【R18】可愛い義弟はお姉ちゃんがいただきます♡

7.★だいたい知ってる

　秋斗のほうが数倍上手うわてだったのは予想外だけど、どうにかなってしまいそうなほどに幸せだ。
　身も心も蕩ける小春は甘ったるい声で素直に喘ぎ続けた。

「あー、かわい……。早く挿れたいかも……」
「んっ、あっ♡  わたしも、はやく欲しい♡」
「うん……。でもちゃんと気持ちよくしたいから。姉ちゃんも初めてだろ？」
　
　半身を起こした秋斗は手の甲で口を拭う。卑猥に濡れたくちびるを舐める仕草は、思考回路が壊れるほどに官能的だった。
　快楽と歓喜で溢れる涙を拭ってくれる指も、欲情した瞳も、小春の何もかもを溶かしてしまうほど熱い。
　ぼうっと見惚れる姉を眺め、悪戯っぽく口元に弧を描いた秋斗の指が不意に蜜壺へ添えられた。
　ぬかるみにゆっくり入り込む指はぞわぞわと緩い快感を生み出してくる。長い指が動くたび、下腹部が甘く収縮した。
　
「痛い？」
「いたく、ない……っ、あっ、あ♡」

　痛みはなく、ただ心地良い刺激で足がぴくんと跳ねる。そろりと伺う優しい動きはもどかしさすら感じてしまった。
　きゅうっとしがみつく小春にひとつキスを落とした秋斗の表情は嬉しそうに見える。
　
「そか、じゃあ増やすな」
「ひああっ！　あ、あんっ♡　そこ、いい……っ♡　すきぃ♡」

　一本から二本。増えた指が中でそれぞれ擦るように動かされる。とめどなく滴る蜜は大きな音を立てて、腿を濡らす感触にすら快感が後押しされた。
　すぐに増やされたもう一本も、すっかり潤う体はすぐに順応した。喘ぐ小春をじっと眺める秋斗は情欲的だけど、細められた目は少し意地悪だった。

「えっろいね。自分でするのと、どっちが良い？」
「え……、知ってたの……？」
　
　小春の部屋は秋斗の隣になる。それでもまさかバレているとは思わなかった。壁越しに眠る弟の指を想像するだけで簡単に達することは出来たけど、ずっとこうやって触れて欲しかった。

「うん、姉ちゃんのことならだいたい知ってる」
「ひどぉい……。あっ♡ 知ってたなら……部屋に来てくれたらよかったのに……、んんっ」

「さすがにそれは難易度が高すぎる……。手出すつもりなかったし、って説得力ないけどさ」

　話しながらも秋斗の指は丁寧に中を探る。緩く撫でる力はもどかしいほどだ。じわじわと快感が増すばかりだったのに、突然の強い刺激を感じ、小さく喘いでいた小春の腰がびくんと跳ねた。

「あっ！　あき……っ！　そこ、だめ……っ」
「ここ？」

　弱い箇所を把握したらしい秋斗は執拗にそこばかりを押し上げる。指の動きも強さも同じなのに少し位置がずれただけで、すぐにでも限界が訪れそうだった。短く高く声が上がって、跳ねた腰がシーツから浮きあがる。
　
「ひあっ！　や、それ、あっ、だめぇっ♡ いく、あ、だめっ、いっちゃう……っ♡」
「イッてよ。最高じゃん」
「あっ！　きゃううぅ……っ！」

　簡単に達した体はびくびく震えてぱたりとシーツに沈む。一人でするよりずっと深い快感で頭がぼうっとするのは、心が満たされているからかもしれない。

　足りない酸素を取り込む小春を眺める秋斗の視線はやっぱり熱く、獰猛な光を宿している。
　初めて見る獲物を前にしたような目は小春の全身をぞくりと期待で疼かせた。

「あー……、俺の指でイッたとか可愛すぎるんだけど……。やっぱもう挿れたい」

　息も荒く、手早く下着と同時に下ろされたハーフパンツから見えた昂りを思わず凝視してしまった。幼い頃、一緒にお風呂に入っていたあの記憶とは違いすぎる。

(そ、そりゃそうよね……。どこもかしこも立派に成長してお姉ちゃん嬉しい……♡)
　
　思わずよくわからない感動に浸ってしまった。しかし視界の端で秋斗の手がコンドームの束を掴んだのが見えた。
　なんとなしに弟を見れば一番端のパッケージを咥え、そのまま横に引いて開封した。