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第十章 冒険編 魔王と勇者
勇者 VS 魔王(後編)
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「な、何だよ……これ……」
リーマ、ゴルガ、フォルス、シーラ、ハナコ、アルシアの六人は遂に玉座の間へと辿り着いた。しかし、そこで目にしたのはサタニアの一撃で、真緒の持っている生け贄の盾が壊れている光景だった。
「あんな魔王ちゃんの顔……始めた見た…………とても……恐ろしいわ」
「そんな……あのマオさんが……あんな顔をするだなんて…………」
怒り、憎しみ、相手を殺すという点において純粋な感情。その感情には、一切の躊躇や葛藤もありはしない。
「もしかしたら、あたし達が思っている以上に、エジタスちゃんに対する二人の怒りと憎しみは深いのかもしれないわ……」
「マオぢゃん…………」
「マオウサマ…………」
ここに来て、漸く事の重大さに気が付いた六人。だが時既に遅し、もはや二人の戦いを止める事は出来ない。何故なら、この玉座の間は二人の殺気で埋め尽くされているのだ。
「マオさん!!もう止めて下さい!!」
「魔王様!!これ以上戦えば、死人が出てしまいます!!」
それでも呼び止めずにはいられなかった。これ以上、二人には傷ついて欲しくない。そんな想いからなる心の叫びだった。
「はぁあああああ!!!」
「やぁあああああ!!!」
しかし、二人の耳には届かなかった。周りが見えていないのか、相手だけに視線を集中しており、サタニアが真緒に斬り掛かりその攻撃を真緒が純白の剣で防いだ。
「マオぢゃん!!止めでぐれだぁ!!」
「マオウサマ!!イカリヲ、オシズメクダサイ!!」
「こんな事をしたって、エジタスさんは喜ばないぞ!!」
「そうよ魔王ちゃん!!今の二人が戦う姿をエジタスちゃんが見たら、きっと悲しむわ!!」
只呼び止めるのでは意味が無いと思い立ち、戦いの原因とも言えるエジタスを掛け合いに出す事で、二人が戦いを止める様に促した。
「「うぉおおおおお!!!」」
しかしそれでも、二人の戦いは止まらなかった。寧ろ火に油、戦いの激しさが更に増した様にも見受けられた。
「もう……二人の戦いを止められないのでしょうか…………?」
「エジタスへの想いが、ここまで強いだなんて…………」
「この戦いは、どちらか一方が死ぬまで…………終わらないんじゃないだろうか…………」
フォルスは、この戦いにおける最悪の結果を想像してしまった。
「マオぢゃんが死ぬ……ぞんな……オラ……ぞんなの嫌だよぉ……」
「マオウサマ……ドウスレバトメラレルノダロウカ…………」
「…………もう止めるのは、不可能なのかもしれないわね……」
六人は、二人の戦いを見届けるしか出来なかった。
「勇者…………」
「魔王…………」
そんな二人だが、互いに焦りを感じていた。表情にこそ現れないが、相手に悟られない様に平常心を保っている。
「(不味いな……奥の手である“ティルスレイブ”が防がれてしまうだなんて……無条件に一撃で葬り去る能力の筈なのに……いったい何だったんだ、あの盾は…………)」
真緒が持つ生け贄の盾は、全ステータスを捧げられていた事によりティルスレイブが生け贄の盾を、個人であると誤認識した為、真緒は死なずに済んだのだ。
「(まさか……あの剣もティルスレイブの能力を防げるのか!?……そうだとしら、能力を多用するのは危険かもしれない……)」
生け贄の盾の事実を知らないサタニアは、真緒が持つ純白の剣も同じ様に、ティルスレイブの能力を防げるのではないかと深読みをして、ティルスレイブの能力を極力使わない様に決めた。真緒にとって好都合だった。
「(アーメイデさんから頂いた、生け贄の盾が壊れるだなんて……あの剣が黒く染まったら警戒しないと…………)」
しかし真緒の方でも、サタニアのティルスレイブの能力を恐れて、迂闊に攻撃を仕掛けられずにいた。
「(それに……この動けない今の状態を狙われたら、非常に不味い!!)」
そう、真緒はサタニアの放った“シャドウロック”の影響で、動けない状態になっていた。
「(どうにかして……影に刺さったこの針を抜かないと…………)」
動けない原因と思われる、真緒の影に突き刺さっている黒い針。その針を何とか抜こうと必死に体を動かす。すると少しずつではあるが、黒い針が抜け始めた。
「や、やっ……!!」
黒い針が抜け掛けて安堵した真緒だっだが、黒い針に気を取られて他への注意が疎かになり、サタニアに斬られてしまった。
「後ろを気にするだなんて、随分余裕があるみたいだね」
「くっ…………!!」
しかし、その斬られた衝撃により真緒の影に刺さっていた黒い針が抜けた。それによって、自由に動ける様になった。出血を押さえながら、細心の注意を払う真緒。
「“シャドウロック”」
「!!!」
するとサタニアは再び、掌から黒い針を生成し真緒の影に目掛けて、投げつけた。
「同じ手が二度も通用すると思ったら、大間違いだよ!!」
既に受けた攻撃ならば、情報を心得ているので対処しやすい。真緒は、飛んで来る黒い針を純白の剣で器用に弾いた。
「うん、必ず弾くと思っていたよ」
「!!?」
その時サタニアは、真緒の目の前まで近づいていた。真緒が黒い針を弾くと予測していたサタニアは、黒い針を投げると同時に走り出していたのだ。
「これで……終わりだ!!」
「!!…………まだ……終わらない!!」
黒い針を弾いた事で、体制が崩れてしまった真緒だったが、咄嗟に足元の壊れてしまった生け贄の盾の残骸を蹴り上げて、斬り掛かって来るサタニアにぶつけた。
「…………っ!!」
「“エンチャント・ホーリー”!!」
その瞬間、純白の剣が光魔法に覆われて、暖かそうな黄色に光輝き始めた。そして真緒は、生け贄の盾の残骸に怯んでしまったサタニア目掛けて、純白の剣で斬りつけた。
「ぐっ…………!!」
光魔法で強化された純白の剣に斬られて、血が止めど無く溢れ出て来る。サタニアは追撃を恐れて、真緒と距離を取った。
「「はぁ……はぁ……」」
斬る斬られるの繰り返し、お互い満身創痍の体であり、当に限界は越えていた。しかしそれでも倒れないのは、エジタスに対する二人の想いが強いからである。
「(このまま戦いが長引けば、明らかにこっちが不利になる……そうなる前に早急に決着をつけないと……その為には……)」
「(思った以上に……光魔法が体に響いてる……ティルスレイブも迂闊に使えない……何とかこの戦いに終止符を打たないと……その為には……)」
「「(次の一撃に全てを掛ける!!!)」」
二人の考えが重なり合った。それぞれ武器を握る力が強まる。
「「「「「「…………えっ?」」」」」」
そんな中、二人の戦いを見届けていた六人がその時起こった光景に、疑問の声をあげてしまった。
「マオさん……泣いてる……?」
「魔王様も……泣いてる……?」
何と、二人は涙を流していたのだ。大量という訳では無いが、大粒の涙が何度か流れていた。
「もしかしたら……二人供気づいてるのかもしれないわね……こんな戦いをしても、エジタスちゃんが喜ぶ訳では無い……だけど、一度起こしてしまったこの戦いを、止めるに止められないのかもしれないわ…………」
真緒とサタニアは分かっていた。例えこの戦いで相手を殺す事が出来たとしても、エジタスが蘇る訳では無い。喜ぶという確証も無い。怒り、憎しみ、一時の感情に流されて始まったこの戦いに、何の意味も無い。だがそれでも止められない、止まらない、一度流れ始めた川の流れの様に途中で止めるという選択肢は、残されていなかったのだ。
「魔王…………」
「勇者…………」
互いに睨み合う。次の一撃に全てを掛ける。失敗は許されない。
「「うぉおおおおお!!!」」
覚悟を決め、同時に走り出す二人。そして剣が届く範囲に入った瞬間、互いに剣を前に突き出してスキルを放った。
「感情を一つに!!“フィーリングストライク”!!!」
「黒く染まる!!“ブラックアウト”!!!」
白と黒、光と闇、勇者と魔王、二人の想いが激しくぶつかり合う。衝撃波から床の一部が剥がれて行く。その激しいぶつかり合いから、二人の姿は肉眼では見えなくなってしまった。次第に衝撃も収まり、肉眼でも見えるようになった。決着、二人の戦いは終わりを告げた。そして、その場に立っていたのは…………。
リーマ、ゴルガ、フォルス、シーラ、ハナコ、アルシアの六人は遂に玉座の間へと辿り着いた。しかし、そこで目にしたのはサタニアの一撃で、真緒の持っている生け贄の盾が壊れている光景だった。
「あんな魔王ちゃんの顔……始めた見た…………とても……恐ろしいわ」
「そんな……あのマオさんが……あんな顔をするだなんて…………」
怒り、憎しみ、相手を殺すという点において純粋な感情。その感情には、一切の躊躇や葛藤もありはしない。
「もしかしたら、あたし達が思っている以上に、エジタスちゃんに対する二人の怒りと憎しみは深いのかもしれないわ……」
「マオぢゃん…………」
「マオウサマ…………」
ここに来て、漸く事の重大さに気が付いた六人。だが時既に遅し、もはや二人の戦いを止める事は出来ない。何故なら、この玉座の間は二人の殺気で埋め尽くされているのだ。
「マオさん!!もう止めて下さい!!」
「魔王様!!これ以上戦えば、死人が出てしまいます!!」
それでも呼び止めずにはいられなかった。これ以上、二人には傷ついて欲しくない。そんな想いからなる心の叫びだった。
「はぁあああああ!!!」
「やぁあああああ!!!」
しかし、二人の耳には届かなかった。周りが見えていないのか、相手だけに視線を集中しており、サタニアが真緒に斬り掛かりその攻撃を真緒が純白の剣で防いだ。
「マオぢゃん!!止めでぐれだぁ!!」
「マオウサマ!!イカリヲ、オシズメクダサイ!!」
「こんな事をしたって、エジタスさんは喜ばないぞ!!」
「そうよ魔王ちゃん!!今の二人が戦う姿をエジタスちゃんが見たら、きっと悲しむわ!!」
只呼び止めるのでは意味が無いと思い立ち、戦いの原因とも言えるエジタスを掛け合いに出す事で、二人が戦いを止める様に促した。
「「うぉおおおおお!!!」」
しかしそれでも、二人の戦いは止まらなかった。寧ろ火に油、戦いの激しさが更に増した様にも見受けられた。
「もう……二人の戦いを止められないのでしょうか…………?」
「エジタスへの想いが、ここまで強いだなんて…………」
「この戦いは、どちらか一方が死ぬまで…………終わらないんじゃないだろうか…………」
フォルスは、この戦いにおける最悪の結果を想像してしまった。
「マオぢゃんが死ぬ……ぞんな……オラ……ぞんなの嫌だよぉ……」
「マオウサマ……ドウスレバトメラレルノダロウカ…………」
「…………もう止めるのは、不可能なのかもしれないわね……」
六人は、二人の戦いを見届けるしか出来なかった。
「勇者…………」
「魔王…………」
そんな二人だが、互いに焦りを感じていた。表情にこそ現れないが、相手に悟られない様に平常心を保っている。
「(不味いな……奥の手である“ティルスレイブ”が防がれてしまうだなんて……無条件に一撃で葬り去る能力の筈なのに……いったい何だったんだ、あの盾は…………)」
真緒が持つ生け贄の盾は、全ステータスを捧げられていた事によりティルスレイブが生け贄の盾を、個人であると誤認識した為、真緒は死なずに済んだのだ。
「(まさか……あの剣もティルスレイブの能力を防げるのか!?……そうだとしら、能力を多用するのは危険かもしれない……)」
生け贄の盾の事実を知らないサタニアは、真緒が持つ純白の剣も同じ様に、ティルスレイブの能力を防げるのではないかと深読みをして、ティルスレイブの能力を極力使わない様に決めた。真緒にとって好都合だった。
「(アーメイデさんから頂いた、生け贄の盾が壊れるだなんて……あの剣が黒く染まったら警戒しないと…………)」
しかし真緒の方でも、サタニアのティルスレイブの能力を恐れて、迂闊に攻撃を仕掛けられずにいた。
「(それに……この動けない今の状態を狙われたら、非常に不味い!!)」
そう、真緒はサタニアの放った“シャドウロック”の影響で、動けない状態になっていた。
「(どうにかして……影に刺さったこの針を抜かないと…………)」
動けない原因と思われる、真緒の影に突き刺さっている黒い針。その針を何とか抜こうと必死に体を動かす。すると少しずつではあるが、黒い針が抜け始めた。
「や、やっ……!!」
黒い針が抜け掛けて安堵した真緒だっだが、黒い針に気を取られて他への注意が疎かになり、サタニアに斬られてしまった。
「後ろを気にするだなんて、随分余裕があるみたいだね」
「くっ…………!!」
しかし、その斬られた衝撃により真緒の影に刺さっていた黒い針が抜けた。それによって、自由に動ける様になった。出血を押さえながら、細心の注意を払う真緒。
「“シャドウロック”」
「!!!」
するとサタニアは再び、掌から黒い針を生成し真緒の影に目掛けて、投げつけた。
「同じ手が二度も通用すると思ったら、大間違いだよ!!」
既に受けた攻撃ならば、情報を心得ているので対処しやすい。真緒は、飛んで来る黒い針を純白の剣で器用に弾いた。
「うん、必ず弾くと思っていたよ」
「!!?」
その時サタニアは、真緒の目の前まで近づいていた。真緒が黒い針を弾くと予測していたサタニアは、黒い針を投げると同時に走り出していたのだ。
「これで……終わりだ!!」
「!!…………まだ……終わらない!!」
黒い針を弾いた事で、体制が崩れてしまった真緒だったが、咄嗟に足元の壊れてしまった生け贄の盾の残骸を蹴り上げて、斬り掛かって来るサタニアにぶつけた。
「…………っ!!」
「“エンチャント・ホーリー”!!」
その瞬間、純白の剣が光魔法に覆われて、暖かそうな黄色に光輝き始めた。そして真緒は、生け贄の盾の残骸に怯んでしまったサタニア目掛けて、純白の剣で斬りつけた。
「ぐっ…………!!」
光魔法で強化された純白の剣に斬られて、血が止めど無く溢れ出て来る。サタニアは追撃を恐れて、真緒と距離を取った。
「「はぁ……はぁ……」」
斬る斬られるの繰り返し、お互い満身創痍の体であり、当に限界は越えていた。しかしそれでも倒れないのは、エジタスに対する二人の想いが強いからである。
「(このまま戦いが長引けば、明らかにこっちが不利になる……そうなる前に早急に決着をつけないと……その為には……)」
「(思った以上に……光魔法が体に響いてる……ティルスレイブも迂闊に使えない……何とかこの戦いに終止符を打たないと……その為には……)」
「「(次の一撃に全てを掛ける!!!)」」
二人の考えが重なり合った。それぞれ武器を握る力が強まる。
「「「「「「…………えっ?」」」」」」
そんな中、二人の戦いを見届けていた六人がその時起こった光景に、疑問の声をあげてしまった。
「マオさん……泣いてる……?」
「魔王様も……泣いてる……?」
何と、二人は涙を流していたのだ。大量という訳では無いが、大粒の涙が何度か流れていた。
「もしかしたら……二人供気づいてるのかもしれないわね……こんな戦いをしても、エジタスちゃんが喜ぶ訳では無い……だけど、一度起こしてしまったこの戦いを、止めるに止められないのかもしれないわ…………」
真緒とサタニアは分かっていた。例えこの戦いで相手を殺す事が出来たとしても、エジタスが蘇る訳では無い。喜ぶという確証も無い。怒り、憎しみ、一時の感情に流されて始まったこの戦いに、何の意味も無い。だがそれでも止められない、止まらない、一度流れ始めた川の流れの様に途中で止めるという選択肢は、残されていなかったのだ。
「魔王…………」
「勇者…………」
互いに睨み合う。次の一撃に全てを掛ける。失敗は許されない。
「「うぉおおおおお!!!」」
覚悟を決め、同時に走り出す二人。そして剣が届く範囲に入った瞬間、互いに剣を前に突き出してスキルを放った。
「感情を一つに!!“フィーリングストライク”!!!」
「黒く染まる!!“ブラックアウト”!!!」
白と黒、光と闇、勇者と魔王、二人の想いが激しくぶつかり合う。衝撃波から床の一部が剥がれて行く。その激しいぶつかり合いから、二人の姿は肉眼では見えなくなってしまった。次第に衝撃も収まり、肉眼でも見えるようになった。決着、二人の戦いは終わりを告げた。そして、その場に立っていたのは…………。
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