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9.★優秀なリオン
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自ら夜着と下着を脱ぎ捨てたアンジェリカに合わせてリオンも一糸纏わぬ姿を露わにした。
よしこい! と意気込んだアンジェリカだが、未成熟な体の中心に聳える象徴に目を丸くした。
「か、可愛いリオンに可愛くないものがついてる!」
想定していたより大きく、生々しいそれにアンジェリカは目を見開く。あまりにも衝撃すぎて媚薬の興奮など一瞬吹き飛んでしまったほどだ。
「え、いや……普通ですけど……」
「そ、そうなの……?」
自分の体にあんな異物が入るのだろうか。
そんなことを考えるアンジェリカは一点をじっと凝視するが、リオンはそれに構う余裕などないらしい。
戸惑いながらも辿らせた指で、はしたなく蜜を垂らす秘部を探り出す。
「ん、あっ……」
「ここに、挿れるんですよね」
くにくに遠慮がちに動く指は少しの違和感と、新たな快感を与えてくる。
媚薬のおかげか、痛みなど全くない。
むしろおかしなほど愛液が流れ落ちて、指が動くたびに卑猥な水音が大きく響いた。
そんなところ自分でも触ったことのない場所なのに、リオンの指だと思えば不安も不快感もなかった。
「アンジェリカ様、大丈夫ですか? 俺、初めてだからわかんなくて」
「んっ、だ、大丈夫っ……! あっ、ああんっ、そこっ、あ、ほんとに、はじめて……?!」
ゆっくり出し入れする指でしつこく撫でては押さえ、アンジェリカの反応を見逃さないリオンの観察眼はさすがだった。
彼はこの歳にして聖女の同行を許可されるほどには優秀な騎士だが、まさかこんなところで有能さが発揮されるとは予想外だ。
翻弄されるアンジェリカの中はきつく収縮し、リオンの指を貪欲に締め付ける。
「はあ……っ、すご……。どんどん溢れてきます。女の人ってすごい……」
「んっ、もう、いいから……っ。はやくぅ♡」
体の奥が異常に熱い。足りないものが欲しくてたまらない。
もうわけがわからないほど本能はリオンを欲している。
腕を伸ばして催促するアンジェリカの声は自分でも驚くほど甘ったるかった。
それはリオンにとっても効果覿面だったようだ。
縋るようにアンジェリカを抱きしめ、ぐっと自らを押し付けたリオンは早急に中へと押し進んでくる。
慣れない隘路が開かれていく感覚にアンジェリカはリオンの肩を押し返そうとするが、か弱い力などなんの意味もなかった。
「あっ、あっ、ちょっ……! まって……!」
催促はしたけれど、こんなに急激に腰を進めてくるとは思わなかった。
驚くアンジェリカをリオンは更にきつく抱きしめる。
伝わる動悸も熱い体温もギュンと乙女心を刺激した。
しかも耳元で名前を呼ぶ声にアンジェリカの焦りは一瞬で払拭されてしまった。
よしこい! と意気込んだアンジェリカだが、未成熟な体の中心に聳える象徴に目を丸くした。
「か、可愛いリオンに可愛くないものがついてる!」
想定していたより大きく、生々しいそれにアンジェリカは目を見開く。あまりにも衝撃すぎて媚薬の興奮など一瞬吹き飛んでしまったほどだ。
「え、いや……普通ですけど……」
「そ、そうなの……?」
自分の体にあんな異物が入るのだろうか。
そんなことを考えるアンジェリカは一点をじっと凝視するが、リオンはそれに構う余裕などないらしい。
戸惑いながらも辿らせた指で、はしたなく蜜を垂らす秘部を探り出す。
「ん、あっ……」
「ここに、挿れるんですよね」
くにくに遠慮がちに動く指は少しの違和感と、新たな快感を与えてくる。
媚薬のおかげか、痛みなど全くない。
むしろおかしなほど愛液が流れ落ちて、指が動くたびに卑猥な水音が大きく響いた。
そんなところ自分でも触ったことのない場所なのに、リオンの指だと思えば不安も不快感もなかった。
「アンジェリカ様、大丈夫ですか? 俺、初めてだからわかんなくて」
「んっ、だ、大丈夫っ……! あっ、ああんっ、そこっ、あ、ほんとに、はじめて……?!」
ゆっくり出し入れする指でしつこく撫でては押さえ、アンジェリカの反応を見逃さないリオンの観察眼はさすがだった。
彼はこの歳にして聖女の同行を許可されるほどには優秀な騎士だが、まさかこんなところで有能さが発揮されるとは予想外だ。
翻弄されるアンジェリカの中はきつく収縮し、リオンの指を貪欲に締め付ける。
「はあ……っ、すご……。どんどん溢れてきます。女の人ってすごい……」
「んっ、もう、いいから……っ。はやくぅ♡」
体の奥が異常に熱い。足りないものが欲しくてたまらない。
もうわけがわからないほど本能はリオンを欲している。
腕を伸ばして催促するアンジェリカの声は自分でも驚くほど甘ったるかった。
それはリオンにとっても効果覿面だったようだ。
縋るようにアンジェリカを抱きしめ、ぐっと自らを押し付けたリオンは早急に中へと押し進んでくる。
慣れない隘路が開かれていく感覚にアンジェリカはリオンの肩を押し返そうとするが、か弱い力などなんの意味もなかった。
「あっ、あっ、ちょっ……! まって……!」
催促はしたけれど、こんなに急激に腰を進めてくるとは思わなかった。
驚くアンジェリカをリオンは更にきつく抱きしめる。
伝わる動悸も熱い体温もギュンと乙女心を刺激した。
しかも耳元で名前を呼ぶ声にアンジェリカの焦りは一瞬で払拭されてしまった。
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