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人の心も二週間
終末的究極の選択 *純side
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一瞬言葉を理解できなかった。
だって、仙道さんからそんなことを言い出すなんて思いもしなかったし。第一、
「え、あ、でも……いいんすか?」
「ん?」
「だっ、だってここ、お二人の部屋なんでしょう」
「別に、新婚さんの寝室じゃないんだからそんなに気にする必要ないっしょ」
「だって、仙道さん嫌がってたじゃないですか。この前」
「うん。でも、今は怪我してんじゃん」
言いながらぺしっと足を叩かれ、小さく身動いで仙道さんから逃げる。
昔から、仙道さんは干渉されることを嫌がる。自分のテリトリーには簡単に他人を踏み込ませないし、部屋なんてプライベートの塊みたいなもんは尚更だ。
こうして自分が相部屋とは言えど仙道さんの部屋にいるということ自体俄信じ難いというのに、泊まれなどと。
もしかして、試されているのか?そう思えば急に緊張してきた。
「嫌ならいいけど?純の好きにすればぁ?」
なにも答えない俺に痺れを切らしたらしい。ぷいっとそっぽ向く仙道さんの横顔はどことなく寂しそうで。
これは素直に甘えたほうがいいんではないか。そう思い立った俺は慌てて立ち上がる。そして、恐らく敦賀真言が使っていたであろう整ったベッドに駆け寄った。
「な、なら!こっちのベッド借りていいですかね」
「は?何言ってんの、駄目に決まってんじゃん。マコちゃんの匂いが消えちゃうから純はソファーね」
え、何この扱い。しかも即答。
「あ、でも体痛いかー……」
しかし、俺が怪我人ということを思い出したらしい。
少し考え込んだ仙道さんはゆったりとした動作で立ち上がり、もう一つのベッドに腰を下ろす。そして、その隣をぽんぽんと叩いた。
「仕方ないなー、なら、こっちおいでよ。入れてあげるー」
もしかしたら明日は火の雨でも降るのだろうか。
「入んないのぉ?俺、眠いから早くしてよー」
「入ります、入りますって」
苛ついた仙道さんに急かされるがまま頷いてしまったが、どうすればいいんだ。
ぐるぐると回る思考はこんがらがり、ええいこうなったらヤケクソだと開き直った俺はベッドに入った。……入ったはいいが。
「ん…」
いや、まあ、一緒のベッドというからにはそあいうことなのだろうが、なんだこれは。なんだこれは。
隣で横になる仙道さんの吐息が近い。というか体温が近い。近い。近い近い近い。
緊張で頭がパンクしそうになり、仙道さんに背中を向けたまま硬直する俺は心を落ち着かせる事もままならず。
もしかしてこの心音も聞かれているのではないのだろうかと思ったら気が気でなくて。
一緒のベッドに入ってるだけであれだというのに、そんな人の心も知らないこの人は有ろうことか固まった俺にもそもそと近寄ってきて。
「…純、あったけー。湯たんぽみたい」
ふいに、背中に暖かい感触が触れる。項に仙道さんの髪が当たり、びくうっと跳ね上がった。
「っちょ、ちょ、ちょ、仙道さん!なにやって、」
「純って子供体温だよねぇ」
「~~っ!!」
今度はしっかりと抱き着かれ、擦り寄ってくる仙道さんに声にならない声が飛び出す。堪らず、布団を捲った俺は慌てて仙道さんから離れた。
「せ、仙道さん、俺を誰だかわかってんですか…っ誰かさんと間違えてませんか…!」
服を整えながら仙道さんに向き直れば、どこか眠たそうな眼差しの仙道さんはあくび混じりに「んー?純でしょー?」と答える。
よし、寝惚けてない。いや、寝惚けてないならないで余計問題だ。
そんな赤くなったり青くなったりと大忙しの俺に、仙道さんは口角を持ち上げるだけの笑みを浮かべる。
「マコちゃんにこんなことするわけないじゃん。こんなことしたら、マコちゃんに怒られちゃうし…ほら、ベタベタするのすげー嫌いだから」
あいつ、仙道さんからベタベタされて嫌がってんのかよちくしょう仙道さんのスキンシップを蔑ろにするとはあの糞インテリ野郎…じゃなくて!
「じゃあ、なんで」
「人肌が恋しいから」
直球すぎる。あまりにもストレートな仙道さんに顎外しかけたが、ふと、仙道さんについて思い出す。
けど、仙道さんって。
ヒズミとの一悶着のお陰で仙道さんが同性とのスキンシップを嫌がるようになったのはまだ記憶に新しい。……敦賀真言はともかくだ。
すると、俺が言いたいことを察したらしい。少しだけ、仙道さんの笑みが曇る。
「本当はねえ、今もあんま、こうして誰かにくっつくのとかくっつかれると心臓がすげー痛くなって、震えが止まんなくなる」
側にいる俺にだけ聞こえるような小さな声。それは、耳を澄まさなければ聴き逃してしまいそうなくらいか細くて。
「ユッキーとかでもさ、ほら、あの人結構普通に触ってくるじゃん。びくってなっちゃって、そんで、そんな自分に余計腹立ってさぁ…」
「……俺は、平気なんすか」
「うん……純は、男ってより犬みたいだし」
うん、まあ、そうだよな、そんな簡単に……………………犬?
「どっちかっつーと顔も可愛いし、俺のが可愛けど、ちっちゃいし、犬みたいじゃん。小型犬」
可愛い。小さい。小型犬。
ぐさぐさっと仙道さんの言葉が鋭い刃となり心臓に突き刺さる。
確かに、昔、仙道さんと出会った頃は仙道さんのがデカかったしそう思われても仕方ない。第一印象はそんな簡単に書き換えられないし。でも、今は一センチくらいの差まできてるわけだし。
「つーか、純って男って感じしないじゃん?男性ホルモン出てねえってか、色気がないし。お前童貞だろ?超健全じゃん」
ここまで言われて笑顔で流せる男がいればそれは真の漢だろう。
しかし、残念ながら俺はそこまで温厚でもなければ寛容でもない。いくら、相手が仙道さんだとしてもだ。
「ん?純……って」
ぶちいっと頭のどっかがキレて、気が付いたときには仙道さんの薄い肩に手が伸びていた。簡易ベッドが大きく軋み、ぼふんと音を立て仙道さんがシーツの上に仰向けに倒れる。
薄暗い部屋の中。目を丸くした仙道さんの表情だけはやけにはっきりと見えた。
いつも後ろから眺めていた肩は掴んでみれば頼りないくらい薄く、それでも信じられないくらいの馬鹿力だということを身を知っている俺は手首を抑え、腕を封じる。
そこで、ようやく仙道さんは状況を飲み込んだようだ。
「なに、」
掠れた声。細められた瞳が揺れ、仙道さんが僅かながら動揺しているのがわかった。
胸が締めつけられる。だけど、ここで退いたら、本当に仙道さんから見てもらえないような気がして。
「なんですか?俺は犬なんですよね」
「ちょっ、待って、純」
「犬相手に、そんなにビビらなくてもいいでしょう。ただ、じゃれ付いてんですから」
声に出してみると、酷く冷たく響く。腹部に手を伸ばし、服の裾を乱暴にたくし上げようと掴めば、大きく仙道の体が跳ねた。
「っ、じゅん、やめて…っ」
今度ははっきりと聞こえた、仙道さんの震えた声。余裕をなくし、切羽詰まったような縋る仙道さんの声を聞いたのは初めてではない。
――あの日、焼けるような激痛の中、仙道さんがいた部屋から聞こえた声。
それが今、自分に対して発せられていると思ったら頭に登っていた血がサアッと引き、急激に高揚した心が冷めていくのがわかった。
「……ッ」
別に、この状態の仙道さんをこの場で撤回してくれるまで犯すのも難しくはない。以前、総長のままの仙道さんだったらともかくだ。
だけど、仙道さんの傷口を広げてまで撤回してもらうのも、違う。違う。仙道さんのこんな顔が見たいわけではない。だって。俺は。仙道さんの。
「……あんたにとって可愛い犬でも、俺はいつでもその喉に噛み付くことくらい出来るんですよ」
仙道さんから手を離す。茶化すつもりで微笑もうとしたけど顔の筋肉が思うように動かず、きっと俺の顔は酷いことになるだろう。
……だけど、それ以上に。
「…」
殴られてもいい。罵られてもいい。怒られてもいい。そう思って伺った仙道さんはなにもしてこないし言わない。それが怖くなって、我慢できなかった。
「…すいません、やっぱ帰って寝ます」
ベッドから降り、俺は足早に仙道さんの部屋を後にした。
部屋を出ていこうとしたとき、仙道さんに声掛けられたがそれを振り払って俺は出ていく。
ずきずきずきと足首が痛んだ。廊下は既に真っ暗で、酷く静まり返っている。
「あーっ、くそ、もうっ!」
こんなはずじゃなかったのに。こんなことしたかったんじゃないのに。
……なんで、怒ってくれなかったんだ。嫌がって拒絶してくれた方がましだ。それすらにも値しないということだろうか。
そしてなにより、普通の相手ならともかく、仙道さんのトラウマを知っておきながらあんな真似をした自分がひたすらムカツイて、こみ上げてくる自己嫌悪と後悔の念にいたたまれなくなった俺は頭を冷やすために寮の外へと走り出した。
だって、仙道さんからそんなことを言い出すなんて思いもしなかったし。第一、
「え、あ、でも……いいんすか?」
「ん?」
「だっ、だってここ、お二人の部屋なんでしょう」
「別に、新婚さんの寝室じゃないんだからそんなに気にする必要ないっしょ」
「だって、仙道さん嫌がってたじゃないですか。この前」
「うん。でも、今は怪我してんじゃん」
言いながらぺしっと足を叩かれ、小さく身動いで仙道さんから逃げる。
昔から、仙道さんは干渉されることを嫌がる。自分のテリトリーには簡単に他人を踏み込ませないし、部屋なんてプライベートの塊みたいなもんは尚更だ。
こうして自分が相部屋とは言えど仙道さんの部屋にいるということ自体俄信じ難いというのに、泊まれなどと。
もしかして、試されているのか?そう思えば急に緊張してきた。
「嫌ならいいけど?純の好きにすればぁ?」
なにも答えない俺に痺れを切らしたらしい。ぷいっとそっぽ向く仙道さんの横顔はどことなく寂しそうで。
これは素直に甘えたほうがいいんではないか。そう思い立った俺は慌てて立ち上がる。そして、恐らく敦賀真言が使っていたであろう整ったベッドに駆け寄った。
「な、なら!こっちのベッド借りていいですかね」
「は?何言ってんの、駄目に決まってんじゃん。マコちゃんの匂いが消えちゃうから純はソファーね」
え、何この扱い。しかも即答。
「あ、でも体痛いかー……」
しかし、俺が怪我人ということを思い出したらしい。
少し考え込んだ仙道さんはゆったりとした動作で立ち上がり、もう一つのベッドに腰を下ろす。そして、その隣をぽんぽんと叩いた。
「仕方ないなー、なら、こっちおいでよ。入れてあげるー」
もしかしたら明日は火の雨でも降るのだろうか。
「入んないのぉ?俺、眠いから早くしてよー」
「入ります、入りますって」
苛ついた仙道さんに急かされるがまま頷いてしまったが、どうすればいいんだ。
ぐるぐると回る思考はこんがらがり、ええいこうなったらヤケクソだと開き直った俺はベッドに入った。……入ったはいいが。
「ん…」
いや、まあ、一緒のベッドというからにはそあいうことなのだろうが、なんだこれは。なんだこれは。
隣で横になる仙道さんの吐息が近い。というか体温が近い。近い。近い近い近い。
緊張で頭がパンクしそうになり、仙道さんに背中を向けたまま硬直する俺は心を落ち着かせる事もままならず。
もしかしてこの心音も聞かれているのではないのだろうかと思ったら気が気でなくて。
一緒のベッドに入ってるだけであれだというのに、そんな人の心も知らないこの人は有ろうことか固まった俺にもそもそと近寄ってきて。
「…純、あったけー。湯たんぽみたい」
ふいに、背中に暖かい感触が触れる。項に仙道さんの髪が当たり、びくうっと跳ね上がった。
「っちょ、ちょ、ちょ、仙道さん!なにやって、」
「純って子供体温だよねぇ」
「~~っ!!」
今度はしっかりと抱き着かれ、擦り寄ってくる仙道さんに声にならない声が飛び出す。堪らず、布団を捲った俺は慌てて仙道さんから離れた。
「せ、仙道さん、俺を誰だかわかってんですか…っ誰かさんと間違えてませんか…!」
服を整えながら仙道さんに向き直れば、どこか眠たそうな眼差しの仙道さんはあくび混じりに「んー?純でしょー?」と答える。
よし、寝惚けてない。いや、寝惚けてないならないで余計問題だ。
そんな赤くなったり青くなったりと大忙しの俺に、仙道さんは口角を持ち上げるだけの笑みを浮かべる。
「マコちゃんにこんなことするわけないじゃん。こんなことしたら、マコちゃんに怒られちゃうし…ほら、ベタベタするのすげー嫌いだから」
あいつ、仙道さんからベタベタされて嫌がってんのかよちくしょう仙道さんのスキンシップを蔑ろにするとはあの糞インテリ野郎…じゃなくて!
「じゃあ、なんで」
「人肌が恋しいから」
直球すぎる。あまりにもストレートな仙道さんに顎外しかけたが、ふと、仙道さんについて思い出す。
けど、仙道さんって。
ヒズミとの一悶着のお陰で仙道さんが同性とのスキンシップを嫌がるようになったのはまだ記憶に新しい。……敦賀真言はともかくだ。
すると、俺が言いたいことを察したらしい。少しだけ、仙道さんの笑みが曇る。
「本当はねえ、今もあんま、こうして誰かにくっつくのとかくっつかれると心臓がすげー痛くなって、震えが止まんなくなる」
側にいる俺にだけ聞こえるような小さな声。それは、耳を澄まさなければ聴き逃してしまいそうなくらいか細くて。
「ユッキーとかでもさ、ほら、あの人結構普通に触ってくるじゃん。びくってなっちゃって、そんで、そんな自分に余計腹立ってさぁ…」
「……俺は、平気なんすか」
「うん……純は、男ってより犬みたいだし」
うん、まあ、そうだよな、そんな簡単に……………………犬?
「どっちかっつーと顔も可愛いし、俺のが可愛けど、ちっちゃいし、犬みたいじゃん。小型犬」
可愛い。小さい。小型犬。
ぐさぐさっと仙道さんの言葉が鋭い刃となり心臓に突き刺さる。
確かに、昔、仙道さんと出会った頃は仙道さんのがデカかったしそう思われても仕方ない。第一印象はそんな簡単に書き換えられないし。でも、今は一センチくらいの差まできてるわけだし。
「つーか、純って男って感じしないじゃん?男性ホルモン出てねえってか、色気がないし。お前童貞だろ?超健全じゃん」
ここまで言われて笑顔で流せる男がいればそれは真の漢だろう。
しかし、残念ながら俺はそこまで温厚でもなければ寛容でもない。いくら、相手が仙道さんだとしてもだ。
「ん?純……って」
ぶちいっと頭のどっかがキレて、気が付いたときには仙道さんの薄い肩に手が伸びていた。簡易ベッドが大きく軋み、ぼふんと音を立て仙道さんがシーツの上に仰向けに倒れる。
薄暗い部屋の中。目を丸くした仙道さんの表情だけはやけにはっきりと見えた。
いつも後ろから眺めていた肩は掴んでみれば頼りないくらい薄く、それでも信じられないくらいの馬鹿力だということを身を知っている俺は手首を抑え、腕を封じる。
そこで、ようやく仙道さんは状況を飲み込んだようだ。
「なに、」
掠れた声。細められた瞳が揺れ、仙道さんが僅かながら動揺しているのがわかった。
胸が締めつけられる。だけど、ここで退いたら、本当に仙道さんから見てもらえないような気がして。
「なんですか?俺は犬なんですよね」
「ちょっ、待って、純」
「犬相手に、そんなにビビらなくてもいいでしょう。ただ、じゃれ付いてんですから」
声に出してみると、酷く冷たく響く。腹部に手を伸ばし、服の裾を乱暴にたくし上げようと掴めば、大きく仙道の体が跳ねた。
「っ、じゅん、やめて…っ」
今度ははっきりと聞こえた、仙道さんの震えた声。余裕をなくし、切羽詰まったような縋る仙道さんの声を聞いたのは初めてではない。
――あの日、焼けるような激痛の中、仙道さんがいた部屋から聞こえた声。
それが今、自分に対して発せられていると思ったら頭に登っていた血がサアッと引き、急激に高揚した心が冷めていくのがわかった。
「……ッ」
別に、この状態の仙道さんをこの場で撤回してくれるまで犯すのも難しくはない。以前、総長のままの仙道さんだったらともかくだ。
だけど、仙道さんの傷口を広げてまで撤回してもらうのも、違う。違う。仙道さんのこんな顔が見たいわけではない。だって。俺は。仙道さんの。
「……あんたにとって可愛い犬でも、俺はいつでもその喉に噛み付くことくらい出来るんですよ」
仙道さんから手を離す。茶化すつもりで微笑もうとしたけど顔の筋肉が思うように動かず、きっと俺の顔は酷いことになるだろう。
……だけど、それ以上に。
「…」
殴られてもいい。罵られてもいい。怒られてもいい。そう思って伺った仙道さんはなにもしてこないし言わない。それが怖くなって、我慢できなかった。
「…すいません、やっぱ帰って寝ます」
ベッドから降り、俺は足早に仙道さんの部屋を後にした。
部屋を出ていこうとしたとき、仙道さんに声掛けられたがそれを振り払って俺は出ていく。
ずきずきずきと足首が痛んだ。廊下は既に真っ暗で、酷く静まり返っている。
「あーっ、くそ、もうっ!」
こんなはずじゃなかったのに。こんなことしたかったんじゃないのに。
……なんで、怒ってくれなかったんだ。嫌がって拒絶してくれた方がましだ。それすらにも値しないということだろうか。
そしてなにより、普通の相手ならともかく、仙道さんのトラウマを知っておきながらあんな真似をした自分がひたすらムカツイて、こみ上げてくる自己嫌悪と後悔の念にいたたまれなくなった俺は頭を冷やすために寮の外へと走り出した。
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