40歳88キロの私が、クールな天才医師と最高の溺愛家族を作るまで

和泉杏咲

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1.人生最後のデートだと思っていたのに

必要とされたかった 16/私の人生設計

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体重はたった半日で元に戻った。
それからまさか、一度は痩せるがリバンドするという状況が数年間繰り返され、とうとう食事制限をしても体重が痩せないという苦しみすら味わうまでになった。

痩せないと。
でも食べないと体がもたない。
そんな日々を、繰り返していた。

私は、失敗がずっと続いてまで同じことを繰り返せる程、心が強い人間ではなかった。
年齢はあっという間に39歳を迎え、仕事では派遣とはいえ、ベテランと呼んでもらえるようになった。

私の周囲にいる独身の男性は、20代の男の子ばかりになっていたので、完全に恋愛対象外になっていた。

そして、唯一出会いがあるかもと期待していたはずの婚活パーティーは、あの日の記憶がフラッシュバックするため、痩せるまでは申し込めないと考え、ずるずるときてしまった。

現在体重88キロ。
年齢39歳。
派遣とは言え、安定した収入もあるし、副業もしているので貯金はまあまあある。
最近ではソーシャルゲームで疑似恋愛体験もできるので、そのキャラクターとの細やかなお遊びの恋愛を楽しめるようになったし、推しに少し貢ぐという楽しさも覚えた。

念願の一人暮らしを叶え、自由気ままにインテリアを変えたり、好きなものに囲まれるおひとり様を楽しんでいる。
WEBデザイナーのスキルアップも、最初は努力だと思っていたが、今では趣味だと自信を持っていえるくらい、楽しめるようになった。

苦しい思いをしてまで恋をするくらいなら、この自分で築き上げた生活を存分に楽しみ、老後はちょっと良い老人ホームにお世話になろう。

そのために、これから人生設計をしていこう。
そう考えていた矢先の出来事が、私の人生設計を大きく狂わせることになるとも知らずに。
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