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騎士団長クリストファーの決意
城下町の激戦2
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信じられない強さだ。
クリストファーは目の前で繰り広げられる戦いに唖然としていた。
私を窮地に陥れた黒いマントの男はあの後ジークに瞬殺された。
しかもその後ジークと女魔王は次々と龍神族の手下を倒してゆく。
あまりのスピードに2人の全ての動きは見切れないが、剣術と魔法を駆使して瞬く間に敵を仕留めてゆく。
私を襲った黒いマントの男よりも明らかに強い敵5人に囲まれても、ジークの神速とも言える剣の一振りで5人とも地に伏せていた。
あの大型のドラゴンでさえ、女魔王の雷魔法1撃で沈んだ。
強さの次元が違いすぎる…。
クリストファーは2人の戦いに見惚れていた。
「さて、あらかた片付いたかな?」
気付けば襲撃してきた200名の龍神族の手下はほとんどこの2人によって倒されていた。
それだけの戦いをしたのに、息一つ乱れていない。
バケモノか!!
「それにしても一時的とはいえ、魔王と手を組んで戦う日が来るとは思ってもなかったな」
ジークが女魔王の方をみて笑いながら言った。
「同感だな。お前と手を組むなんて虫酸が走るが、今日の所は仕方がない。私もこの国には一宿一飯の恩があるからな」
女魔王は勇者に目も合わせず無表情で言い放った。
そしてそのまま女魔王は城下町と外界を結ぶ入り口の方に目を向けた。
「これだけの兵をさし向けるとなると、必ず指揮をとってる者がいるはずだ。
恐らくは入り口の付近にいるだろう」
「そうだな。これだけの実力を持ってる奴らを束ねるってことはそれなりの実力者だろうな」
そういうと、ジークと女魔王は城下町の門へ向けて歩きはじめた。
「待ってください。私も連れて行ってください!」
私の一言に女魔王が振り返った。
「坊や。実力が足りないのに付いてくるのは危険よ。お家に帰ってなさい。今日の所は私が後始末しておいてあげるから」
冷ややかな一言を言い放つと踵を返し、再び歩きはじめた。
「私に実力が足りないのはお2人をみていて痛感しました。それでも私はこの国の騎士団長です。最後まで戦いを見届けさせてください」
再び女魔王が振り返る。
「足手まといはいらないよ?もしあんたが人質に取られても、私は躊躇しないよ?」
女魔王は冷たい眼で私を見つめている。
「構いません。もし私が人質に取られたら私ごと斬ってください」
真っ直ぐに女魔王を睨み返した。
「邪魔なんだよ。お前は騎士団長なんだろ!お前の帰りを、指示を待ってる者たちがいる。早く戻りなさい」
女魔王の一言は冷たさではなく、温かさに溢れていた。
さっきの王の謁見の際にこの人は言っていた。
自分は一族を束ねる王であり、民を安心させるために早く帰りたいと。
騎士団長という私にも、きっと自分のことを重ねているのだ。
危険な目に合わせたくないと。
強いだけでなく、そんな心遣いまで。
この人は強さだけでなく、心の温かさも兼ね備えているんだ。
しかし今の私は1人の騎士として、この2人の戦いをもっと見ていたい。
「お願いします!連れて行ってください
」
そう懇願をすると、ジークが私の横に来た。
「その勇気に免じて連れていってやるよ。おい!魔王!いいだろ?何かあったら俺が守るから」
女魔王は「はぁ…」と深く息をつき、何も言わず三度門へと向かって歩いていった。
門に着くと、2人の剣士が立っていた。
1人は身長2メートルを越す大男でもう1人は身長160センチほどの小男。
どちらも体と同じぐらいの大きさはあろうかという、巨大な剣を持っている。
あんな重そうなものを振り回せるのだろうか?
「あんたらが指揮官かい?」
女魔王が問いかける。
「そうだ。我らは龍神族の配下ハヨネイ兄弟!貴様らが私達の侵略を邪魔したのか!?許さんぞ」
「いいからさっさとかかってきな。時間の無駄」
女魔王はクールに言い放つ。
「時間の無駄だとぉーー!俺たちを怒らせたこと後悔させてやる」
ハヨネイ兄弟が共に消えたかと思う程のスピードで女魔王に襲いかかる。
このスピードを見ただけで、この2人が今までの兵達と格が違うことがうかがえた。
バキっ!
ガキィーーン!
二つの音が同時に響いた。
1つは女魔王が小さい方のハヨネイの剣を受け止めた金属音。
もう1つはジークが大きいハヨネイを蹴り飛ばした音だった。
「おいおい。魔王相手とはいえ、男が女に2人がかりで挑むのは、筋が通ってないだろー。まぁ、2人がかりでも絶対に勝てないだろうけどな」
ジークが飛ばされた大きいハヨネイの方に歩いてゆく。
「お前の相手は俺だ」
大きいハヨネイは体を起こし、すぐさまジークに突進をした。
「ぐぉーー!よくも蹴り飛ばしたな!おまえも吹っ飛ばしてやるー!」
大きいハヨネイが巨大でジークに体当たりをした。
が、それをジークは片手で受け止めた。
「んー。見かけによらず力がねぇなぁ」
大きいハヨネイは驚きの表情をしている。
正直私も驚いている。
あんな巨体の猛スピードのタックルを軽々と止めるなんて人間業じゃない。
「ぐぉーーー!」
大きいハヨネイは剣を振るった。
あんな馬鹿でかい剣を、丸めた新聞紙でも振るかのように軽々と素早くジークに叩きつけた。
剣が叩きつけられた辺り一帯がすり鉢状に大きく凹んだ。
あんなものをくらったら、ドラゴンでも一撃だろう。
しかし、剣が叩きつけられた場所にジークの姿はなかった。
大きいハヨネイは面を食らった顔をしキョロキョロと首を振りジークを探す。
「ダメだなぁ。ハヨネイさんよ。」
ジークの声がする方にハヨネイが振り返る。
いつの間にかジークは背後に立っていたのだ。
「そんなのハンマーと同じで叩きつけてるだけじゃん。剣の意味がないよ。俺が本物の剣技を見せてやるよ」
そう言うとジークは剣を抜いた。
「まぁ、見えればの話だけどな!!」
次の瞬間、大きなハヨネイの身体中に無数の切り傷ができ、鮮血が吹き飛んだ。
一体何が起こったんだ!
今の一瞬で何発の斬撃を打ち込んだ!?
クリスにはジークの剣が1太刀たりとも見えなかった。
「おっ…あ……」
そのまま大きなハヨネイは悲鳴すらあげることもできず その場に倒れた。
「またつまらぬ物を斬ってしまった。…なんてね」
圧倒的!
強すぎる!
クリスは今までに感じたことのない強烈な強者の戦いに全身鳥肌が立った。
そのジークの強さを見て、女魔王と鍔迫り合いをしていた小さいハヨネイの表情が変わる。
「弟よー!…き…きさまらぁ!!」
プルプルと体を震わせて怒りを露わにしている。
「今日の所は覚えてろよ!!」
そういい、女魔王に背を向け逃げてゆく。
てっきり、怒りに震えて暴れると思っただけに、ジークも女魔王もポカンとした表情をしている。
一瞬戸惑ったが、すぐに女魔王の表情が切り替わる。
「私から逃げられると思ってるの?知らないのかしら。ゲームじゃ魔王との戦いはからは逃げられないのよ!!」
女魔王は両手を伸ばすと手のひらに黒い光が収束してゆく。
「フレッチェオプスキュリテ」
女魔王が呪文を叫ぶと、手のひらの前に六芒星が現れ、その中心から黒い光が飛び出し、一直線に小さいハヨネイに向かって飛んでゆき、ハヨネイの背中を貫いた。
小さいハヨネイはあっけなく その1撃で倒れた。
「さて、一宿一飯分ぐらいは働いたかしらね」
女魔王は手をパンパンと叩き、埃を払うような仕草を見せた。
「とりあえず王宮に戻ろう」
ジークはそう言い、2人は王宮に向かって歩き始めた。
この2人は一体何なんだ!!
まるで何事もなかったかのようにしているが、襲撃してきた200人も その指揮官のハヨネイもかなりの手練れだった。
それを準備運動をするかのように軽くあしらうなんて…
自分が今まで見てきたどの騎士よりも強く、美しい戦いだった。
クリスには2人の背中は今までみた誰のものよりも大きく、光輝いて見えた。
クリストファーは目の前で繰り広げられる戦いに唖然としていた。
私を窮地に陥れた黒いマントの男はあの後ジークに瞬殺された。
しかもその後ジークと女魔王は次々と龍神族の手下を倒してゆく。
あまりのスピードに2人の全ての動きは見切れないが、剣術と魔法を駆使して瞬く間に敵を仕留めてゆく。
私を襲った黒いマントの男よりも明らかに強い敵5人に囲まれても、ジークの神速とも言える剣の一振りで5人とも地に伏せていた。
あの大型のドラゴンでさえ、女魔王の雷魔法1撃で沈んだ。
強さの次元が違いすぎる…。
クリストファーは2人の戦いに見惚れていた。
「さて、あらかた片付いたかな?」
気付けば襲撃してきた200名の龍神族の手下はほとんどこの2人によって倒されていた。
それだけの戦いをしたのに、息一つ乱れていない。
バケモノか!!
「それにしても一時的とはいえ、魔王と手を組んで戦う日が来るとは思ってもなかったな」
ジークが女魔王の方をみて笑いながら言った。
「同感だな。お前と手を組むなんて虫酸が走るが、今日の所は仕方がない。私もこの国には一宿一飯の恩があるからな」
女魔王は勇者に目も合わせず無表情で言い放った。
そしてそのまま女魔王は城下町と外界を結ぶ入り口の方に目を向けた。
「これだけの兵をさし向けるとなると、必ず指揮をとってる者がいるはずだ。
恐らくは入り口の付近にいるだろう」
「そうだな。これだけの実力を持ってる奴らを束ねるってことはそれなりの実力者だろうな」
そういうと、ジークと女魔王は城下町の門へ向けて歩きはじめた。
「待ってください。私も連れて行ってください!」
私の一言に女魔王が振り返った。
「坊や。実力が足りないのに付いてくるのは危険よ。お家に帰ってなさい。今日の所は私が後始末しておいてあげるから」
冷ややかな一言を言い放つと踵を返し、再び歩きはじめた。
「私に実力が足りないのはお2人をみていて痛感しました。それでも私はこの国の騎士団長です。最後まで戦いを見届けさせてください」
再び女魔王が振り返る。
「足手まといはいらないよ?もしあんたが人質に取られても、私は躊躇しないよ?」
女魔王は冷たい眼で私を見つめている。
「構いません。もし私が人質に取られたら私ごと斬ってください」
真っ直ぐに女魔王を睨み返した。
「邪魔なんだよ。お前は騎士団長なんだろ!お前の帰りを、指示を待ってる者たちがいる。早く戻りなさい」
女魔王の一言は冷たさではなく、温かさに溢れていた。
さっきの王の謁見の際にこの人は言っていた。
自分は一族を束ねる王であり、民を安心させるために早く帰りたいと。
騎士団長という私にも、きっと自分のことを重ねているのだ。
危険な目に合わせたくないと。
強いだけでなく、そんな心遣いまで。
この人は強さだけでなく、心の温かさも兼ね備えているんだ。
しかし今の私は1人の騎士として、この2人の戦いをもっと見ていたい。
「お願いします!連れて行ってください
」
そう懇願をすると、ジークが私の横に来た。
「その勇気に免じて連れていってやるよ。おい!魔王!いいだろ?何かあったら俺が守るから」
女魔王は「はぁ…」と深く息をつき、何も言わず三度門へと向かって歩いていった。
門に着くと、2人の剣士が立っていた。
1人は身長2メートルを越す大男でもう1人は身長160センチほどの小男。
どちらも体と同じぐらいの大きさはあろうかという、巨大な剣を持っている。
あんな重そうなものを振り回せるのだろうか?
「あんたらが指揮官かい?」
女魔王が問いかける。
「そうだ。我らは龍神族の配下ハヨネイ兄弟!貴様らが私達の侵略を邪魔したのか!?許さんぞ」
「いいからさっさとかかってきな。時間の無駄」
女魔王はクールに言い放つ。
「時間の無駄だとぉーー!俺たちを怒らせたこと後悔させてやる」
ハヨネイ兄弟が共に消えたかと思う程のスピードで女魔王に襲いかかる。
このスピードを見ただけで、この2人が今までの兵達と格が違うことがうかがえた。
バキっ!
ガキィーーン!
二つの音が同時に響いた。
1つは女魔王が小さい方のハヨネイの剣を受け止めた金属音。
もう1つはジークが大きいハヨネイを蹴り飛ばした音だった。
「おいおい。魔王相手とはいえ、男が女に2人がかりで挑むのは、筋が通ってないだろー。まぁ、2人がかりでも絶対に勝てないだろうけどな」
ジークが飛ばされた大きいハヨネイの方に歩いてゆく。
「お前の相手は俺だ」
大きいハヨネイは体を起こし、すぐさまジークに突進をした。
「ぐぉーー!よくも蹴り飛ばしたな!おまえも吹っ飛ばしてやるー!」
大きいハヨネイが巨大でジークに体当たりをした。
が、それをジークは片手で受け止めた。
「んー。見かけによらず力がねぇなぁ」
大きいハヨネイは驚きの表情をしている。
正直私も驚いている。
あんな巨体の猛スピードのタックルを軽々と止めるなんて人間業じゃない。
「ぐぉーーー!」
大きいハヨネイは剣を振るった。
あんな馬鹿でかい剣を、丸めた新聞紙でも振るかのように軽々と素早くジークに叩きつけた。
剣が叩きつけられた辺り一帯がすり鉢状に大きく凹んだ。
あんなものをくらったら、ドラゴンでも一撃だろう。
しかし、剣が叩きつけられた場所にジークの姿はなかった。
大きいハヨネイは面を食らった顔をしキョロキョロと首を振りジークを探す。
「ダメだなぁ。ハヨネイさんよ。」
ジークの声がする方にハヨネイが振り返る。
いつの間にかジークは背後に立っていたのだ。
「そんなのハンマーと同じで叩きつけてるだけじゃん。剣の意味がないよ。俺が本物の剣技を見せてやるよ」
そう言うとジークは剣を抜いた。
「まぁ、見えればの話だけどな!!」
次の瞬間、大きなハヨネイの身体中に無数の切り傷ができ、鮮血が吹き飛んだ。
一体何が起こったんだ!
今の一瞬で何発の斬撃を打ち込んだ!?
クリスにはジークの剣が1太刀たりとも見えなかった。
「おっ…あ……」
そのまま大きなハヨネイは悲鳴すらあげることもできず その場に倒れた。
「またつまらぬ物を斬ってしまった。…なんてね」
圧倒的!
強すぎる!
クリスは今までに感じたことのない強烈な強者の戦いに全身鳥肌が立った。
そのジークの強さを見て、女魔王と鍔迫り合いをしていた小さいハヨネイの表情が変わる。
「弟よー!…き…きさまらぁ!!」
プルプルと体を震わせて怒りを露わにしている。
「今日の所は覚えてろよ!!」
そういい、女魔王に背を向け逃げてゆく。
てっきり、怒りに震えて暴れると思っただけに、ジークも女魔王もポカンとした表情をしている。
一瞬戸惑ったが、すぐに女魔王の表情が切り替わる。
「私から逃げられると思ってるの?知らないのかしら。ゲームじゃ魔王との戦いはからは逃げられないのよ!!」
女魔王は両手を伸ばすと手のひらに黒い光が収束してゆく。
「フレッチェオプスキュリテ」
女魔王が呪文を叫ぶと、手のひらの前に六芒星が現れ、その中心から黒い光が飛び出し、一直線に小さいハヨネイに向かって飛んでゆき、ハヨネイの背中を貫いた。
小さいハヨネイはあっけなく その1撃で倒れた。
「さて、一宿一飯分ぐらいは働いたかしらね」
女魔王は手をパンパンと叩き、埃を払うような仕草を見せた。
「とりあえず王宮に戻ろう」
ジークはそう言い、2人は王宮に向かって歩き始めた。
この2人は一体何なんだ!!
まるで何事もなかったかのようにしているが、襲撃してきた200人も その指揮官のハヨネイもかなりの手練れだった。
それを準備運動をするかのように軽くあしらうなんて…
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