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第3章 二頭
8 悩んでたって、何も生まない
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そうだ…一体何を悩んでんだ、らしくない!!
悩んでうじうじしてるくらいなら、エッチしに行くのが私の主義だったじゃないか!!
行こう!!
ここにいたって、何も変わらない。
好きにヤろう。
ヤって、死のう!!
「ジェード…ごめん。作戦変更する」
「もちろん。奥様のお好きなように」
「私ね!!」
「はい」
「今からみんなに、ギリアムが可愛い人だって、わかってもらうことにする!!」
そしたら返事の代わりに、噴き出したような息の音が私の耳には届いた。
そんな時…正門が開いた。
正門の内側に、いつの間にやら立っている五人の騎士…。
1人がギリアムの前に進み出た。
歳と背格好は、テオルド卿と同じくらい。
騎士らしく、髪を短髪にかり上げ、顔の輪郭こそ細いが、刻まれた皺と鋭い目、
真一文字に結んだ口が、本人の生真面目さを語っている。
「ドルグスト・ラーケ・ゼフィガルダ侯爵が、ギリアム・アウススト・ファルメニウス公爵に
ご挨拶申し上げます」
って、うわ!!
凄い身分の上の人、出てきちゃった…。
こりゃ、割り込むなら状況見極めなきゃ。
「ドルグスト卿…久しいな。相変わらず元気そうで何より」
「恐縮でございます…」
粛々と喋るさまが、度胸の良さを示している。
そしてやっぱり、ゆるりと…でもキビキビした様も混ぜて、謝罪の姿勢をとる。
「この度…我が部下が酷い不始末を起こしましたこと、心よりお詫び申し上げます」
そして…。
「何卒、此度の責任…私の方で取らせていただきたく…」
「だっ、ダメです!!隊長!!私の首一つで…」
「黙れ!!」
うおっ!!ベンズ卿といい勝負!!
「ギリアム公爵閣下…」
また一歩、ギリアムの前に歩み寄る。
「この警備隊全体の…層責任者は私です。
ですので罰は…この私が負うのが当然と考えます」
ギリアムは絶対的に上に責任を取らせる。
しかし、一口に上と言っても色々だ。
当主だったり、警備隊だったり、執事、侍従長等々…その時の状況によりけり使い分けている。
「確かに…一理あるな」
「でしたら…」
「その前に確認だが…今回罪を犯した人間が、二人いることは理解しているか?」
「もちろんでございます」
おお、こんな短期間に、ホウ・レン・ソウがしっかりしとるのね。
「では…私から提案がある」
「なんでしょうか?」
「一つ…私を秘密裏にこの邸宅に入れること
二つ…私の行動を、制限しない事」
それを聞いた時のドルグスト卿の顔は…変わらなかったが、私にはわかった。
物凄い怒気が、全身から吹き出し…鎧のようにドルグスト卿の体を覆うのが。
「……そう言えば本日…オルフィリア・ステンロイド男爵令嬢が奥様のサロンに参加される
そうですね…」
「ああ」
対して終始さらりとしているギリアム。
「仮にも我がご当主様がお選びになった奥様が…どこぞのバカな侯爵令嬢ごときと、同じことを
するとでも…」
「もちろん、思っていないさ、だが…招待された方が全員アイリン夫人のような方ではないだろう?」
「仮にも奥様が、他者の行為であったとしても、見過ごすとお思いか?」
「すべてないなら、私を入れても何の問題もないのでは?
ああ、何事もなければ、もちろん私は周囲と同化しているから、お気になさらず」
ここまで聞いた私は…顔中に青筋を立てておりました、ええ。
あっんのアホガキャ、やっけにおとなしく、こっちの指示聞いたと思ったら…。
こんな事画策してやがったのかぁ~。
名前も名乗らず、門番の死角に入って、挑発するような言葉を連発するから、おかしいと
思ったんやぁ~~~~~~~!!
私の当初の計画はこう。
まず門番の気を、ギリアムに軽く引いてもらう。
ジェードに助けてもらって、ガルドベンダ公爵邸に侵入。
お茶会会場を見渡せる場所に陣取り、様子を探る。
という計画だった。
貴族社会のしきたり通りに行くなら、私は一番後に入らねば失礼になってしまう。
入った後に取り返しのつかないことになってたら、シャレにならん。
しかしその前に…あの犬(ギリアムのこと)…どうしてくれよう…。
私は青筋だらけの顔で、ゆっくりと動き出す。
----------------------------------------------------------------------------------------
同時刻、ガルドベンダ公爵邸庭園。
「全く…何という事だ!!こちらが全面的に悪いじゃないか!!」
そう言って、庭を足早に駆け抜けるのは、ツァリオ公爵閣下だ。
隣にはバドセット。
「しかし…相手があ奴なのは、幸いだ」
「え…、ご主人様何を…?」
「お前はよくわかっているハズだ、バドセット。
もしこれが、あ奴の父・母のような人間であれば…」
「わしらに報告が来る前に…門番たちの首は飛んでおるわ」
「……さようでございますね」
ツァリオ公爵閣下が門前に到着した時、ちょうどギリアムとドルグスト卿が睨み合っている所
だったのだが…。
「何やっとんじゃ、ゴォらぁ――――――――――――――――っ!!」
ほぼ同時に、わたくしの雄たけびが舞う。
私は持っていた鞄を、力いっぱいギリアムの顔に投げつけた。
しかしそこは、さすがギリアム。
結構色々入って、それなりの重さの鞄の激突をモノともしなかった。
「ギリアム様!!やっけにおとなしく引き下がると思ったら…こんな事考えていたんですか!!」
「フィ、フィリー…」
私はちょっと慌てて及び腰になるギリアムをほっといて、
「お初にお目にかかります、ドルグスト・ラーケ・ゼフィガルダ侯爵様…。
オルフィリア・ステンロイド男爵令嬢が、ご挨拶申し上げます」
するとドルグスト卿は、わずかに顔をピクリとしたが、
「ほう…アナタが噂の…。
ギリアム公爵閣下のあなたへの溺愛ぶりは耳にしておりましたが、いささか誇張があると思って
おりました…。
しかし、今日の騒ぎを見るにあたって、真実のようですね」
抑揚のない静かな声。
あ~、やっぱ情報通り、相当できる人間だな。
まあ、ガルドベンダ公爵邸の守備隊がボンクラなんて、置いとく訳ないからね。
「お恥ずかしい限りですが…」
「お恥ずかしいとは何ですか!!」
ギリアムが乗り出してきたが、私はそんなギリアムの顔にアイアンクローをかまし、
「黙ってていただけますか?邪魔です」
と、抑えた。
…………………………………。
ん~。
だいたいこれやると、みんなビクッとするんだけど…この人、表情崩さないね…。
ま、この程度のポーカーフェイスできなきゃ、ガルドベンダ公爵家の護衛騎士隊長なんざ、務まらんか。
「今回は、質のいいサロンだから大丈夫だと言ったのですが…どうしても納得してくれなくて…。
でもまさか、こんな事をするとは…」
「ふむ…しかしあなたは、先に来て待っていらっしゃいましたよね?
紹介状を失くしたとのことですが、それでしたら奥様に確認を取ってもらうよう、頼めばいいだけでは
ないですか」
……やっぱ、一筋縄じゃ、いかねぇな。
でも…。
「いえ、実は…私の身分では、一番早めに行くのが礼儀なのですが…。
アイリン公爵夫人の指示で一番最後に入るように…と、あったのです。
ただ、やはり不安で…。
せめて来る方々の家紋位は確認したく…でも、ガルドベンダ公爵邸の壁にずっと佇んでいたら、
不審者扱いされると思って、あのような言い回しになりました」
「なるほど…」
辻褄はあってるが…納得してないって顔してる…。
「下がれ、ドルグスト」
ドルグスト卿の全身が、電気でも通したようにピシりと正され、すぐに横にずれた。
こんな行動させられるの、一人しかいない。
私の前に、ツァリオ公爵閣下がゆっくりと現れた。
やっぱりぃぃぃぃっ!!!!
いきなりラスボス登場かよぉ。
この人にここで会わなきゃいけないのなんざ、想定外だぞオイ!!
あ~、もう!!
ホンットあの犬(ギリアムの事)!!
どんな仕置きしてやろーかな、も―――――っ!!
ツァリオ公爵閣下は私の頭のてっぺんから、つま先に至るまで視線をゆっくりと這わせる。
……性的な意味合いは、全く含まれてねぇな…。
勤勉実直真面目ってのは、本当なんだな。
私はその視線がまた、私の間中心を見ると同時位に、礼の形をとり、
「お初にお目にかかります、ツァリオ・シェルツキ・ガルドベンダ公爵閣下。
オルフィリア・ステンロイド男爵令嬢が、ご挨拶申し上げます」
持てる力のすべてを駆使した、優雅な挨拶を行う。
しかし、ツァリオ公爵閣下からの言葉はない。
私は体を微動だにしない。
これは基本の礼儀作法にのっとっている。
眼下の者が、目上の者に挨拶をすると、大抵は何かしら一言ある。
逆に…上の者が何も言わなければ、下の者はその体勢を維持しなければならない。
崩していいのは、言葉が出た時か目上の人が退席した時だけ。
ツァリオ公爵閣下はじっと私を見ているから、私は微動だにしてはいけない。
……構わんよ。
私は前世・今世で圧倒的に体を使う仕事をしてきた。
体を使う仕事と言うと、一般には動くことを想像しがちだが、微動だにしないものも、
あるのさ。
そう!!これは…。
パントマイムプレイだ!!
レッツゴー!!
悩んでうじうじしてるくらいなら、エッチしに行くのが私の主義だったじゃないか!!
行こう!!
ここにいたって、何も変わらない。
好きにヤろう。
ヤって、死のう!!
「ジェード…ごめん。作戦変更する」
「もちろん。奥様のお好きなように」
「私ね!!」
「はい」
「今からみんなに、ギリアムが可愛い人だって、わかってもらうことにする!!」
そしたら返事の代わりに、噴き出したような息の音が私の耳には届いた。
そんな時…正門が開いた。
正門の内側に、いつの間にやら立っている五人の騎士…。
1人がギリアムの前に進み出た。
歳と背格好は、テオルド卿と同じくらい。
騎士らしく、髪を短髪にかり上げ、顔の輪郭こそ細いが、刻まれた皺と鋭い目、
真一文字に結んだ口が、本人の生真面目さを語っている。
「ドルグスト・ラーケ・ゼフィガルダ侯爵が、ギリアム・アウススト・ファルメニウス公爵に
ご挨拶申し上げます」
って、うわ!!
凄い身分の上の人、出てきちゃった…。
こりゃ、割り込むなら状況見極めなきゃ。
「ドルグスト卿…久しいな。相変わらず元気そうで何より」
「恐縮でございます…」
粛々と喋るさまが、度胸の良さを示している。
そしてやっぱり、ゆるりと…でもキビキビした様も混ぜて、謝罪の姿勢をとる。
「この度…我が部下が酷い不始末を起こしましたこと、心よりお詫び申し上げます」
そして…。
「何卒、此度の責任…私の方で取らせていただきたく…」
「だっ、ダメです!!隊長!!私の首一つで…」
「黙れ!!」
うおっ!!ベンズ卿といい勝負!!
「ギリアム公爵閣下…」
また一歩、ギリアムの前に歩み寄る。
「この警備隊全体の…層責任者は私です。
ですので罰は…この私が負うのが当然と考えます」
ギリアムは絶対的に上に責任を取らせる。
しかし、一口に上と言っても色々だ。
当主だったり、警備隊だったり、執事、侍従長等々…その時の状況によりけり使い分けている。
「確かに…一理あるな」
「でしたら…」
「その前に確認だが…今回罪を犯した人間が、二人いることは理解しているか?」
「もちろんでございます」
おお、こんな短期間に、ホウ・レン・ソウがしっかりしとるのね。
「では…私から提案がある」
「なんでしょうか?」
「一つ…私を秘密裏にこの邸宅に入れること
二つ…私の行動を、制限しない事」
それを聞いた時のドルグスト卿の顔は…変わらなかったが、私にはわかった。
物凄い怒気が、全身から吹き出し…鎧のようにドルグスト卿の体を覆うのが。
「……そう言えば本日…オルフィリア・ステンロイド男爵令嬢が奥様のサロンに参加される
そうですね…」
「ああ」
対して終始さらりとしているギリアム。
「仮にも我がご当主様がお選びになった奥様が…どこぞのバカな侯爵令嬢ごときと、同じことを
するとでも…」
「もちろん、思っていないさ、だが…招待された方が全員アイリン夫人のような方ではないだろう?」
「仮にも奥様が、他者の行為であったとしても、見過ごすとお思いか?」
「すべてないなら、私を入れても何の問題もないのでは?
ああ、何事もなければ、もちろん私は周囲と同化しているから、お気になさらず」
ここまで聞いた私は…顔中に青筋を立てておりました、ええ。
あっんのアホガキャ、やっけにおとなしく、こっちの指示聞いたと思ったら…。
こんな事画策してやがったのかぁ~。
名前も名乗らず、門番の死角に入って、挑発するような言葉を連発するから、おかしいと
思ったんやぁ~~~~~~~!!
私の当初の計画はこう。
まず門番の気を、ギリアムに軽く引いてもらう。
ジェードに助けてもらって、ガルドベンダ公爵邸に侵入。
お茶会会場を見渡せる場所に陣取り、様子を探る。
という計画だった。
貴族社会のしきたり通りに行くなら、私は一番後に入らねば失礼になってしまう。
入った後に取り返しのつかないことになってたら、シャレにならん。
しかしその前に…あの犬(ギリアムのこと)…どうしてくれよう…。
私は青筋だらけの顔で、ゆっくりと動き出す。
----------------------------------------------------------------------------------------
同時刻、ガルドベンダ公爵邸庭園。
「全く…何という事だ!!こちらが全面的に悪いじゃないか!!」
そう言って、庭を足早に駆け抜けるのは、ツァリオ公爵閣下だ。
隣にはバドセット。
「しかし…相手があ奴なのは、幸いだ」
「え…、ご主人様何を…?」
「お前はよくわかっているハズだ、バドセット。
もしこれが、あ奴の父・母のような人間であれば…」
「わしらに報告が来る前に…門番たちの首は飛んでおるわ」
「……さようでございますね」
ツァリオ公爵閣下が門前に到着した時、ちょうどギリアムとドルグスト卿が睨み合っている所
だったのだが…。
「何やっとんじゃ、ゴォらぁ――――――――――――――――っ!!」
ほぼ同時に、わたくしの雄たけびが舞う。
私は持っていた鞄を、力いっぱいギリアムの顔に投げつけた。
しかしそこは、さすがギリアム。
結構色々入って、それなりの重さの鞄の激突をモノともしなかった。
「ギリアム様!!やっけにおとなしく引き下がると思ったら…こんな事考えていたんですか!!」
「フィ、フィリー…」
私はちょっと慌てて及び腰になるギリアムをほっといて、
「お初にお目にかかります、ドルグスト・ラーケ・ゼフィガルダ侯爵様…。
オルフィリア・ステンロイド男爵令嬢が、ご挨拶申し上げます」
するとドルグスト卿は、わずかに顔をピクリとしたが、
「ほう…アナタが噂の…。
ギリアム公爵閣下のあなたへの溺愛ぶりは耳にしておりましたが、いささか誇張があると思って
おりました…。
しかし、今日の騒ぎを見るにあたって、真実のようですね」
抑揚のない静かな声。
あ~、やっぱ情報通り、相当できる人間だな。
まあ、ガルドベンダ公爵邸の守備隊がボンクラなんて、置いとく訳ないからね。
「お恥ずかしい限りですが…」
「お恥ずかしいとは何ですか!!」
ギリアムが乗り出してきたが、私はそんなギリアムの顔にアイアンクローをかまし、
「黙ってていただけますか?邪魔です」
と、抑えた。
…………………………………。
ん~。
だいたいこれやると、みんなビクッとするんだけど…この人、表情崩さないね…。
ま、この程度のポーカーフェイスできなきゃ、ガルドベンダ公爵家の護衛騎士隊長なんざ、務まらんか。
「今回は、質のいいサロンだから大丈夫だと言ったのですが…どうしても納得してくれなくて…。
でもまさか、こんな事をするとは…」
「ふむ…しかしあなたは、先に来て待っていらっしゃいましたよね?
紹介状を失くしたとのことですが、それでしたら奥様に確認を取ってもらうよう、頼めばいいだけでは
ないですか」
……やっぱ、一筋縄じゃ、いかねぇな。
でも…。
「いえ、実は…私の身分では、一番早めに行くのが礼儀なのですが…。
アイリン公爵夫人の指示で一番最後に入るように…と、あったのです。
ただ、やはり不安で…。
せめて来る方々の家紋位は確認したく…でも、ガルドベンダ公爵邸の壁にずっと佇んでいたら、
不審者扱いされると思って、あのような言い回しになりました」
「なるほど…」
辻褄はあってるが…納得してないって顔してる…。
「下がれ、ドルグスト」
ドルグスト卿の全身が、電気でも通したようにピシりと正され、すぐに横にずれた。
こんな行動させられるの、一人しかいない。
私の前に、ツァリオ公爵閣下がゆっくりと現れた。
やっぱりぃぃぃぃっ!!!!
いきなりラスボス登場かよぉ。
この人にここで会わなきゃいけないのなんざ、想定外だぞオイ!!
あ~、もう!!
ホンットあの犬(ギリアムの事)!!
どんな仕置きしてやろーかな、も―――――っ!!
ツァリオ公爵閣下は私の頭のてっぺんから、つま先に至るまで視線をゆっくりと這わせる。
……性的な意味合いは、全く含まれてねぇな…。
勤勉実直真面目ってのは、本当なんだな。
私はその視線がまた、私の間中心を見ると同時位に、礼の形をとり、
「お初にお目にかかります、ツァリオ・シェルツキ・ガルドベンダ公爵閣下。
オルフィリア・ステンロイド男爵令嬢が、ご挨拶申し上げます」
持てる力のすべてを駆使した、優雅な挨拶を行う。
しかし、ツァリオ公爵閣下からの言葉はない。
私は体を微動だにしない。
これは基本の礼儀作法にのっとっている。
眼下の者が、目上の者に挨拶をすると、大抵は何かしら一言ある。
逆に…上の者が何も言わなければ、下の者はその体勢を維持しなければならない。
崩していいのは、言葉が出た時か目上の人が退席した時だけ。
ツァリオ公爵閣下はじっと私を見ているから、私は微動だにしてはいけない。
……構わんよ。
私は前世・今世で圧倒的に体を使う仕事をしてきた。
体を使う仕事と言うと、一般には動くことを想像しがちだが、微動だにしないものも、
あるのさ。
そう!!これは…。
パントマイムプレイだ!!
レッツゴー!!
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