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人の心も二週間
ブラックボックス
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放課後になって、迎えに来た風紀委員の生徒に付き添われるような形で俺は生徒会室までやってきた。
俺を無事送り届けるという目的を遂行すれば風紀委員たちはぺこりと頭を下げ、立ち去っていく。
うーん、皆暇なのかなぁ。
あまりにも俺なんかにわざわざ構ってくれるもんだから、いらぬ心配までしてしまいそうだ。
生徒会室扉横、設置された生徒会ボックスを開け、中を確認する。この手作り感溢れる雑なボックスは所謂生徒たちのご意見箱のようなものだった。いつもゴミとかしか入ってないんだけど、一応役員は生徒会室に来たら確認しろということらしいので、確認する。
どうせ今日もストローのカスが入ってんだろうなぁ、せめて中身が残ったパックジュースは入ってませんように。なんて思いつつ開いた俺は、中身を覗いたまま目を丸くする。
そこには、沢山の紙が詰まっていた。
「……うっわ」
ゴミも嫌だけど、なんだこれ。嫌な予感しかしないんだけど。
しかし、開いてみてしまったものは仕方がない。
責任感の強いしっかり者の俺は、仕方なくボックスの中を空にしようと用紙の束を取り出した。そして、用紙に目を向けた俺は無言でボックスを閉じ、そのまま生徒会室へと入る。
生徒会室は無人だった。
ゴミ箱へと直行した俺は、そのまま手に持っていた用紙を破いて、破いて破いて、全部形がなくなるまで破いて、捨てた。
誰もいない生徒会室で待つこと数分。
二番目にやってきたのは、生き写したような二人組だった。
「あれ、会計しかいないの?」
「めっずらし、一番乗りじゃん」
ソファーに横になってうたた寝していたところに現れた補佐の東双子。わざわざ体起こすのもだるいが、誰かの前で眠る気にはなれない。渋々携帯端末を取り出した。
「あれ?なに?無視?」
「うっわ、感じわるーい。もしかして俺ら嫌われてる?」
大当たり。そう、俺が口を動かすよりも先に、閉まったばかりの生徒会室の扉が開く。
そして、
「なんだぁ?弱い者いじめか?」
聞こえてきた、ねっとりと絡み付くようなその声にぴくりと反応した俺は目だけを動かしそこにいたやつを見た。四番目で、ようやくかいちょーのお出ましだ。
「かいちょー」
「あ、サボり魔だー」
「うるせぇ、お前らと一緒にすんじゃねえよ」
生徒会室へ入ってきたかいちょーは荷物を投げ捨てるようにソファーに放り、そのまま俺の元へやってきた。
つい、慌てて起き上がり身構えてしまう俺にやつは僅かに口元を緩める。
「随分とはえーじゃねえか。誰かさんがいなくなって暇なのか?」
「…」
「なんだよその目、誘ってんのか」
「そう見えるんなら眼科行った方がいいんじゃないのぉ?」
「ハッ!随分と強気だな。良いことでもあったか」
「…」
ああ、やっぱり、真面目に時間前に部屋入りなんてするんじゃなかった。
やけに絡んでくるかいちょーの一言一言が気に障り、落ち着きかけていた胸の奥がざわつき始める。
「あは、かいちょーまで無視されてんじゃん!」
「ふられちゃったねーかいちょー」
「勝手に決め付けんじゃねえよ」
言いながら、かいちょーは庶務たちの元へ行く。それを確認し、ようやく俺は肩の力を抜いた。
補佐とかいちょーという個人的に顔も見たくねーメンツが揃ってからそう経たない内に、ちーちゃんもやってきた。そして、各自用意された席に付いている俺達を見るなり驚いたような顔をする。
「おや、随分と早いですね。…と思ったら書記がまだ見たいですね」
「書記が遅刻で貴方達が時間前に来るなんて今夜は土砂降りでしょうか」なんて冗談混じりに笑うちーちゃん。
誂われたのが面白くなかったらしいかいちょーは、「るせぇ、さっさと席に着け」と面白くなさそうに吐き捨てた。
「陽平は今日は欠席だ」
そのかいちょーの言葉を聞き、少なからず自分ががっかりしてることに気付く。
唯でさえ暑苦しいメンツなのに、ようへー君がいなかったら室内温度上がっちゃうー。ついてない。
「この前はかいちょーで今度は書記だって!」
「次の会議が会計が休んだりしてね」
意味有りげな笑みを浮かべる双子。その目がムカついて、俺は口元だけゆるめて笑い返した。
「さあ?もしかしたら君達が休むかもしんないしねー」
「それ、どういう意味?」
「どういう意味だろ、俺もわかんねえ」
「こらこらこら、なにを険悪なムード漂わせてるんですか。私語は謹んで下さい。でなければ強制的に口を塞ぎますよ」
やはり、俺が皮肉を言ったということに気づいたようだ。
仲裁に入るちーちゃんだけどその止め方はどうかと思う。
「副会長が言うと冗談に聞こえないんだけど」
「八割まじです」
「殆どじゃん」
物理的に黙らされる前に、俺は大人しく口を閉じることにした。
そしてちーちゃんが喋ってちーちゃんが賛同してちーちゃんが締める会議という名のなにかが終わり、さっさと生徒会室から出ていこうと扉を出たとき。
扉の横。待ち伏せしている金髪頭に「あ」と声を漏らした。
「『あ』じゃねーぞ!何考えてんだよてめえ!」
そういって、金髪頭もといなっちゃんは噛み付く勢いで掴み掛かってきた。
……やばい、すっかり忘れてた。
「どうしたんですか仙ど……おや、千夏」
続くようにやってきたちーちゃんは、そこにいた双子の弟の姿に少しだけ驚いたような顔をする。
それも一瞬。
「発情期の犬のようにきゃうんきゃうんと。周りに迷惑ですよ」
「うるせえ!てめえはすっこんでろ!」
「なんだなんだぁ?風紀のわんこがなんの用だ。迷子か?」
なっちゃんの馬鹿でかい怒鳴り声に反応するかのように他のやつらも続いて顔を出す。
そんな中、現れたかいちょーになっちゃんは顔を顰める。
「次から次へとわらわらと…ッ!おい、終わったんならさっさと来い!」
反応する暇もなく腕を掴まれる。
そのまま引っ張られそうになったとき、「ちょっと待てよ」とかいちょーはなっちゃんを止めた。
「それは置いていけ。こいつにはまだ仕事が残ってんだよ」
「はぁ?」
そういち早く反応したのは俺だった。
仕事が残ってるとか初耳だし。つーかそれって俺のことですか。なにそれ。
「仕事?生徒会がなんの仕事だよ。ただくっちゃべって遊ぶ仕事か?あ?」
「おや、人聞きの悪い」
と、いうわりには嫌そうではないちーちゃんの横、「「ま、だいたい合ってるけどねえー」」と双子庶務は声を重ねる。俺からも異論はない。
「ま、そーいうこった。常日頃くっちゃべって遊んでるから溜まりに溜まってんだよ」
「否定しろよ…」
開き直るかいちょーになにも言えなくなるなっちゃん。
諦めるかと思いきや、舌打ちをしたなっちゃんはそのまま壁に凭れるように座り込んだ。
「用があんならさっさと済ませろ。その代わりここで待たせてもらうからな」
「勝手にしろ」
え、許しちゃうの、それ。
人相悪いのに生徒会室の前で待ち伏せされてたらまた生徒会の評判下がっちゃうんじゃないかなーって思ったけど元からあれだったね。ならいいや。
「おい、会計。こっちに来い」
「……」
でもだからってこいつの言う事は聞きたくないんだよねー、俺。
「残念でしたね、会長。仙道は貴方と一緒の空気を吸うのが嫌で嫌で堪らないようです」
「仕方ないですね、でしたら僕もご一緒します。それなら千夏も安心でしょう?」と笑うちーちゃんに、なっちゃんは「安心できない要素が増えただけじゃねえか」と吐き捨てた。
うん、まあ、否定できないしフォローも出来ない。
「まあ、少しくらいなら仕事、手伝いますよ。では日が暮れない内にさっさと終わらせましょう。この後予定が入ってるので」
「本当、かいちょーも副かいちょーも物好きだよねえ」
「じゃ、僕達はお先に帰らせてもらうよー。誰かさんの尻拭いに時間費やしたくないしね」
「はいい?なんだってえ?」
「はいはい仙道行きますよ、おやつ用意してあげますので早く行きましょう」
双子に一発蹴りでも入れてやろうかと振り返れば、強引にちーちゃんに背中を押される。
そして俺は半ば強制的に生徒会室へと押し戻された。
俺を無事送り届けるという目的を遂行すれば風紀委員たちはぺこりと頭を下げ、立ち去っていく。
うーん、皆暇なのかなぁ。
あまりにも俺なんかにわざわざ構ってくれるもんだから、いらぬ心配までしてしまいそうだ。
生徒会室扉横、設置された生徒会ボックスを開け、中を確認する。この手作り感溢れる雑なボックスは所謂生徒たちのご意見箱のようなものだった。いつもゴミとかしか入ってないんだけど、一応役員は生徒会室に来たら確認しろということらしいので、確認する。
どうせ今日もストローのカスが入ってんだろうなぁ、せめて中身が残ったパックジュースは入ってませんように。なんて思いつつ開いた俺は、中身を覗いたまま目を丸くする。
そこには、沢山の紙が詰まっていた。
「……うっわ」
ゴミも嫌だけど、なんだこれ。嫌な予感しかしないんだけど。
しかし、開いてみてしまったものは仕方がない。
責任感の強いしっかり者の俺は、仕方なくボックスの中を空にしようと用紙の束を取り出した。そして、用紙に目を向けた俺は無言でボックスを閉じ、そのまま生徒会室へと入る。
生徒会室は無人だった。
ゴミ箱へと直行した俺は、そのまま手に持っていた用紙を破いて、破いて破いて、全部形がなくなるまで破いて、捨てた。
誰もいない生徒会室で待つこと数分。
二番目にやってきたのは、生き写したような二人組だった。
「あれ、会計しかいないの?」
「めっずらし、一番乗りじゃん」
ソファーに横になってうたた寝していたところに現れた補佐の東双子。わざわざ体起こすのもだるいが、誰かの前で眠る気にはなれない。渋々携帯端末を取り出した。
「あれ?なに?無視?」
「うっわ、感じわるーい。もしかして俺ら嫌われてる?」
大当たり。そう、俺が口を動かすよりも先に、閉まったばかりの生徒会室の扉が開く。
そして、
「なんだぁ?弱い者いじめか?」
聞こえてきた、ねっとりと絡み付くようなその声にぴくりと反応した俺は目だけを動かしそこにいたやつを見た。四番目で、ようやくかいちょーのお出ましだ。
「かいちょー」
「あ、サボり魔だー」
「うるせぇ、お前らと一緒にすんじゃねえよ」
生徒会室へ入ってきたかいちょーは荷物を投げ捨てるようにソファーに放り、そのまま俺の元へやってきた。
つい、慌てて起き上がり身構えてしまう俺にやつは僅かに口元を緩める。
「随分とはえーじゃねえか。誰かさんがいなくなって暇なのか?」
「…」
「なんだよその目、誘ってんのか」
「そう見えるんなら眼科行った方がいいんじゃないのぉ?」
「ハッ!随分と強気だな。良いことでもあったか」
「…」
ああ、やっぱり、真面目に時間前に部屋入りなんてするんじゃなかった。
やけに絡んでくるかいちょーの一言一言が気に障り、落ち着きかけていた胸の奥がざわつき始める。
「あは、かいちょーまで無視されてんじゃん!」
「ふられちゃったねーかいちょー」
「勝手に決め付けんじゃねえよ」
言いながら、かいちょーは庶務たちの元へ行く。それを確認し、ようやく俺は肩の力を抜いた。
補佐とかいちょーという個人的に顔も見たくねーメンツが揃ってからそう経たない内に、ちーちゃんもやってきた。そして、各自用意された席に付いている俺達を見るなり驚いたような顔をする。
「おや、随分と早いですね。…と思ったら書記がまだ見たいですね」
「書記が遅刻で貴方達が時間前に来るなんて今夜は土砂降りでしょうか」なんて冗談混じりに笑うちーちゃん。
誂われたのが面白くなかったらしいかいちょーは、「るせぇ、さっさと席に着け」と面白くなさそうに吐き捨てた。
「陽平は今日は欠席だ」
そのかいちょーの言葉を聞き、少なからず自分ががっかりしてることに気付く。
唯でさえ暑苦しいメンツなのに、ようへー君がいなかったら室内温度上がっちゃうー。ついてない。
「この前はかいちょーで今度は書記だって!」
「次の会議が会計が休んだりしてね」
意味有りげな笑みを浮かべる双子。その目がムカついて、俺は口元だけゆるめて笑い返した。
「さあ?もしかしたら君達が休むかもしんないしねー」
「それ、どういう意味?」
「どういう意味だろ、俺もわかんねえ」
「こらこらこら、なにを険悪なムード漂わせてるんですか。私語は謹んで下さい。でなければ強制的に口を塞ぎますよ」
やはり、俺が皮肉を言ったということに気づいたようだ。
仲裁に入るちーちゃんだけどその止め方はどうかと思う。
「副会長が言うと冗談に聞こえないんだけど」
「八割まじです」
「殆どじゃん」
物理的に黙らされる前に、俺は大人しく口を閉じることにした。
そしてちーちゃんが喋ってちーちゃんが賛同してちーちゃんが締める会議という名のなにかが終わり、さっさと生徒会室から出ていこうと扉を出たとき。
扉の横。待ち伏せしている金髪頭に「あ」と声を漏らした。
「『あ』じゃねーぞ!何考えてんだよてめえ!」
そういって、金髪頭もといなっちゃんは噛み付く勢いで掴み掛かってきた。
……やばい、すっかり忘れてた。
「どうしたんですか仙ど……おや、千夏」
続くようにやってきたちーちゃんは、そこにいた双子の弟の姿に少しだけ驚いたような顔をする。
それも一瞬。
「発情期の犬のようにきゃうんきゃうんと。周りに迷惑ですよ」
「うるせえ!てめえはすっこんでろ!」
「なんだなんだぁ?風紀のわんこがなんの用だ。迷子か?」
なっちゃんの馬鹿でかい怒鳴り声に反応するかのように他のやつらも続いて顔を出す。
そんな中、現れたかいちょーになっちゃんは顔を顰める。
「次から次へとわらわらと…ッ!おい、終わったんならさっさと来い!」
反応する暇もなく腕を掴まれる。
そのまま引っ張られそうになったとき、「ちょっと待てよ」とかいちょーはなっちゃんを止めた。
「それは置いていけ。こいつにはまだ仕事が残ってんだよ」
「はぁ?」
そういち早く反応したのは俺だった。
仕事が残ってるとか初耳だし。つーかそれって俺のことですか。なにそれ。
「仕事?生徒会がなんの仕事だよ。ただくっちゃべって遊ぶ仕事か?あ?」
「おや、人聞きの悪い」
と、いうわりには嫌そうではないちーちゃんの横、「「ま、だいたい合ってるけどねえー」」と双子庶務は声を重ねる。俺からも異論はない。
「ま、そーいうこった。常日頃くっちゃべって遊んでるから溜まりに溜まってんだよ」
「否定しろよ…」
開き直るかいちょーになにも言えなくなるなっちゃん。
諦めるかと思いきや、舌打ちをしたなっちゃんはそのまま壁に凭れるように座り込んだ。
「用があんならさっさと済ませろ。その代わりここで待たせてもらうからな」
「勝手にしろ」
え、許しちゃうの、それ。
人相悪いのに生徒会室の前で待ち伏せされてたらまた生徒会の評判下がっちゃうんじゃないかなーって思ったけど元からあれだったね。ならいいや。
「おい、会計。こっちに来い」
「……」
でもだからってこいつの言う事は聞きたくないんだよねー、俺。
「残念でしたね、会長。仙道は貴方と一緒の空気を吸うのが嫌で嫌で堪らないようです」
「仕方ないですね、でしたら僕もご一緒します。それなら千夏も安心でしょう?」と笑うちーちゃんに、なっちゃんは「安心できない要素が増えただけじゃねえか」と吐き捨てた。
うん、まあ、否定できないしフォローも出来ない。
「まあ、少しくらいなら仕事、手伝いますよ。では日が暮れない内にさっさと終わらせましょう。この後予定が入ってるので」
「本当、かいちょーも副かいちょーも物好きだよねえ」
「じゃ、僕達はお先に帰らせてもらうよー。誰かさんの尻拭いに時間費やしたくないしね」
「はいい?なんだってえ?」
「はいはい仙道行きますよ、おやつ用意してあげますので早く行きましょう」
双子に一発蹴りでも入れてやろうかと振り返れば、強引にちーちゃんに背中を押される。
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