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汚れてもいい服、よし。
得たものをまとめておく懐紙、よし。
ナイフ、よし。
準備OK、やるぞ~。
気合を入れた私は、首根の辺りにナイフをかざすと深く息をした。
「って、ちょっと待て~!」
「ど、どうしたんだ。シャシー」
いきなり部屋に入ってきたハイチとテイラが、私の手からナイフを取り上げる。
滅多なことではお店に入ってこないアニシャまで一緒だ。
「やっぱり、ずっとお店にこもりっぱなしなのが悪いのよ」
え?え?
「みんな、どうしたの?」
なんだかものすごく非難されているのはわかるんだけれど、何がいけなかったの?
「どうしたの?じゃないよ、シャシー」
「そうよ。こんなに大切にされてるのに、なんで死んじゃおうなんて思ったのよ」
「なんだか深刻な顔をしてるから、窓から様子をみていたら急にナイフを持って。……驚いたぞ」
って、え?死んじゃう?え、違う違う違う!
「私、髪を切りたかっただけだから!」
勘違いされている理由がわかって、慌てて否定した。
「髪?」
ハイチが首を傾ける。
「切らないといけない長さじゃなくない?」
アニシャも首を傾ける。
「もう少し長い方が色っぽ……ご、ごほ、洗礼も近いし、まとめやすいんじゃないのかな」
テイラだけ、なんか近い。
「えっと私『筆』が欲しいなと思ったんだけど、店主さんに聞いてもお父さんに聞いても知らないらしくて、ないなら作ってみようかなって」
馬のしっぽとか聞いてみたけれど、『馬』が伝わらなかったのよね。ほかに毛並みの長い動物の名前も知らないし。
「筆って?」
テイラが近くに椅子を運んでくると、前のめりで聞いてくる。
「こういう髪の毛みたいなのをまとめて、インクに浸して字を書く道具なんだけど、見たことない?」
髪を一房つかみ、ふよふよと振る。
「見たことないなあ」
「あれじゃない?壁に色をぬるやつ。刷毛?字を書くには大きそうだけど」
アニシャが思い出したように手をたたく。
「刷毛ならどっかにあったな。ちょっと倉庫を見てくるよ」
ハイチが倉庫から探してきた刷毛をみせてもらうと、たしかに大きい。私の顔より大きいね。
それに「硬い」。
「まあ、髪に比べたら硬いよな」
毛の部分を机に押してみても、曲がりもしない。
「これ、壁に色を塗れるの?壁に傷ついたりしない?」
「壁の傷なんて気にするやつなんていないよな」
ね~、とアニシャとテイラが頷き合った。
そうか。壁に傷がついても気にならないのか。
「まあ刷毛も壁材用のインクに触れると柔らかくなるらしいけど、紙に字を書くインクとは違うからなあ。これを書きもの用のインクにつけてもガッチガチのままだろうな」
おお、お兄ちゃんは博識です。
「てことは、これで紙に書いたら紙は破けちまうな」
そりゃまあそうだと話がようやくまとまった。
私が自殺しようとしたわけじゃないってわかってもらえて、本当に良かった。
「それで、髪を切ろうと思ったんだよー」
ひと房分で構わないのだ。
「動物の毛とかじゃダメなのか?」
ハイチが提案する。
「毛の長い動物を知ってたりする?」
「知ってはいるけど、なあ」
私以外のみんなが顔を見合わせて、複雑そうな顔をしている。
「ターハンさんなら捕まえられるんじゃない?」
待って、待って。
「別に危険なら動物の毛じゃなくて構わないんだよ。私の髪もそれなりにコシがあるし!」
筆のない世界で筆を使いたいと思うなんて、私のただのワガママだし。
「だって勿体ないじゃない。シャシーの髪、まっすぐで綺麗なのに」
アニシャが私の髪を触りながら言う。
「私の髪はクルクルするから、縛らないと、だもん」
「でも、アニシャの髪もかわいいよ」
髪をクルクル巻くのだってストレートの私からしたら、すっごく羨ましいよ。
へへへ、と2人で笑いあっていたら、扉が開いた。
「ちょっとアニシャ、何セイロン店に入ってるのよ。何か粗相したら大変なことになるのよ!」
入ってきたのはアニシャのお姉ちゃんだ。なんか睨まれちゃった。
「ごめん、キレディ姉」
さっきまでの笑顔がしゅんとして、小さく手を振るとアニシャは外に出てしまった。
ハイチとテイラも慰めるように追いかける。
キレディもすぐに出て行くかと思いきや、私の椅子の脇に立った。
「私、脈眼を持ってるのよ」
脈眼とは炭鉱内で石の出る道を見ることのできる力だ。
きっと彼女は洗礼で脈眼をいただいたのだろう。
キレディは口を引き縛って私を見下ろした。
「私の方がふさわしいもの。あなたより役に立てるわ」
ん?
んー?
役に立てる、だと?
……おおお!これはもしかして、嫉妬!!
私、向こうでもこんな風に嫉妬されたこととかないよ。新鮮!!
でも、ターゲットは誰だろ。聞いちゃう?
「えっと、好きな人のお話ですか?」
ちょっと直接表現過ぎたかな?
中学生が恋バナしてるって感じで突っ込んでしまった。
「そ、そんな話をしてないでしょう!?」
キレディの顔が真っ赤になっている。わー、かわゆいー。
でも、誰のことを好きなのかなー。
「私の知っている人ですか?」
キレディがますます真っ赤になる。
「だ、誰でもいいでしょう!?」
声がひっくり返っちゃってるよ、かわいいなあ。
「ふふ、羨ましいです」
私はこの世界で同じ年くらいに見える子にはときめかないし、そもそもこの町ではお荷物にしかならない。
恋愛対象には見てもらえないってわかってるのに、恋なんてするわけないじゃん。
「何よ。いいなって思う人、1人くらいいるでしょう?」
「それがいないのよね」
その言葉に、キレディがまじまじと食い入るようにみつめてきた。
「この店、結構ないい男の人達がくるでしょう?」
確かに。
このお店は高級店に振り分けられるからか、訪ねてくるお客様は身なりのいい人が多い。
けど私と見た目年齢が近い子は弟ぐらいにしか思えないし、上の人もなんか価値観が合わなさそうで対象にはならない。
だって私、向こうでは自由を許されていた女子高生だったわけだし。
こっちって仕事とか選ぶのも自由にならないんだよ?価値観が合わない確率は非常に高いと思っている。
ていうか、なんかこんな風にグイグイこられると恥ずかしいんだけど。
ああ、でもなんとなくわかったかも。
「私、キレディさんのこと応援する」
ん、ハイチかテイラな気がしてきたもん。
私の周りによくいる2人。
品があってお金に余裕のありそうなテイラとなんでもやれちゃうハイチ。
同世代からはかっこよく見えるよね。私にとってはかわいい弟分って感じになっちゃうけど。
「もう!そんなこと言われたら、あなたを牽制しに来た私がバカみたいじゃない!」
「牽制しに来たの?なんで?」
私なんて誰からも必要とされないから、この世界にいる以上一生結婚できないよ、多分。
「ああ、もういいわ!これ、欲しかったんでしよ。あげる!」
プルプルしていたキレディは言うが早いか、机の上のナイフをパッととると、握りこぶしくらいの髪をバサッと切って置いて行ってしまった。
「ちょっ!」
ああ、もういない!
嵐のようにやって来て嵐のように去ってしまった。
「どうしよう、これ」
なんか怖くて無駄にできないよ。キレディ姉さん男前過ぎるよ。
それに、結局キレディの好きな人はどっちなのよ~。
「はああ、もういいや。有難いと思ってこれで作ろう」
筆は欲しいんだし。
ちょっと太いくらいの塊を作って糸でぎゅっと縛っていく。
まとまったらハサミで先を整えて、ああ手頃な棒が欲しい。
「何をうんうん言ってるんだ」
「あ、お父さん」
背中にいくつかの袋が入ったカバンを背負って、お父さんが2階から降りてきた。
森に戻るのかな?
「棒が欲しいな、と思って」
「棒?ハイチに頼んでおけ。その辺りに落ちてるだろう」
お父さんが小さい子を見る目で見てくる。
違うんだよ~。棒遊びをしたいんじゃないんだよー。
「本当は中が空洞になってて、これをスポッとはめれたら最高なんだけど」
そうするとノリみたいのもいるかな?
2本の棒で挟んだ物を紐でくくって使ってもいいかあ。角は削ればいいし。
私はお父さんにキレディの髪で作った筆先を手の平にのせて見せた。
「なんだ、実の転がしか?……違うな」
「実の転がし?」
お父さんは筆先もどきをクルクルと見て「わかった」と言った。
「この間からシャシーが言っていた物か、ふむ。実の転がしと中が空洞の棒、だな。それならわかる。2日待ってろ」
私の頭をポンポンと叩くと、扉から出て行ってしまった。
私のお父さん、かっこよすぎじゃない?
なんだかトキメイた!
「行ってらっしゃい!」
慌てて大きな声でお見送りしたけど、聞こえたかな。
すみません
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汚れてもいい服、よし。
得たものをまとめておく懐紙、よし。
ナイフ、よし。
準備OK、やるぞ~。
気合を入れた私は、首根の辺りにナイフをかざすと深く息をした。
「って、ちょっと待て~!」
「ど、どうしたんだ。シャシー」
いきなり部屋に入ってきたハイチとテイラが、私の手からナイフを取り上げる。
滅多なことではお店に入ってこないアニシャまで一緒だ。
「やっぱり、ずっとお店にこもりっぱなしなのが悪いのよ」
え?え?
「みんな、どうしたの?」
なんだかものすごく非難されているのはわかるんだけれど、何がいけなかったの?
「どうしたの?じゃないよ、シャシー」
「そうよ。こんなに大切にされてるのに、なんで死んじゃおうなんて思ったのよ」
「なんだか深刻な顔をしてるから、窓から様子をみていたら急にナイフを持って。……驚いたぞ」
って、え?死んじゃう?え、違う違う違う!
「私、髪を切りたかっただけだから!」
勘違いされている理由がわかって、慌てて否定した。
「髪?」
ハイチが首を傾ける。
「切らないといけない長さじゃなくない?」
アニシャも首を傾ける。
「もう少し長い方が色っぽ……ご、ごほ、洗礼も近いし、まとめやすいんじゃないのかな」
テイラだけ、なんか近い。
「えっと私『筆』が欲しいなと思ったんだけど、店主さんに聞いてもお父さんに聞いても知らないらしくて、ないなら作ってみようかなって」
馬のしっぽとか聞いてみたけれど、『馬』が伝わらなかったのよね。ほかに毛並みの長い動物の名前も知らないし。
「筆って?」
テイラが近くに椅子を運んでくると、前のめりで聞いてくる。
「こういう髪の毛みたいなのをまとめて、インクに浸して字を書く道具なんだけど、見たことない?」
髪を一房つかみ、ふよふよと振る。
「見たことないなあ」
「あれじゃない?壁に色をぬるやつ。刷毛?字を書くには大きそうだけど」
アニシャが思い出したように手をたたく。
「刷毛ならどっかにあったな。ちょっと倉庫を見てくるよ」
ハイチが倉庫から探してきた刷毛をみせてもらうと、たしかに大きい。私の顔より大きいね。
それに「硬い」。
「まあ、髪に比べたら硬いよな」
毛の部分を机に押してみても、曲がりもしない。
「これ、壁に色を塗れるの?壁に傷ついたりしない?」
「壁の傷なんて気にするやつなんていないよな」
ね~、とアニシャとテイラが頷き合った。
そうか。壁に傷がついても気にならないのか。
「まあ刷毛も壁材用のインクに触れると柔らかくなるらしいけど、紙に字を書くインクとは違うからなあ。これを書きもの用のインクにつけてもガッチガチのままだろうな」
おお、お兄ちゃんは博識です。
「てことは、これで紙に書いたら紙は破けちまうな」
そりゃまあそうだと話がようやくまとまった。
私が自殺しようとしたわけじゃないってわかってもらえて、本当に良かった。
「それで、髪を切ろうと思ったんだよー」
ひと房分で構わないのだ。
「動物の毛とかじゃダメなのか?」
ハイチが提案する。
「毛の長い動物を知ってたりする?」
「知ってはいるけど、なあ」
私以外のみんなが顔を見合わせて、複雑そうな顔をしている。
「ターハンさんなら捕まえられるんじゃない?」
待って、待って。
「別に危険なら動物の毛じゃなくて構わないんだよ。私の髪もそれなりにコシがあるし!」
筆のない世界で筆を使いたいと思うなんて、私のただのワガママだし。
「だって勿体ないじゃない。シャシーの髪、まっすぐで綺麗なのに」
アニシャが私の髪を触りながら言う。
「私の髪はクルクルするから、縛らないと、だもん」
「でも、アニシャの髪もかわいいよ」
髪をクルクル巻くのだってストレートの私からしたら、すっごく羨ましいよ。
へへへ、と2人で笑いあっていたら、扉が開いた。
「ちょっとアニシャ、何セイロン店に入ってるのよ。何か粗相したら大変なことになるのよ!」
入ってきたのはアニシャのお姉ちゃんだ。なんか睨まれちゃった。
「ごめん、キレディ姉」
さっきまでの笑顔がしゅんとして、小さく手を振るとアニシャは外に出てしまった。
ハイチとテイラも慰めるように追いかける。
キレディもすぐに出て行くかと思いきや、私の椅子の脇に立った。
「私、脈眼を持ってるのよ」
脈眼とは炭鉱内で石の出る道を見ることのできる力だ。
きっと彼女は洗礼で脈眼をいただいたのだろう。
キレディは口を引き縛って私を見下ろした。
「私の方がふさわしいもの。あなたより役に立てるわ」
ん?
んー?
役に立てる、だと?
……おおお!これはもしかして、嫉妬!!
私、向こうでもこんな風に嫉妬されたこととかないよ。新鮮!!
でも、ターゲットは誰だろ。聞いちゃう?
「えっと、好きな人のお話ですか?」
ちょっと直接表現過ぎたかな?
中学生が恋バナしてるって感じで突っ込んでしまった。
「そ、そんな話をしてないでしょう!?」
キレディの顔が真っ赤になっている。わー、かわゆいー。
でも、誰のことを好きなのかなー。
「私の知っている人ですか?」
キレディがますます真っ赤になる。
「だ、誰でもいいでしょう!?」
声がひっくり返っちゃってるよ、かわいいなあ。
「ふふ、羨ましいです」
私はこの世界で同じ年くらいに見える子にはときめかないし、そもそもこの町ではお荷物にしかならない。
恋愛対象には見てもらえないってわかってるのに、恋なんてするわけないじゃん。
「何よ。いいなって思う人、1人くらいいるでしょう?」
「それがいないのよね」
その言葉に、キレディがまじまじと食い入るようにみつめてきた。
「この店、結構ないい男の人達がくるでしょう?」
確かに。
このお店は高級店に振り分けられるからか、訪ねてくるお客様は身なりのいい人が多い。
けど私と見た目年齢が近い子は弟ぐらいにしか思えないし、上の人もなんか価値観が合わなさそうで対象にはならない。
だって私、向こうでは自由を許されていた女子高生だったわけだし。
こっちって仕事とか選ぶのも自由にならないんだよ?価値観が合わない確率は非常に高いと思っている。
ていうか、なんかこんな風にグイグイこられると恥ずかしいんだけど。
ああ、でもなんとなくわかったかも。
「私、キレディさんのこと応援する」
ん、ハイチかテイラな気がしてきたもん。
私の周りによくいる2人。
品があってお金に余裕のありそうなテイラとなんでもやれちゃうハイチ。
同世代からはかっこよく見えるよね。私にとってはかわいい弟分って感じになっちゃうけど。
「もう!そんなこと言われたら、あなたを牽制しに来た私がバカみたいじゃない!」
「牽制しに来たの?なんで?」
私なんて誰からも必要とされないから、この世界にいる以上一生結婚できないよ、多分。
「ああ、もういいわ!これ、欲しかったんでしよ。あげる!」
プルプルしていたキレディは言うが早いか、机の上のナイフをパッととると、握りこぶしくらいの髪をバサッと切って置いて行ってしまった。
「ちょっ!」
ああ、もういない!
嵐のようにやって来て嵐のように去ってしまった。
「どうしよう、これ」
なんか怖くて無駄にできないよ。キレディ姉さん男前過ぎるよ。
それに、結局キレディの好きな人はどっちなのよ~。
「はああ、もういいや。有難いと思ってこれで作ろう」
筆は欲しいんだし。
ちょっと太いくらいの塊を作って糸でぎゅっと縛っていく。
まとまったらハサミで先を整えて、ああ手頃な棒が欲しい。
「何をうんうん言ってるんだ」
「あ、お父さん」
背中にいくつかの袋が入ったカバンを背負って、お父さんが2階から降りてきた。
森に戻るのかな?
「棒が欲しいな、と思って」
「棒?ハイチに頼んでおけ。その辺りに落ちてるだろう」
お父さんが小さい子を見る目で見てくる。
違うんだよ~。棒遊びをしたいんじゃないんだよー。
「本当は中が空洞になってて、これをスポッとはめれたら最高なんだけど」
そうするとノリみたいのもいるかな?
2本の棒で挟んだ物を紐でくくって使ってもいいかあ。角は削ればいいし。
私はお父さんにキレディの髪で作った筆先を手の平にのせて見せた。
「なんだ、実の転がしか?……違うな」
「実の転がし?」
お父さんは筆先もどきをクルクルと見て「わかった」と言った。
「この間からシャシーが言っていた物か、ふむ。実の転がしと中が空洞の棒、だな。それならわかる。2日待ってろ」
私の頭をポンポンと叩くと、扉から出て行ってしまった。
私のお父さん、かっこよすぎじゃない?
なんだかトキメイた!
「行ってらっしゃい!」
慌てて大きな声でお見送りしたけど、聞こえたかな。
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