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【水の章:聖なる夜へ向けた計画】
3「果たして聖夜に遂げられなかった想い」
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3
俺の腕の中で喘いでいる彩華。左の肩から右の脇腹にかけて肉を裂かれ、止まることなく、大量の血液が溢れ出し続ける。
「種仔さん!」と再び叫んで、猟銃を放り出した麻由斗が駆け寄ってきた。先程までの不敵な態度は消え去り、両目に涙まで浮かべて、焦燥一色に染まった表情だ。
俺は「彩華っ、彩華っ、彩華っ」と呼び掛けながらも――分かっている――麻由斗が彼女を何と呼んでいるのか。しかしそれは一体全体どういうことなのか。
「彼女が種仔だと申すのか、おぬしは」
「あああ、これじゃあ助からないじゃないかあ! なぜだ――あり得ないっ! 種仔さんがここで死ぬはずがないのにい!」
「爺上は本当に、圭太がまだ潜んでいることを知らなかったのですか?」
「知っていたらもっと気を付けた! ああ、僕のせいか? そうなんですか、種仔さん!」すぐ傍らにべたりと座り込む麻由斗。両手が彩華に触れようとして触れない――ただ身体の前でせわしなく動いている。「申し訳ありません! 圭太があくまで山野部家の人間だけを標的にしているという可能性に、どうして思い至らなかったのか! 僕は大馬鹿者だ――理に胡坐をかいて、てっきり後はすべて、上手くいくものとばかりい!」
彩華は応えない。応えられそうにない。急速に光を失っていく瞳――禍々しい火傷痕の中にある双眸が、俺だけを切なそうに見上げている。
「彩華さん、」摩訶子が呼び掛けた。ちらと見れば、彼女は痛みに耐えるかのような面持ちで問うていた。「貴女が真の真犯人だったのですか」
俺は此処にいてひとり、深刻に孤独な戦慄へと突き落とされる。足場が瓦解するかの如き。未来も過去も現在も一切が闇に鎖されるかの如き。
けほっ――と。彩華は恐ろしく乾いた咳をして、紫色になった小さな唇を動かした。
「今夜……は、彩華とお兄様、が、ようやっと結ば、れる……聖なる夜、なのに……」
異様に暖かかった、熱かった、彼女の身体が、今度は一気に、冷めていく。
彼女を抱きかかえている腕の感覚が、なくなっていく。生命を感じ取れなくなっていく。
「君たちはまだ分かっていないのか!」
麻由斗が、物凄い剣幕で俺らを睨んでいた。煮え滾るような憎悪が籠められていた。
「彼女こそ種仔さんなんだよ! 『渦目摩訶子は明鏡止水』を著し、それを僕に与えてくれたのは彼女だ。彼女と茶花くんとが結ばれること――結ばれ続けることこそが理なんだ! 繰り返されるんだよ。何度でも何度でも、この兄妹は神聖に結ばれ続けるんだよ。僕のもとから消えた種仔さんは死んでいなかった。鍋元かやねという名前で此処にいた!」
理解できない。言葉が言葉だけとして脳内で反響して、それが何とも結び付かない。
俺の思考力は擦り減らされて、ついに消滅してしまったんだろうか。
「今、気付きましたよ」――摩訶子の声までが無意味な旋回――「鍋元かやね――NABEMOTO KAYANEは、並べ替えるとYAMANOBE TANEKO――山野部種仔のアナグラムだったのですね」
「僕は鍋元かやねには一度も会わなかった。僕が館に来るとき、彼女は姿を見せないようにしていた。でも僕は気に留めなかった。彼女が種仔さんだなんて疑いもしなかった。そのころには既に、種仔さんは死んだものとして復讐の準備を進めていたんだから当然だ。しかし『渦目摩訶子は明鏡止水』を読んだとき、僕には何もかもが分かった。そもそも、そのときに初めて会った彼女――彩華さんが、どう見たって種仔さんに他ならなかったんだよ」
「種仔が生きておったというのは分かった。館の使用人として、森蔵くんが彼女を傍に置き続けていたとは吾輩も知らなんだ。だが結局は、二十年ほど前に死んだではないか。そういやたしかに、種仔は身体が弱かったと聞いたな……。とまれ、彩華譲を種仔と呼ぶ道理は判然とせぬ。種仔の血を引く娘ということであれば、彩華譲でなくとも――」
「彼女なんだよ。次の種仔さんは彼女しかいないんだ。彼女は種仔さんと同様に、顔の上半分を火傷痕に覆われている。さらには種仔さんから同じベネチアンマスクを受け継いでいる。愛する兄の茶花くんは推理作家志望で――次の森蔵だ。二人は今宵、結ばれるはずだった。彩華さんは山野部種仔へと接続され、茶花くんは山野部森蔵へと接続され、そして来年――種仔が十六歳、森蔵が十八歳の年に、第一子の林基が産まれてくる。それこそが定められた理――森蔵・種仔の兄妹が結ばれる夜を〈終わり〉かつ〈始まり〉とするがゆえに、〈始まり〉も〈終わり〉も存在しないメビウスの環なんだ」
けほっ。こほっ。弱弱しく咳するたびに、咥内に溜まった血を吐き出す彩華。
彼女の命が燃え尽きようとしているのに、それを囲む人々はわけが分からない話を続ける。
「そのような世迷言を信じたのか、おぬし……」
「何が世迷言なものか! それが種仔さんの意思だった。森蔵に性的虐待を受けて云々というのも、僕を理へと回収するために用いられた方便だったんだ! だから道化役と云ったろう。君たちだって同じなんだぞ――茶花くんの相棒となった摩訶子が、次の覇唐眞一郎だ。君たちに関しては、性別の違いなんて些末な問題に過ぎない。茶花くんはこれから、摩訶子の活躍を小説にしていく。彩華さんは稟音を産んだ後、次の僕を探しに一旦、茶花くんのもとから離れるだろう。すべてがリセットされたことに気付かないか? 山野部家の人間――彩華さんと茶花くん以外の彼らは、ゆえに死ななければならなかった。彩華さんの存在は世間に隠され、これで茶花くんは天涯孤独の身の上だ。万事、そのとおりに、上手くいっていた――上手くいくはずだった! 僕が、僕が圭太を見逃さずに仕留めてさえいれば――」
「お、にい、さま……」
彩華の、振り絞るような囁き声が、人々に息を呑ませた。
彼女の潤んだ瞳は、儚く、熱く、俺だけを見詰めている。
「さいご、に、どうか、くちづけを……」
懸命に、訴える。祈るように。神に救いを求めるように。
「さいかの、くちびる、に……おにい、さまの……くちびる、を……」
聞き取れている。その意味も分かっている。
しかし俺は、動けない。彩華を、その血に濡れた唇を、見下ろすばかりだ。
どうして。どうして彼女の最期の願いを、聞き入れてやることが、できない。
「彩華さん、」摩訶子がすぐ傍に片膝をついた。俺も彩華も視線を彼女へは向けないが、彼女はそれでも構わなかった。「『渦目摩訶子は明鏡止水』を書いたのは、本当に貴女なのですか? 貴女の顔を焼いたのは、森蔵だったのではありませんか?」
その問いが、空気を決定的に変えてしまった。気がした。
彩華の、虚ろになりきる刹那の瞳が、ぎょろりと摩訶子の方へ……。
「じゃま、を……しないで……ください、よぉ………………」
……彼女の身体から、力が抜けた。両の瞼が閉じて、二度と開くことはなかった。
食堂に、死が降りた。麻由斗が、ばたりと倒れた。呆然自失の表情で、ぶつぶつと何事かを呟き続けている。眞一郎はかぶりを振って、顔を背ける。感情が欠けた世界。
俺に悲嘆や憤怒はなかった。喪失感とも呼べなかった。かと云って抜け殻と表現するつもりもなかった。自らが生きていることは分かる。
俺はこれ以上なく、生存者だった。なぜかこの事件に、最後まで生き残ってしまった。
「茶花くん、申し訳ないが、手伝ってはくれないだろうか」
すっと立ち上がった摩訶子が、俺に掌を差し伸べる。俺は白けきった心地で、彼女を見上げる。彼女は静かだった。彼女はどんなときでも静かだった。母親が自殺した際にもそれを受け止め、己が役割を全うしようと努めた。今だって、どんな真相を突き付けられようとも、立派に自分だけで立っている。
「…………ああ。俺にできることなら、何でもやるよ」
投げやりな気持ちなのだろうか。それとも縋っているのだろうか。
いずれにせよ、俺は彼女の助手だった。最後に残された俺の役割だった。
彩華の亡骸を血だまりの中にそっと横たえる。「ごめん」と、ひと言だけ呟いた。
俺の腕の中で喘いでいる彩華。左の肩から右の脇腹にかけて肉を裂かれ、止まることなく、大量の血液が溢れ出し続ける。
「種仔さん!」と再び叫んで、猟銃を放り出した麻由斗が駆け寄ってきた。先程までの不敵な態度は消え去り、両目に涙まで浮かべて、焦燥一色に染まった表情だ。
俺は「彩華っ、彩華っ、彩華っ」と呼び掛けながらも――分かっている――麻由斗が彼女を何と呼んでいるのか。しかしそれは一体全体どういうことなのか。
「彼女が種仔だと申すのか、おぬしは」
「あああ、これじゃあ助からないじゃないかあ! なぜだ――あり得ないっ! 種仔さんがここで死ぬはずがないのにい!」
「爺上は本当に、圭太がまだ潜んでいることを知らなかったのですか?」
「知っていたらもっと気を付けた! ああ、僕のせいか? そうなんですか、種仔さん!」すぐ傍らにべたりと座り込む麻由斗。両手が彩華に触れようとして触れない――ただ身体の前でせわしなく動いている。「申し訳ありません! 圭太があくまで山野部家の人間だけを標的にしているという可能性に、どうして思い至らなかったのか! 僕は大馬鹿者だ――理に胡坐をかいて、てっきり後はすべて、上手くいくものとばかりい!」
彩華は応えない。応えられそうにない。急速に光を失っていく瞳――禍々しい火傷痕の中にある双眸が、俺だけを切なそうに見上げている。
「彩華さん、」摩訶子が呼び掛けた。ちらと見れば、彼女は痛みに耐えるかのような面持ちで問うていた。「貴女が真の真犯人だったのですか」
俺は此処にいてひとり、深刻に孤独な戦慄へと突き落とされる。足場が瓦解するかの如き。未来も過去も現在も一切が闇に鎖されるかの如き。
けほっ――と。彩華は恐ろしく乾いた咳をして、紫色になった小さな唇を動かした。
「今夜……は、彩華とお兄様、が、ようやっと結ば、れる……聖なる夜、なのに……」
異様に暖かかった、熱かった、彼女の身体が、今度は一気に、冷めていく。
彼女を抱きかかえている腕の感覚が、なくなっていく。生命を感じ取れなくなっていく。
「君たちはまだ分かっていないのか!」
麻由斗が、物凄い剣幕で俺らを睨んでいた。煮え滾るような憎悪が籠められていた。
「彼女こそ種仔さんなんだよ! 『渦目摩訶子は明鏡止水』を著し、それを僕に与えてくれたのは彼女だ。彼女と茶花くんとが結ばれること――結ばれ続けることこそが理なんだ! 繰り返されるんだよ。何度でも何度でも、この兄妹は神聖に結ばれ続けるんだよ。僕のもとから消えた種仔さんは死んでいなかった。鍋元かやねという名前で此処にいた!」
理解できない。言葉が言葉だけとして脳内で反響して、それが何とも結び付かない。
俺の思考力は擦り減らされて、ついに消滅してしまったんだろうか。
「今、気付きましたよ」――摩訶子の声までが無意味な旋回――「鍋元かやね――NABEMOTO KAYANEは、並べ替えるとYAMANOBE TANEKO――山野部種仔のアナグラムだったのですね」
「僕は鍋元かやねには一度も会わなかった。僕が館に来るとき、彼女は姿を見せないようにしていた。でも僕は気に留めなかった。彼女が種仔さんだなんて疑いもしなかった。そのころには既に、種仔さんは死んだものとして復讐の準備を進めていたんだから当然だ。しかし『渦目摩訶子は明鏡止水』を読んだとき、僕には何もかもが分かった。そもそも、そのときに初めて会った彼女――彩華さんが、どう見たって種仔さんに他ならなかったんだよ」
「種仔が生きておったというのは分かった。館の使用人として、森蔵くんが彼女を傍に置き続けていたとは吾輩も知らなんだ。だが結局は、二十年ほど前に死んだではないか。そういやたしかに、種仔は身体が弱かったと聞いたな……。とまれ、彩華譲を種仔と呼ぶ道理は判然とせぬ。種仔の血を引く娘ということであれば、彩華譲でなくとも――」
「彼女なんだよ。次の種仔さんは彼女しかいないんだ。彼女は種仔さんと同様に、顔の上半分を火傷痕に覆われている。さらには種仔さんから同じベネチアンマスクを受け継いでいる。愛する兄の茶花くんは推理作家志望で――次の森蔵だ。二人は今宵、結ばれるはずだった。彩華さんは山野部種仔へと接続され、茶花くんは山野部森蔵へと接続され、そして来年――種仔が十六歳、森蔵が十八歳の年に、第一子の林基が産まれてくる。それこそが定められた理――森蔵・種仔の兄妹が結ばれる夜を〈終わり〉かつ〈始まり〉とするがゆえに、〈始まり〉も〈終わり〉も存在しないメビウスの環なんだ」
けほっ。こほっ。弱弱しく咳するたびに、咥内に溜まった血を吐き出す彩華。
彼女の命が燃え尽きようとしているのに、それを囲む人々はわけが分からない話を続ける。
「そのような世迷言を信じたのか、おぬし……」
「何が世迷言なものか! それが種仔さんの意思だった。森蔵に性的虐待を受けて云々というのも、僕を理へと回収するために用いられた方便だったんだ! だから道化役と云ったろう。君たちだって同じなんだぞ――茶花くんの相棒となった摩訶子が、次の覇唐眞一郎だ。君たちに関しては、性別の違いなんて些末な問題に過ぎない。茶花くんはこれから、摩訶子の活躍を小説にしていく。彩華さんは稟音を産んだ後、次の僕を探しに一旦、茶花くんのもとから離れるだろう。すべてがリセットされたことに気付かないか? 山野部家の人間――彩華さんと茶花くん以外の彼らは、ゆえに死ななければならなかった。彩華さんの存在は世間に隠され、これで茶花くんは天涯孤独の身の上だ。万事、そのとおりに、上手くいっていた――上手くいくはずだった! 僕が、僕が圭太を見逃さずに仕留めてさえいれば――」
「お、にい、さま……」
彩華の、振り絞るような囁き声が、人々に息を呑ませた。
彼女の潤んだ瞳は、儚く、熱く、俺だけを見詰めている。
「さいご、に、どうか、くちづけを……」
懸命に、訴える。祈るように。神に救いを求めるように。
「さいかの、くちびる、に……おにい、さまの……くちびる、を……」
聞き取れている。その意味も分かっている。
しかし俺は、動けない。彩華を、その血に濡れた唇を、見下ろすばかりだ。
どうして。どうして彼女の最期の願いを、聞き入れてやることが、できない。
「彩華さん、」摩訶子がすぐ傍に片膝をついた。俺も彩華も視線を彼女へは向けないが、彼女はそれでも構わなかった。「『渦目摩訶子は明鏡止水』を書いたのは、本当に貴女なのですか? 貴女の顔を焼いたのは、森蔵だったのではありませんか?」
その問いが、空気を決定的に変えてしまった。気がした。
彩華の、虚ろになりきる刹那の瞳が、ぎょろりと摩訶子の方へ……。
「じゃま、を……しないで……ください、よぉ………………」
……彼女の身体から、力が抜けた。両の瞼が閉じて、二度と開くことはなかった。
食堂に、死が降りた。麻由斗が、ばたりと倒れた。呆然自失の表情で、ぶつぶつと何事かを呟き続けている。眞一郎はかぶりを振って、顔を背ける。感情が欠けた世界。
俺に悲嘆や憤怒はなかった。喪失感とも呼べなかった。かと云って抜け殻と表現するつもりもなかった。自らが生きていることは分かる。
俺はこれ以上なく、生存者だった。なぜかこの事件に、最後まで生き残ってしまった。
「茶花くん、申し訳ないが、手伝ってはくれないだろうか」
すっと立ち上がった摩訶子が、俺に掌を差し伸べる。俺は白けきった心地で、彼女を見上げる。彼女は静かだった。彼女はどんなときでも静かだった。母親が自殺した際にもそれを受け止め、己が役割を全うしようと努めた。今だって、どんな真相を突き付けられようとも、立派に自分だけで立っている。
「…………ああ。俺にできることなら、何でもやるよ」
投げやりな気持ちなのだろうか。それとも縋っているのだろうか。
いずれにせよ、俺は彼女の助手だった。最後に残された俺の役割だった。
彩華の亡骸を血だまりの中にそっと横たえる。「ごめん」と、ひと言だけ呟いた。
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