にとっては生きたまま目玉を抉り取られることも、四肢をもがれることも、死ぬことと比べればよっぽどマシだ」
そう告げれば勇者は少し怯んで、しかしまた問いかけてきた。
「……一体、何故そこまでして生きていたいんだ」
…………おかしなことを訊くんだな。
「生きていればいつかは幸せになれるって、言われたから」
『──だから、頼む。どんな目にあっても、生きることだけは諦めないでくれ』
縋るような、祈るような声。…………あれは、誰の声だったっけ。
「………………だったら、ここで死んでくれ」
まぁ、理解できないよなぁ。
そんな諦めにも似た感情をすぐに飲み下し、どうにか相性最悪な聖属性の魔法拘束から逃げる方法はないかと考えはじめた。というのに、勇者の言葉は更に続いて。
「──暗殺に失敗した『暗殺組織の』お前は死んで、『ただの』お前として俺に着いてきてほしい」
周りの二人が驚いたような顔で勇者の方を見た。というか俺もだ。
「………………正気か?」
「残念ながらな」
「馬鹿なのか?」
「残念ながらな」
「……それ、俺に何の利点があるの」
「…………幸せを教えてやる」
数秒、目の前の男が何を言っているのか理解出来なかった。
「っ、ふはっ、馬鹿じゃないの? 自分の命を狙った子ども一人、普通殺して終わらせるものなのにさ」
訳が分からなくて、それがとにかく愉快だった。
「笑うな!
……それで、答えは?」
「……従わせてもらうよ、勇者様!」
分かっていることは、これからが楽しみで仕方ないということくらいだ。
それから二年間旅を続けて色々なことを知ったし、少しだけ感情が表に出やすくなった。
でもまぁ二年間で一番驚いたのは、実は聖者のガラが思った以上に悪かったことかなぁ。
■
ぱち、と目が覚めた。
どうやら随分と幸せな夢を見ていたらしい。
…………笑えるよな。
「捨てられたくせに、まだ諦められないなんて」
何だこれ、何なんだ。
生きていれば何だっていいって思ってるのは今でも同じ筈なのに、死んだ方がマシなくらい苦しいじゃないか。
「は、はは」
大嫌いだ。
俺に幸せなんてものを教えたお前らが、大嫌いだ。
一度の野営と何度かの休息の最中も、勇者達は中々決定的な隙を見せてはくれなかった。
正直、勇者と二人きりになれるタイミングがあればそれが一番好ましいのだが……。まぁそう簡単にはいかないだろうから気長に待って、どうしても隙を見せてこなければ街に着いて別れた後に闇討ちでもしよう。
などと考えていたのだが、好機はその日の野営の時に突然やってきて。
「それじゃあ、ルメスとカズラは食べられそうな物を取ってきてくれるか? 俺とノルは一緒に薪を拾ってくるからさ」
「うん、分かった! いっぱい食べ物取ってくるね!」
「そちらもお気を付けて」
そんなこんなで、俺は勇者と二人きりで行動することになった。
「よし、俺達も行くか」
「はい。戦力にはなれないので、ここで沢山お役に立てるよう頑張りますね」
「ははっ、頼もしいなぁ。じゃあ先行するから着いてきてくれ」
「了解です」
出来るだけ警戒心を抱かせないよう口角を上げたまま会話を続けるが、内心ではかなり驚いていた。
……こんなに上手くいくことがあり得るのか……?
無防備に背を向けて俺の前を歩く勇者は、どう見たって警戒しているようには見えない。
……やるなら今しかないだろう。ここを逃せば次はいつチャンスが巡ってくるか分かったものではない。
警鐘を鳴らし続ける己の第六感を抑えつけて、俺は一瞬で勇者の首へと隠しナイフを突き刺した。──筈だった。
「やっと本性を現したか」
突然振り返った勇者の剣に弾かれ、ナイフを放すことはなかったものの手に強い振動が伝わってくる。
なんとか飛び退いたが、一歩遅ければこちらのナイフが折られていただろう。
「……なんだ、やっぱりバレてたのか」
まぁ、そうだろうなぁ。
世界を救うために生まれてきた勇者様が本当にあそこまで警戒心がなかったら大問題だし。というかそもそも二年も生き残れてないだろうし。
全く、何のために普段動かさない表情筋を動かしていたのかと落胆しながら俺はいつも通りの無表情に戻った。
「警戒心を与えないためだったんだろうが、この森の中で武器の一つも持っていないように見せるのは流石にやりすぎだったな」
「……? それでバレたってこと?」
それで怪しんでいたんだとしたら「やっと本性を現したか」なんて確信したような言い方はしないだろう。確証を持つ理由にはあまりにも弱すぎる。
「いや、それだけじゃない。
魔物に追われてるお前の目にはさ、怯えがなかったんだよ。確かに表情こそそう見えるようにはされていたが、命の危機に瀕した時のような目じゃなかった」
「なるほど、つまりはじめからバレてたのか。
……はぁ、本当に表情筋を動かしてたのは無駄だったなぁ」
「いや、流石に本性がそんな無表情だとは思わなかったけどな」
「感情なんて表に出す必要もないし、出したら負けみたいな物だよ。俺の仕事じゃ、ッね?!」
背後から飛ぶようなスピードでやってきた気配に反射的に右へと跳ぶと、先程まで自分がいた場所が少しへこんでいた。
「……賢者じゃないのか……?」
そう。賢者だと思っていた女の拳で、だ。
「失礼ね! これでも賢者ですー!!」
「嘘つけ、普通賢者が戦闘に使うのは魔法が中心だろ──ってわっ!?」
嘘だろ、先の尖った大きめの十字架飛んできたぞ……!?
「あぁ、外してしまいましたか」
「聖者様が十字架を投げるのは赦されるんだ」
「はは、信仰があれば神は全てをお赦しになりますから」
「神なんて信仰してませんって顔してよく言うなこの破戒僧……!」
「失礼なことを言ってくれますね。それに宗教が違うので僧ではないんですが」
十字架を投げつけ続けながら妖しく微笑む男を見て、絶対本当は性格悪いなと思いながら攻撃をナイフで捌きつつも避け続ける。が、そこに勇者の攻撃まで繰り出された。
「ッ、危な……」
もう一本の隠しナイフを取り出して何とか防ぎはしたものの、もう勝機は全くないと言ってもいいだろう。
ここは一旦撤退して──!
そう、思ったその時だった。
「箱庭《バードゲージ》!」
「う、わっ。…………魔法、使えるのか……」
「賢者なんだから当然でしょ! もう!」
突然現れた鳥籠のような物に囚われて、俺は勇者達に敗北を喫した。
……ここまで、か。
まぁ暗殺者は直接対決向けのクラスじゃない上、相手は魔王に勝とうって三人組なんだから元々一気に来られたら勝機は無かったよな……。
■
「それで、俺達を狙った目的は何だ」
「勇者の暗殺」
「その目的は?」
「知らない」
「…………は?」
元々『組織のために!』とかいうご立派な忠誠心もない俺は、負けたのだからという理由で勇者の質問に答えていた。……協力したってことで、せめて死刑じゃなくて無期懲役くらいにはならないかなぁ。
「知らないってどういうことだ?」
「俺は所属してる暗殺組織のトップから命じられた任務を遂行しようとしただけだ。そこに事情を訊く権利も理由もない」
「……雇われて任務を行う身なら、権利がないことはない筈だ。勇者の命を狙ったら死罪が確定することくらいは流石に知っていただろう?」
あぁなんだ、やっぱり箱入りか。
「その権利の所有者はトップであって俺じゃない。
物心つく前に組織に買われて、組織の役に立てなければ処分されてもおかしくない立場なんだから当然だろ?
……まぁ、この任務に駆り出された時点でもう処分みたいなもんだけど」
そう無表情のまま告げれば、勇者達は絶句したままこちらを見つめていた。
「……ルメス、呪術による縛りは?」
「………………ありませんね」
「お前、何のためにそのトップとやらに従っていたんだ。この任務だって、成功しても失敗しても殺されると分かっていただろう!」
何のために、か。
「生きるためだよ。この任務を受けないよりも、受けた方がまだ生きていける希望が残ってた。
……念のため訊くけど、戸籍もない暗殺者クラスの適正持ちなんて誰が拾いたがるのさ。死んだ方がマシな苦しみ、とかたまに聞くけど、俺にとっては生きたまま目玉を抉り取られることも、四肢をもがれることも、死ぬことと比べればよっぽどマシだ」
そう告げれば勇者は少し怯んで、しかしまた問いかけてきた。
「……一体、何故そこまでして生きていたいんだ」
…………おかしなことを訊くんだな。
「生きていればいつかは幸せになれるって、言われたから」
『──だから、頼む。どんな目にあっても、生きることだけは諦めないでくれ』
縋るような、祈るような声。…………あれは、誰の声だったっけ。
「………………だったら、ここで死んでくれ」
まぁ、理解できないよなぁ。
そんな諦めにも似た感情をすぐに飲み下し、どうにか相性最悪な聖属性の魔法拘束から逃げる方法はないかと考えはじめた。というのに、勇者の言葉は更に続いて。
「──暗殺に失敗した『暗殺組織の』お前は死んで、『ただの』お前として俺に着いてきてほしい」
周りの二人が驚いたような顔で勇者の方を見た。というか俺もだ。
「………………正気か?」
「残念ながらな」
「馬鹿なのか?」
「残念ながらな」
「……それ、俺に何の利点があるの」
「…………幸せを教えてやる」
数秒、目の前の男が何を言っているのか理解出来なかった。
「っ、ふはっ、馬鹿じゃないの? 自分の命を狙った子ども一人、普通殺して終わらせるものなのにさ」
訳が分からなくて、それがとにかく愉快だった。
「笑うな!
……それで、答えは?」
「……従わせてもらうよ、勇者様!」
分かっていることは、これからが楽しみで仕方ないということくらいだ。
それから二年間旅を続けて色々なことを知ったし、少しだけ感情が表に出やすくなった。
でもまぁ二年間で一番驚いたのは、実は聖者のガラが思った以上に悪かったことかなぁ。
■
ぱち、と目が覚めた。
どうやら随分と幸せな夢を見ていたらしい。
…………笑えるよな。
「捨てられたくせに、まだ諦められないなんて」
何だこれ、何なんだ。
生きていれば何だっていいって思ってるのは今でも同じ筈なのに、死んだ方がマシなくらい苦しいじゃないか。
「は、はは」
大嫌いだ。
俺に幸せなんてものを教えたお前らが、大嫌いだ。
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