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7.★一番可愛い
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心地よくて、なにもかもが満たされるようで、ずっとこうしていたかった。
くちびるも舌もこんなに優しくて熱いのに、どうして奏多は「好き」と返してくれないのだろう。
「お兄ちゃ、好き、きもちい……、んっ」
「くそっ……、いちいち可愛い反応すんなよ。お前ほんと、いつもいつも可愛すぎるんだよ」
奏多は優しいけど、いつもは可愛いなんて言ってくれない。悔しそうな響きはきっと本心から出たものだ。
コスプレ姿を披露する時だって「はいはい、かわいいかわいい」と冗談じみたニュアンスでしか聞いたことがなかった。
感情のこもった言葉はツンと鼻の頭が痛くなるほど嬉しくて、更に潤んだ瞳で遥花は目を細める。
「嬉しい……。ねえ、もっと言って。あたしが一番可愛いって言って」
じっと見つめれば、迷うそぶりを見せた奏多は一度視線を逸らしてしまった。
だけどすぐに顔が近づいて、耳元にくすぐったい吐息が触れた。
「可愛いよ、一番可愛いに決まってる。ずっと遥花だけが可愛い」
「ひゃあん……っ」
鼓膜を震わせる低い声は遥花の頭を痺れさせる。
いつもの声だって大好きなのに、こんな特別感あふれる声音は体の奥を強く疼かせた。
「うそぉ……」と思わず呟いた声を聞き、奏多は少し不機嫌に眉を寄せた。
「俺はお前に嘘ついたことなんてないよ」
「だって……。お兄ちゃ、好き、うれしいよぉ……。うれしくて泣いちゃう」
ずっと遥花だけ。そんなことをまさか奏多の口から聞けるなんて思いもしなかった。
ぽろぽろと泣き出した遥花の髪を優しい手が撫でる。
「俺も好きだ、誰にもやらない。お前が……他の男も知って、それでも俺を選ぶなら覚悟を決めるつもりだったけど、やっぱやめる。俺だけ知ってればいい」
射抜くような瞳はどこまでも真剣で、熱い。
私はもっと好き。そう返そうとしたのに、重なったくちびるに言葉は飲み込まれてしまった。
執拗に絡められる舌は少し苦しい。でもさっきよりずっと求められている実感が嬉しくて遥花は必死に受け止める。
それにとろとろ与えられる唾液は最高においしくて、飲み込むたびに空腹感だけじゃなく全身が満たされるようだ。
「あっ、だめ、おにぃ……、きゃうっ」
足のつけ根を硬い指が撫で、焦らすことなく秘裂へたどり着く。誰にも触れさせたことのない場所はすでに蕩けて、奏多を待ち望んでいる。
くぷんと沈んだ指に違和感などなかった。あるのはもっと奥へと望む期待だけ。奏多の指が動くたび、ちゅくちゅくとぬかるんだ音が聞こえる。
「ぅあっ、あっ、おにぃ、それ好き。もっとぉ……」
「可愛いな、とろっとろで気持ち良さそ……。俺の知らない間にえっろい体になりやがって」
伸ばした指でスウェットの上からなぞると、すでに固いものが手に当たる。ゆるく握れば雄芯はびくんと震えて、奏多の焦るような声が聞こえた。
「こら、遥花……。そういうことしない」
「だってぇ……、お兄ちゃん早くぅ……」
いつもの上目遣いで催促すると奏多は少し躊躇したようだが、掴まれた足が開かれ、蜜口に熱い杭が触れた。
くちびるも舌もこんなに優しくて熱いのに、どうして奏多は「好き」と返してくれないのだろう。
「お兄ちゃ、好き、きもちい……、んっ」
「くそっ……、いちいち可愛い反応すんなよ。お前ほんと、いつもいつも可愛すぎるんだよ」
奏多は優しいけど、いつもは可愛いなんて言ってくれない。悔しそうな響きはきっと本心から出たものだ。
コスプレ姿を披露する時だって「はいはい、かわいいかわいい」と冗談じみたニュアンスでしか聞いたことがなかった。
感情のこもった言葉はツンと鼻の頭が痛くなるほど嬉しくて、更に潤んだ瞳で遥花は目を細める。
「嬉しい……。ねえ、もっと言って。あたしが一番可愛いって言って」
じっと見つめれば、迷うそぶりを見せた奏多は一度視線を逸らしてしまった。
だけどすぐに顔が近づいて、耳元にくすぐったい吐息が触れた。
「可愛いよ、一番可愛いに決まってる。ずっと遥花だけが可愛い」
「ひゃあん……っ」
鼓膜を震わせる低い声は遥花の頭を痺れさせる。
いつもの声だって大好きなのに、こんな特別感あふれる声音は体の奥を強く疼かせた。
「うそぉ……」と思わず呟いた声を聞き、奏多は少し不機嫌に眉を寄せた。
「俺はお前に嘘ついたことなんてないよ」
「だって……。お兄ちゃ、好き、うれしいよぉ……。うれしくて泣いちゃう」
ずっと遥花だけ。そんなことをまさか奏多の口から聞けるなんて思いもしなかった。
ぽろぽろと泣き出した遥花の髪を優しい手が撫でる。
「俺も好きだ、誰にもやらない。お前が……他の男も知って、それでも俺を選ぶなら覚悟を決めるつもりだったけど、やっぱやめる。俺だけ知ってればいい」
射抜くような瞳はどこまでも真剣で、熱い。
私はもっと好き。そう返そうとしたのに、重なったくちびるに言葉は飲み込まれてしまった。
執拗に絡められる舌は少し苦しい。でもさっきよりずっと求められている実感が嬉しくて遥花は必死に受け止める。
それにとろとろ与えられる唾液は最高においしくて、飲み込むたびに空腹感だけじゃなく全身が満たされるようだ。
「あっ、だめ、おにぃ……、きゃうっ」
足のつけ根を硬い指が撫で、焦らすことなく秘裂へたどり着く。誰にも触れさせたことのない場所はすでに蕩けて、奏多を待ち望んでいる。
くぷんと沈んだ指に違和感などなかった。あるのはもっと奥へと望む期待だけ。奏多の指が動くたび、ちゅくちゅくとぬかるんだ音が聞こえる。
「ぅあっ、あっ、おにぃ、それ好き。もっとぉ……」
「可愛いな、とろっとろで気持ち良さそ……。俺の知らない間にえっろい体になりやがって」
伸ばした指でスウェットの上からなぞると、すでに固いものが手に当たる。ゆるく握れば雄芯はびくんと震えて、奏多の焦るような声が聞こえた。
「こら、遥花……。そういうことしない」
「だってぇ……、お兄ちゃん早くぅ……」
いつもの上目遣いで催促すると奏多は少し躊躇したようだが、掴まれた足が開かれ、蜜口に熱い杭が触れた。
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