あなたをずっと、愛していたのに 〜氷の公爵令嬢は、王子の言葉では溶かされない~

「アナベル・メリーエ。君との婚約を破棄するッ!」
 王子を一途に想い続けていた公爵令嬢アナベルは、冤罪による婚約破棄宣言を受けて、全てを諦めた。

 ――だってあなたといられない世界だなんて、私には必要ありませんから。

 愛していた人に裏切られ、氷に身を閉ざした公爵令嬢。
 王子が深く後悔し、泣いて謝罪したところで止まった彼女の時が再び動き出すことはない。

 アナベルの氷はいかにして溶けるのか。王子の贖罪の物語。


※オールハッピーエンドというわけではありませんが、作者的にはハピエンです。
※小説家になろうにも重複投稿しています。
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