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武闘大会
武器準決勝&拳闘決勝
しおりを挟む ローザVSフェルは特に見せ場も無くフェルに決まり、スノーVSフェルの準決勝が行われることになった。
「泣き虫スノーがまぐれで勝てたからって調子に乗るなよ」
「いじめっ子がいつまでもでかい面出来ると思うなよ!」
どうやらお互いに因縁の有る対決だった。
「準決勝開始っす」
トッポの号令とともに二人は超高速で駆け寄り、一合二合と打ち合いをして行く。
その激しさは今大会屈指の高速バトルとなった。
何合も打ち合い隙をうかがうが、お互いに弾き合い距離を取ると再びにらみ合いになる。
「くそ、泣き虫の癖に」
フェルが体を前に倒し猛スピードで駆け抜ける体制になると、スノーも身体を前に倒して高速移動モードに切り替える。
「昔の俺と思うなよ」
刹那、姿が消え、辺りに幾つもの衝突音が響き渡る、観客も追うがあまりの速さについていけないも者も居た。
突如空中からフェルが舞台に叩きつけられた。
「がは」
少し離れた所にかなりの量の切り傷をつけたスノーが静かに姿を現して、フェルの方へ切っ先を向けていた。
「ぐ・・・少しはやる様になったなぁ」
ふらりと立ち上がり牙を剥くように威嚇するフェルの身体は筋肉が膨張して一回り大きくなり、腰に挿していた二本目の剣を抜き二刀流にした。
スノーはブラウンの様に剣を肩に乗せ力を抜いたように構える。。
「なめてんのか?」
「まさか・・・俺の憧れの人の真似だよ」
「真似で勝てるか!」
フェルが鬼の形相で剣をクロスさせて切りかかり、スノーは冷静に剣の腹を一刀に当てて無理やり方向を変えさせ膝で腹を蹴り抜くと、追撃に後頭部に肘を叩き込んだ。
「ごはぁ、ゴホゴホ」
2バウンドしてどうにか立ち上がると、フラフラと剣を構える。
しかしスノーは動かない、剣を降ろして幻影を消すと、フェルの幻影も消えてしまう。
スノーはフェルの所に駆け寄ると、フェルは立ったまま気絶していた。
「しょ、勝者スノーっす」
会場は割れんばかりに歓声を上げ、決勝二試合を残すだけとなった。
フェルは会場の医務室で目を覚ますと、側にはスノーが座っていた。
「俺は負けたのか・・・」
「ああ、ついに勝ったぞ」
「くそ、あの弱虫に負けるとは・・・な」
穏やかな空気が流れる、けっしてギスギスしたものでは無かった。
「おめでとう、だな。
だが次は俺が勝つ!!」
「勿論、次も俺が勝つさ」
そう言って笑いあい拳をぶつけ合った。
少し離れた所から見ていたブラウンは穏やかな笑みを浮かべて去っていった。
休憩を挟んで
「拳闘大会決勝、拳闘王ミキバスVSバンテリン試合開始っす」
拳闘大会の決勝が始まった、トラ獣人のミキバスはゆったりと構えバンテリンの出方を伺っていた。
一方のバンテリンは両手を上下に広げる構えで攻撃を誘っていたが。
「わしらしくないのう」
そう呟くと一気に駆け出し
「うぉぉぉぉぉぉぉどりゃ!」
猛スピードで拳の壁を築くほど叩き込んだ。
それに対してミキバスは腕でガードを試みるが、パワーはバンテリンが上回っているのか尽く拳が吸い込まれていく。
「ぬ・・・があ!」
数十発もらったが半分はどうにか防いだミキバスは取った距離を一気につめトラのような柔軟な拳の壁を築き、バンテリンもそれに合わせる形になった。
お互いに防御を捨てた殴り合いになり、鈍い音が会場内に響き渡る。
血を流し、あざを作りつつも致命だがにはならず、だが確実に体力だけは奪って行った。
お互い息を合わせたように距離を取ると
「ご老体が、中々やるな」
「まだまだ、若い者には負けんよ」
ニヤリと笑い再び飛び出す二人には一切の迷いは無かった。
遠距離攻撃?まさか、お互いに近接戦でこそ決着を付けねば、お互いの意地がまさにぶつかり合った。
超重量同士のぶつかり合いに舞台は揺れ、割れ、それでもお互いの意地が下がることを否定していた。
「ぬがお!!」
ミキバスが吼えると
「ぬが!!」
バンテリンが答え、互いの闘志は燃え盛りなおも拳を打ち合わせていく。
どのぐら経ったのだろう?観客も我を忘れ静まり返り、ひたすら二人の出す音だけが響き渡っていた。
あるものは涙し、あるものは呆然としていた。
一瞬にも永遠にも感じた時間が終わりを迎える時が近づいていた。
先に膝を着いたのはバンテリン、突如ガクッと力が抜けたように膝から落ちると、勝機とばかりにミキバスが必殺のストレートを放ったその時
「バンテリン!!」
静まり返った会場にアーリの声が響いた。
その瞬間、カッと目を見開いたバンテリンが突如立ち上がり様にアッパーカットを放った。
勝利を確信していたミキバスは完全に虚を疲れた形で顎に致命的な一撃を受けてしまった。
ふらりとミキバスの身体が揺れ、バンテリンは持ち上がらないはずの拳を持ち上げ、様子を伺う。
ふっと幻影は消え、ミキバスはリングサイドで、どさりと崩れ落ちた。
理解が追いつかないのか、会場はアーリ以外誰も声を上げず、リングサイドのバンテリンに駆け寄るアーリが到着すると同時に歓声が上がった。
「アーリ!勝ったぞ、勝った!わしと結婚してくれ」
「勿論!」
溢れんばかりの笑顔を向け返事をしたアーリにキスをして自分の肩に乗せると、舞台に上がって、両腕を挙げ歓声に答えた。
この日拳闘大会初代チャンピオン、が生まれたとともに、生涯の伴侶も生まれたのだった。
気がついたミキバスがバンテリンに歩み寄り、ニッコリと笑って握手をしてお互いを称え合った。
その姿に多くの観客が魅了され、後の拳闘ブームの火付け役にもなった。
―――――――――――――――――――――――――――――
たぬまるです
大変遅くなってすいません。
死ぬほど難産でした、僕にはまだ武闘大会は早いと痛感しております。
でも書きかけたなら、完結したくて頑張っております。
後一話で武闘大会は終わりです、その後はまたノンビリとしたスローライフを目指して頑張ります
「泣き虫スノーがまぐれで勝てたからって調子に乗るなよ」
「いじめっ子がいつまでもでかい面出来ると思うなよ!」
どうやらお互いに因縁の有る対決だった。
「準決勝開始っす」
トッポの号令とともに二人は超高速で駆け寄り、一合二合と打ち合いをして行く。
その激しさは今大会屈指の高速バトルとなった。
何合も打ち合い隙をうかがうが、お互いに弾き合い距離を取ると再びにらみ合いになる。
「くそ、泣き虫の癖に」
フェルが体を前に倒し猛スピードで駆け抜ける体制になると、スノーも身体を前に倒して高速移動モードに切り替える。
「昔の俺と思うなよ」
刹那、姿が消え、辺りに幾つもの衝突音が響き渡る、観客も追うがあまりの速さについていけないも者も居た。
突如空中からフェルが舞台に叩きつけられた。
「がは」
少し離れた所にかなりの量の切り傷をつけたスノーが静かに姿を現して、フェルの方へ切っ先を向けていた。
「ぐ・・・少しはやる様になったなぁ」
ふらりと立ち上がり牙を剥くように威嚇するフェルの身体は筋肉が膨張して一回り大きくなり、腰に挿していた二本目の剣を抜き二刀流にした。
スノーはブラウンの様に剣を肩に乗せ力を抜いたように構える。。
「なめてんのか?」
「まさか・・・俺の憧れの人の真似だよ」
「真似で勝てるか!」
フェルが鬼の形相で剣をクロスさせて切りかかり、スノーは冷静に剣の腹を一刀に当てて無理やり方向を変えさせ膝で腹を蹴り抜くと、追撃に後頭部に肘を叩き込んだ。
「ごはぁ、ゴホゴホ」
2バウンドしてどうにか立ち上がると、フラフラと剣を構える。
しかしスノーは動かない、剣を降ろして幻影を消すと、フェルの幻影も消えてしまう。
スノーはフェルの所に駆け寄ると、フェルは立ったまま気絶していた。
「しょ、勝者スノーっす」
会場は割れんばかりに歓声を上げ、決勝二試合を残すだけとなった。
フェルは会場の医務室で目を覚ますと、側にはスノーが座っていた。
「俺は負けたのか・・・」
「ああ、ついに勝ったぞ」
「くそ、あの弱虫に負けるとは・・・な」
穏やかな空気が流れる、けっしてギスギスしたものでは無かった。
「おめでとう、だな。
だが次は俺が勝つ!!」
「勿論、次も俺が勝つさ」
そう言って笑いあい拳をぶつけ合った。
少し離れた所から見ていたブラウンは穏やかな笑みを浮かべて去っていった。
休憩を挟んで
「拳闘大会決勝、拳闘王ミキバスVSバンテリン試合開始っす」
拳闘大会の決勝が始まった、トラ獣人のミキバスはゆったりと構えバンテリンの出方を伺っていた。
一方のバンテリンは両手を上下に広げる構えで攻撃を誘っていたが。
「わしらしくないのう」
そう呟くと一気に駆け出し
「うぉぉぉぉぉぉぉどりゃ!」
猛スピードで拳の壁を築くほど叩き込んだ。
それに対してミキバスは腕でガードを試みるが、パワーはバンテリンが上回っているのか尽く拳が吸い込まれていく。
「ぬ・・・があ!」
数十発もらったが半分はどうにか防いだミキバスは取った距離を一気につめトラのような柔軟な拳の壁を築き、バンテリンもそれに合わせる形になった。
お互いに防御を捨てた殴り合いになり、鈍い音が会場内に響き渡る。
血を流し、あざを作りつつも致命だがにはならず、だが確実に体力だけは奪って行った。
お互い息を合わせたように距離を取ると
「ご老体が、中々やるな」
「まだまだ、若い者には負けんよ」
ニヤリと笑い再び飛び出す二人には一切の迷いは無かった。
遠距離攻撃?まさか、お互いに近接戦でこそ決着を付けねば、お互いの意地がまさにぶつかり合った。
超重量同士のぶつかり合いに舞台は揺れ、割れ、それでもお互いの意地が下がることを否定していた。
「ぬがお!!」
ミキバスが吼えると
「ぬが!!」
バンテリンが答え、互いの闘志は燃え盛りなおも拳を打ち合わせていく。
どのぐら経ったのだろう?観客も我を忘れ静まり返り、ひたすら二人の出す音だけが響き渡っていた。
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一瞬にも永遠にも感じた時間が終わりを迎える時が近づいていた。
先に膝を着いたのはバンテリン、突如ガクッと力が抜けたように膝から落ちると、勝機とばかりにミキバスが必殺のストレートを放ったその時
「バンテリン!!」
静まり返った会場にアーリの声が響いた。
その瞬間、カッと目を見開いたバンテリンが突如立ち上がり様にアッパーカットを放った。
勝利を確信していたミキバスは完全に虚を疲れた形で顎に致命的な一撃を受けてしまった。
ふらりとミキバスの身体が揺れ、バンテリンは持ち上がらないはずの拳を持ち上げ、様子を伺う。
ふっと幻影は消え、ミキバスはリングサイドで、どさりと崩れ落ちた。
理解が追いつかないのか、会場はアーリ以外誰も声を上げず、リングサイドのバンテリンに駆け寄るアーリが到着すると同時に歓声が上がった。
「アーリ!勝ったぞ、勝った!わしと結婚してくれ」
「勿論!」
溢れんばかりの笑顔を向け返事をしたアーリにキスをして自分の肩に乗せると、舞台に上がって、両腕を挙げ歓声に答えた。
この日拳闘大会初代チャンピオン、が生まれたとともに、生涯の伴侶も生まれたのだった。
気がついたミキバスがバンテリンに歩み寄り、ニッコリと笑って握手をしてお互いを称え合った。
その姿に多くの観客が魅了され、後の拳闘ブームの火付け役にもなった。
―――――――――――――――――――――――――――――
たぬまるです
大変遅くなってすいません。
死ぬほど難産でした、僕にはまだ武闘大会は早いと痛感しております。
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