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第四章 冒険編 オークと子供達
真実
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「あなた方は……村の……いったいどういう事ですか?」
真緒はいまいち状況が理解出来ず、混乱していた。
「あれー、まだ気づいてないんだ?」
「鈍いにも程があるだろ」
村人の二人組はケラケラと笑い始める。
「…………ぐっ……」
「おーくさん!」
斧が突き刺さったオークだったが、辛うじて意識を保った。
「騙されるな……そいつらは村人ではない……」
「どういう意味ですか?」
「そいつらは…………過激派の奴隷商人だ」
「えっ……奴隷商人?」
奴隷商人と言って思い出すのは、ハナコと出会った時のターバンを巻いた小太りな店長だ。
「あ~あ、バレちゃったかぁ……」
「どっちにしたって結果は同じだけどね」
「そんな……今までの話は全部嘘だったんですか!」
あんな真剣に助けを求めていた人達が、騙していたという真実を認めたくない真緒。
「嘘じゃないよ~、拐らわれたのは本当だよ……でもまぁ、最初に拐ったのは俺達なんだけどな」
「え…………」
「……そいつらは、奴隷売買をする際にその辺の村を襲い、子供達を拐って無理矢理奴隷として売って、荒稼ぎをしている質の悪い奴等だ」
オークは傷を負いながらも、真緒に村人達の真実を話す。
「どうしてそんなに詳しいんですか?」
「それは、元々我がそいつらの用心棒をしていたからだ」
「!!……つまりあなたも奴隷売買を「違う!!」……」
真緒が奴隷調達の事を言おうとすると、オークは強く否定した。
「我は……知らなかった。仕事はアジトに侵入してくる者の排除で、奴隷売買をしているなんて知るよしもなかったんだ!」
「そんなの、只の言い訳です!!」
「……我もそう思った。この子達から奴隷として拐われたと聞いたあの時……」
オークは側にいる子供達を、ギュッと抱きしめる。
「だから我は決意した!こんな事は間違っていると、この子達を邪な者達の魔の手から絶対に守ってみせると!!」
「おーくさん……」
「そして我は子供達をアジトから連れ出したのだが、すぐに感づかれてしまい、近くのこの洞窟に身を隠したんだ。幸いにも我と子供達は自給自足には慣れていた為、暮らしには困らなかった。だがある日ついにここの場所がそいつらにバレてしまってな……」
オークは元村人の二人組を睨む。
「おおー、怖い怖い」
「我はそいつらよりも強い。その為、何度も返り討ちにしていたのだが、今日来た貴殿達の事を、送り込まれた刺客だと思ってしまったというのが、ここまでの経緯だ」
「そんな……それじゃあ私達は子供達を守っていたオークの邪魔をしてしまった、ってこと?……」
真緒は衝撃の真実に俯き、絶望の色へと染まっていく。
「いや、まだ間に合う。無粋なのは承知だが頼む、この子達を守ってくれ!!」
オークは傷だらけの体で土下座をして、助けを求めた。
「……そうだよね、あなたはあなたなりに罪を償おうとしている。分かった、協力させて貰います!」
「真か!」
「ええ、……と言う訳で悪いけど私はオークの味方になります。でも、ちゃんと約束は守りますよ。あなた達という外道から子供達を助け出してみせます!!」
真緒は剣を元村人の二人組に向ける。すると元村人の二人は互いに目を見合わせ……。
「「………あひゃひゃひゃひゃ!!」」
「!?」
突然お腹を抱えて笑い出したのだ。
「何が可笑しいの!!」
「ん、ああ悪い悪い。お前があまりに間抜けなんでな。つい、笑いを抑えきれなかったよ」
「なんですって!?」
「だって、よく考えてみろよ。オークが説明している間俺達は不意打ちをしなかった。何故だと思う?」
「それは「それはな」……」
真緒が答えようとすると、元村人が遮り答える。
「勝利を確信していたからだよ。おい!連れてこい!!」
「うぐっ……」
「う…………」
「あれ~」
「ハナちゃん!リーマ!それに師匠まで!!」
元村人の二人組の後ろから、これまた見覚えがある村人もとい元村人が三人出てきた。そして、それぞれがハナコ、リーマ、エジタスを人質に取っていた。
「だから、言っただろう?お前があまりに間抜けだってな!!まさか、オークに止めを刺すのに戸惑って仲間が居なくなってる事に気づかないなんて、最低だな!!」
「皆、ごめん……」
「何言っでるだぁ……マオぢゃんは悪ぐねぇ……簡単に捕まっだオラ達が悪いんだ……」
「そうですよ……気にしないでください……」
「黙ってろ!!」
元村人がハナコとリーマに自前の斧を突き付ける。
「やめて!二人を傷つけないで!!」
「だったら、その子供達をこちらに引き渡して貰おうか?」
「くっ…………」
子供達を助けたい、仲間達も助けたい。二つの想いが交差して絡み合い、複雑になっていく。
「…………何かいい手はないの?……」
両者を救う鍵を模索していく真緒だったが、何も思い付かない。全てを諦めかけたその時……。
「スキル“ロックオン”、スキル“急所感知”!!!」
「ぐわぁあああ!!?」
突然、声が響き渡ったかと思うと、ハナコ達を人質に取っていた元村人の一人が倒れた。
「な、何だ、何が起こった!?」
「え……今のスキルは……」
「おいマオ、もう諦めるのか?」
元村人達の後ろには、最も見覚えがある人物が弓を構え、立っていた。
「フォルスさん!!」
「お前、どうして……」
「フン、お前達が村人では無い事は既に気づいていた」
「何だと!?いつ気がついた!?」
フォルスは、気がついた元村人のおかしな点を話始めた。
「まず、おかしいと思ったのは料理だ」
「料理?」
「ここは荒地、作物なんかはまともに育たないだろう。それなのにお前達はこれでもかって位、豪華な料理を出してきた。そこがまず一つ」
「……っつ」
「次に矛盾だ。お前達はオークに襲われた時にこう言った」
はい……あれは我々が畑仕事を終えて、自宅へと帰る時でした。
「それに対して村の状況を見て回ると……」
しかし、見渡す限りの荒地に、簡易的な小屋以外何もなかった。
「それは、あんたがさっき言ったじゃないか!ここは荒地、作物なんかはまともに育たないだろう!?」
「ああ、だから俺は確信を得る為に、お前達の小屋の中へと入った。するとどうだ、俺の予想通りお前達の小屋にはあるはずの物が無かった」
中に入ると、あるのは椅子と机。それと就寝用と思われる布が、一枚折り畳まれている。
「あるはずの物って、いったい何なんだよ!?」
「農具だよ。畑仕事するんだ、農具の一つや二つ無いとおかしいだろう。なのに、お前達の小屋にはそれが一つも無かった」
「…………」
「以上、俺はお前達には裏があると思った理由だ。まだ言いたいことはあるか?」
フォルスは弓を無言になった元村人に向ける。
「……ああ、油断は禁物だぜ……」
「何?」
「フォルスさん、後ろ!!」
マオの言葉で直ぐ様後ろを振り返ったフォルスだったが、次の瞬間鈍器の様な物で殴られる衝撃が頭に走った。
「ぐがぁ……」
「フォルスさん!」
「悪い子ね、後ろから不意打ちなんて……」
そこに立っていたのは、村の中でも印象的な元村長のネキツだった。
「不意打ちが許されるのは、私達みたいな悪党なのよ」
真緒はいまいち状況が理解出来ず、混乱していた。
「あれー、まだ気づいてないんだ?」
「鈍いにも程があるだろ」
村人の二人組はケラケラと笑い始める。
「…………ぐっ……」
「おーくさん!」
斧が突き刺さったオークだったが、辛うじて意識を保った。
「騙されるな……そいつらは村人ではない……」
「どういう意味ですか?」
「そいつらは…………過激派の奴隷商人だ」
「えっ……奴隷商人?」
奴隷商人と言って思い出すのは、ハナコと出会った時のターバンを巻いた小太りな店長だ。
「あ~あ、バレちゃったかぁ……」
「どっちにしたって結果は同じだけどね」
「そんな……今までの話は全部嘘だったんですか!」
あんな真剣に助けを求めていた人達が、騙していたという真実を認めたくない真緒。
「嘘じゃないよ~、拐らわれたのは本当だよ……でもまぁ、最初に拐ったのは俺達なんだけどな」
「え…………」
「……そいつらは、奴隷売買をする際にその辺の村を襲い、子供達を拐って無理矢理奴隷として売って、荒稼ぎをしている質の悪い奴等だ」
オークは傷を負いながらも、真緒に村人達の真実を話す。
「どうしてそんなに詳しいんですか?」
「それは、元々我がそいつらの用心棒をしていたからだ」
「!!……つまりあなたも奴隷売買を「違う!!」……」
真緒が奴隷調達の事を言おうとすると、オークは強く否定した。
「我は……知らなかった。仕事はアジトに侵入してくる者の排除で、奴隷売買をしているなんて知るよしもなかったんだ!」
「そんなの、只の言い訳です!!」
「……我もそう思った。この子達から奴隷として拐われたと聞いたあの時……」
オークは側にいる子供達を、ギュッと抱きしめる。
「だから我は決意した!こんな事は間違っていると、この子達を邪な者達の魔の手から絶対に守ってみせると!!」
「おーくさん……」
「そして我は子供達をアジトから連れ出したのだが、すぐに感づかれてしまい、近くのこの洞窟に身を隠したんだ。幸いにも我と子供達は自給自足には慣れていた為、暮らしには困らなかった。だがある日ついにここの場所がそいつらにバレてしまってな……」
オークは元村人の二人組を睨む。
「おおー、怖い怖い」
「我はそいつらよりも強い。その為、何度も返り討ちにしていたのだが、今日来た貴殿達の事を、送り込まれた刺客だと思ってしまったというのが、ここまでの経緯だ」
「そんな……それじゃあ私達は子供達を守っていたオークの邪魔をしてしまった、ってこと?……」
真緒は衝撃の真実に俯き、絶望の色へと染まっていく。
「いや、まだ間に合う。無粋なのは承知だが頼む、この子達を守ってくれ!!」
オークは傷だらけの体で土下座をして、助けを求めた。
「……そうだよね、あなたはあなたなりに罪を償おうとしている。分かった、協力させて貰います!」
「真か!」
「ええ、……と言う訳で悪いけど私はオークの味方になります。でも、ちゃんと約束は守りますよ。あなた達という外道から子供達を助け出してみせます!!」
真緒は剣を元村人の二人組に向ける。すると元村人の二人は互いに目を見合わせ……。
「「………あひゃひゃひゃひゃ!!」」
「!?」
突然お腹を抱えて笑い出したのだ。
「何が可笑しいの!!」
「ん、ああ悪い悪い。お前があまりに間抜けなんでな。つい、笑いを抑えきれなかったよ」
「なんですって!?」
「だって、よく考えてみろよ。オークが説明している間俺達は不意打ちをしなかった。何故だと思う?」
「それは「それはな」……」
真緒が答えようとすると、元村人が遮り答える。
「勝利を確信していたからだよ。おい!連れてこい!!」
「うぐっ……」
「う…………」
「あれ~」
「ハナちゃん!リーマ!それに師匠まで!!」
元村人の二人組の後ろから、これまた見覚えがある村人もとい元村人が三人出てきた。そして、それぞれがハナコ、リーマ、エジタスを人質に取っていた。
「だから、言っただろう?お前があまりに間抜けだってな!!まさか、オークに止めを刺すのに戸惑って仲間が居なくなってる事に気づかないなんて、最低だな!!」
「皆、ごめん……」
「何言っでるだぁ……マオぢゃんは悪ぐねぇ……簡単に捕まっだオラ達が悪いんだ……」
「そうですよ……気にしないでください……」
「黙ってろ!!」
元村人がハナコとリーマに自前の斧を突き付ける。
「やめて!二人を傷つけないで!!」
「だったら、その子供達をこちらに引き渡して貰おうか?」
「くっ…………」
子供達を助けたい、仲間達も助けたい。二つの想いが交差して絡み合い、複雑になっていく。
「…………何かいい手はないの?……」
両者を救う鍵を模索していく真緒だったが、何も思い付かない。全てを諦めかけたその時……。
「スキル“ロックオン”、スキル“急所感知”!!!」
「ぐわぁあああ!!?」
突然、声が響き渡ったかと思うと、ハナコ達を人質に取っていた元村人の一人が倒れた。
「な、何だ、何が起こった!?」
「え……今のスキルは……」
「おいマオ、もう諦めるのか?」
元村人達の後ろには、最も見覚えがある人物が弓を構え、立っていた。
「フォルスさん!!」
「お前、どうして……」
「フン、お前達が村人では無い事は既に気づいていた」
「何だと!?いつ気がついた!?」
フォルスは、気がついた元村人のおかしな点を話始めた。
「まず、おかしいと思ったのは料理だ」
「料理?」
「ここは荒地、作物なんかはまともに育たないだろう。それなのにお前達はこれでもかって位、豪華な料理を出してきた。そこがまず一つ」
「……っつ」
「次に矛盾だ。お前達はオークに襲われた時にこう言った」
はい……あれは我々が畑仕事を終えて、自宅へと帰る時でした。
「それに対して村の状況を見て回ると……」
しかし、見渡す限りの荒地に、簡易的な小屋以外何もなかった。
「それは、あんたがさっき言ったじゃないか!ここは荒地、作物なんかはまともに育たないだろう!?」
「ああ、だから俺は確信を得る為に、お前達の小屋の中へと入った。するとどうだ、俺の予想通りお前達の小屋にはあるはずの物が無かった」
中に入ると、あるのは椅子と机。それと就寝用と思われる布が、一枚折り畳まれている。
「あるはずの物って、いったい何なんだよ!?」
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「…………」
「以上、俺はお前達には裏があると思った理由だ。まだ言いたいことはあるか?」
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「……ああ、油断は禁物だぜ……」
「何?」
「フォルスさん、後ろ!!」
マオの言葉で直ぐ様後ろを振り返ったフォルスだったが、次の瞬間鈍器の様な物で殴られる衝撃が頭に走った。
「ぐがぁ……」
「フォルスさん!」
「悪い子ね、後ろから不意打ちなんて……」
そこに立っていたのは、村の中でも印象的な元村長のネキツだった。
「不意打ちが許されるのは、私達みたいな悪党なのよ」
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