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19 プレゼント
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俺は朝食を食べ終えた後、また部屋へと戻ってきた。
すると、案の定いつもの様に扉がノックされ、メイが入って来た。
「失礼します。
ライラお嬢様、あの後ご気分はいかがでしたか?」
メイはおずおずとそう尋ねてくる。
「ああ、心配かけてごめんな。
本当にもう大丈夫だから」
俺がそういつもの様に答えると、メイはホッとした様に胸を撫で下ろしていた。
「それは良かったです。
それでは、今日の予定はどうされますか?」
「ああ、ちょっくら街に買い物行ってくるわ」
メイにそう答えると、メイは少し寂しそうににっこりと微笑んだ。
「そうですか。かしこまりました」
しかし、そんなメイの表情に俺が気づく事はなかった。
「さて、と。
何がいいかなー?」
買い物といえば本来ゲームでなら王室付近にあるショップでするのだが、そこで買えるのは栄養ドリンクだったりおまけ要素のドレスの着せ替えだったりと、要するに自分が使うアイテムを買えるのがショップである。
しかし俺は今回メイへのプレゼントが欲しいので、敢えて街の方へとやって来た。
前にも街に何回か来た事はあるのだが、この街には割と色々なお店が揃っているのだ。
「やっぱり日頃の感謝を込めて洋服やアクセサリーとか?
それともお菓子とかの方が無難か?
うーん、女子にろくにプレゼントなんてした事ないから、いまいち相場が分からん……」
「お困りですかお嬢様?」
メイにどんなプレゼントをしようかと街を歩きながら悩んでいると、後ろから聞き覚えのある声で話しかけられた。
「ウ、ウィリアムさん!?」
俺は完全に買い物を1人でするモードだった為に、そう言えばキャラクターと遭遇する事をすっかり忘れていた。
それに、本来街に行けばウィリアムに会う確率が高いのだから、会うのは当然と言えば当然なのだけれど。
「ははっ、やっと晴れてる日に会えたね。
これで雨男の汚名は返上出来たかな?」
「そ、そうですね」
びっくりしつつも何とか普通に返事を返す。
しかしどうしたものか。
メイへのプレゼントの為に来たのに、ここでウィリアムを呑気に攻略している場合でもないし、それに前回の俺の頑張りで好感度もまずまずな筈だから、今回はウィリアムには悪いけど早めに退散するか。
「あの、私今日用事がありまして……」
「用事? そっかぁ……。
因みに、どんな用事なんだい?
言いたくなければ別に良いんだけど」
俺はそう訊かれて素直に答える。
「ちょっと、いつもお世話になってる人にお礼のプレゼントを買いに来たんです」
「ああ、それでキョロキョロと辺りを見回してたんだね。
それさ、お邪魔にならないなら俺もご一緒しても良いかな?」
おっと、どうやらウィリアムの好感度が大分高いのか、普通に誘われてしまった。
「ええと、でも女の子にあげるものなので、男のウィリアムさんに意見を聞くのはちょっと……」
さりげなく断ろうとすると、ウィリアムはそれならと更に提案してきた。
「俺、姉と妹がいるから、女の子のプレゼント選びなら任せてくれないかい?」
「え? 本当に!?」
マジか、ウィリアムに女兄弟がいたのは知らなかった。
しかし、それなら逆に頼りになるかもしれない。
俺じゃあどんなものがいいのか見当がつかないので寧ろありがたいくらいだ。
「でも良かった。君のお礼の相手が女の子で」
「え?」
ウィリアムはニコリと笑いながらそう言ってきた。
「もし男の人なら、ちょっと妬けちゃったかも、なんてね」
どうやら前回の背中を流したおかげでウィリアムの好感度はうなぎのぼりだった様である。
「そ、そう、なの?」
しかしこうもストレートに言われるとこちらの方がどう答えればいいのか反応に困る。
「それはそうと、どのくらいの年齢の人へのプレゼントだい?
女の子という事は、10代くらいかな?」
「え? ああ、16~18くらいだと思うけど……」
そういえば、メイの年齢なんて知らないなぁ。
まあ元々モブのメイドなんだから、そんなの気にした事もなかったけど。
しかし何だかそう思うと、俺はメイの事何にも知らないんだよなぁ。
モブでも、何でメイドなのかとかきっかけくらいあるのだろうか?
「10代後半なら、無難にお菓子の方がいいかもね。
化粧をするなら化粧セットでも良いけど、本人の使う化粧品が分からないと選ぶのが難しいし……もしくはネックレスやブレスレットとか付けてる子ならそれも良いかもね」
ウィリアムは割と具体的な案を出してくれた。
因みに俺にもリアルに妹が居るはずなのに、こんなにもウィリアムの方が慣れているのはやはり女の子へこれまで何度かプレゼントを贈ったりしていたのだろうか。
これが経験の差という奴かもしれない。
「成る程ね……因みに服とかは?」
「服だと、その人の好みやセンスにも寄るから、その人の事を良く知っているんだったら良いかもしれないね」
「そっか……」
メイの好きそうな物って何だろう……?
「兎に角、色々お店を見て回ろうか?」
「そうね」
ウィリアムにそう言われて俺達は2人でお店を色々と見て回る事にした。
それから4軒目くらいのお店で俺は気になるものを見つけた。
「あ、あのアクセサリー、ちょっといいかも……」
「良いものがあったかい?」
それは三日月に小さなダイヤの様な飾りがついたシンプルなネックレスだった。
メイは普通にしてても十分に可愛いから、こういうシンプルな物が似合いそうだな……。
「でも、似合うかなと思っても本人が好きかどうか分からないな……」
「本人の趣味が分からないなら、思い切って自分が相手につけて欲しいと思ったものでも俺は良いと思うよ?
結局プレゼントって気持ちの問題だしね」
「気持ち、か……よし、決めた」
こうして、俺は何とかメイのプレゼントを買う事が出来た。
「あの、ウィリアムさん、プレゼント選びありがとうございました」
それからプレゼントを買った俺はウィリアムに礼を言う。
今回は割と助言に助けられたし、1人だとマジで選べたかどうかすら怪しかった。
「いやいや、俺の方こそ、一緒に選べて楽しかったよ。
それと、これを君に」
ウィリアムはそうニコリと微笑んだ後、俺に小さな小包みをくれた。
「え? これは?」
「今日一緒に居て楽しかったからそのお礼だよ。
気に入ってくれたら嬉しいな」
貰った小包みを開けてみると、中からハートの飾りのネックレスが入っていた。
「い、いつの間に買ってたの?」
「ライラお嬢様がプレゼントを買いに会計に行った時に。
俺もまだライラお嬢様の好みは分からないから、俺が付けて欲しい物を選んだんだ。
受け取ってくれるかい?」
まあ、これで流石に受け取らないなんて事は出来ないだろう。
「ありがとう。何だか付き合ってもらったのに悪いわね」
「ううん。俺が付き合いたかったから良いんだよ。
それにデートみたいで楽しかったし」
ウィリアムは爽やかな笑顔の後で、俺の手を取って手の甲にキスされた。
「……えっ!?」
その動きがあまりにもスマート過ぎて何をされたのか一瞬判断が遅れてしまった。
「ふふ、それじゃあまたね!」
そしてウィリアムは顔を少し赤らめつつも爽やかに手を振って去っていった。
「おいおい、マジかー……」
この間はルイにほっぺにちゅうされて、その次にレオにおでこにキスされて、今度はウィリアムに手の甲に口付けされるとは……。
「……はぁ、なんかしんどくなってきた」
何で俺はイケメンからモテなくちゃいけないのだ。
しかし、これも生きて現実に戻る為。
「寧ろここまでして戻れなかったら逆にきつい……ん?」
トボトボと帰り道を歩いている最中、俺はとある物を見つけた。
「うーん……よし!」
それから俺はその店に入っていった。
すると、案の定いつもの様に扉がノックされ、メイが入って来た。
「失礼します。
ライラお嬢様、あの後ご気分はいかがでしたか?」
メイはおずおずとそう尋ねてくる。
「ああ、心配かけてごめんな。
本当にもう大丈夫だから」
俺がそういつもの様に答えると、メイはホッとした様に胸を撫で下ろしていた。
「それは良かったです。
それでは、今日の予定はどうされますか?」
「ああ、ちょっくら街に買い物行ってくるわ」
メイにそう答えると、メイは少し寂しそうににっこりと微笑んだ。
「そうですか。かしこまりました」
しかし、そんなメイの表情に俺が気づく事はなかった。
「さて、と。
何がいいかなー?」
買い物といえば本来ゲームでなら王室付近にあるショップでするのだが、そこで買えるのは栄養ドリンクだったりおまけ要素のドレスの着せ替えだったりと、要するに自分が使うアイテムを買えるのがショップである。
しかし俺は今回メイへのプレゼントが欲しいので、敢えて街の方へとやって来た。
前にも街に何回か来た事はあるのだが、この街には割と色々なお店が揃っているのだ。
「やっぱり日頃の感謝を込めて洋服やアクセサリーとか?
それともお菓子とかの方が無難か?
うーん、女子にろくにプレゼントなんてした事ないから、いまいち相場が分からん……」
「お困りですかお嬢様?」
メイにどんなプレゼントをしようかと街を歩きながら悩んでいると、後ろから聞き覚えのある声で話しかけられた。
「ウ、ウィリアムさん!?」
俺は完全に買い物を1人でするモードだった為に、そう言えばキャラクターと遭遇する事をすっかり忘れていた。
それに、本来街に行けばウィリアムに会う確率が高いのだから、会うのは当然と言えば当然なのだけれど。
「ははっ、やっと晴れてる日に会えたね。
これで雨男の汚名は返上出来たかな?」
「そ、そうですね」
びっくりしつつも何とか普通に返事を返す。
しかしどうしたものか。
メイへのプレゼントの為に来たのに、ここでウィリアムを呑気に攻略している場合でもないし、それに前回の俺の頑張りで好感度もまずまずな筈だから、今回はウィリアムには悪いけど早めに退散するか。
「あの、私今日用事がありまして……」
「用事? そっかぁ……。
因みに、どんな用事なんだい?
言いたくなければ別に良いんだけど」
俺はそう訊かれて素直に答える。
「ちょっと、いつもお世話になってる人にお礼のプレゼントを買いに来たんです」
「ああ、それでキョロキョロと辺りを見回してたんだね。
それさ、お邪魔にならないなら俺もご一緒しても良いかな?」
おっと、どうやらウィリアムの好感度が大分高いのか、普通に誘われてしまった。
「ええと、でも女の子にあげるものなので、男のウィリアムさんに意見を聞くのはちょっと……」
さりげなく断ろうとすると、ウィリアムはそれならと更に提案してきた。
「俺、姉と妹がいるから、女の子のプレゼント選びなら任せてくれないかい?」
「え? 本当に!?」
マジか、ウィリアムに女兄弟がいたのは知らなかった。
しかし、それなら逆に頼りになるかもしれない。
俺じゃあどんなものがいいのか見当がつかないので寧ろありがたいくらいだ。
「でも良かった。君のお礼の相手が女の子で」
「え?」
ウィリアムはニコリと笑いながらそう言ってきた。
「もし男の人なら、ちょっと妬けちゃったかも、なんてね」
どうやら前回の背中を流したおかげでウィリアムの好感度はうなぎのぼりだった様である。
「そ、そう、なの?」
しかしこうもストレートに言われるとこちらの方がどう答えればいいのか反応に困る。
「それはそうと、どのくらいの年齢の人へのプレゼントだい?
女の子という事は、10代くらいかな?」
「え? ああ、16~18くらいだと思うけど……」
そういえば、メイの年齢なんて知らないなぁ。
まあ元々モブのメイドなんだから、そんなの気にした事もなかったけど。
しかし何だかそう思うと、俺はメイの事何にも知らないんだよなぁ。
モブでも、何でメイドなのかとかきっかけくらいあるのだろうか?
「10代後半なら、無難にお菓子の方がいいかもね。
化粧をするなら化粧セットでも良いけど、本人の使う化粧品が分からないと選ぶのが難しいし……もしくはネックレスやブレスレットとか付けてる子ならそれも良いかもね」
ウィリアムは割と具体的な案を出してくれた。
因みに俺にもリアルに妹が居るはずなのに、こんなにもウィリアムの方が慣れているのはやはり女の子へこれまで何度かプレゼントを贈ったりしていたのだろうか。
これが経験の差という奴かもしれない。
「成る程ね……因みに服とかは?」
「服だと、その人の好みやセンスにも寄るから、その人の事を良く知っているんだったら良いかもしれないね」
「そっか……」
メイの好きそうな物って何だろう……?
「兎に角、色々お店を見て回ろうか?」
「そうね」
ウィリアムにそう言われて俺達は2人でお店を色々と見て回る事にした。
それから4軒目くらいのお店で俺は気になるものを見つけた。
「あ、あのアクセサリー、ちょっといいかも……」
「良いものがあったかい?」
それは三日月に小さなダイヤの様な飾りがついたシンプルなネックレスだった。
メイは普通にしてても十分に可愛いから、こういうシンプルな物が似合いそうだな……。
「でも、似合うかなと思っても本人が好きかどうか分からないな……」
「本人の趣味が分からないなら、思い切って自分が相手につけて欲しいと思ったものでも俺は良いと思うよ?
結局プレゼントって気持ちの問題だしね」
「気持ち、か……よし、決めた」
こうして、俺は何とかメイのプレゼントを買う事が出来た。
「あの、ウィリアムさん、プレゼント選びありがとうございました」
それからプレゼントを買った俺はウィリアムに礼を言う。
今回は割と助言に助けられたし、1人だとマジで選べたかどうかすら怪しかった。
「いやいや、俺の方こそ、一緒に選べて楽しかったよ。
それと、これを君に」
ウィリアムはそうニコリと微笑んだ後、俺に小さな小包みをくれた。
「え? これは?」
「今日一緒に居て楽しかったからそのお礼だよ。
気に入ってくれたら嬉しいな」
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俺もまだライラお嬢様の好みは分からないから、俺が付けて欲しい物を選んだんだ。
受け取ってくれるかい?」
まあ、これで流石に受け取らないなんて事は出来ないだろう。
「ありがとう。何だか付き合ってもらったのに悪いわね」
「ううん。俺が付き合いたかったから良いんだよ。
それにデートみたいで楽しかったし」
ウィリアムは爽やかな笑顔の後で、俺の手を取って手の甲にキスされた。
「……えっ!?」
その動きがあまりにもスマート過ぎて何をされたのか一瞬判断が遅れてしまった。
「ふふ、それじゃあまたね!」
そしてウィリアムは顔を少し赤らめつつも爽やかに手を振って去っていった。
「おいおい、マジかー……」
この間はルイにほっぺにちゅうされて、その次にレオにおでこにキスされて、今度はウィリアムに手の甲に口付けされるとは……。
「……はぁ、なんかしんどくなってきた」
何で俺はイケメンからモテなくちゃいけないのだ。
しかし、これも生きて現実に戻る為。
「寧ろここまでして戻れなかったら逆にきつい……ん?」
トボトボと帰り道を歩いている最中、俺はとある物を見つけた。
「うーん……よし!」
それから俺はその店に入っていった。
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