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第六章 冒険編 記憶の森
記憶との決別
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「それにしても凄いわね。まさか、あの三人を倒してしまうなんて……」
話がしたいと言う母親の要求に答えた真緒。二人きりで真っ暗な空間を歩き回っていた。
「別に……本物と比べれば大した事はありませんでした」
「だとしてもよ。私達は基本的に、記憶をベースに構成されている。真緒の動きの癖だったり、スキルや魔法のバリエーションを熟知していた。だから本来、絶対に勝てる筈の勝負だった……それなのに負けた……どうしてだか分かる?」
「たまたまじゃ……ないですかね……」
「それは真緒が、いつもなら取らない行動を取ったからよ」
「…………」
「でも、正直驚いたわ。まさかあなたが、あんな行動を取るだなんて……人を盾にして攻撃を防いだり、煽って精神を逆撫でしたり……まるで“エジタス”さんの様な戦い方ね」
「……師匠は、私にとって憧れであり、目標であり、大切な人でした……その戦闘スタイルを真似するのは、必然だと思います」
「けど、今の今まで参考にしようとはしなかった。どうして?」
「…………」
「まぁ、無理もないか。エジタスさんの願望を否定しておいて、戦い方だけを肯定するだなんて、そんな都合の良い扱い……出来ないもんね」
「さっきから何なんですか!!? 精神を逆撫でしているのは、あなたの方じゃないですか!!? あぁ、そう言う事ですか。負けて悔しいから、精神面から責め立てようって作戦ですか!!? その手には乗りません!!」
最早、トラウマになりつつあるエジタスの話題に触れられ、真緒は声を荒げながら、怒りの感情を表にさらけ出す。
「別にそう言うつもりはないんだけど……この状況じゃ、疑われても仕方が無いわね。私は只、真緒の事を純粋に褒めたいと思っただけよ」
「何のつもりですか? 所詮、あなたは記憶に自我が付いただけの存在。本当のお母さんじゃない」
「寂しい事を言わないで。確かに私は本当のお母さんじゃないわ。だけど、あなたを愛する気持ちは本物よ」
その場に立ち止まり、真緒に対する気持ちを熱弁する母親。
「綺麗事を……記憶だけで、実際に接した事も無いのに、愛する気持ちが湧く訳がありません」
「それは違うわ!! 記憶と言うのは、実際に触れ合う事で初めて刻み込まれる。つまり、記憶の存在である私には、あなたを愛する気持ちが充分あるという事よ!!」
「そんなのは屁理屈です。尤もらしい事を言って、懐柔しようとしても、そうはいきません。偽物は偽物、本物には敵わないんですよ」
どんなに熱く語られても、全く動じない真緒。
「……さっきから偽物だ、本物だって言ってるけど、そもそも本物の定義って何?」
「え?」
「別の誰かが成り済ましているのであれば、それは偽物かもしれない。でも私には、真緒との記憶しか無い。それ以外、何も無いの。純粋にあなただけを想っている。それは本物と言えるんじゃない?」
「それは……いや、違う、違います。あなたには、お母さんの幼い頃の記憶が無い……それこそが、本物では無いと言う証拠になります」
「それは個人として本物かどうかでしょ? 私が聞きたいのは、真緒の母親として本物かどうか」
「そ、それこそあり得ません。お母さんは、亡くなったんです。もうこの世にはいない。二度と会えないんですよ!!」
「私なら、母親として愛する事が出来るわ!!」
「あなたは記憶の存在だ!!」
「そうよ、真緒との楽しい思い出や、悲しい思い出を覚えている。愛する気持ちだって持っている。これの何処が偽物だって言うの!!?」
「そ、それは……」
分からなかった。見た目も同じ、記憶も同じ、感情さえも同じ。本物とは、偽物とは何なのか。真緒は困惑してしまった。
「ごめんなさい……遂、ムキになってしまったわ……そうよね、答えなんか出ないわよね……」
「いえ、私の方こそムキになってました……すみませんでした」
「仕方無いわよ。だって突然目の前に、亡くなった母親と全く同じ見た目の存在が現れたんだから、戸惑うのも当然よ」
「…………」
「はぁー、どうして母親の姿なんだろう……もっと他にも選択肢はあった筈なのに……」
「油断させる為じゃないでしょうか……?」
「恐らくそうね……でも、だからって母親だなんて……これじゃあ、余計に警戒させちゃうわよ……ねぇ?」
「え、えぇ……」
「でも……母親になったのは、何か意味があると思った……だから私は、真緒が甘えられなかった分、いっぱい甘えさせてあげたいって思った……」
「お母さん……」
「でも駄目ね……やっぱり、本物の母親には敵わないわ。偽物はさっさと退場した方が良さそうね」
すると母親は、一人何処かへと去ろうとする。
「えっ……あ……」
「それじゃあね、少しの間だったけど、会えて嬉しかったわ」
「ま、待って!!」
去り行く母親の手を掴む真緒。
「た、確かにお母さんは……本物のお母さんじゃないかもしれない……だけど、この瞬間だけは……本物のお母さんとして甘えさせてくれないかな?」
「!!! 良いの……本当に……?」
「うん……」
ぎこちない、そしてとても暖かいハグを交わした。子は母の温もりを、母は子の温もりを感じていた。
「真緒……」
「お母さん……」
そんな微笑ましい光景の中、母親は真緒を抱き締めながら、右手の人差し指を向かい側方面に、クイクイと動かして見せた。
「……合図だ……」
数キロ離れた上空には、フォルスが弓を構えながら真緒に狙いを定め、絶好の機会を伺っていた。
「(ふっ、ふふ……さすがにあのマオも、ここまで一連の流れ全てが仕組まれた事だとは思うまい……)」
計画通りに事が進み、フォルスはほくそ笑む。
「(ハナコ、リーマが殺られるのも、計算の内……わざわざマオの母親を呼び出したのも、この最大のチャンスを作り出す為……)」
ミチミチと音を立てながら、弓の弦が引っ張られていく。
「(マオ……悪いがこの勝負……俺達の……)」
「(私達の……)」
「「(勝ちだ!!!)」」
弓の弦を強く引っ張っていたフォルスの足が離れ、セットされていた矢が勢い良く放たれる。徐々に速度を上げ、真緒の後頭部へと目前まで迫る。そして……。
「…………」
真緒は、難なく片手でキャッチした。
「「……えっ?」」
何が起きたのか、理解出来ず、呆気に取られる母親とフォルス。
「……ふん!!」
すると、真緒はキャッチした矢を飛んで来た方向目掛けて投げ返した。
「し、しまっ……あがっ!!?」
予想外の事態に反応が遅れたフォルス。投げ返された矢は首に突き刺さり、呼吸出来なくなってしまった。
「あぐっ……あがぁ……!!!」
痙攣しながら、地上へと落下する。そして地面に這いつくばり、そのまま絶命した。
「ま、真緒!!? これはいった……い……?」
まさかの作戦失敗に気が動転するも、何とか冷静さを取り戻した母親は、何も知らない振りをして、真緒に声を掛けようとしたが、それよりも腹に何やら違和感を感じた。目線を下ろすと、“剣”が突き刺さっていた。
「えっ……あっ……そっか……」
その瞬間、全てを理解した。あれはハグなどでは無かった。こちらが抱き締めるのとは対照的に、真緒の方は素早く剣を抜き、突き刺していたのだ。
「あ……あ……あ……」
「…………」
刺されたショックと大量の出血により、仰向けで倒れる。更に追い討ちを掛ける様に、真緒が剣を引き抜いた。傷口が大きくなり、血が勢い良く吹き出す。
「い、いつから……気が付いて……いたの……?」
「…………」
「あっ……そうよね……気付く……気付かないの問題じゃ……無いわよね……」
呼吸が荒くなる。もう間も無く死ぬ。本来であれば、走馬灯が見えるのだが、記憶の存在である彼女は、何も見えずに息を引き取った。
「……さようなら……さようならお母さん……」
真緒の右目だけから涙が零れる。亡き母親への想いからか、それとも記憶の存在である彼女への同情からか、その真意は本人しか分からない。
「これで試練はクリアなのかな?」
「そうじゃよ」
「!!!」
その時、真っ暗な空間にユグジィの声が聞こえて来た。そして再び真緒は、眩い光に包まれるのであった。
話がしたいと言う母親の要求に答えた真緒。二人きりで真っ暗な空間を歩き回っていた。
「別に……本物と比べれば大した事はありませんでした」
「だとしてもよ。私達は基本的に、記憶をベースに構成されている。真緒の動きの癖だったり、スキルや魔法のバリエーションを熟知していた。だから本来、絶対に勝てる筈の勝負だった……それなのに負けた……どうしてだか分かる?」
「たまたまじゃ……ないですかね……」
「それは真緒が、いつもなら取らない行動を取ったからよ」
「…………」
「でも、正直驚いたわ。まさかあなたが、あんな行動を取るだなんて……人を盾にして攻撃を防いだり、煽って精神を逆撫でしたり……まるで“エジタス”さんの様な戦い方ね」
「……師匠は、私にとって憧れであり、目標であり、大切な人でした……その戦闘スタイルを真似するのは、必然だと思います」
「けど、今の今まで参考にしようとはしなかった。どうして?」
「…………」
「まぁ、無理もないか。エジタスさんの願望を否定しておいて、戦い方だけを肯定するだなんて、そんな都合の良い扱い……出来ないもんね」
「さっきから何なんですか!!? 精神を逆撫でしているのは、あなたの方じゃないですか!!? あぁ、そう言う事ですか。負けて悔しいから、精神面から責め立てようって作戦ですか!!? その手には乗りません!!」
最早、トラウマになりつつあるエジタスの話題に触れられ、真緒は声を荒げながら、怒りの感情を表にさらけ出す。
「別にそう言うつもりはないんだけど……この状況じゃ、疑われても仕方が無いわね。私は只、真緒の事を純粋に褒めたいと思っただけよ」
「何のつもりですか? 所詮、あなたは記憶に自我が付いただけの存在。本当のお母さんじゃない」
「寂しい事を言わないで。確かに私は本当のお母さんじゃないわ。だけど、あなたを愛する気持ちは本物よ」
その場に立ち止まり、真緒に対する気持ちを熱弁する母親。
「綺麗事を……記憶だけで、実際に接した事も無いのに、愛する気持ちが湧く訳がありません」
「それは違うわ!! 記憶と言うのは、実際に触れ合う事で初めて刻み込まれる。つまり、記憶の存在である私には、あなたを愛する気持ちが充分あるという事よ!!」
「そんなのは屁理屈です。尤もらしい事を言って、懐柔しようとしても、そうはいきません。偽物は偽物、本物には敵わないんですよ」
どんなに熱く語られても、全く動じない真緒。
「……さっきから偽物だ、本物だって言ってるけど、そもそも本物の定義って何?」
「え?」
「別の誰かが成り済ましているのであれば、それは偽物かもしれない。でも私には、真緒との記憶しか無い。それ以外、何も無いの。純粋にあなただけを想っている。それは本物と言えるんじゃない?」
「それは……いや、違う、違います。あなたには、お母さんの幼い頃の記憶が無い……それこそが、本物では無いと言う証拠になります」
「それは個人として本物かどうかでしょ? 私が聞きたいのは、真緒の母親として本物かどうか」
「そ、それこそあり得ません。お母さんは、亡くなったんです。もうこの世にはいない。二度と会えないんですよ!!」
「私なら、母親として愛する事が出来るわ!!」
「あなたは記憶の存在だ!!」
「そうよ、真緒との楽しい思い出や、悲しい思い出を覚えている。愛する気持ちだって持っている。これの何処が偽物だって言うの!!?」
「そ、それは……」
分からなかった。見た目も同じ、記憶も同じ、感情さえも同じ。本物とは、偽物とは何なのか。真緒は困惑してしまった。
「ごめんなさい……遂、ムキになってしまったわ……そうよね、答えなんか出ないわよね……」
「いえ、私の方こそムキになってました……すみませんでした」
「仕方無いわよ。だって突然目の前に、亡くなった母親と全く同じ見た目の存在が現れたんだから、戸惑うのも当然よ」
「…………」
「はぁー、どうして母親の姿なんだろう……もっと他にも選択肢はあった筈なのに……」
「油断させる為じゃないでしょうか……?」
「恐らくそうね……でも、だからって母親だなんて……これじゃあ、余計に警戒させちゃうわよ……ねぇ?」
「え、えぇ……」
「でも……母親になったのは、何か意味があると思った……だから私は、真緒が甘えられなかった分、いっぱい甘えさせてあげたいって思った……」
「お母さん……」
「でも駄目ね……やっぱり、本物の母親には敵わないわ。偽物はさっさと退場した方が良さそうね」
すると母親は、一人何処かへと去ろうとする。
「えっ……あ……」
「それじゃあね、少しの間だったけど、会えて嬉しかったわ」
「ま、待って!!」
去り行く母親の手を掴む真緒。
「た、確かにお母さんは……本物のお母さんじゃないかもしれない……だけど、この瞬間だけは……本物のお母さんとして甘えさせてくれないかな?」
「!!! 良いの……本当に……?」
「うん……」
ぎこちない、そしてとても暖かいハグを交わした。子は母の温もりを、母は子の温もりを感じていた。
「真緒……」
「お母さん……」
そんな微笑ましい光景の中、母親は真緒を抱き締めながら、右手の人差し指を向かい側方面に、クイクイと動かして見せた。
「……合図だ……」
数キロ離れた上空には、フォルスが弓を構えながら真緒に狙いを定め、絶好の機会を伺っていた。
「(ふっ、ふふ……さすがにあのマオも、ここまで一連の流れ全てが仕組まれた事だとは思うまい……)」
計画通りに事が進み、フォルスはほくそ笑む。
「(ハナコ、リーマが殺られるのも、計算の内……わざわざマオの母親を呼び出したのも、この最大のチャンスを作り出す為……)」
ミチミチと音を立てながら、弓の弦が引っ張られていく。
「(マオ……悪いがこの勝負……俺達の……)」
「(私達の……)」
「「(勝ちだ!!!)」」
弓の弦を強く引っ張っていたフォルスの足が離れ、セットされていた矢が勢い良く放たれる。徐々に速度を上げ、真緒の後頭部へと目前まで迫る。そして……。
「…………」
真緒は、難なく片手でキャッチした。
「「……えっ?」」
何が起きたのか、理解出来ず、呆気に取られる母親とフォルス。
「……ふん!!」
すると、真緒はキャッチした矢を飛んで来た方向目掛けて投げ返した。
「し、しまっ……あがっ!!?」
予想外の事態に反応が遅れたフォルス。投げ返された矢は首に突き刺さり、呼吸出来なくなってしまった。
「あぐっ……あがぁ……!!!」
痙攣しながら、地上へと落下する。そして地面に這いつくばり、そのまま絶命した。
「ま、真緒!!? これはいった……い……?」
まさかの作戦失敗に気が動転するも、何とか冷静さを取り戻した母親は、何も知らない振りをして、真緒に声を掛けようとしたが、それよりも腹に何やら違和感を感じた。目線を下ろすと、“剣”が突き刺さっていた。
「えっ……あっ……そっか……」
その瞬間、全てを理解した。あれはハグなどでは無かった。こちらが抱き締めるのとは対照的に、真緒の方は素早く剣を抜き、突き刺していたのだ。
「あ……あ……あ……」
「…………」
刺されたショックと大量の出血により、仰向けで倒れる。更に追い討ちを掛ける様に、真緒が剣を引き抜いた。傷口が大きくなり、血が勢い良く吹き出す。
「い、いつから……気が付いて……いたの……?」
「…………」
「あっ……そうよね……気付く……気付かないの問題じゃ……無いわよね……」
呼吸が荒くなる。もう間も無く死ぬ。本来であれば、走馬灯が見えるのだが、記憶の存在である彼女は、何も見えずに息を引き取った。
「……さようなら……さようならお母さん……」
真緒の右目だけから涙が零れる。亡き母親への想いからか、それとも記憶の存在である彼女への同情からか、その真意は本人しか分からない。
「これで試練はクリアなのかな?」
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