ノッポポ

つなざきえいじ

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ノッポポ

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もしあなたが、道端でタンポポを見つけたら…。

花と綿毛が、一緒に咲いていませんか?

一度に咲いて、一度に散ってしまわないように神様が変えてくれたから…、タンポポは、いつでも咲いているのです。
これは、頑張り屋のタンポポを愛おしく思った神様が、タンポポを変える前のお話…。


潮風が吹く丘一面にタンポポ畑が有りました。

その中に1本の背の高い青い花が咲いています。
姿形はタンポポですが、周りの仲間は、タンポポと認めてくれません。

「青色のタンポポなんて、タンポポじゃないよ!」

「おまえ、でっかいからノッポポだ。」

「やーい、ノッポポ。」

青いノッポのタンポポは、仲間から“ノッポポ”と呼ばれ、毎日いじめられていました。


ある春の日、タンポポ畑に小さな女の子がやってきました。

麦わら帽子に赤いワンピース。
女の子の名前は、ミクちゃん。

ミクちゃんは、タンポポ畑の中を楽しそうに駆け回り、タンポポ達と一緒に歌を歌います。

♪黄色い衣装の小さなお花
 お日様みたいにまん丸で
 お日様みたいに輝いて
 大人になったら綿帽子
 風が吹いたら弾けて飛んで
 世界旅行に出発だ

いっぱい遊んで、いっぱい歌って、遊び疲れたミクちゃん。

「じゃあ、また明日ね。」

タンポポ達に、さよならを言って帰ろうとすると…。

「…うわぁーん…、うわぁーん……。」

と、泣いている声が聞こえてきました。
声のする方を見ると、少し離れたところに、青い花が咲いています。

「あの青いお花は誰?」

ミクちゃんは、尋ねました。
するとタンポポ達は、口々に…。

「ノッポポだよ、でっかいから。」

「あいつ、からかうとすぐ泣いちゃうんだ。」

「あんな泣き虫、ほっとこうよ。」

タンポポ達の心無い言葉を聞いたミクちゃんは、頬を膨らませ怒りました。

「ダメだよ、そんなこと言っちゃ!
色や大きさが違っても、おんなじお花でしょ!!」

そう言って、ミクちゃんは、ノッポポのところへ行きました。
ミクちゃんは、尋ねます。

「こんにちは。
私、ミクって言うの。
あなたは、どうして泣いているの?」

ノッポポは、泣きながら答えます…。

「…グスッ…。
黄色い…、小さなお花…。
僕…、青いし、大きいし…。
うわぁーん…。
僕、みんなと違う…。
うわぁーん…。」

ノッポポは、ミクちゃんの歌を聞いて悲しくなったのでした。
その事に気付いたミクちゃん…。

「…ごめん…。
ごめんなさい…。」

そう言って駆け出し、泣きながら家へ帰って行きました。


家に戻ったミクちゃんは、お母さんにノッポポの事を話しました。

知らないうちに、大好きな歌で、大好きなお花を仲間外れにして泣かせてしまったこと…。
どう謝れば良いのか、何を話せば良いのか分からなくなって、逃げるように帰ってきてしまったこと…。

「…お母さん…。
ミクもいじめっ子のタンポポ達と同じ…。
ノッポポを仲間外れにしていたの…。
もう歌なんか歌わない…。」

ミクちゃんは、お母さんの膝の上で泣き続けます。
お母さんは、ミクちゃんをギュッと抱き締め言いました。

「ミクちゃん…。
お母さんは、ミクちゃんの歌が大好きよ…。
ミクちゃんの歌を聞くと、とっても幸せな気持ちになるの…。
だからミクちゃん、歌を嫌いにならないで…。
悲しませた友達を元気にする歌を歌ってあげて…。」

ミクちゃんは、お母さんの声を聞きながら泣きつかれて眠ってしまいました。


翌日、ミクちゃんがタンポポ畑にやってきました。

麦わら帽子に青いワンピース。

ミクちゃんは、ノッポポの前で深々と頭を下げて謝りました。

「昨日は、ごめんなさい。」

そして大きく息を吸うと歌を歌い始めます。

♪青い服着たお花さん、ミクと一緒で空の色
 お花畑の真ん中で、ミクとあなたは同じ色
 一緒に歌おう、タンポポさん
 一緒に笑おう、タンポポさん
 友達になれたら、嬉しいな

ミクちゃんの歌を聞いたノッポポは、嬉しくって、嬉しくって、たまりません。
僕の為に青色の服を着てくれたこと、僕の為に歌を作ってくれたこと…。

ノッポポは、嬉しくって、嬉しくって、涙が出てきます。
ノッポポは、ミクちゃんにお礼の歌を歌います。

♪青い服着た女の子、僕と一緒で海の色
 タンポポ畑の真ん中で、僕とあなたは同じ色
 一緒に歌って、ミクちゃん
 一緒に笑って、ミクちゃん
 友達になれたら、楽しいな

ノッポポの歌声は、とても綺麗で、澄んでいて、周りのタンポポ達もビックリです。

「ノッポポ、歌うまいね。」

「すごく綺麗な声だ。」

「聞いていると何だか幸せな気持ちになってくるよ。」

ノッポポの歌を聴いたミクちゃんも、目に涙を浮かべ…。

「ノッポポ…、本当に歌が上手だね…。
ノッポポ…、昨日はごめんね…。
ミクと…、お友達になってくれる…?」

「うん!」

この日からノッポポとミクちゃんは、一番の友達になりました。
タンポポ達も、ノッポポの歌が大好きになり、もういじめる事はありません。
ミクちゃんは、毎日タンポポ畑にやって来て、タンポポ達といっぱい遊び、いっぱい歌い、いっぱいお話しました。


そんなある日、タンポポ達は、いつもの様にミクちゃんが来るのを待っていました。

「ミクちゃん、遅いね。」

ノッポポは、ミクちゃんが来るのが、待ち遠しくてしかたがありません。

「ノッポポ、今日はなんだかソワソワしてるね。」

「ほんとだ、どうしたの?」

タンポポ達は、ニコニコ顔のノッポポが、気になって尋ねました。

「へへっ!
僕、ミクちゃんの歌を作ったんだ!
早く、ミクちゃんに聞かせたいんだ!」

「えっ!? どんな歌?」

「ノッポポ、聞かせてよ!」

「だーめ。
一番最初にミクちゃんに聞いて貰うんだから。」

そんな話をしていると、タンポポ畑に向ってくるミクちゃんの姿が見えました。

「あっ! ミクちゃんだ!!
おーい! ミクちゃーん!!」

タンポポ達は、声を上げます。

…ミクちゃんの様子が変です。
いつも笑顔で走って来るミクちゃんが、今日はトボトボとうつむいて歩いています。

「聞こえないのかな?
ミクちゃーん!」

「おーい! ミクちゃーん!!」

タンポポ達が、もう一度声をかけると、ミクちゃんが顔を上げました。
…ミクちゃんは、泣いていました。

「み…みんなー…。
うぇ…うぇーん…。」

泣きながら駆けて来て、ノッポポの前にしゃがみ込んでしまいました。

「どうしたの? ミクちゃん。」

「大丈夫? ケガしたの?」

タンポポ達が、心配して声をかけますが、ミクちゃんは、泣きやみません。
しばらくして落ち着いてきたのか、ミクちゃんが話し始めます。

「…ぐすっ…。
朝、胸が痛くって、お母さんと病院に行ったの…。
ミク…、お話よく分からなかったけど…。
先生が、来週手術するって…。
お母さんは、大丈夫って言ってたけど…。
うぇーん、うぇーん…、怖いよー…。
みんなー…、怖いよー…。
嫌だー…、手術嫌だよー…、うぇーん…。」

ミクちゃんは、手術がよっぽど怖いのか、また泣き出してしまいました。

「泣かないで、ミクちゃん!」

「大丈夫だよ! 絶対、治るよ!」

タンポポ達が、声をかけてもミクちゃんは、泣きやんでくれません。
みんなが、どうしよう…、どうしようと悩んでいると…。

「こんにちは、僕ノッポポって言うんだ。
あなたは、どうして泣いているの?」

ノッポポが、ミクちゃんに尋ねました。
二人が初めて出会ったときのように…。
驚いたミクちゃんは、顔を上げノッポポを見つめます。

「僕、ミクちゃんに出会う前…、毎日泣いてたんだ…。
一人ぼっちが、寂しくって、怖くって…。
でも、今は寂しくない、怖くないよ…。
みんなが…、ミクちゃんが居るから…。
『♪一緒に笑おう、タンポポさん』…。
ミクちゃんが僕にくれた歌だよ…。
笑ってよ、ミクちゃん…。
ミクちゃんが笑ってくれないと、僕たち笑えないよ…。」

ミクちゃんは、涙をとめ、ノッポポの言葉を聞いています。

「…僕、ミクちゃんの歌を作ったんだ。
ミクちゃんが、元気になったらお祝いに歌うね。
だから…、だから…、うわぁーん…。」

ノッポポは、泣かないように頑張っていましたが、涙を止めることは出来ませんでした。

「グスッ…、ノッポポの歌…、楽しみだな…。
病気治るかな…。
また、みんなに会えるかな…。」

そんなノッポポを見て、ミクちゃんは笑顔を見せます。

「絶対治るよ!」

「僕達、神様にお祈りするよ!
ミクちゃんの病気が早く治りますように…。」

「また、ミクちゃんの歌を聞かせてよ…。
また、一緒に遊ぼうよ!」

タンポポ達は、ミクちゃんを勇気付けます。

「うん! そうだね!!
治ったら、またみんなと遊べるよね…。
えへっ…。」

ミクちゃんは涙を拭いて笑って答えます。

「みんな、ありがとう…。
ミク…、いっぱい元気もらったから、もう大丈夫だよ…。
手術頑張るね。」

「うわぁーん…。
ミクちゃん…、絶対大丈夫だから…、お祈りするから…。
うわぁーん…。」

そんなミクちゃんを見てノッポポは、ますます泣き出すのでした。

「クスッ…。
泣いちゃ駄目だよ…。
ミクが笑ったらノッポポも笑うんでしょ。」

ミクちゃんは、笑いながらノッポポに話しかけます。

「グスッ…。
スンッ…、うん…。
へへへっ…。
泣かないよ…。
ミクちゃんが笑ったから…、僕も笑うんだ!」

ノッポポは涙を止めて笑顔を見せます。
周りのタンポポ達もみんな笑顔でニコニコ、お日様はポカポカ、風はソヨソヨ、タンポポ畑には、いつもの幸せな時間が流れていました。


元気になったミクちゃん…。

「みんな、今日はもう帰るね…。
お母さんに内緒で来ちゃったから…。
心配してるかも…。」

そう言って、立ち上がろうとした時…。

「あっ! うっ…。」

突然、ミクちゃんが胸を押さえて倒れました。

「う、ううっ…。
ハァ、ハァ、ハァ…。」

激しい呼吸を繰り返し、顔は苦痛に歪んでいます。

「大丈夫! ミクちゃん!!」

「ミクちゃん! ミクちゃん!
返事して! ミクちゃーん!!」

タンポポ達が声をかけても、ミクちゃんは胸を押さえたまま動きません。

「ミクちゃん、凄い汗だ!」

「きっと病気だよ。
早く病院へ連れて行かなくちゃ!」

「誰か居ませんかー!
助けてくださーい!!」

タンポポ達は、必死に助けを呼びますが、その声はとても小さく遠くには届きません。
どうしよう…、どうすれば、ミクちゃんを助けることが…。

「…お、お母さん…。
ハァ、ハァ…。」

ミクちゃんが、苦しげにつぶやきます。
ノッポポは、決心しました。

「みんな!
僕、ミクちゃんを助けたいんだ!!
…でも一人じゃ助けられない…。
お願い! 力を貸して!!」

ノッポポの言葉に、タンポポ達の心が一つになります。

「ミクちゃんは、僕たちみんなの友達だぞ…。
友達が苦しんでたら…、助けるの当たり前だろ!」

「みんなー!
ミクちゃんを助けるぞー!!」

「おーーっ!!」

タンポポ達が声を上げると、いっせいに花は散り、畑は一面、真っ白な綿帽子に変わりました。
そして、すべての綿帽子が弾け飛び、ミクちゃんを包み込みます。

「ミクちゃんを運んでいくよ!!」

「風さん!
ぼくたちを山の上の病院まで連れて行っておくれ!!」

タンポポ達の声で、突然海から強い風が吹きました。

ミクちゃんを乗せたタンポポは、フワフワと病院に向かって飛んでいきます。
でも、ノッポポだけは青色のまま…、綿帽子のまま…、弾けることが出来ませんでした。

「…僕…。
ミクちゃん助けたいのに…。
ミクちゃん運びたいのに…。
みんな…、ごめん…。」

ノッポポは、泣きながら謝りました。
タンポポ達は言いました。

「ノッポポ、泣くなよ。
ミクちゃんに叱られるぞ。」

「謝ってないで、歌ってくれよ。」

「ミクちゃんをノッポポの歌で元気付けろよ!」

ノッポポは、今、自分が出来ることを精一杯、頑張ろうと思いました。

♪花のような笑顔のミクちゃん
 歌が上手なミクちゃん
 僕達みんな、ミクちゃんが大好きなんだ
 また一緒に遊ぼうよ、また一緒に歌おうよ
 だから、頑張ってミクちゃん
 病気なんかに負けないで

ノッポポは、想いを込めて歌います。


病院まで、もう少しのところで、一人のタンポポが言いました…。

「みんな…。
ミクちゃん…。
ごめん…。
もう…、飛べな…ぃ…。」

タンポポは、光の泡になって消えてしまいました。

…無理をして綿帽子になったから…、大人になるのが、早すぎたのでした。
周りのタンポポ達も次々と光の泡に変わっていきます。

「…泣か…ないで…。
ノッポポ…、僕の…ともだ…ち…。」

「…ノッポポ…、意地悪ごめんね…。
へへっ…。
やっと…、謝れ…た…。」

「…歌って、ノッポポ…。
僕…、ノッポポの歌…、大好き…。」

光の泡の中、ノッポポは泣きながら歌い続けるのでした。


やがて飛べなくなったタンポポ達は、ミクちゃんを病院近くの木の下に降ろしました。

「…ミクちゃん頼んだぞ…。
ノッポポ…、がんば…れ…。」

最後のタンポポが消え、ノッポポとミクちゃんだけが残されました…。

「…みんな…。
みんな、ありがとう…。
必ずミクちゃん、助けるから…。」

病院を見ると人影は見えますが、ミクちゃんには、だれも気付いていません。

「早く先生を呼ばなくちゃ!
ミクちゃん、待っててね。」

青い綿帽子のノッポポは、コロコロと転がりながら必死に病院に向かいます。

みんなの想い…。
みんなの願いを叶えるために…。
ミクちゃんを助けるために…。

でも、病院までは上り坂で思うように進むことができません。

「…ちくしょう…。
どうして僕は、飛べないんだ…。
みんなのように弾けることが出来たら…。
神様…、神様、お願いします…。
僕を…、僕を大人に…、かみさまーっ!」

ノッポポは、空に向かって叫びました。
するとノッポポの体が、ひかり輝き、綿毛が膨らんだと思った瞬間、一斉に弾け飛びます。

そして光の中から青く輝く小鳥が現れました。
ノッポポは、幸せを運ぶ青い鳥だったのです。

ノッポポは、空に舞い上がり、病院に向かって大きな声で叫びました。

「だれか、たすけてーっ!
ミクちゃん、たすけてーっ!!」

その声は、とてもきれいで澄んでいて、遠くまで届きます。
すると、声を聞いた看護師さんが、何事かとこっちに走ってきました。

「せんせーい!
ミクちゃんが倒れています。
早く来て下さーい!!」

ミクちゃんを見つけた看護師さんの声で、先生達も駆け寄ってきます。
そしてミクちゃんは、病院に運ばれていきました。

「…良かった…。
ミクちゃんの手術が無事に終わりますように…。」

木の上からミクちゃんを見守っていたノッポポの体が、光に包まれだんだんと消えていきます。

タンポポ達と同じです…。
大人になるには、早すぎたのです…。
青い鳥になるには、早すぎたのです…。

ノッポポは、自分の羽を一枚咥えると、空へ飛ばしました。

「お願い、風さん…。
ぼくの羽…、届け…て…。」

ノッポポは、舞い上がる羽を見上げながら光の泡になって消えてしまいました。


ミクちゃんの手術は無事成功しました。

元気になったミクちゃんは、

「タンポポ畑に連れてって。」

と、お母さんにおねだりしましたが、しばらくは、病室から出られません。
しかたなく、窓から外を眺めているとフワフワと青い羽が飛んできました。

「何だろう?
…きれいな羽…。
ノッポポみたいに青い色…。」

ミクちゃんが、羽を手にすると…。

『お元気ですか、ミクちゃん。
この手紙が届く頃、僕は……』

どこからかノッポポの声が聞こえてきました。

「ノッポポからのお手紙だ!」

ミクちゃんは、大喜びです。

『お元気ですか、ミクちゃん。
この手紙が届く頃、僕は仲間のタンポポ達と一緒に空のお散歩です。
ミクちゃんに会えなくなるのは寂しいけど…。
元気になったミクちゃんに約束の…、お祝いの歌を歌います。

♪タンポポ畑で泣いていた僕を見つけてくれたミクちゃん
 同じ色の服を着て、歌を歌ってくれ たミクちゃん
 ミクちゃんの歌で友達が出来たよ
 ミクちゃんの笑顔でいつも笑えたよ
 大好きな、大好きなミクちゃん
 僕たちは、ずっと、ずっと、いつまでも友達だよ』

歌が終わると青い羽は、光の泡になり、消えてしまいました…。

ミクちゃんは、空に向かって大きな声で叫びます。

「みんな、ありがとーっ!
またねーっ!!」

見上げた空には、綿毛の形をした沢山の雲が、風に流されていました。
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