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第2章 慰会
1 なんか…みょーな会に誘われたの巻
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さて…評議会以降の私は…けっこう…のんべんだらりとしていた。
エリオット卿ほど、酷い傷じゃないのに、過保護な皆様に絶対安静を言い渡されてしもうた。
フォルトとエマの過保護っぷりも、物凄く上がっちゃったし…。
暫く…やりずらいなぁ…。
ほんの半年前まで…私の動向なんて、誰も気にもかけなかったのにさぁ。
私がため息つきつつ、自室で資料を見ていると、
「失礼いたします…お客様が…」
フォルトが入ってきた。
過保護でも、報告はしっかりしてくれるから、助かるけどさ。
「誰?」
予約が無いから、無視でもいいけど…。
なんとなく気になった。
私とあまり関係性が無い人なら…、フォルトは事後報告になると思ったから。
「ジュリア侯爵夫人と…クァーリア伯爵夫人が…」
ありゃまぁ、あの2人が予約なしって、ただ事じゃない。
「すぐに通して…」
「わかりました」
そして私は…応接間へ。
「この度は…突然の訪問に応じていただき、誠にありがとうございます…」
2人して…大層丁寧なお辞儀をしてくれた。
「構わないわ。危急の事と思ったから…」
「そう言っていただけると…」
「私が予想するに…ゾフィーナ夫人か、その取り巻きが…何かして来たって感じかしら?」
すると…2人はびっくりして顔を見合わせた。
「こちらにも何か…」
「いいえ、全く…。
そもそも…交流会の一件で、ドラヴェルグ公爵家からのものは、全て叩き返すを徹底した
から…」
「そうでしたか…」
「でも…だいたい予想はついたのよ。
そもそも今回の評議会…ファルメニウス公爵家に盾突くためには、強力な後ろ盾がいる。
その後ろ盾は…王家一つでは到底無理。
でも…王家以外に公爵家が…複数集まったら、違ってくると思ってね。
集団心理も重なって…あんな馬鹿の極みをできたんだろうと推測したの」
「オルフィリア公爵夫人の慧眼には…本当に感服します…」
「あはは、ありがとう。
でも…今回みたいなことが無くても、過去に確執があった家の動向は、つぶさに見守って
いるのよ。
しょーもないことしでかす奴ほど…根に持つからね」
「仰る通りです」
2人の話はこうだ。
評議会でヒドイ目にあった私を…慰めたい。
そして、話を聞きたい。
どうしたら、以降そのようなことが起こらないか…対策を話し合いたい。
様々な意見も聞きたい…そうな。
「それって…裏を返せば、いくらでも私を貶められるわねぇ…。
対策だって、私が大人しくしていればとか、身の程知らずだからって、言えるし。
意見だって…絵空事だって鼻で笑えるし…」
言葉ってのは…使いようによって、いかようにもなるからなぁ。
「その通りです…オルフィリア公爵夫人は…お怪我をされて、治っていないのだから…と
説明したのですが…」
この2人は…かなり力のある人たちだ…。
それがこうして、私をたずねて来ると言う事は…かなりしょーもない引っ張られ方したな。
「誰かお身内で…ドラヴェルグ公爵家…もしくは取り巻きと、つながりがある方が?」
話しは…早い方がいい。
「オルフィリア公爵夫人は…なんでもお見通しなのですね」
クァーリア夫人の言葉に、
「まさか!!今回の評議会については、さすがに読めませんでした」
笑いながら答える。
予想はしていたが、2人の実家繋がりだった。
商会関係と、いとこ、はとこの婚姻関係…やっぱり複雑に絡んでいて、どうにも無視できない
ようだ…。
これだから…貴族ってのは面倒くさいんだよなぁ。
どこかでつながっていて…意外な所から引っ張られる…。
まして裏に…公爵身分の力のある人が絡んでいるとなると…。
でも…。
私は…二人の顔をちらりと見る。
例えそうだったとしても…、この2人なら私の評議会での様を取って、断ることも出来るだろう。
そのぐらいの力はある…。
それなのに私にわざわざ持って来たと言う事は…、会の名目が名目だから、ともすると本当に
私を心配している人にまで、悪影響が出る場合を懸念しているんだ。
だから…最終判断を私にさせようとしている。
私は…ほんのわずかに笑みがこぼれた。
ああ…私は…信頼されているんだなぁ…。
「で、私は…今回2人と一緒に参加するのかしら?」
「ご参加くださるのですか?」
けっこう…驚かれた。
まあ、敵だらけなことは、予想付くだろうから。
「交流会では…ゾフィーナ夫人にだいぶわかりやすい形で…喧嘩を売りましたからね。
私としては…喧嘩を売ったつもりは無かったのですが…ね。
ファルメニウス公爵家にあの方が、だいぶ迷惑をかけたのは事実ですから」
「そのようですが…それは、社交界ではあまり…言われていませんからね」
まあ、そうだろう。
ギリアムはその気になれば、自分の恥を言うのは殆ど気にしない人間だ。
でも…自ら言って回るようなことは、必要が無ければしない。
「まあ…ギリアムは社交活動をあまりしませんからね…。
そうなると…ゾフィーナ夫人みたいな力のある方は…、虚実織り交ぜて…を信じ込ませるのは、
結構得意でしょう」
「そうですね…」
ジュリア…本当にため息しか出てこない感じだ。
「それがわかっていて…あえて出席されると?」
クァーリア夫人…改めて聞いてきた。
「ええ。ギリアムが不得手なことは、私がすると決めております。
そもそも社交界は女の戦場…。女が出て来るなら、私が相手をしますよ。
それより…お二人こそいいのですか?」
私の方だって、確認取っておかないとね。
「私と一緒に参加する…と言う事は、ともすれば、ゾフィーナ夫人に私の味方と思われて
しまいますよ」
するとこれに対しては…2人がそれぞれ笑いながら、
「ゾフィーナ夫人に何の恩義も無ければ、その取り巻きたちに、気遣うつもりもない」
「まあ…わかりやすく言えば…あいつ等いけ好かない!!ですかね」
と。
ははっ!!いいねいいね。
「わかりました…その慰め会とやら…いつですか?」
ゴギュラン病に関しては…動きがあるまで、もう少しあるだろうからな…。
この空白時間に…しょーもないのを叩いておくのも、悪くない。
「3日後です…」
うわお、近いね…。
まあ、ドレスや宝石なんかは溢れんばかりにあるから、問題ない。
問題は…。
「では…その会でまた、お会いしましょう…」
こうしてジュリアとクァーリア夫人は帰って行った。
そして夜…。
「ダメだ!!」
予想に全く反しないお答え、ありがとうよ、ギリわんこ。
「そう言わず…出席せてください…。
恐らくこの評議会の件…絶対にゾフィーナ夫人が関与しています。
表に出ない形でしょうが…」
「だったら余計にダメだ。私も一緒に行く」
「今回の会は、女性限定でございます」
「でも行く」
「寝言は寝てからお願いします」
膠着状態となった…。
「ギリアム…私は…あの法案をどうしても通したいのです」
「私もです」
「だからこそ…反対勢力の力は…出来るだけ削いでおかねば…」
「だから、それは私の仕事です」
「男が相手ならそうでしょうが…、女性…影で動く夫人に対しては、私の役目…。
何度も言わせないでください!!」
「だったら侍女たちを大勢…」
「何かされたら、逆に邪魔です!!
自分の身を守れる手練れならまだしも…、ちょっと護身術をかじったぐらいの人は、敵地に
連れて行きたくありません…」
すると…ギリアムが考え込んでしまって。
「女性騎士…採用するべきだったのか…」
「その話は…以前聞きましたが…適切な判断だったと思われます」
女性の護衛騎士を…ギリアムは取りたがらなかった。
もっと言うと、女性の騎士部門も…王立騎士団に作って欲しい…と言われたが、作らなかった。
ギリアムは男尊女卑を毛嫌いする人間なのに、なぜか…。
その理由は…まあ、今回の事と関係ないから、今後機会があったら話すよ。
「ギリアム…お願いです。
今後…この評議会のような事は、起こりえます…。
私は…自ら外に出ると…アナタの力になると決めました。
自分で選んでいる場所を…私から奪わないでください」
非常に…苦しそうな顔…。
ごめんよ、ギリアム…。
でもさ…人は…幸せに暮らすための…リスクってもんをしょわなきゃいけないと思ってるんだ。
だから…私は身分持ちなんぞに、なりたくなかったんだ。
私は…ギリアムの頭を、ずっと抱きしめていると…。
「わかりました…」
消えるような声だった…。
私は…そのギリアムの苦しみを…出来るだけ取り去ってあげたくて…。
その夜…ずっとずっと…ギリアムの好きなように…させてあげた…。
エリオット卿ほど、酷い傷じゃないのに、過保護な皆様に絶対安静を言い渡されてしもうた。
フォルトとエマの過保護っぷりも、物凄く上がっちゃったし…。
暫く…やりずらいなぁ…。
ほんの半年前まで…私の動向なんて、誰も気にもかけなかったのにさぁ。
私がため息つきつつ、自室で資料を見ていると、
「失礼いたします…お客様が…」
フォルトが入ってきた。
過保護でも、報告はしっかりしてくれるから、助かるけどさ。
「誰?」
予約が無いから、無視でもいいけど…。
なんとなく気になった。
私とあまり関係性が無い人なら…、フォルトは事後報告になると思ったから。
「ジュリア侯爵夫人と…クァーリア伯爵夫人が…」
ありゃまぁ、あの2人が予約なしって、ただ事じゃない。
「すぐに通して…」
「わかりました」
そして私は…応接間へ。
「この度は…突然の訪問に応じていただき、誠にありがとうございます…」
2人して…大層丁寧なお辞儀をしてくれた。
「構わないわ。危急の事と思ったから…」
「そう言っていただけると…」
「私が予想するに…ゾフィーナ夫人か、その取り巻きが…何かして来たって感じかしら?」
すると…2人はびっくりして顔を見合わせた。
「こちらにも何か…」
「いいえ、全く…。
そもそも…交流会の一件で、ドラヴェルグ公爵家からのものは、全て叩き返すを徹底した
から…」
「そうでしたか…」
「でも…だいたい予想はついたのよ。
そもそも今回の評議会…ファルメニウス公爵家に盾突くためには、強力な後ろ盾がいる。
その後ろ盾は…王家一つでは到底無理。
でも…王家以外に公爵家が…複数集まったら、違ってくると思ってね。
集団心理も重なって…あんな馬鹿の極みをできたんだろうと推測したの」
「オルフィリア公爵夫人の慧眼には…本当に感服します…」
「あはは、ありがとう。
でも…今回みたいなことが無くても、過去に確執があった家の動向は、つぶさに見守って
いるのよ。
しょーもないことしでかす奴ほど…根に持つからね」
「仰る通りです」
2人の話はこうだ。
評議会でヒドイ目にあった私を…慰めたい。
そして、話を聞きたい。
どうしたら、以降そのようなことが起こらないか…対策を話し合いたい。
様々な意見も聞きたい…そうな。
「それって…裏を返せば、いくらでも私を貶められるわねぇ…。
対策だって、私が大人しくしていればとか、身の程知らずだからって、言えるし。
意見だって…絵空事だって鼻で笑えるし…」
言葉ってのは…使いようによって、いかようにもなるからなぁ。
「その通りです…オルフィリア公爵夫人は…お怪我をされて、治っていないのだから…と
説明したのですが…」
この2人は…かなり力のある人たちだ…。
それがこうして、私をたずねて来ると言う事は…かなりしょーもない引っ張られ方したな。
「誰かお身内で…ドラヴェルグ公爵家…もしくは取り巻きと、つながりがある方が?」
話しは…早い方がいい。
「オルフィリア公爵夫人は…なんでもお見通しなのですね」
クァーリア夫人の言葉に、
「まさか!!今回の評議会については、さすがに読めませんでした」
笑いながら答える。
予想はしていたが、2人の実家繋がりだった。
商会関係と、いとこ、はとこの婚姻関係…やっぱり複雑に絡んでいて、どうにも無視できない
ようだ…。
これだから…貴族ってのは面倒くさいんだよなぁ。
どこかでつながっていて…意外な所から引っ張られる…。
まして裏に…公爵身分の力のある人が絡んでいるとなると…。
でも…。
私は…二人の顔をちらりと見る。
例えそうだったとしても…、この2人なら私の評議会での様を取って、断ることも出来るだろう。
そのぐらいの力はある…。
それなのに私にわざわざ持って来たと言う事は…、会の名目が名目だから、ともすると本当に
私を心配している人にまで、悪影響が出る場合を懸念しているんだ。
だから…最終判断を私にさせようとしている。
私は…ほんのわずかに笑みがこぼれた。
ああ…私は…信頼されているんだなぁ…。
「で、私は…今回2人と一緒に参加するのかしら?」
「ご参加くださるのですか?」
けっこう…驚かれた。
まあ、敵だらけなことは、予想付くだろうから。
「交流会では…ゾフィーナ夫人にだいぶわかりやすい形で…喧嘩を売りましたからね。
私としては…喧嘩を売ったつもりは無かったのですが…ね。
ファルメニウス公爵家にあの方が、だいぶ迷惑をかけたのは事実ですから」
「そのようですが…それは、社交界ではあまり…言われていませんからね」
まあ、そうだろう。
ギリアムはその気になれば、自分の恥を言うのは殆ど気にしない人間だ。
でも…自ら言って回るようなことは、必要が無ければしない。
「まあ…ギリアムは社交活動をあまりしませんからね…。
そうなると…ゾフィーナ夫人みたいな力のある方は…、虚実織り交ぜて…を信じ込ませるのは、
結構得意でしょう」
「そうですね…」
ジュリア…本当にため息しか出てこない感じだ。
「それがわかっていて…あえて出席されると?」
クァーリア夫人…改めて聞いてきた。
「ええ。ギリアムが不得手なことは、私がすると決めております。
そもそも社交界は女の戦場…。女が出て来るなら、私が相手をしますよ。
それより…お二人こそいいのですか?」
私の方だって、確認取っておかないとね。
「私と一緒に参加する…と言う事は、ともすれば、ゾフィーナ夫人に私の味方と思われて
しまいますよ」
するとこれに対しては…2人がそれぞれ笑いながら、
「ゾフィーナ夫人に何の恩義も無ければ、その取り巻きたちに、気遣うつもりもない」
「まあ…わかりやすく言えば…あいつ等いけ好かない!!ですかね」
と。
ははっ!!いいねいいね。
「わかりました…その慰め会とやら…いつですか?」
ゴギュラン病に関しては…動きがあるまで、もう少しあるだろうからな…。
この空白時間に…しょーもないのを叩いておくのも、悪くない。
「3日後です…」
うわお、近いね…。
まあ、ドレスや宝石なんかは溢れんばかりにあるから、問題ない。
問題は…。
「では…その会でまた、お会いしましょう…」
こうしてジュリアとクァーリア夫人は帰って行った。
そして夜…。
「ダメだ!!」
予想に全く反しないお答え、ありがとうよ、ギリわんこ。
「そう言わず…出席せてください…。
恐らくこの評議会の件…絶対にゾフィーナ夫人が関与しています。
表に出ない形でしょうが…」
「だったら余計にダメだ。私も一緒に行く」
「今回の会は、女性限定でございます」
「でも行く」
「寝言は寝てからお願いします」
膠着状態となった…。
「ギリアム…私は…あの法案をどうしても通したいのです」
「私もです」
「だからこそ…反対勢力の力は…出来るだけ削いでおかねば…」
「だから、それは私の仕事です」
「男が相手ならそうでしょうが…、女性…影で動く夫人に対しては、私の役目…。
何度も言わせないでください!!」
「だったら侍女たちを大勢…」
「何かされたら、逆に邪魔です!!
自分の身を守れる手練れならまだしも…、ちょっと護身術をかじったぐらいの人は、敵地に
連れて行きたくありません…」
すると…ギリアムが考え込んでしまって。
「女性騎士…採用するべきだったのか…」
「その話は…以前聞きましたが…適切な判断だったと思われます」
女性の護衛騎士を…ギリアムは取りたがらなかった。
もっと言うと、女性の騎士部門も…王立騎士団に作って欲しい…と言われたが、作らなかった。
ギリアムは男尊女卑を毛嫌いする人間なのに、なぜか…。
その理由は…まあ、今回の事と関係ないから、今後機会があったら話すよ。
「ギリアム…お願いです。
今後…この評議会のような事は、起こりえます…。
私は…自ら外に出ると…アナタの力になると決めました。
自分で選んでいる場所を…私から奪わないでください」
非常に…苦しそうな顔…。
ごめんよ、ギリアム…。
でもさ…人は…幸せに暮らすための…リスクってもんをしょわなきゃいけないと思ってるんだ。
だから…私は身分持ちなんぞに、なりたくなかったんだ。
私は…ギリアムの頭を、ずっと抱きしめていると…。
「わかりました…」
消えるような声だった…。
私は…そのギリアムの苦しみを…出来るだけ取り去ってあげたくて…。
その夜…ずっとずっと…ギリアムの好きなように…させてあげた…。
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