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キモくて上等!2《竜之介》
しおりを挟む最近有栖も学校で友達ができて、よく笑うようになった。
自宅にも呼んでおしゃべりなんて…普通の女の子っぽいことができて、僕も良かったって思っていたのにな…なかなかうまくいかないものだな…だとしても、今日の有栖の取り乱し方…
あれはちょっと心配だ……
何が思い出しそうになってしまったのか…
僕はいつも有栖が横たわっているベッドを見つめながら思っていた…
キモイか…
有栖、お前は何も気持ち悪くなんてないし、後ろめたく思うことなんてないんだ…
後ろめたいことがあるとするなら…それは……
からっぽのベッドを眺めながら知らないうちに僕は唇をかみしめていた。
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