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「ゆっくり入れるよ」
「はい……んっ」
篠崎の指がゆっくりとアナルを進む。気持ちいい――。
「あぁ、すごく熱いな。洗浄のときより熱いよ。興奮できて偉いな」
「ぁっ、えら、いっ?」
洗浄の際にもアナルに指を入れられていた。だから痛みもなく、むしろ少しだけ余裕があって体内に埋められた指を意識して感じてしまう。
「あぁ、偉いよ。いいこだ。とても上手に気持ち良くなれてる」
「ぁっ……」
嬉しい。篠崎が褒めてくれている。
射精ができたときもたくさん褒めてくれたけれど、一つになれたらもっと褒めてもらえるだろうか。
「ぁ、しのざきっ、はやくっ」
早く欲しい。早く一つになりたい。そして繋がったまま頭を撫でて褒めてほしい。セックスができて偉いって言われたい。
「諒、さすがにまだ入らないよ。もう少し……そうだな、指が三本簡単に入れられるようになるまで頑張ってみようか」
「ぁっ、そんなにっ?」
痛みもなく、羞恥に感じてしまっているペニスはだいぶ限界だ。それなのにもっともっと我慢しないといけないなんて。
「諒くんはいいこで我慢できるかな」
ずるい。ずるいそんな言い方。
「するっ……!」
必死にこくこくと何度も頷く。我慢するから、でもなるべく早く欲しい。
「いいこだ……指を増やすよ」
「はいっ」
きっと篠崎は一度射精したから余裕があるのだ。それにこういう行為に慣れているから。
「ぁぁっ……」
質量が増えた。大きい。圧迫感がある。それでもまだ痛みはない。ゆっくりと息を吐く。
「そう……とても上手だ。呼吸はゆっくりそのまま、大きく吐くことを意識して続けてくれ」
「はいっ」
嬉しい。また褒めてもらえた。
(もしかしたら……たくさん我慢したらそれだけたくさん褒めてもらえる……?)
普段から篠崎は事あるごとに褒めてくれるけれど、やはり一番嬉しいのはセックスを褒めてもらうことだ。
「篠崎……」
「ん? どうした、つらいかな」
中を拡げようと動いていた篠崎の指が止まる。物足りない。もっと動かしてほしい。
「……いっぱい我慢させてください」
「……我慢したいのか」
「したい……でもいっぱい褒めてほしい……」
「あぁ……可愛いよ。諒くんはとても可愛い。いいこだ。頑張って我慢して、一緒にたくさん気持ち良くなろうな」
篠崎の言葉は魔法のようだ。すっと胸に入ってきて、そしてその通りにしたいと思ってしまう。
「んっ……一緒にいっぱい……」
小さく笑った声が聞こえたような気がした。けれど体勢もそうだし、何より恥ずかしいところを篠崎に見やすいように突き出していると思うと恥ずかしくて後ろは振り向けなかった。でも馬鹿にした笑いじゃなかったから、別にいい。
「はい……んっ」
篠崎の指がゆっくりとアナルを進む。気持ちいい――。
「あぁ、すごく熱いな。洗浄のときより熱いよ。興奮できて偉いな」
「ぁっ、えら、いっ?」
洗浄の際にもアナルに指を入れられていた。だから痛みもなく、むしろ少しだけ余裕があって体内に埋められた指を意識して感じてしまう。
「あぁ、偉いよ。いいこだ。とても上手に気持ち良くなれてる」
「ぁっ……」
嬉しい。篠崎が褒めてくれている。
射精ができたときもたくさん褒めてくれたけれど、一つになれたらもっと褒めてもらえるだろうか。
「ぁ、しのざきっ、はやくっ」
早く欲しい。早く一つになりたい。そして繋がったまま頭を撫でて褒めてほしい。セックスができて偉いって言われたい。
「諒、さすがにまだ入らないよ。もう少し……そうだな、指が三本簡単に入れられるようになるまで頑張ってみようか」
「ぁっ、そんなにっ?」
痛みもなく、羞恥に感じてしまっているペニスはだいぶ限界だ。それなのにもっともっと我慢しないといけないなんて。
「諒くんはいいこで我慢できるかな」
ずるい。ずるいそんな言い方。
「するっ……!」
必死にこくこくと何度も頷く。我慢するから、でもなるべく早く欲しい。
「いいこだ……指を増やすよ」
「はいっ」
きっと篠崎は一度射精したから余裕があるのだ。それにこういう行為に慣れているから。
「ぁぁっ……」
質量が増えた。大きい。圧迫感がある。それでもまだ痛みはない。ゆっくりと息を吐く。
「そう……とても上手だ。呼吸はゆっくりそのまま、大きく吐くことを意識して続けてくれ」
「はいっ」
嬉しい。また褒めてもらえた。
(もしかしたら……たくさん我慢したらそれだけたくさん褒めてもらえる……?)
普段から篠崎は事あるごとに褒めてくれるけれど、やはり一番嬉しいのはセックスを褒めてもらうことだ。
「篠崎……」
「ん? どうした、つらいかな」
中を拡げようと動いていた篠崎の指が止まる。物足りない。もっと動かしてほしい。
「……いっぱい我慢させてください」
「……我慢したいのか」
「したい……でもいっぱい褒めてほしい……」
「あぁ……可愛いよ。諒くんはとても可愛い。いいこだ。頑張って我慢して、一緒にたくさん気持ち良くなろうな」
篠崎の言葉は魔法のようだ。すっと胸に入ってきて、そしてその通りにしたいと思ってしまう。
「んっ……一緒にいっぱい……」
小さく笑った声が聞こえたような気がした。けれど体勢もそうだし、何より恥ずかしいところを篠崎に見やすいように突き出していると思うと恥ずかしくて後ろは振り向けなかった。でも馬鹿にした笑いじゃなかったから、別にいい。
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