社長、嫌いになってもいいですか?

ずっと連絡が取れなかった恋人が、女と二人きりで楽そうに話していた……!?
浮気なの?
私のことは捨てるの?

私は出会った頃のこと、付き合い始めた頃のことを思い出しながら走り出す。

「あなたのことを嫌いになりたい…!」

そうすれば、こんな苦しい思いをしなくて済むのに。
そんな時、思い出の紫陽花が目の前に現れる。
美しいグラデーションに隠された、花言葉が私の心を蝕んでいく……。
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