63 / 117
リガンの大冒険
アレフ族
しおりを挟む
それから2日。
僕とリリーさんは2人で協力をしながら山を登り、ついに標高3000メートルを超える所まで来た。
時折、凶悪なモンスターも出てきたが、いつの間にこんな実力が付いていたのか、僕は殆どのモンスターを倒すことができた。
ピンチになることもあったが、リリーさんも中級モンスターのブォルフ族というだけあって、最低限の戦闘は出来たので、度々手助けをしてもらってここまで来れた。
この2日間で僕はすっかりリリーさんに夢中になっていた。
「もうそろそろアレフ族の集落がある辺りね」
そう。
もうすぐだ。
ここでアレフ族を見つけて、リリーさんのお願いを聞いてもらえたら、そこでもうこの2人の旅は終わってしまう。
リリーさんの悩みを少しでも早く解決してあげたい気持ちと もっとリリーさんと一緒にいたい気持ちが同時に胸を締め付けてくる。
しばらく辺りを探していると、木々の奥からパキパキっと枝を踏むような足音が聞こえてきた。
僕とリリーさんは咄嗟に身を隠した。
この辺りのモンスターは今の僕の実力でも勝つのがギリギリのモンスターばかり。
できることなら戦闘は避けたかった。
身を隠して足音の方を見てみると、見覚えのある人が見えた。
「クリス!!!」
奥から歩いて来たのはなんとクリスだった。
「リガン!無事だったのか?!」
「クリスがいるってことは、ジークさんと、マオさんも近くにいるの?」
「いや。それが俺も2人から逸れてしまったんだ。
あの後しばらくリガンを探したんだけど見つからなくて、うちらはこの山を登ってるうちに会えるだろうと、登山を再開したんだ。
だけど途中に地面の脆い所があったらしく、私はそこから山中の洞窟に落っこちてしまって逸れたんだ」
「そうだったのか」
ジークさんとマオさんがいれば、この山でも安心して歩けると思ったが、そう上手くはいかなかった。
とはいえ、クリスが見つかったのはとても心強い。
「あの……この方は?」
隠れていたリリーが顔を覗かせた。
「リガン。そのこは?」
僕はクリスにこの2日間のことを説明した。
リリーのこと、アレフ族の集落を探していること、そして初めて戦いに勝った時の話。
初勝利の話をすると、クリスは自分のことのように喜んでくれた。
「そんなことがあったんだな。
それじゃあ、俺もそのアレフ族っていうのを探すの手伝うよ」
クリスはこの寄り道を快諾してくれた。
その後2時間程辺りを探していると、ようやく1匹のアレフ族のリカントを見つけた。
アレフ族はリカント族の中でも体が大型の者が多い。
2メートルを超える体長、隆々とした筋肉。
一目見ただけですぐに分かった。
会った瞬間にアレフ族のリカントは いきなり襲いかかってきたが、僕とクリスはあっという間にそのリカントを押さえつけた。
アレフ族は上級モンスターだけど、クリスと一緒なら負ける気はしなかった。
僕達はそのリカントから集落の場所を聞き出し、遂にアレフ族の集落にたどり着いた。
アレフ族の集落は山の中の洞窟内にあった。
かつてパル達が避難していた洞窟を思わせるほど中は広かった。
僕たちはアレフ族に気付かれると一瞬にして数十匹のアレフ族に取り囲まれた。
そして1匹のリーダーと思われるリカントが前に出た。
「きさまら何者だ?
よく見たら2人はリカント族じゃないか?」
リーダーのようなリカントは警戒した表情で問いかけてくる。
「私はリカントのブォルフ族の者です。
私達ブォルフ族は今謎の疫病に苦しめられていて、リカント族の病は何でも治せるという、族長のお力をお借りしたくて来たのです。」
リリーが咄嗟に僕達の前に出て説明をした。
「そうか。
リンダ様の血液を煎じて飲めば、リカント族であれば、どんな病でも治ろう。
ここまで来れた褒美だ。
リンダ様に会わせてやろう」
リーダーのような男は意外と物分かりがよく、快くリリーの話を聞いてくれた。
その男に連れられ、僕たちは洞窟の1番奥にある屋敷へと入っていった。
屋敷の中には1人の女性のリカントが座っていた。
アレフ族なのだろうが体は小柄だ。
リリーとは別のタイプだが、とても美人だ。
「わらわに何か用か?」
リンダ様が問いかけてきた。
リリーは再度リンダ様に状況を説明した。
「ほう。それでわらわの血液が必要なのか?」
「はい。是非ともお力添えを」
「断る」
リンダ様は無表情のまま返答した。
「そんな……なんで?」
リリーは何が起こったのか分からないような、パニックにも近い表情を見せた。
正直僕もこの返事には驚いた。
同じリカントという種族の仲間が困っているのだから、当然助けてくれるものだと思っていた。
「我らモンスターの世界は弱肉強食だ。
弱き種族は滅び、強き種族が生き残るのは宿命だ。ヴォルフ族などという弱き種族など滅びても何とも思わぬわ。
そんな種族にわらわの高貴な血を分け与えるなどもったいないわ」
その言葉にリリーはがっくりと肩を落とした。
何とかリリーさんの力になってあげたい。
「あの!!」
考えるより先に声が出ていた。
「ん?なんじゃ?」
「強い者が生き残るべきだと言うのなら、もし私達が貴方達と勝負をして、勝てたら力を貸してもらえないでしょうか?」
「ほほほほほほ!」
リンダ様は激しく笑った。
「最弱のベビーリカントの分際で我ら最強のアレフ族に戦いを挑むだと?
それは面白い。万が一お主らが勝てたらわらわの血液を分けてやろう」
こうして僕たちは洞窟内の広場でアレフ族と決闘をすることになった。
僕とリリーさんは2人で協力をしながら山を登り、ついに標高3000メートルを超える所まで来た。
時折、凶悪なモンスターも出てきたが、いつの間にこんな実力が付いていたのか、僕は殆どのモンスターを倒すことができた。
ピンチになることもあったが、リリーさんも中級モンスターのブォルフ族というだけあって、最低限の戦闘は出来たので、度々手助けをしてもらってここまで来れた。
この2日間で僕はすっかりリリーさんに夢中になっていた。
「もうそろそろアレフ族の集落がある辺りね」
そう。
もうすぐだ。
ここでアレフ族を見つけて、リリーさんのお願いを聞いてもらえたら、そこでもうこの2人の旅は終わってしまう。
リリーさんの悩みを少しでも早く解決してあげたい気持ちと もっとリリーさんと一緒にいたい気持ちが同時に胸を締め付けてくる。
しばらく辺りを探していると、木々の奥からパキパキっと枝を踏むような足音が聞こえてきた。
僕とリリーさんは咄嗟に身を隠した。
この辺りのモンスターは今の僕の実力でも勝つのがギリギリのモンスターばかり。
できることなら戦闘は避けたかった。
身を隠して足音の方を見てみると、見覚えのある人が見えた。
「クリス!!!」
奥から歩いて来たのはなんとクリスだった。
「リガン!無事だったのか?!」
「クリスがいるってことは、ジークさんと、マオさんも近くにいるの?」
「いや。それが俺も2人から逸れてしまったんだ。
あの後しばらくリガンを探したんだけど見つからなくて、うちらはこの山を登ってるうちに会えるだろうと、登山を再開したんだ。
だけど途中に地面の脆い所があったらしく、私はそこから山中の洞窟に落っこちてしまって逸れたんだ」
「そうだったのか」
ジークさんとマオさんがいれば、この山でも安心して歩けると思ったが、そう上手くはいかなかった。
とはいえ、クリスが見つかったのはとても心強い。
「あの……この方は?」
隠れていたリリーが顔を覗かせた。
「リガン。そのこは?」
僕はクリスにこの2日間のことを説明した。
リリーのこと、アレフ族の集落を探していること、そして初めて戦いに勝った時の話。
初勝利の話をすると、クリスは自分のことのように喜んでくれた。
「そんなことがあったんだな。
それじゃあ、俺もそのアレフ族っていうのを探すの手伝うよ」
クリスはこの寄り道を快諾してくれた。
その後2時間程辺りを探していると、ようやく1匹のアレフ族のリカントを見つけた。
アレフ族はリカント族の中でも体が大型の者が多い。
2メートルを超える体長、隆々とした筋肉。
一目見ただけですぐに分かった。
会った瞬間にアレフ族のリカントは いきなり襲いかかってきたが、僕とクリスはあっという間にそのリカントを押さえつけた。
アレフ族は上級モンスターだけど、クリスと一緒なら負ける気はしなかった。
僕達はそのリカントから集落の場所を聞き出し、遂にアレフ族の集落にたどり着いた。
アレフ族の集落は山の中の洞窟内にあった。
かつてパル達が避難していた洞窟を思わせるほど中は広かった。
僕たちはアレフ族に気付かれると一瞬にして数十匹のアレフ族に取り囲まれた。
そして1匹のリーダーと思われるリカントが前に出た。
「きさまら何者だ?
よく見たら2人はリカント族じゃないか?」
リーダーのようなリカントは警戒した表情で問いかけてくる。
「私はリカントのブォルフ族の者です。
私達ブォルフ族は今謎の疫病に苦しめられていて、リカント族の病は何でも治せるという、族長のお力をお借りしたくて来たのです。」
リリーが咄嗟に僕達の前に出て説明をした。
「そうか。
リンダ様の血液を煎じて飲めば、リカント族であれば、どんな病でも治ろう。
ここまで来れた褒美だ。
リンダ様に会わせてやろう」
リーダーのような男は意外と物分かりがよく、快くリリーの話を聞いてくれた。
その男に連れられ、僕たちは洞窟の1番奥にある屋敷へと入っていった。
屋敷の中には1人の女性のリカントが座っていた。
アレフ族なのだろうが体は小柄だ。
リリーとは別のタイプだが、とても美人だ。
「わらわに何か用か?」
リンダ様が問いかけてきた。
リリーは再度リンダ様に状況を説明した。
「ほう。それでわらわの血液が必要なのか?」
「はい。是非ともお力添えを」
「断る」
リンダ様は無表情のまま返答した。
「そんな……なんで?」
リリーは何が起こったのか分からないような、パニックにも近い表情を見せた。
正直僕もこの返事には驚いた。
同じリカントという種族の仲間が困っているのだから、当然助けてくれるものだと思っていた。
「我らモンスターの世界は弱肉強食だ。
弱き種族は滅び、強き種族が生き残るのは宿命だ。ヴォルフ族などという弱き種族など滅びても何とも思わぬわ。
そんな種族にわらわの高貴な血を分け与えるなどもったいないわ」
その言葉にリリーはがっくりと肩を落とした。
何とかリリーさんの力になってあげたい。
「あの!!」
考えるより先に声が出ていた。
「ん?なんじゃ?」
「強い者が生き残るべきだと言うのなら、もし私達が貴方達と勝負をして、勝てたら力を貸してもらえないでしょうか?」
「ほほほほほほ!」
リンダ様は激しく笑った。
「最弱のベビーリカントの分際で我ら最強のアレフ族に戦いを挑むだと?
それは面白い。万が一お主らが勝てたらわらわの血液を分けてやろう」
こうして僕たちは洞窟内の広場でアレフ族と決闘をすることになった。
0
お気に入りに追加
143
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
成長チートと全能神
ハーフ
ファンタジー
居眠り運転の車から20人の命を救った主人公,神代弘樹は実は全能神と魂が一緒だった。人々の命を救った彼は全能神の弟の全智神に成長チートをもらって伯爵の3男として転生する。成長チートと努力と知識と加護で最速で進化し無双する。
戦い、商業、政治、全てで彼は無双する!!
____________________________
質問、誤字脱字など感想で教えてくださると嬉しいです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
お願いだから俺に構わないで下さい
大味貞世氏
ファンタジー
高校2年の9月。
17歳の誕生日に甲殻類アレルギーショックで死去してしまった燻木智哉。
高校1年から始まったハブりイジメが原因で自室に引き籠もるようになっていた彼は。
本来の明るい楽観的な性格を失い、自棄から自滅願望が芽生え。
折角貰った転生のチャンスを不意に捨て去り、転生ではなく自滅を望んだ。
それは出来ないと天使は言い、人間以外の道を示した。
これは転生後の彼の魂が辿る再生の物語。
有り触れた異世界で迎えた新たな第一歩。その姿は一匹の…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる