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龍人の国
鍛冶と結、ブタ狩りと嵐
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結とりゅーちゃんが外で暴れまわっている頃、異次元自宅でお留守番をしているピーちゃんは。
「じんかできるとごしゅじんといられる」
必死に人化をするために修行をしていた。
一方その頃冒険者ギルドの受付で今日は二手に分かれることになっていた。
「今日は私は鍛治の手伝いをするわね」
「ったく、それがお前のためになるんなら良いが、暴れてねぇと俺はイライラするんだよ」
「だったら確り暴れて来てね」
その日、結は鍛冶の手伝い、りゅーちゃんはオーク1体の討伐を受けることにした。
例によってバンブーオークの討伐でも良いため、りゅーちゃんは楽しみにしていた。
ギルドで分かれた後、結は鍛冶やに向かった。
「なんだ?ちっこいのが来たのう、重いものを運んでもらうが大丈夫か?」
「大丈夫ですよ、こう見えて私力持ちなんで」
そう言ってマッチョポーズをする結を微笑ましそうに見つめ、自慢のあごひげを撫でる男
「じゃあ頼もうかのう、わしはカンショじゃ」
「私は結、宜しくね」
柔らかい握手をすると
「では、早速この鉱石を製鉄場に運んでくれや」
「これ全部?」
「ああ、それが今日の分だ」
確認すると箱を全部積み上げて一気に持ち上げて見せた。
「ぬぁ!」
驚いて目を見開いたカンショを置いたまま結は製鉄場に運んでいく。
製鉄場には筋肉質な美しい女性が汗だくになり炉の温度を上げていた。
「新人さん?お疲れ様、鉱石はそこら辺に置いておいて」
炉から目を離さずにそう言う。
”ずん”
「今回の新人さんは力持ちね・・・あれ?新人さんは?」
振り向いた女性は不思議そうに首を傾けた。
「あ、私です」
自分を指差す結を見て驚愕の顔をする。
”あ、美人さんでもこんな顔の時はかなり崩れるんだね”
結がそう思っていたのは内緒。
「えぇぇぇぇぇ!!」
驚きのあまり座っていたイスから転がり落ちた。
「あう、す、凄いのね、アタシはバクヤ旦那と同じ鍛冶師さ」
そう言って握手を確りとした。
「アンタかなり力が強いね、アタシが鍛冶を教えてやろうか?」
「え?良いんですか?嬉しい♪」
こうして、結は鍛冶の師と呼べる人と縁を結ぶことが出来た。
その後復活したカンショにも色々と教えてもらい、記憶力も相まって物凄い勢いで技術を吸収していった。
一方りゅーちゃんは
ガゴスと音を立ててバンブーオークの頭を砕き、悦に入ったように体を抱きしめていた。
「ああぁ、良いな、やっぱ戦いはこうじゃねぇとな♪」
そう言って次々とバンブーオークを叩きのめして行くと、集落の奥まった所にある小屋からうめき声が聞こえた。
「うん?だれかいんのか?」
そう言って小屋の扉を蹴り破り中に入ると、裸の数人の女性が囚われていた。
「ち、襲われた奴はいるか?」
「き、昨日私達は運ばれてきたから、無事だけど・・・前から居た人がみんな外に連れて行かれて・・・」
そう言って震える短髪の女性。
忌々しそうに顔をしかめるりゅーちゃんは
「おめぇら、今ブタどもを処理中だ、そこで大人しく待ってろ」
そう言い残すと集落中のバンブーオークを潰して回る、逃げ出すものも膝を砕かれて動けなくされ、這いずり回ると腕を砕かれ、バンブーオーク達にとって地獄が続いた。
一方的な虐殺が終わり、女性達を出すと。
「あんたらは、「運ばれてきた」と言ってたな、誰に運ばれた?」
一瞬バツの悪そうな顔をすると
「私達の村の男どもさ・・・」
「ふぅん、そうか、あんたらはそれを許す気はあるか?」
意地悪そうな笑顔で問いかけるりゅーちゃんに掴みかかり
「許せるわけがないだろ!殺してやりたいよ!!でも、あたしらは弱い!」
そう言ってりゅーちゃんの胸で泣き崩れる女性の顎を持ち上げ、強烈な笑みを浮かべると
「じゃあ、俺が殺ってやるよ。
ただし、ただじゃぁ無い、俺には主が居るんだが、それの身の回りの世話と、お守りをしてもらう。
給料もくれてやろう、悪い話じゃないだろう」
「殺ってくれるのかい?なら私は条件を飲むよ!
皆はどうする?」
「私も」
次々に賛同の声が上がり、全員が賛同した所でりゅうちゃんは契約魔法を施して、村の場所を聞き出すと一旦女性達を連れてセイトの街に戻って行った。
「で、ではこの方達はバンブーオークの集落に居た人たちなんですね」
「ああ、貞操は無事だよ。俺はちょっと出かけてくるから、ここで暫く面倒を見てやってくれ。
金貨2枚あればお釣りが来るだろう?」
そう言って、カウンターの上に金貨を2枚置くと出て行こうとするが、受付嬢がりゅーちゃんの服を掴んで止めると
「ちょっとだけ待ってください、上司と相談して依頼に出来るかもしれません」
「早くしろよ」
その後ギルドからの正式依頼で山龍人の捕縛がりゅーちゃんに出され、街を出てりゅーちゃんは空を飛んで村に向った。
減った女性をセイトに奪いに行く相談を男達がしていた時、ふと影が走り、男達が宙を舞った。
結果的に言うと30人の男達は一瞬で意識を刈り取られた。
しかし、目が覚めると体中に激痛が走り、気絶しては目を覚ます事を繰り返し、発狂も出来ず身体にかかる振動すら痛みに変わる。
こうして男達は犯罪奴隷として売られ、残った女性はセイトで保護された。
「ではりゅー様討伐、捕獲依頼の報酬と、犯罪奴隷の買取金合わせて金貨2500枚となります」
「おー」
そう言って金貨の入った袋を受け取ると、気だるそうに鞄に直した。
「それとりゅー様はFランクに特例で上がって頂くことになりました」
「あん?いらねーよ、普通で良いわ、どうせ結と同じじゃねぇとうるせぇだろしな」
その返事に一瞬で顔色が変わり
「こ、こまります、りゅーさまには是非上がっていただかないと」
「煩せえな、俺は結と上げてくからいいんだよ」
「な、なら結ちゃんもFに上げます、私の判断でそこまでは許可されていますから」
半泣きの受付嬢をジド目で見ると
「お前、幾らもらえるんだ?」
「う、き、金貨5枚ほど・・・」
「今日はお前の奢りな」
「解りました・・・それと、私リンファです」
「おう、リンファな。結の仕事が終ったら飯だからな、準備しておけよ」
一方その頃の結
「凄いよ!この折り返しと硬さの違う鉄を使って剣を作るなんて」
そう言って打ち上がった剣を感動的に見ているバクヤ、声もなく震えるカンショ。
なれてきた頃に、ギャンブルによく来ていた話好きの鍛冶師から聞いた技術を混ぜて作った剣があまりの出来に二人が感動に震えてしまった。
「俺は、これを超える剣を作る!」
「アタシもだよ!」
二人に何か火がついてしまったようで、それに触発されたように結も、後一振り作ろうと思い立ち
”職業を鍛冶師に”
それからの三人は凄いの一言であった。
バクヤが黒い刀身のインを打ち上げるとカンショは輝くような刀身のヤオを打ち上げた。
「出来たね」
「ああ、今までで一番の出来た・・・」
「私も出来た!」
結の打ち上げた剣はその場にあるだけで、全てを切ってしまう様なたたずまいの迫力のある剣を
「ケンエン」となずられた。
「可愛くない」
「何を言う剣の深遠の一端という意味だぞ」
いつかこの剣を目指すと誓う二人はいつでも来いと結に言うとその日の仕事は終わりを告げた。
その日の夜、
リンファは泣きそうになっていた。思った以上に食べる二人、それを見るだけで胸焼けをしてしまって、リンファはご飯を食べれなかった。
自棄酒のようにお酒をあおり、酔い潰れるまで飲み続けたという。
結の手元の剣にりゅーちゃんは興味津々で、明日使わせてもらおうと、こっそりと思っていた。
「じんかできるとごしゅじんといられる」
必死に人化をするために修行をしていた。
一方その頃冒険者ギルドの受付で今日は二手に分かれることになっていた。
「今日は私は鍛治の手伝いをするわね」
「ったく、それがお前のためになるんなら良いが、暴れてねぇと俺はイライラするんだよ」
「だったら確り暴れて来てね」
その日、結は鍛冶の手伝い、りゅーちゃんはオーク1体の討伐を受けることにした。
例によってバンブーオークの討伐でも良いため、りゅーちゃんは楽しみにしていた。
ギルドで分かれた後、結は鍛冶やに向かった。
「なんだ?ちっこいのが来たのう、重いものを運んでもらうが大丈夫か?」
「大丈夫ですよ、こう見えて私力持ちなんで」
そう言ってマッチョポーズをする結を微笑ましそうに見つめ、自慢のあごひげを撫でる男
「じゃあ頼もうかのう、わしはカンショじゃ」
「私は結、宜しくね」
柔らかい握手をすると
「では、早速この鉱石を製鉄場に運んでくれや」
「これ全部?」
「ああ、それが今日の分だ」
確認すると箱を全部積み上げて一気に持ち上げて見せた。
「ぬぁ!」
驚いて目を見開いたカンショを置いたまま結は製鉄場に運んでいく。
製鉄場には筋肉質な美しい女性が汗だくになり炉の温度を上げていた。
「新人さん?お疲れ様、鉱石はそこら辺に置いておいて」
炉から目を離さずにそう言う。
”ずん”
「今回の新人さんは力持ちね・・・あれ?新人さんは?」
振り向いた女性は不思議そうに首を傾けた。
「あ、私です」
自分を指差す結を見て驚愕の顔をする。
”あ、美人さんでもこんな顔の時はかなり崩れるんだね”
結がそう思っていたのは内緒。
「えぇぇぇぇぇ!!」
驚きのあまり座っていたイスから転がり落ちた。
「あう、す、凄いのね、アタシはバクヤ旦那と同じ鍛冶師さ」
そう言って握手を確りとした。
「アンタかなり力が強いね、アタシが鍛冶を教えてやろうか?」
「え?良いんですか?嬉しい♪」
こうして、結は鍛冶の師と呼べる人と縁を結ぶことが出来た。
その後復活したカンショにも色々と教えてもらい、記憶力も相まって物凄い勢いで技術を吸収していった。
一方りゅーちゃんは
ガゴスと音を立ててバンブーオークの頭を砕き、悦に入ったように体を抱きしめていた。
「ああぁ、良いな、やっぱ戦いはこうじゃねぇとな♪」
そう言って次々とバンブーオークを叩きのめして行くと、集落の奥まった所にある小屋からうめき声が聞こえた。
「うん?だれかいんのか?」
そう言って小屋の扉を蹴り破り中に入ると、裸の数人の女性が囚われていた。
「ち、襲われた奴はいるか?」
「き、昨日私達は運ばれてきたから、無事だけど・・・前から居た人がみんな外に連れて行かれて・・・」
そう言って震える短髪の女性。
忌々しそうに顔をしかめるりゅーちゃんは
「おめぇら、今ブタどもを処理中だ、そこで大人しく待ってろ」
そう言い残すと集落中のバンブーオークを潰して回る、逃げ出すものも膝を砕かれて動けなくされ、這いずり回ると腕を砕かれ、バンブーオーク達にとって地獄が続いた。
一方的な虐殺が終わり、女性達を出すと。
「あんたらは、「運ばれてきた」と言ってたな、誰に運ばれた?」
一瞬バツの悪そうな顔をすると
「私達の村の男どもさ・・・」
「ふぅん、そうか、あんたらはそれを許す気はあるか?」
意地悪そうな笑顔で問いかけるりゅーちゃんに掴みかかり
「許せるわけがないだろ!殺してやりたいよ!!でも、あたしらは弱い!」
そう言ってりゅーちゃんの胸で泣き崩れる女性の顎を持ち上げ、強烈な笑みを浮かべると
「じゃあ、俺が殺ってやるよ。
ただし、ただじゃぁ無い、俺には主が居るんだが、それの身の回りの世話と、お守りをしてもらう。
給料もくれてやろう、悪い話じゃないだろう」
「殺ってくれるのかい?なら私は条件を飲むよ!
皆はどうする?」
「私も」
次々に賛同の声が上がり、全員が賛同した所でりゅうちゃんは契約魔法を施して、村の場所を聞き出すと一旦女性達を連れてセイトの街に戻って行った。
「で、ではこの方達はバンブーオークの集落に居た人たちなんですね」
「ああ、貞操は無事だよ。俺はちょっと出かけてくるから、ここで暫く面倒を見てやってくれ。
金貨2枚あればお釣りが来るだろう?」
そう言って、カウンターの上に金貨を2枚置くと出て行こうとするが、受付嬢がりゅーちゃんの服を掴んで止めると
「ちょっとだけ待ってください、上司と相談して依頼に出来るかもしれません」
「早くしろよ」
その後ギルドからの正式依頼で山龍人の捕縛がりゅーちゃんに出され、街を出てりゅーちゃんは空を飛んで村に向った。
減った女性をセイトに奪いに行く相談を男達がしていた時、ふと影が走り、男達が宙を舞った。
結果的に言うと30人の男達は一瞬で意識を刈り取られた。
しかし、目が覚めると体中に激痛が走り、気絶しては目を覚ます事を繰り返し、発狂も出来ず身体にかかる振動すら痛みに変わる。
こうして男達は犯罪奴隷として売られ、残った女性はセイトで保護された。
「ではりゅー様討伐、捕獲依頼の報酬と、犯罪奴隷の買取金合わせて金貨2500枚となります」
「おー」
そう言って金貨の入った袋を受け取ると、気だるそうに鞄に直した。
「それとりゅー様はFランクに特例で上がって頂くことになりました」
「あん?いらねーよ、普通で良いわ、どうせ結と同じじゃねぇとうるせぇだろしな」
その返事に一瞬で顔色が変わり
「こ、こまります、りゅーさまには是非上がっていただかないと」
「煩せえな、俺は結と上げてくからいいんだよ」
「な、なら結ちゃんもFに上げます、私の判断でそこまでは許可されていますから」
半泣きの受付嬢をジド目で見ると
「お前、幾らもらえるんだ?」
「う、き、金貨5枚ほど・・・」
「今日はお前の奢りな」
「解りました・・・それと、私リンファです」
「おう、リンファな。結の仕事が終ったら飯だからな、準備しておけよ」
一方その頃の結
「凄いよ!この折り返しと硬さの違う鉄を使って剣を作るなんて」
そう言って打ち上がった剣を感動的に見ているバクヤ、声もなく震えるカンショ。
なれてきた頃に、ギャンブルによく来ていた話好きの鍛冶師から聞いた技術を混ぜて作った剣があまりの出来に二人が感動に震えてしまった。
「俺は、これを超える剣を作る!」
「アタシもだよ!」
二人に何か火がついてしまったようで、それに触発されたように結も、後一振り作ろうと思い立ち
”職業を鍛冶師に”
それからの三人は凄いの一言であった。
バクヤが黒い刀身のインを打ち上げるとカンショは輝くような刀身のヤオを打ち上げた。
「出来たね」
「ああ、今までで一番の出来た・・・」
「私も出来た!」
結の打ち上げた剣はその場にあるだけで、全てを切ってしまう様なたたずまいの迫力のある剣を
「ケンエン」となずられた。
「可愛くない」
「何を言う剣の深遠の一端という意味だぞ」
いつかこの剣を目指すと誓う二人はいつでも来いと結に言うとその日の仕事は終わりを告げた。
その日の夜、
リンファは泣きそうになっていた。思った以上に食べる二人、それを見るだけで胸焼けをしてしまって、リンファはご飯を食べれなかった。
自棄酒のようにお酒をあおり、酔い潰れるまで飲み続けたという。
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