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ChapterB バカな空き巣と暴力系教師

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5/30 とある住居 朝

俺はどうしたらいい?
信じられないかも知れないが朝起きたら両手足が床に固定されていたんだ。
そして隣では布団で寝ているスーパー美人が一人。
さて、もう一度聞こう。
俺はどうしたらいい。
とりあえず昨日何があったのかを思い出そう。

5/29 住宅地 夜

俺の名前は石川 守。
30歳
もう30歳とだと思うと哀しくなる。
職業は…空き巣だ。
人がいないのを見計らって物を盗って逃げる簡単な職業だ。
よし、今日のターゲットはあの家にしよう。
実に鍵が開けやすそうな素晴らしい家だ。
全部こうなればいいのに。
さて、無駄な思考をしている間に上手く鍵が開けられたようだ。
空き巣はしたことがバレないようにするのが鉄則だ。
バレるまでの時間が長いほどこちらが逃げやすい。
故に狙いは保険証と貯金箱。
貯金箱なんぞ中身を全部ゲーセンのコインと入れ替えれば早々バレない。
家に入った時の印象は女子だなぁだ。
なんというか中高生の女子にありがちな部屋を大きくしたような感じだ。
っと、そんなことはどうでもいい。
俺は評論家でもなんでもなくただのどこにでもいる空き巣なのだ
しばらく探したらすぐに目的のものは見つかった。
くっくっ、もう盗るものは盗った、
もうこことはおさらばだ。
あと出口まで2mというところでアクシデント。
家主の登場だ。
「ふはー!呑んだ呑んだ!
やっぱ教師なんか飲まないとやってらんないつーの!
って、あれ?」
一升瓶を携えて現れたのはスーツを崩したどう見ても飲み会後の女だ。
どうやら最悪のパターンらしい。
だが心配することはない。
相手は女だ。
元空手部代表の俺が負ける筈がない。
筈がないのだが…
なんで俺は今ぶっ倒れているんだ?
そういえばあの女の酒瓶がわれているな。
どうやら俺が気付けないほどの速度でぶん殴られたようだ。
一升瓶で。
ダメだ。
意識が…

5/30

と、いう感じだっただろうか。
良く生きてたな俺。
とりあえずもう一眠りするか。
おやすみ。
「ふわ~、眠い。
でも学校行かなきゃ。
とりあえず…」
「…どうも」
隣の女が起きた。
どうやら二度寝はできないらしい。
無念。
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