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大武闘祭編
予選
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龍神族の襲撃もなく、大武闘祭の当日を迎えた。
国民全員が寺に所属をし、武を磨いているダンレンの人達にとって、この大会はとても特別なもののようで、この大会に参加したり、見学をするために街の中の店は殆どが休業をしていた。
私達は街の一画にある広場に向かった。
大武闘祭はこの広場で行われる。
広場の中央には20メートル四方の武舞台が準備されており、選手はそこで戦うようだ。
午前7時30分
選手の集合時間となると、舞台の上に司会者が出てきた。
「みなさん!大変お待たせしました。
これより大武闘祭を行います。
今回の参加者はなんと422名!!あまりにも人数が多いため、これより予選を執り行います。
予選を通過し本戦に参加できる者は16名とさせていただきます」
422名も参加しているのか!
この大会には私とリガンは参加をしている。
リガンはモンスターだが、ヤオ老師が大会の委員会に出場を直訴してくれ、ヤオ老師の推薦であればと許可をもらえた。
ジークとマオさんも誘ってみたが、ザコに興味はない。と一蹴されてしまった。
せめて応援ぐらい来てくれてもいいのに……。
そして午前8時
予選が開始された。
会場の近くには予選用の16箇所の武舞台が用意されており、そこで7人1組(何個か6人の組みもあったが)でバトルロイヤルを実施し、参加者を64名まで一気に絞った。
1時間半程で第1予選は終わり
私もリガンも無事にこの第1予選を通過した。
午前10時
第2予選は更に4人1組でバトルロイヤルをし、勝った者が決勝トーナメントに進める。
私は予選9組目、リガンは予選14組だ。
私はバトルロイヤルの予選表を見ると、9組には承黒寺四天王の1人、フォンさんの名前があった。
いきなり四天王と対戦か。
まぁ、いつかは当たるものだ。
そして私の予選の順番が回って来た。
試合が始まると、フォンさんに私以外の2人が同時に襲いかかった。
承黒寺四天王はこの国でも有名な武僧だ。
2人は協力をして、まずフォンさんを倒そうとしたのだ。
しかしフォンさんは身体能力強化魔法を使い、一瞬にして2人を場外に突き落とした。
「ふん。他愛のない。
あと残すはクリス殿だけか。どれ程成長したか見せてもらおう!!」
フォンさんが急スピードで私に突進し攻撃を仕掛けてきた。
怒涛の連撃が繰り出される。
私はその攻撃を全てなんとか受け止めた。
パンチも蹴りも、速く、そして重い!
流石は四天王と言われるだけのことはある。
龍神族の手下達の指揮官レベルだ。
フォンさんは攻撃の手を緩めない。
右の拳を受け止めると、すぐに左の拳が襲ってくる。
それも受け止めると、今度は前蹴りが飛んできた。
私はそれを腹部にくらい、数歩後退する。
そこに追い打ちをかけるように右のハイキックが…
私はかろうじて腕で受け止めるも弾きばされた。
「ほう。これを受け止めるか!?
たった数週間の修行にしては、よくここまで腕を上げたものよ!
しかし相手が悪かったな。」
フォンさんは目を閉じ、深く呼吸をする。
そして次に目を開けると、再度猛攻を仕掛けてきた。
さっきまでよりスピードが速い!!
ついに私は猛攻を凌ぎきれずに数発の攻撃を食らった。
それでもフォンさんの猛攻は止まらない。
くっ……。
やはり身体能力強化なしでは相手にならないか。
私は猛攻を食らいながらも、なんとか封魔の腕輪を外した。
「クリスよ。そんな腕輪を外してどうしたんだ?」
そう言いながらもフォンは嵐のような連撃を繰り出す。
フォンの攻撃が当たる直前でクリスは身体能力強化魔法を発動し、超スピードでその攻撃を躱した。
よし!フォンさんの動きがよく見える!
私はその後繰り出されたフォンさんの攻撃を全て手ではたいた。
「なんだとっ!?」
フォンは驚きの表情を見せる。
「クリス殿!もしやお主今まで実力を隠していたのか?」
「すいません。別にからかったりしていた訳ではないんです。
純粋に拳法を学びたくて、自身に枷を課していたのです」
「そうだったのか。今の動きを見ると、かなりの実力を隠しておったな。
しかし私は承黒寺四天王。
そんなに簡単に負ける訳にはいかぬ!」
フォンさんは襲いかかってくる。
しかし身体能力強化を発動した以上、実力差は明らかだ。
フォンさんの身体能力強化を使った状態でも、私はノーマルの状態である程度ついていけていた。
その時点で基礎となるスピード、パワーなどは私の方が上なのは分かった。
次に魔法の精度。
能力の上昇をみると、フォンさんは身体能力強化を使ってはいるが、そんなに魔法の精度は高くない。
マオさんの教えてくれた話によると、身体能力強化魔法は、炎や雷といった魔法と違い、自身の魔力で自身を強化するだけなので精霊との親睦度は関係ないらしい。
純粋に術者の魔力の絶対値と魔法の熟練度によって、その能力の上昇が変わるということだ。
きっと魔力値も熟練度もフォンさんより私の方が遥かに上だ。
フォンさんの攻撃はスローに見えた。
私は全ての攻撃を躱し、背後に回った。
フォンさんは私の姿を見失ったのか、左右をキョロキョロとしている。
私はフォンさんの首筋に軽くチョップをし、フォンさんは気絶をした。
「勝者クリストファー」
審判の勝ち名乗りが上がった。
やった!
決勝トーナメント進出が決まった。
それにしても四天王のフォンさんをあそこまで簡単に倒せたんだ!
このままなら優勝も狙えそうだ!
いや!
1人強敵がいた!
私は14組の予選をやってる武舞台に目を向けた。
そこではリガンがちょうど勝ち名乗りを上げていた所だった。
やはり上がってきたか。
クリスはニヤリと笑った。
国民全員が寺に所属をし、武を磨いているダンレンの人達にとって、この大会はとても特別なもののようで、この大会に参加したり、見学をするために街の中の店は殆どが休業をしていた。
私達は街の一画にある広場に向かった。
大武闘祭はこの広場で行われる。
広場の中央には20メートル四方の武舞台が準備されており、選手はそこで戦うようだ。
午前7時30分
選手の集合時間となると、舞台の上に司会者が出てきた。
「みなさん!大変お待たせしました。
これより大武闘祭を行います。
今回の参加者はなんと422名!!あまりにも人数が多いため、これより予選を執り行います。
予選を通過し本戦に参加できる者は16名とさせていただきます」
422名も参加しているのか!
この大会には私とリガンは参加をしている。
リガンはモンスターだが、ヤオ老師が大会の委員会に出場を直訴してくれ、ヤオ老師の推薦であればと許可をもらえた。
ジークとマオさんも誘ってみたが、ザコに興味はない。と一蹴されてしまった。
せめて応援ぐらい来てくれてもいいのに……。
そして午前8時
予選が開始された。
会場の近くには予選用の16箇所の武舞台が用意されており、そこで7人1組(何個か6人の組みもあったが)でバトルロイヤルを実施し、参加者を64名まで一気に絞った。
1時間半程で第1予選は終わり
私もリガンも無事にこの第1予選を通過した。
午前10時
第2予選は更に4人1組でバトルロイヤルをし、勝った者が決勝トーナメントに進める。
私は予選9組目、リガンは予選14組だ。
私はバトルロイヤルの予選表を見ると、9組には承黒寺四天王の1人、フォンさんの名前があった。
いきなり四天王と対戦か。
まぁ、いつかは当たるものだ。
そして私の予選の順番が回って来た。
試合が始まると、フォンさんに私以外の2人が同時に襲いかかった。
承黒寺四天王はこの国でも有名な武僧だ。
2人は協力をして、まずフォンさんを倒そうとしたのだ。
しかしフォンさんは身体能力強化魔法を使い、一瞬にして2人を場外に突き落とした。
「ふん。他愛のない。
あと残すはクリス殿だけか。どれ程成長したか見せてもらおう!!」
フォンさんが急スピードで私に突進し攻撃を仕掛けてきた。
怒涛の連撃が繰り出される。
私はその攻撃を全てなんとか受け止めた。
パンチも蹴りも、速く、そして重い!
流石は四天王と言われるだけのことはある。
龍神族の手下達の指揮官レベルだ。
フォンさんは攻撃の手を緩めない。
右の拳を受け止めると、すぐに左の拳が襲ってくる。
それも受け止めると、今度は前蹴りが飛んできた。
私はそれを腹部にくらい、数歩後退する。
そこに追い打ちをかけるように右のハイキックが…
私はかろうじて腕で受け止めるも弾きばされた。
「ほう。これを受け止めるか!?
たった数週間の修行にしては、よくここまで腕を上げたものよ!
しかし相手が悪かったな。」
フォンさんは目を閉じ、深く呼吸をする。
そして次に目を開けると、再度猛攻を仕掛けてきた。
さっきまでよりスピードが速い!!
ついに私は猛攻を凌ぎきれずに数発の攻撃を食らった。
それでもフォンさんの猛攻は止まらない。
くっ……。
やはり身体能力強化なしでは相手にならないか。
私は猛攻を食らいながらも、なんとか封魔の腕輪を外した。
「クリスよ。そんな腕輪を外してどうしたんだ?」
そう言いながらもフォンは嵐のような連撃を繰り出す。
フォンの攻撃が当たる直前でクリスは身体能力強化魔法を発動し、超スピードでその攻撃を躱した。
よし!フォンさんの動きがよく見える!
私はその後繰り出されたフォンさんの攻撃を全て手ではたいた。
「なんだとっ!?」
フォンは驚きの表情を見せる。
「クリス殿!もしやお主今まで実力を隠していたのか?」
「すいません。別にからかったりしていた訳ではないんです。
純粋に拳法を学びたくて、自身に枷を課していたのです」
「そうだったのか。今の動きを見ると、かなりの実力を隠しておったな。
しかし私は承黒寺四天王。
そんなに簡単に負ける訳にはいかぬ!」
フォンさんは襲いかかってくる。
しかし身体能力強化を発動した以上、実力差は明らかだ。
フォンさんの身体能力強化を使った状態でも、私はノーマルの状態である程度ついていけていた。
その時点で基礎となるスピード、パワーなどは私の方が上なのは分かった。
次に魔法の精度。
能力の上昇をみると、フォンさんは身体能力強化を使ってはいるが、そんなに魔法の精度は高くない。
マオさんの教えてくれた話によると、身体能力強化魔法は、炎や雷といった魔法と違い、自身の魔力で自身を強化するだけなので精霊との親睦度は関係ないらしい。
純粋に術者の魔力の絶対値と魔法の熟練度によって、その能力の上昇が変わるということだ。
きっと魔力値も熟練度もフォンさんより私の方が遥かに上だ。
フォンさんの攻撃はスローに見えた。
私は全ての攻撃を躱し、背後に回った。
フォンさんは私の姿を見失ったのか、左右をキョロキョロとしている。
私はフォンさんの首筋に軽くチョップをし、フォンさんは気絶をした。
「勝者クリストファー」
審判の勝ち名乗りが上がった。
やった!
決勝トーナメント進出が決まった。
それにしても四天王のフォンさんをあそこまで簡単に倒せたんだ!
このままなら優勝も狙えそうだ!
いや!
1人強敵がいた!
私は14組の予選をやってる武舞台に目を向けた。
そこではリガンがちょうど勝ち名乗りを上げていた所だった。
やはり上がってきたか。
クリスはニヤリと笑った。
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