酩酊の庭、あるいは檻

卒業を間近に控えた大学生、|金沢《かなざわ》は先輩の|田島《たじま》に飲みの誘いを受ける。
ちょうどレポートが片付いたところだったので、二つ返事で頷いた金沢だったが、どうもそこでは奇妙なルールが1つあるらしい。

「忘れるな」。

何を? と質問しても田島はただ歩くだけ。不安に思いつつ到着した店で金沢を待っていたのは……?
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