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僕と君のピアス
4.ベッドでもう一度… ①※
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(side Y)
廊下へ出ると、シンとした静けさが漂っている。メンバーの皆が帰っている気配は無かった。
皆で食事した後、ミンジェと僕は先にタクシーで帰ってきたけど、もう一軒、という事になったのだろうか。
これは、チャンス以外何物でもない。僕はキッチンへ静かに歩いて行った。
抱いてる時のミンジェは、恥ずかしいのか殆ど声を出さない。多分他の部屋に居るとはいえ、ヒョン達の存在が気になるのだろう。
声を押さえてる姿も可愛いけど、ほんとはあの声が聞きたい。
少し鼻にかかった、僕の名前を呼ぶ、甘い声。
たくさん、たくさん聞きたいのだ。
"……や、ヨングゥ…、ヨ…ンッ"
思い出したら、ニヤけるよね。早く戻って、聞きたいよね。
キッチンの冷蔵庫から水を取り出す。ピッチャーからコップに注いで2杯一気飲みし、ミンジェの分はペットボトルにした。
部屋に戻ると、案の定ミンジェは寝ていた。
僕のベッドで、一人でころんと寝ている姿は本当に愛くるしくて、萌えが止まらない。
バスローブの裾から出た細い脚や、はだけた胸元を目で堪能して。本当は寝かせてあげたいけど、喉がカラカラなのは身体に良くない。
ペットボトルを、そっと桜色の頬に押し当てた。
「ミンジェ?水飲めそう?」
眠りが浅かったのか、すぐに瞳を開けた。でも起き上がれないらしく、唇を少し開き水を待っている。
"え?寝てる人にどうやって水飲ませるの?ストロー持ってくれば良かった?
え?もしかして誘ってるの?いわゆる口移しで飲ませる?"
一瞬頭がぐるぐるしたけど、僕は口移しを選んだ。水を含んで、ミンジェにキスをする。
"わぁーこぼれた!"
慌てて舐めとるが、ミンジェから文句を言われ、そのまま腕で顔を隠してしまう。
その腕に、目を奪われた。
ミンジェの身体は、どこもかしこも白くて扇情的だけれど、二の腕の内側は本当にヤバい。
普段は隠れてる場所。
だから僕がそこにキスマークを付けたって、問題ないのではないか?
ミンジェにもう一度水を飲ませて、ペットボトルは蓋をして転がした。
腕を掴んで開かせる。露になった所を、キツく吸った。
「いっ…たぁ」
「ねぇ、ミンジェ?」
「…な、に?」
「まだ皆帰ってきてないですよ?」
眉間に皺を寄せて、軽く僕を睨んでいたが、キョトンとして。そのうち意味を理解したのだろう、頬を桜色に染めた。
「声、たくさん聞かせて下さいね?」
バスローブの袖を引き抜いて、華奢な肩を竦めるミンジェの両ひざに手を掛ける。関節が柔らかいから、抵抗なく開き、中心でミンジェ自身がふるっと揺れている。
後孔は、さっきお風呂で丹念に解して繋がったから、多分まだすぐに挿入る。
「すぐに挿れたら、ダメですか?まだ柔らかくて……」
「いいよ……、奥まで、きて?」
ミンジェは、"しょうがないなぁ"というように、微笑んで僕の頬を小さな手で包み込んだ。
僕は急いで僕自身にゴムを被せ、ミンジェの熱いナカへ 押し挿った。濘るんだ腸壁が、僕を隙間なく包んでいく。
「…は、ぁ…ん!」
ミンジェが顎を仰け反らせて、快感に耐えるような仕草でシーツに頭を押しつけた。
「動きますよ?」
「…うん」
「声、我慢しないで下さいね?」
ミンジェの顔を覗き込んで、頬にキスをする。
ストロークはまだ小さめに、ツンっと硬くなっている乳首を摘まんで、指の先で押し潰すように愛撫する。
「あぁ……、んっ!」
恥ずかしがっていたミンジェは、段々と快感に従順になり、腰を揺らしながら甘い声を出して、僕を、狂わす。
ミンジェだけが、僕を揺さぶる存在で。
その、嵐のような感情や経験は、僕の中にある独占欲を強く自覚させ、唯一無二の結論を出させた。
"ミンジェと、ずっと一緒にいたい。ミンジェを僕だけの存在にしたい "
貴方から貰う宝石のような毎日が、僕という人間を作っていく。
貴方を愛することで得られる全ての事に、どんな代償も払いたい。
「ミンジェ。愛してるよ」
身体を反転させ、ミンジェを上に乗せた。お互いに手を伸ばして指を絡め、しっかりと握る。
ミンジェの腰が滑らかに動いて、僕が突き上げれば、穿つ度に僕自身を絞り上げる。
「あっあぁっ、ミンジェ!気持ちイイよ、イッちゃう!」
「ぼく、も……っ、あいしてる、ヨングぅ!」
腹の上に、ミンジェの暖かい白濁が吐き出された。ほぼ同時に被膜へと注いだ僕の白濁も、これ以上動かせば溢れてしまう。
「はぁ、はぁ、ん……、」
僕の上で、荒い呼吸を整えながら余韻に浸るミンジェは、最高に、綺麗だった。
廊下へ出ると、シンとした静けさが漂っている。メンバーの皆が帰っている気配は無かった。
皆で食事した後、ミンジェと僕は先にタクシーで帰ってきたけど、もう一軒、という事になったのだろうか。
これは、チャンス以外何物でもない。僕はキッチンへ静かに歩いて行った。
抱いてる時のミンジェは、恥ずかしいのか殆ど声を出さない。多分他の部屋に居るとはいえ、ヒョン達の存在が気になるのだろう。
声を押さえてる姿も可愛いけど、ほんとはあの声が聞きたい。
少し鼻にかかった、僕の名前を呼ぶ、甘い声。
たくさん、たくさん聞きたいのだ。
"……や、ヨングゥ…、ヨ…ンッ"
思い出したら、ニヤけるよね。早く戻って、聞きたいよね。
キッチンの冷蔵庫から水を取り出す。ピッチャーからコップに注いで2杯一気飲みし、ミンジェの分はペットボトルにした。
部屋に戻ると、案の定ミンジェは寝ていた。
僕のベッドで、一人でころんと寝ている姿は本当に愛くるしくて、萌えが止まらない。
バスローブの裾から出た細い脚や、はだけた胸元を目で堪能して。本当は寝かせてあげたいけど、喉がカラカラなのは身体に良くない。
ペットボトルを、そっと桜色の頬に押し当てた。
「ミンジェ?水飲めそう?」
眠りが浅かったのか、すぐに瞳を開けた。でも起き上がれないらしく、唇を少し開き水を待っている。
"え?寝てる人にどうやって水飲ませるの?ストロー持ってくれば良かった?
え?もしかして誘ってるの?いわゆる口移しで飲ませる?"
一瞬頭がぐるぐるしたけど、僕は口移しを選んだ。水を含んで、ミンジェにキスをする。
"わぁーこぼれた!"
慌てて舐めとるが、ミンジェから文句を言われ、そのまま腕で顔を隠してしまう。
その腕に、目を奪われた。
ミンジェの身体は、どこもかしこも白くて扇情的だけれど、二の腕の内側は本当にヤバい。
普段は隠れてる場所。
だから僕がそこにキスマークを付けたって、問題ないのではないか?
ミンジェにもう一度水を飲ませて、ペットボトルは蓋をして転がした。
腕を掴んで開かせる。露になった所を、キツく吸った。
「いっ…たぁ」
「ねぇ、ミンジェ?」
「…な、に?」
「まだ皆帰ってきてないですよ?」
眉間に皺を寄せて、軽く僕を睨んでいたが、キョトンとして。そのうち意味を理解したのだろう、頬を桜色に染めた。
「声、たくさん聞かせて下さいね?」
バスローブの袖を引き抜いて、華奢な肩を竦めるミンジェの両ひざに手を掛ける。関節が柔らかいから、抵抗なく開き、中心でミンジェ自身がふるっと揺れている。
後孔は、さっきお風呂で丹念に解して繋がったから、多分まだすぐに挿入る。
「すぐに挿れたら、ダメですか?まだ柔らかくて……」
「いいよ……、奥まで、きて?」
ミンジェは、"しょうがないなぁ"というように、微笑んで僕の頬を小さな手で包み込んだ。
僕は急いで僕自身にゴムを被せ、ミンジェの熱いナカへ 押し挿った。濘るんだ腸壁が、僕を隙間なく包んでいく。
「…は、ぁ…ん!」
ミンジェが顎を仰け反らせて、快感に耐えるような仕草でシーツに頭を押しつけた。
「動きますよ?」
「…うん」
「声、我慢しないで下さいね?」
ミンジェの顔を覗き込んで、頬にキスをする。
ストロークはまだ小さめに、ツンっと硬くなっている乳首を摘まんで、指の先で押し潰すように愛撫する。
「あぁ……、んっ!」
恥ずかしがっていたミンジェは、段々と快感に従順になり、腰を揺らしながら甘い声を出して、僕を、狂わす。
ミンジェだけが、僕を揺さぶる存在で。
その、嵐のような感情や経験は、僕の中にある独占欲を強く自覚させ、唯一無二の結論を出させた。
"ミンジェと、ずっと一緒にいたい。ミンジェを僕だけの存在にしたい "
貴方から貰う宝石のような毎日が、僕という人間を作っていく。
貴方を愛することで得られる全ての事に、どんな代償も払いたい。
「ミンジェ。愛してるよ」
身体を反転させ、ミンジェを上に乗せた。お互いに手を伸ばして指を絡め、しっかりと握る。
ミンジェの腰が滑らかに動いて、僕が突き上げれば、穿つ度に僕自身を絞り上げる。
「あっあぁっ、ミンジェ!気持ちイイよ、イッちゃう!」
「ぼく、も……っ、あいしてる、ヨングぅ!」
腹の上に、ミンジェの暖かい白濁が吐き出された。ほぼ同時に被膜へと注いだ僕の白濁も、これ以上動かせば溢れてしまう。
「はぁ、はぁ、ん……、」
僕の上で、荒い呼吸を整えながら余韻に浸るミンジェは、最高に、綺麗だった。
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