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第一章 新たなる旅立ち
ロストマジックアイテム
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ロストマジックアイテム。直訳すると“失われた魔法の道具”、通常のマジックアイテムは、魔力を持った者がアイテムに魔力を注ぎ込む事で生まれ、すぐに使う事が出来る。しかし、ロストマジックアイテムの場合、少し異なる。魔力を持った者がアイテムに魔力を注ぎ込むまでは一緒だが、すぐに使える訳ではない。“ある条件”をクリアしない限り、効力は発揮されない。そして、その“ある条件”とは…………。
「ロストマジックアイテムの効力を発揮する条件……それは、魔力を注ぎ込んだ者が“死ぬ”事です」
「「「「!!!」」」」
死ぬ事で、初めてその効力を発揮するマジックアイテム。衝撃の事実に、真緒達は頭の整理が追い付かない。
「ロストマジックアイテムは、通常のマジックアイテムとは比較にならない程、強力な代物です。魔力を注ぎ込む人物によっては、一国を落とす事も出来ると言われています」
「く、国をですか!?」
「はい……しかし残念ながら、ロストマジックアイテムという単語は存在するものの、実際に生み出そうと試みる人物はいませんでした」
「(当たり前ですよ!! 死ぬのが前提のマジックアイテムなんて、誰も生み出そうと思いません!!)」
魔力を持つ者達が、マジックアイテムを生み出す理由として、共通しているのは“自身が使いたい”という欲求である。生み出したからには、使ってみたいと思うのは自然な事だ。しかし、ロストマジックアイテムの場合、自身が死ななければ効力を発揮しない。自身が使えないマジックアイテムなど、生み出す意味は無い。生み出す者がいるとすれば余程の狂人か、後世に役立てたいと思っている悟りを開いた聖職者だけだろう。
「ですが、エジタス様は違います。エジタス様は、自身が夢半ばで亡くなってしまった時、その意思を継いでくれる人の為に、ロストマジックアイテムを“六つ”も生み出してくれていたのです」
「む、六つ!?」
辺りがざわつき始める。それもその筈、一国を落とす事も出来ると言われているロストマジックアイテムが、六つも生み出されている事実。真緒達は、驚きの表情を隠せなかった。
「国をも落とす事が出来るロストマジックアイテム……六つ全て私達の手中に収めれば、その時こそエジタス様が望んだ“笑顔の絶えない世界”が実現するのです」
「「「「「「おぉ!!!」」」」」」
期待に胸が膨らむ。エイリスの言葉によって、教団員達の目に闘志が宿る。
「……そ、それで……それぞれのロストマジックアイテムの場所は、特定しているのでしょうか?」
「(リ、リーマ!!?)」
早く情報を得たいと焦るあまり、リーマが先走ってしまった。エイリスの目線がリーマに向けられる。
「まぁまぁ、そんなに焦らないで下さい……“マリー”さん」
「「「!!?」」」
「えっ、あっ、私の名前……」
出る筈の無い名前が、エイリスの口から飛び出した。真緒達四人に、冷や汗と緊張が襲い掛かる。
「ジンクス司教から聞きましたよ。入会する前から、このヘッラアーデに興味があった事……勿論“ソルト”さん、“ハラコ”さん、“ルフォス”さん……他の三人の事も知っていますよ……ふふっ」
「おいおい、良かったじゃないか!! 大司教様に名前を覚えて貰えるなんて、羨まし過ぎるぞ!!」
エイリスが微笑む中、ヴォイス団長に褒められ、周囲の教団員から注目を集める真緒達。思わぬ所で、目立ってしまった。
「さて、話を戻しましょう。エジタス様の日記によると、生み出された六つのロストマジックアイテムは、この世界の何処かに隠されている様です……なので残念ながら、場所の特定には至っていないのです。マリーさんのご希望にお応え出来なくて申し訳ありません」
丁寧に頭を下げて、リーマに謝罪をするエイリス。教団員達の視線が重く突き刺さる。
「い、いえそんな!! 早く知りたいと先走った私が悪いんです!!」
「あなたのお心遣いに感謝します。ここで、ヘッラアーデ全支部に伝達です。エジタス様がこの世に遺された六つのロストマジックアイテム……その場所の情報を集めて欲しいのです」
エイリスは両手を大きく広げ、教団員達にロストマジックアイテムの情報収集を願い出た。
「任せて下さい!! 必ずや大司教様の期待に応えて見せましょう!!」
「腕が鳴るぜぇえええええ!!!」
「エジタス様のマジックアイテム……うふふふふふ……テンション上がって来たわ…………」
教団員達の反応は良好だった。やる気に満ち溢れていて、頼もしさを感じさせた。
「皆さん、ありがとうございます。皆さんの情報を心からお待ちしています。それでは、そろそろ失礼します」
「大司教様、本日は貴重なお時間をありがとうございました!! 情報収集の件、全力で取り組ませて頂きます!! 全教団員、気を付け!! 礼!!」
「「「「「「ありがとうございました!!!」」」」」」
ジンクス司教の号令と共に、教団員達は背筋を真っ直ぐ伸ばし、礼儀正しい姿勢でお辞儀をする。その様子を慌てて真似する真緒達。深々と頭を下げる。
「(終始驚きの連続だったが、貴重な情報を手に入れられたな)」
「(ぞうだなぁ、急いでリップに知らぜに行ぐだぁ)」
「(大司教……美しい人でしたね……でも、微笑むと何故か寒気を感じました。それに、あの隣にいる“ノーフェイス”と呼ばれていた人……結局一言も喋らなかったですね)」
「(ロストマジックアイテム……師匠が遺した遺産……必ず私が手に入れて見せる!!)」
無事に訪問も終わり、一安心する真緒達。この後の動きをどうするか、小声で話し合っていると…………。
「あぁ、忘れる所でした。ロストマジックアイテムの情報収集以外に、個人的にヘッラアーデ13支部の皆さんに、お願いしたい事があります」
「おぉ!! 何でごさいましょうか!? 大司教様の願いなら何でも叶えて見せましょう!!」
「頼もしいですね。お願いというより……確認ですね。皆さんご存じの通り、この国……カルド王国には、エジタス様を殺した大罪人がいます……」
空気が凍った。先程まで微笑んでいたエイリスの表情は、冷たく怒りに満ちていた。教団員達の表情にも、怒りが見受けられた。
「その者達は平和を拒み、幸せを望まなかった……そして卑怯にも大人数で、エジタス様一人を殺害した……」
「「「「…………」」」」
完全に真緒達の事を指していた。また嘘は言ってないので、より質が悪かった。
「下劣で卑怯な者達……13支部の皆さんには、その大罪人を殺して頂きたいのです……」
「…………殺せ」
「……殺せ……殺せ……」
「……殺せ……殺せ……殺せ」
「「「「「「……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ…………」」」」」」
永遠と続く殺せコール。異常と思えるこの状況だが、誰一人として異は唱えなかった。しばらく殺せコールが続き、エイリスが片手を上げると、一瞬で静かになった。
「皆さんの怒り……充分に伝わりました……これならば、あの憎き大罪人達も殺せる事でしょう……ねぇ、そうは思いませんか、ソルトさん……いえ、“サトウマオ”さん?」
「「「「!!?」」」」
全身に電流が流れる様な衝撃が伝わった。寒くないのに震えが止まらない。その時のエイリスの表情は微笑みでは無く、目を細めて口角を限界まで上げた不気味な笑みを浮かべていた。
「ロストマジックアイテムの効力を発揮する条件……それは、魔力を注ぎ込んだ者が“死ぬ”事です」
「「「「!!!」」」」
死ぬ事で、初めてその効力を発揮するマジックアイテム。衝撃の事実に、真緒達は頭の整理が追い付かない。
「ロストマジックアイテムは、通常のマジックアイテムとは比較にならない程、強力な代物です。魔力を注ぎ込む人物によっては、一国を落とす事も出来ると言われています」
「く、国をですか!?」
「はい……しかし残念ながら、ロストマジックアイテムという単語は存在するものの、実際に生み出そうと試みる人物はいませんでした」
「(当たり前ですよ!! 死ぬのが前提のマジックアイテムなんて、誰も生み出そうと思いません!!)」
魔力を持つ者達が、マジックアイテムを生み出す理由として、共通しているのは“自身が使いたい”という欲求である。生み出したからには、使ってみたいと思うのは自然な事だ。しかし、ロストマジックアイテムの場合、自身が死ななければ効力を発揮しない。自身が使えないマジックアイテムなど、生み出す意味は無い。生み出す者がいるとすれば余程の狂人か、後世に役立てたいと思っている悟りを開いた聖職者だけだろう。
「ですが、エジタス様は違います。エジタス様は、自身が夢半ばで亡くなってしまった時、その意思を継いでくれる人の為に、ロストマジックアイテムを“六つ”も生み出してくれていたのです」
「む、六つ!?」
辺りがざわつき始める。それもその筈、一国を落とす事も出来ると言われているロストマジックアイテムが、六つも生み出されている事実。真緒達は、驚きの表情を隠せなかった。
「国をも落とす事が出来るロストマジックアイテム……六つ全て私達の手中に収めれば、その時こそエジタス様が望んだ“笑顔の絶えない世界”が実現するのです」
「「「「「「おぉ!!!」」」」」」
期待に胸が膨らむ。エイリスの言葉によって、教団員達の目に闘志が宿る。
「……そ、それで……それぞれのロストマジックアイテムの場所は、特定しているのでしょうか?」
「(リ、リーマ!!?)」
早く情報を得たいと焦るあまり、リーマが先走ってしまった。エイリスの目線がリーマに向けられる。
「まぁまぁ、そんなに焦らないで下さい……“マリー”さん」
「「「!!?」」」
「えっ、あっ、私の名前……」
出る筈の無い名前が、エイリスの口から飛び出した。真緒達四人に、冷や汗と緊張が襲い掛かる。
「ジンクス司教から聞きましたよ。入会する前から、このヘッラアーデに興味があった事……勿論“ソルト”さん、“ハラコ”さん、“ルフォス”さん……他の三人の事も知っていますよ……ふふっ」
「おいおい、良かったじゃないか!! 大司教様に名前を覚えて貰えるなんて、羨まし過ぎるぞ!!」
エイリスが微笑む中、ヴォイス団長に褒められ、周囲の教団員から注目を集める真緒達。思わぬ所で、目立ってしまった。
「さて、話を戻しましょう。エジタス様の日記によると、生み出された六つのロストマジックアイテムは、この世界の何処かに隠されている様です……なので残念ながら、場所の特定には至っていないのです。マリーさんのご希望にお応え出来なくて申し訳ありません」
丁寧に頭を下げて、リーマに謝罪をするエイリス。教団員達の視線が重く突き刺さる。
「い、いえそんな!! 早く知りたいと先走った私が悪いんです!!」
「あなたのお心遣いに感謝します。ここで、ヘッラアーデ全支部に伝達です。エジタス様がこの世に遺された六つのロストマジックアイテム……その場所の情報を集めて欲しいのです」
エイリスは両手を大きく広げ、教団員達にロストマジックアイテムの情報収集を願い出た。
「任せて下さい!! 必ずや大司教様の期待に応えて見せましょう!!」
「腕が鳴るぜぇえええええ!!!」
「エジタス様のマジックアイテム……うふふふふふ……テンション上がって来たわ…………」
教団員達の反応は良好だった。やる気に満ち溢れていて、頼もしさを感じさせた。
「皆さん、ありがとうございます。皆さんの情報を心からお待ちしています。それでは、そろそろ失礼します」
「大司教様、本日は貴重なお時間をありがとうございました!! 情報収集の件、全力で取り組ませて頂きます!! 全教団員、気を付け!! 礼!!」
「「「「「「ありがとうございました!!!」」」」」」
ジンクス司教の号令と共に、教団員達は背筋を真っ直ぐ伸ばし、礼儀正しい姿勢でお辞儀をする。その様子を慌てて真似する真緒達。深々と頭を下げる。
「(終始驚きの連続だったが、貴重な情報を手に入れられたな)」
「(ぞうだなぁ、急いでリップに知らぜに行ぐだぁ)」
「(大司教……美しい人でしたね……でも、微笑むと何故か寒気を感じました。それに、あの隣にいる“ノーフェイス”と呼ばれていた人……結局一言も喋らなかったですね)」
「(ロストマジックアイテム……師匠が遺した遺産……必ず私が手に入れて見せる!!)」
無事に訪問も終わり、一安心する真緒達。この後の動きをどうするか、小声で話し合っていると…………。
「あぁ、忘れる所でした。ロストマジックアイテムの情報収集以外に、個人的にヘッラアーデ13支部の皆さんに、お願いしたい事があります」
「おぉ!! 何でごさいましょうか!? 大司教様の願いなら何でも叶えて見せましょう!!」
「頼もしいですね。お願いというより……確認ですね。皆さんご存じの通り、この国……カルド王国には、エジタス様を殺した大罪人がいます……」
空気が凍った。先程まで微笑んでいたエイリスの表情は、冷たく怒りに満ちていた。教団員達の表情にも、怒りが見受けられた。
「その者達は平和を拒み、幸せを望まなかった……そして卑怯にも大人数で、エジタス様一人を殺害した……」
「「「「…………」」」」
完全に真緒達の事を指していた。また嘘は言ってないので、より質が悪かった。
「下劣で卑怯な者達……13支部の皆さんには、その大罪人を殺して頂きたいのです……」
「…………殺せ」
「……殺せ……殺せ……」
「……殺せ……殺せ……殺せ」
「「「「「「……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ……殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ…………」」」」」」
永遠と続く殺せコール。異常と思えるこの状況だが、誰一人として異は唱えなかった。しばらく殺せコールが続き、エイリスが片手を上げると、一瞬で静かになった。
「皆さんの怒り……充分に伝わりました……これならば、あの憎き大罪人達も殺せる事でしょう……ねぇ、そうは思いませんか、ソルトさん……いえ、“サトウマオ”さん?」
「「「「!!?」」」」
全身に電流が流れる様な衝撃が伝わった。寒くないのに震えが止まらない。その時のエイリスの表情は微笑みでは無く、目を細めて口角を限界まで上げた不気味な笑みを浮かべていた。
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