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親友を殺した日1
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月がキラキラと降り積もる雪に反射する。ちょうどその日は満月でその風景に見とれてしまう日に俺は、1番仲が良かった親友を殺した。
いまでも、いまでも、残っている。親友の悠太が俺の頭を優しく撫でていた感触が、声が、温もりが残り続けている。「忘れないでくれ」と絡みつくように俺の心を締め付ける。悠太の顔はとても穏やかでそして笑顔で、またいつもみたいに「灯夜!」と笑いかけてくれる....そんな気がする、程に穏やかな顔だ。絞めていた悠太の首の温度が手の体温で溶けた雪の様にゆっくりと体温が奪われていく。「俺が死んでも、5分から10分は首を締めていて欲しい。じゃないと息を吹き返すらしいんだ...だから締め続けて欲しい。約束してくれるか?灯夜」泣きそうな程に悲しい顔をした悠太を思い出す。締め続けなければ、締め続けなければ、悠太との約束なんだ。寝ている様に見える悠太の顔。俺が泣きじゃくりながら締め続けているから悠太の顔は俺の涙で所々に水溜まりを作り続けている。
いまでも、いまでも、残っている。親友の悠太が俺の頭を優しく撫でていた感触が、声が、温もりが残り続けている。「忘れないでくれ」と絡みつくように俺の心を締め付ける。悠太の顔はとても穏やかでそして笑顔で、またいつもみたいに「灯夜!」と笑いかけてくれる....そんな気がする、程に穏やかな顔だ。絞めていた悠太の首の温度が手の体温で溶けた雪の様にゆっくりと体温が奪われていく。「俺が死んでも、5分から10分は首を締めていて欲しい。じゃないと息を吹き返すらしいんだ...だから締め続けて欲しい。約束してくれるか?灯夜」泣きそうな程に悲しい顔をした悠太を思い出す。締め続けなければ、締め続けなければ、悠太との約束なんだ。寝ている様に見える悠太の顔。俺が泣きじゃくりながら締め続けているから悠太の顔は俺の涙で所々に水溜まりを作り続けている。
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