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第6章 運命の時は近い
203話 救出作戦 ~ 結
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「ありがとうございます」
ルミナは感謝の言葉を伝えると1人部屋を後にした。後に残ったのはイスルギとタケル。2人は去り行く背中を無言で見送り、その背中が消えると互いの顔を見合わせた。どうやら彼女に対しそれぞれに思うところがあるようだ。
「大丈夫だ、俺が付イている」
「あの子は良き仲間に出会えたようだ。ワシとは比較にならんな」
タケルの言葉に対するイスルギの反応には多分な自嘲が含まれていた。言葉と雰囲気から後悔が滲む様子が伝わる。
「何かあったようだな?」
機微に疎いのか、物怖じしないのか、あるいは興味か。タケルは何の躊躇いもなくイスルギに問いかけると、彼はグラスに酒を注ぎながらルミナとの出会いを語り始める。
「スサノヲへの推薦にアマテラスオオカミの許可を取り付けた。そんな話と一緒にスクナから小さな子供を紹介された時の事は今でもはっきりと覚えているよ。鼻で笑ったもんさ。もう耄碌したのかと、な。後悔したのはその直ぐ後だった。その子は初めて握る銃で数十メートル離れた小石ほどの標的を撃ち抜いた、まるで当然のように。まだ、10歳前後だったな」
当時を振り返るイスルギの表情は何処か暗い。グラスに並々と注いだ酒はみるみる口の中に吸い込まれ、程なく全てが空になった。
「何もかもが規格外。ワシが、凡人が十数年以上を掛けて歩んだ道のりをあの子は才能という切符を片手にあっと言う間に走り抜け、容易く抜き去った。何の苦もなく、な。こと射撃技能に限ればあの子に勝てる奴は連合の何処にもいない。だが、なぁ……」
不意に言葉を詰まらせたイスルギは再びグラスに酒を注ぎ、煽る。酒の力を借りなければ過去を語れないと言わんばかりの様相を見たタケルは複雑な表情で老兵を見つめる。飲み過ぎて潰れやしないか、明日以降に影響が出ないか、そんな懸念がジワリと心を侵食している様子が窺える。
「あの桁外れた才能との接し方が分からなかった。結果、あの子は才能以外の何も持たない、戦う以外に何にも関心を持たない風に育っちまった。ワシも、スクナも悔いたよ。情けない。良い歳した大人が揃いも揃って子供の1人も真面に育てられんとな」
イスルギは話を結ぶと机に置いたグラスに視線を落とした。
カラン――
グラスに浮かぶ氷が音を立て動く様子を見つめる彼の目は、その氷の如く心の置き場所を求め彷徨う。
「才能への嫉妬か?」
暫し迷った末、タケルは躊躇いなく切り込んだ。彼らしい、偽りを一切含まないストレートな言葉に老兵は面を上げた。
「そう、そうだな。嫉妬、羨望。怒りもあったかもしれない。不甲斐ない己と、溢れる才を歪んだ目的に使う性根にな」
「歪んだ?」
「あの子がスサノヲになれたのは本人たっての要望を神がどうしてか叶えたからだ」
イスルギの言葉が棘のように私の心に絡みつき、苛んだ。チクチクと、過ぎ去った過去を抉る。私だ。ルミナは瀕死、彼女の母は亡骸さえ見つからない程の爆発事故により死亡。そんな事実が出生と共に知れ渡ればザルヴァートルとの関係に影を落とす。故に神は全てを秘匿し、ルミナに可能な限りの特例を付与する決断を下した。あの時の私はその決断を何も考えず打算で許可した。何も考えなかった。そう、何もだ。
怪我をしたけど生きているからゼロではない。両親が死んだからマイナス2。だけど旗艦が負った数万というマイナスと比較すれば大した事はないし、もっと多くのマイナスを背負った遺族もいると。そうやって私は全ての犠牲を淡々と数字に置き換え、処理した。
「スサノヲになった理由は……機械の身体を与えたスクナへの憎悪だ。実際は誤解で、今は解けちゃいるがな」
「知らなかった」
「だろうな。あの子、自分の事を殆ど語らないからな。あぁ、1人だけいたか」
「伊佐凪竜一だな」
「あぁ。だからだよ」
伊佐凪竜一の名にイスルギの雰囲気がガラリと変わる。浴びるように飲んだ酒に酩酊する老兵はもう居ない。
「偉そうなことを言って聞かせたが、ホントは説教なんて出来るほど出来た人間じゃないんだよ。あの子の件も含め後悔なんて数えきれん位に重ねたし、逃げようと思った事もある。酒の力が無けりゃあ本音の1つも晒せないし、正直言えば今も何が最善か分からんのだ。情けないな」
「卑下する必要はなイ。弱さや迷いは人間である何よりの証拠。完璧など逆に不自然だ」
機械らしい切り口でタケルが老兵を慰める。双方の生きた時間からすれば年寄りと赤子に等しい。"完璧など逆に不自然"。全身が機械製の人造人間、式守である彼はそう語った。ソレは己を卑下する言葉であり、大いに矛盾を孕んだ言葉でもある。が、当人の表情に暗い影は一切ない。生まれが違うだけ、彼は強靭な覚悟と迷いない精神で己を人と定義し、生きると決断したからだ。故に、矛盾を抱えながら前に進む。
「気が合うな」
イスルギはタケルの様子に口元を少しだけ緩めると……
「正しさを求め、正しくあろうと彷徨う姿勢こそが人の正しい姿。ソレが迷いと後悔を折り重ねた末に出したワシの答えだ。だから間違いを認め、正しさを求め、遅いと承知で、無謀と知りながら、衝突する覚悟であの子を導くんだよ」
己が決意をタケルに言い聞かせた。その言葉を私も、タケルも聞き入った。やがて話を終えた老兵は壁際に並んだ棚から一際豪華なボトルを一本持ってくると、同じく持ってきたグラスに注いだ。濃い茶色の液体はグラスの中の氷と混ざり合いカラン、カランと子気味良い音を奏でる。
「まだ時間はあるだろう?もうちょっと付き合え」
「飲めなイのだが……それに気掛かりな事は幾つもある」
「アックス達か、それともルミナか、あるいは計画自体か?」
秀麗な容姿の式守を見上げたイスルギは大きな溜息と共に問いかけると、タケルは"全部だ"と、即答した。イスルギは彼の態度に黙ってグラスを傾け、茶褐色の液体を一気に胃の中へと流し込む。ものの数秒で再びグラスは空になる。
「修行と言えば聞こえは良いが所詮は一朝一夕、今まで感じた事も認識した事すらない粒子を感じ取れと言われても不可能だろうな。だがアイツ等は敵から見ればイレギュラー、想定外の存在だ。もしこの作戦が上手く行くとすれば、恐らくアイツ等だろう。ルミナも随分と気落ちしている。まさかあの子があそこまで他人に気を掛けるとは思いもしなかった。時間が解決してくれれば良いが、心ここにあらずと言った状況では戦力として少しばかり不安なのも確かだ。最後、救出計画はタガミ達と連絡が取れなければ進みようがない。こんなところだがまだ聞くか?」
酒を注ぎながらイスルギは淀みなく全ての質問に回答すると、今度はタケルが大きな溜息を洩らした。改めて置かれた状況を整理すれば、不確定要素だらけで全く先が読めない有様なのだから致し方ない。
「ハハ、本当に人と見分けがつかんな」
「褒めても何も出せなイ。正に八方塞がり。俺には分からなイが、こう言う時に人間は頭が痛くなるのだろう?」
「そうだな……だからこう言う薬も必要なんだよ」
「薬?それは酒だが」
「酒は百薬の長と言う言葉が地球にあるらしいぞ。それにお前ももう少し色んな世界を見れば分かるさ」
イスルギはそう言うとグラスに酒を注ぎ、再びそれを飲み干す。タケルはその仕草を興味深げに眺めるが、しかし老兵の言葉の意味を一向に理解出来ず訝しむ。
やがて酒を飲み終えた老兵はボトルを棚に戻すとグラスを片手に部屋を後にした。最後まで残ったのはタケル。彼は目を閉じ何事かを思案するが、やがて覚悟を決めた様に見開くと自らも部屋を後にした。
長いような短いような話し合いは終わり、ルミナを含めた僅かな手勢は伊佐凪竜一救出作戦へと突き進む事になった。ルミナの視点から見れば、且つて地球を逃げていた時よりも心強い味方が多いが、それでも不安は拭い切れない筈だ。
今度の戦いは何処まで被害が広がるのか、どれだけの人間が巻き込まれるのか、そんな疑問と懸念が渦巻く。だが何度思考しても最終的にこの結論に辿り着く。
連合全体が巻き込まれる。
曖昧で、漠然で、何の根拠もない夢想、あるいは妄想でしかない。だけど、否定できない。しきる事が出来ない。連合全体を覆う形容しがたい最悪で不快な空気はその時が来るまでジワジワと全てを静かに蝕み、そしてある瞬間を境に一気に弾ける。
明日。婚姻の儀で……
ルミナは感謝の言葉を伝えると1人部屋を後にした。後に残ったのはイスルギとタケル。2人は去り行く背中を無言で見送り、その背中が消えると互いの顔を見合わせた。どうやら彼女に対しそれぞれに思うところがあるようだ。
「大丈夫だ、俺が付イている」
「あの子は良き仲間に出会えたようだ。ワシとは比較にならんな」
タケルの言葉に対するイスルギの反応には多分な自嘲が含まれていた。言葉と雰囲気から後悔が滲む様子が伝わる。
「何かあったようだな?」
機微に疎いのか、物怖じしないのか、あるいは興味か。タケルは何の躊躇いもなくイスルギに問いかけると、彼はグラスに酒を注ぎながらルミナとの出会いを語り始める。
「スサノヲへの推薦にアマテラスオオカミの許可を取り付けた。そんな話と一緒にスクナから小さな子供を紹介された時の事は今でもはっきりと覚えているよ。鼻で笑ったもんさ。もう耄碌したのかと、な。後悔したのはその直ぐ後だった。その子は初めて握る銃で数十メートル離れた小石ほどの標的を撃ち抜いた、まるで当然のように。まだ、10歳前後だったな」
当時を振り返るイスルギの表情は何処か暗い。グラスに並々と注いだ酒はみるみる口の中に吸い込まれ、程なく全てが空になった。
「何もかもが規格外。ワシが、凡人が十数年以上を掛けて歩んだ道のりをあの子は才能という切符を片手にあっと言う間に走り抜け、容易く抜き去った。何の苦もなく、な。こと射撃技能に限ればあの子に勝てる奴は連合の何処にもいない。だが、なぁ……」
不意に言葉を詰まらせたイスルギは再びグラスに酒を注ぎ、煽る。酒の力を借りなければ過去を語れないと言わんばかりの様相を見たタケルは複雑な表情で老兵を見つめる。飲み過ぎて潰れやしないか、明日以降に影響が出ないか、そんな懸念がジワリと心を侵食している様子が窺える。
「あの桁外れた才能との接し方が分からなかった。結果、あの子は才能以外の何も持たない、戦う以外に何にも関心を持たない風に育っちまった。ワシも、スクナも悔いたよ。情けない。良い歳した大人が揃いも揃って子供の1人も真面に育てられんとな」
イスルギは話を結ぶと机に置いたグラスに視線を落とした。
カラン――
グラスに浮かぶ氷が音を立て動く様子を見つめる彼の目は、その氷の如く心の置き場所を求め彷徨う。
「才能への嫉妬か?」
暫し迷った末、タケルは躊躇いなく切り込んだ。彼らしい、偽りを一切含まないストレートな言葉に老兵は面を上げた。
「そう、そうだな。嫉妬、羨望。怒りもあったかもしれない。不甲斐ない己と、溢れる才を歪んだ目的に使う性根にな」
「歪んだ?」
「あの子がスサノヲになれたのは本人たっての要望を神がどうしてか叶えたからだ」
イスルギの言葉が棘のように私の心に絡みつき、苛んだ。チクチクと、過ぎ去った過去を抉る。私だ。ルミナは瀕死、彼女の母は亡骸さえ見つからない程の爆発事故により死亡。そんな事実が出生と共に知れ渡ればザルヴァートルとの関係に影を落とす。故に神は全てを秘匿し、ルミナに可能な限りの特例を付与する決断を下した。あの時の私はその決断を何も考えず打算で許可した。何も考えなかった。そう、何もだ。
怪我をしたけど生きているからゼロではない。両親が死んだからマイナス2。だけど旗艦が負った数万というマイナスと比較すれば大した事はないし、もっと多くのマイナスを背負った遺族もいると。そうやって私は全ての犠牲を淡々と数字に置き換え、処理した。
「スサノヲになった理由は……機械の身体を与えたスクナへの憎悪だ。実際は誤解で、今は解けちゃいるがな」
「知らなかった」
「だろうな。あの子、自分の事を殆ど語らないからな。あぁ、1人だけいたか」
「伊佐凪竜一だな」
「あぁ。だからだよ」
伊佐凪竜一の名にイスルギの雰囲気がガラリと変わる。浴びるように飲んだ酒に酩酊する老兵はもう居ない。
「偉そうなことを言って聞かせたが、ホントは説教なんて出来るほど出来た人間じゃないんだよ。あの子の件も含め後悔なんて数えきれん位に重ねたし、逃げようと思った事もある。酒の力が無けりゃあ本音の1つも晒せないし、正直言えば今も何が最善か分からんのだ。情けないな」
「卑下する必要はなイ。弱さや迷いは人間である何よりの証拠。完璧など逆に不自然だ」
機械らしい切り口でタケルが老兵を慰める。双方の生きた時間からすれば年寄りと赤子に等しい。"完璧など逆に不自然"。全身が機械製の人造人間、式守である彼はそう語った。ソレは己を卑下する言葉であり、大いに矛盾を孕んだ言葉でもある。が、当人の表情に暗い影は一切ない。生まれが違うだけ、彼は強靭な覚悟と迷いない精神で己を人と定義し、生きると決断したからだ。故に、矛盾を抱えながら前に進む。
「気が合うな」
イスルギはタケルの様子に口元を少しだけ緩めると……
「正しさを求め、正しくあろうと彷徨う姿勢こそが人の正しい姿。ソレが迷いと後悔を折り重ねた末に出したワシの答えだ。だから間違いを認め、正しさを求め、遅いと承知で、無謀と知りながら、衝突する覚悟であの子を導くんだよ」
己が決意をタケルに言い聞かせた。その言葉を私も、タケルも聞き入った。やがて話を終えた老兵は壁際に並んだ棚から一際豪華なボトルを一本持ってくると、同じく持ってきたグラスに注いだ。濃い茶色の液体はグラスの中の氷と混ざり合いカラン、カランと子気味良い音を奏でる。
「まだ時間はあるだろう?もうちょっと付き合え」
「飲めなイのだが……それに気掛かりな事は幾つもある」
「アックス達か、それともルミナか、あるいは計画自体か?」
秀麗な容姿の式守を見上げたイスルギは大きな溜息と共に問いかけると、タケルは"全部だ"と、即答した。イスルギは彼の態度に黙ってグラスを傾け、茶褐色の液体を一気に胃の中へと流し込む。ものの数秒で再びグラスは空になる。
「修行と言えば聞こえは良いが所詮は一朝一夕、今まで感じた事も認識した事すらない粒子を感じ取れと言われても不可能だろうな。だがアイツ等は敵から見ればイレギュラー、想定外の存在だ。もしこの作戦が上手く行くとすれば、恐らくアイツ等だろう。ルミナも随分と気落ちしている。まさかあの子があそこまで他人に気を掛けるとは思いもしなかった。時間が解決してくれれば良いが、心ここにあらずと言った状況では戦力として少しばかり不安なのも確かだ。最後、救出計画はタガミ達と連絡が取れなければ進みようがない。こんなところだがまだ聞くか?」
酒を注ぎながらイスルギは淀みなく全ての質問に回答すると、今度はタケルが大きな溜息を洩らした。改めて置かれた状況を整理すれば、不確定要素だらけで全く先が読めない有様なのだから致し方ない。
「ハハ、本当に人と見分けがつかんな」
「褒めても何も出せなイ。正に八方塞がり。俺には分からなイが、こう言う時に人間は頭が痛くなるのだろう?」
「そうだな……だからこう言う薬も必要なんだよ」
「薬?それは酒だが」
「酒は百薬の長と言う言葉が地球にあるらしいぞ。それにお前ももう少し色んな世界を見れば分かるさ」
イスルギはそう言うとグラスに酒を注ぎ、再びそれを飲み干す。タケルはその仕草を興味深げに眺めるが、しかし老兵の言葉の意味を一向に理解出来ず訝しむ。
やがて酒を飲み終えた老兵はボトルを棚に戻すとグラスを片手に部屋を後にした。最後まで残ったのはタケル。彼は目を閉じ何事かを思案するが、やがて覚悟を決めた様に見開くと自らも部屋を後にした。
長いような短いような話し合いは終わり、ルミナを含めた僅かな手勢は伊佐凪竜一救出作戦へと突き進む事になった。ルミナの視点から見れば、且つて地球を逃げていた時よりも心強い味方が多いが、それでも不安は拭い切れない筈だ。
今度の戦いは何処まで被害が広がるのか、どれだけの人間が巻き込まれるのか、そんな疑問と懸念が渦巻く。だが何度思考しても最終的にこの結論に辿り着く。
連合全体が巻き込まれる。
曖昧で、漠然で、何の根拠もない夢想、あるいは妄想でしかない。だけど、否定できない。しきる事が出来ない。連合全体を覆う形容しがたい最悪で不快な空気はその時が来るまでジワジワと全てを静かに蝕み、そしてある瞬間を境に一気に弾ける。
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