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エピローグだ

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6/5 13:30 ラーメン店、巣蹴機余、Bー1席

「あのー、奈緒さん怒ってます?」
「いんや、怒ってないぞ。ぶっ飛ばしたいだけだ。」
「それ怒ってますよね!」
そう、私は今この前行ったラーメン店に退院した守とその娘さんとたまたま出会ったから入ったのだが
「もう一度聞くけど教師になるって?」
「は、はい。流石に前みたいな事が起きないようにマトモな職に就こうかと。」
「おい、それじゃ公務員以外マトモじゃねえみたいじゃねぇか。あ?」
すんませんと舌足らずになり頭を下げられる。
「いや、別に教師になるのが悪いとは言ってないんだぜ?なんでなのかって聞いているんだよ。」
「だって、近いから…」
「お前はやる気のない受験生か」
「まぁ、いっか…なんか出来る授業無いのか?」
「体育なら…」
体育か、ならば私の負担も減るし数学に専念できるな…今の教師も一人じゃ心もとないって言ってたし。
って、なんかダメだろ!特に理由はないけどなんかダメだろ!
「でも、できるだけ娘とは一緒にいたいんだ」
……
「分かった、理事長にもお前が来れるようになったらウチによこしてもらうように話しておく。でも、ちゃんと研修とかから始めろよ、それがダメならこの話は無しだ」
「いいのか?」
「知るか、全部は理事長と話してからだ」
ありがとう!ありがとう!と言い守はまた頭を下げまくっていた。
というか早苗ちゃんだっけ、娘さん引いてるよ…やめろよなんか申し訳ないよ。
そうしていると店員さんが来てラーメンを運んできた。
「へい、醤油、味噌、豚キムチ、お持ちしゃした!」
「お、来たな。とりあえず食うか!」
「そうだな」
ところで豚キムチ?誰のだ?
守のか?でもアイツは味噌が好きって言ってたし…
そう思いながら醤油ラーメンをすすりながら前を見てみると早苗ちゃんがなんとも幸せそうに豚キムチラーメンを食べていた。
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