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14 修羅場イベント
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「ふぅ、これで良し! っと」
俺は部屋に栄養ドリンクを置いて、バタンとベッドに倒れ込んだ。
「はあ~疲れた……」
しかし、こんな所でうかうかしていられない。
メイにあのメイドの事を訊きにいかなくては。
俺はもう一度ベッドから立ち上がり、メイの部屋へと向かう。
コンコンとノックして呼びかけた。
「メイ、いる?」
「あ、ライラお嬢様!?
ちょっと待ってくださいね!」
それから少しバタバタと音がしてガチャンとドアが開く。
「どうかされましたか?」
何やら慌てた様子でメイが現れた。
「ごめん、何か取り組み中だった?」
「ああいえ! そんな訳ではないですが!」
本人は否定しているが、この慌てっぷりは何かしてたのだろうと勘繰ってしまう。
まあ今は別にメイの事を探りに来た訳ではないし、メイも何やら忙しいのかもだし、手短に要件を訊く事にする。
「いや実はさ、前にルナがメイドに酷いことしていないか見ててやって欲しいって頼んだやつさ、あれどうなったのかちょっと気になって」
「ああ、それなんですが、実は……。
見てる限り、今の所特にルナお嬢様がメイドにきつく当たってる様には見えませんでした。
それどころか、和気あいあいと話していますし……」
やはりな。
まだあれから2日程しか経っていないから、調査不足かもしれないが、恐らくあのメイドの言っている事は嘘で、ルナの事を俺に虐めさせようと仕向けてたって訳だ。
恐らくあのメイドはルナの事を嫌っているが、かと言って自分から手を出せないからと俺を利用しようとしたのか。
中々に性悪女である。
「分かった、ありがとう。
一応大丈夫だとは思うんだけど、もう少し様子を見ててくれないか?」
もう調べても意味が無いのかもしれないが、もしかしたら何かあのメイドの尻尾が掴めるかもしれないのでそのままメイに見張りをお願いする。
「分かりました! 何かありましたらすぐお知らせしますね!」
「よろしくな、じゃあ俺はこれで」
「え、もう行かれるのですか?」
俺が立ち去ろうとすると、メイに突然そんな事を言われた。
「え? もしかして俺に何か話でもあった?」
俺が訊き返すと、メイはまごまごとしながら喋り出す。
「あ、えっと……あの!
……ごめんなさい、やっぱり何でもないです!」
「え?」
「それではまた!」
すると、メイはバタンッと勢い良くドアを閉めた。
「……何だったんだ?」
ルナと言いメイと言い、何やら今日はみんな歯切れが悪いというか何というか。
「……まあいいか」
俺は気にしても仕方がないと諦めて部屋へと戻った。
それから翌日、その日は朝から土砂降りの雨が降っていた。
「確かこんなイベントあったな……」
いわゆる強制イベントというやつである。
このゲームは時たまこの様に強制イベントがランダムで起こったりもする。
この大雨のイベントは、つまるところ一回休み、みたいなものだ。
つまり、今日一日どこにも行けないのである。
「はぁ~。ただでさえ行動回数が限られてるってのに、ついてねぇ」
俺は窓に勢い良く降り注ぐ雨を眺めながら1人呟く。
「おはようございます。ライラお嬢様。
今日はあいにくの天気なので外出は控えて下さいね」
「分かったよ……」
いつもの様にメイがやって来てそう告げられる。
こんなランダムに起こる不幸イベントまでちゃっかり再現されてるなんて、この世界も大分凄いよなとも思う。
「あ、今日は紅茶ではなくてウーロン茶にしてみました!」
メイはニコニコとウーロン茶をティーカップに注ぐ。
「あ、本当に変えてくれたんだ、ありがとう」
俺が礼を言うと、メイは照れた様にはにかむ。
相変わらず可愛い。
それからいつもの如く朝食を済ませて、俺は部屋でごろごろする。
やる事がない。
この大雨イベントの唯一のメリットは体力が回復するという事なのだが、今の俺は栄養ドリンクを持っている為あまりそのメリットは魅力的ではない。
「はぁ、暇……」
折角だし、メイのところにでも行ってマナー講習でも受けようかな?
でも俺ももう1週間程ここに居て、大分こなれてきたとは思う。
ぶっちゃけ、もう習う事はあまりなさそうだ。
それに、俺と違ってメイはこの屋敷のメイドなのだから、雨とは言っても仕事があるはずだ。
そんな仕事の時間を割いてまで俺に付き合わせるのもなんだか悪い。
「ん~~。
まあ、折角だし少しこのゲームの進行具合を振り返ってみるか」
俺はこの屋敷に来てからの事を思い出す。
まず初めに会ったのはマウント大好きアラン王子。
今の所2回会っている。
そして2回とも恐らく好感度を上げるのに失敗している。
この国の王子でもあるし、攻略まではしなくてもある程度仲良くはしなくてはならないのだが、前途多難である。
続いてツンデレ幼馴染のジャック。
今の所こいつも2回会っている。
前回少しだけ恩を売れたと思うが、それでも俺への好感度はまだマイナスだろう。
こいつはどうせルナしか見ていないし、攻略する気もないから今後スルーしていく。
それから爽やかイケメンのウィリアム。
そう言えばまだ1回しか会えていない。
ゲームでは割と会いやすく、性格も良いため攻略もしやすかったのに、まさかこちらの世界に来てから全然攻略出来ていないとは。
しかしまだ期間は残されているし、初対面での掴みは悪くなかったはずだからまだチャンスはある。
そしてショタっ子のルイ。
こちらも2回会っているが、好感度は恐らく普通だろう。可愛く見えてほっぺにチュウしてくるマセ餓鬼であることが前回判明したくらいか。
正直俺が恋愛対象として1番見れないというのが難点か。
そして最後に隠れキャラのレオ。
こいつはゲーム内では最悪一度も出会わない事があるというのに今の所2回も遭遇している。ここはかなり運が良い。
しかもライラの婚約者でもある。何事もなければ結婚ルートなのだが、いかんせん寡黙なクールキャラだから何を考えてるからいまいち読めない。
ただ前回は奇跡的に良く話しかけてくれたし、案外好感度は良いのかもしれない。
ゲームだとこの辺りで一旦攻略する相手を絞った方がいいタイミングである。
さて、誰を1番に優先して攻略するか。
やはり難易度の低いルイが良いだろう。
幼い事と男という事に目を瞑れば、1番可愛いキャラでもあるし。
そして次点がウィリアムかレオか。
正直迷うな。ゲームならウィリアムと言いたいところだが、この世界ではウィリアムよりレオの方が会いやすいのかもしれない。
そうなるとレオの方が必然的に攻略しやすくなる。
「まあぶっちゃけもうちょい様子見でもいいかもだけど、さっさと決定打が欲しいよな」
俺が一人で考え込んでいると、ドアがノックされた。
「ライラお嬢様、お客様がお見えです」
「へ? 客?」
メイに連れられて俺は客間へと向かう。
大雨の時に来客なんてイベント、ゲームではなかったのだが。
「よおライラお嬢様」
「ア、アラン王子?」
俺は予想だにしなかった来客に驚く。
何でマウント王子がここに!?
しかも、ルナの姿がない。何故だ?
「えーと、ルナも呼んできますね?」
俺はなるべくこの王子と2人きりでは話したくなかった為、間にルナを入れようと即座にルナを呼びに向かおうとしたのだが、腕を引っ張られて止められてしまった。
それからグイッと引き寄せられて軽く抱きしめられる様な体勢になる。
「俺様はルナお嬢様じゃなくてお前に話があって来たんだが?」
アラン王子は俺の耳元でそう囁く。
俺は全身に鳥肌が立った。
やばい、今すぐ逃げたい。
というかイケメンだから許されてるけどこんな事一般人がやったら死刑もんだろ。
「用とは一体何ですか?」
俺は全力で顔を逸らしつつアラン王子から距離を置こうと必死で体を押し返す。
押してみて分かるが、アラン王子は体を鍛えているらしく中々に素晴らしい胸筋だ。
正直羨ましい。俺もこんな風にルックスや筋力があれば女子からモテただろうに。
何だか本来の自分の姿を思い出して悲しくなってきた。
「ふん、前にお前、人前で近付くのは恥じらっていたからな。
だから今回はお前に配慮して屋敷に来てやったんだ」
こいつ何を言ってるんだ?
何の配慮なのか分からんし、屋敷に来て欲しいなんて一言も言ってないんだが?
俺は頭が痛くなってきた。
「あの、つまり用件は何ですか?」
「そりゃあ勿論、お前のハートを盗みに来たんだよ」
あ、こいつ本格的に何言ってるか全然分かんねえ。
何がハートを盗みに来ただ。
そんなセリフが許されるのはル◯ン3世くらいだろ。
というか何で俺?
普通ここは正規ヒロインのルナの筈だろ?
俺は本気で訳が分からずに悩む。
すると、奥の扉の方から何やら騒がしい声が聞こえてきた。
「今は先に別の来客者が……」
「それは誰?」
「ですので少々お待ちを……あっ!」
何事だろうと扉を見ていたら、扉が勢い良く開いた。
「! ライラ、それ誰?」
「あー? そっちこそ誰だ?」
「レ、レオ!?」
何と、扉からレオが現れたのだ。
俺は部屋に栄養ドリンクを置いて、バタンとベッドに倒れ込んだ。
「はあ~疲れた……」
しかし、こんな所でうかうかしていられない。
メイにあのメイドの事を訊きにいかなくては。
俺はもう一度ベッドから立ち上がり、メイの部屋へと向かう。
コンコンとノックして呼びかけた。
「メイ、いる?」
「あ、ライラお嬢様!?
ちょっと待ってくださいね!」
それから少しバタバタと音がしてガチャンとドアが開く。
「どうかされましたか?」
何やら慌てた様子でメイが現れた。
「ごめん、何か取り組み中だった?」
「ああいえ! そんな訳ではないですが!」
本人は否定しているが、この慌てっぷりは何かしてたのだろうと勘繰ってしまう。
まあ今は別にメイの事を探りに来た訳ではないし、メイも何やら忙しいのかもだし、手短に要件を訊く事にする。
「いや実はさ、前にルナがメイドに酷いことしていないか見ててやって欲しいって頼んだやつさ、あれどうなったのかちょっと気になって」
「ああ、それなんですが、実は……。
見てる限り、今の所特にルナお嬢様がメイドにきつく当たってる様には見えませんでした。
それどころか、和気あいあいと話していますし……」
やはりな。
まだあれから2日程しか経っていないから、調査不足かもしれないが、恐らくあのメイドの言っている事は嘘で、ルナの事を俺に虐めさせようと仕向けてたって訳だ。
恐らくあのメイドはルナの事を嫌っているが、かと言って自分から手を出せないからと俺を利用しようとしたのか。
中々に性悪女である。
「分かった、ありがとう。
一応大丈夫だとは思うんだけど、もう少し様子を見ててくれないか?」
もう調べても意味が無いのかもしれないが、もしかしたら何かあのメイドの尻尾が掴めるかもしれないのでそのままメイに見張りをお願いする。
「分かりました! 何かありましたらすぐお知らせしますね!」
「よろしくな、じゃあ俺はこれで」
「え、もう行かれるのですか?」
俺が立ち去ろうとすると、メイに突然そんな事を言われた。
「え? もしかして俺に何か話でもあった?」
俺が訊き返すと、メイはまごまごとしながら喋り出す。
「あ、えっと……あの!
……ごめんなさい、やっぱり何でもないです!」
「え?」
「それではまた!」
すると、メイはバタンッと勢い良くドアを閉めた。
「……何だったんだ?」
ルナと言いメイと言い、何やら今日はみんな歯切れが悪いというか何というか。
「……まあいいか」
俺は気にしても仕方がないと諦めて部屋へと戻った。
それから翌日、その日は朝から土砂降りの雨が降っていた。
「確かこんなイベントあったな……」
いわゆる強制イベントというやつである。
このゲームは時たまこの様に強制イベントがランダムで起こったりもする。
この大雨のイベントは、つまるところ一回休み、みたいなものだ。
つまり、今日一日どこにも行けないのである。
「はぁ~。ただでさえ行動回数が限られてるってのに、ついてねぇ」
俺は窓に勢い良く降り注ぐ雨を眺めながら1人呟く。
「おはようございます。ライラお嬢様。
今日はあいにくの天気なので外出は控えて下さいね」
「分かったよ……」
いつもの様にメイがやって来てそう告げられる。
こんなランダムに起こる不幸イベントまでちゃっかり再現されてるなんて、この世界も大分凄いよなとも思う。
「あ、今日は紅茶ではなくてウーロン茶にしてみました!」
メイはニコニコとウーロン茶をティーカップに注ぐ。
「あ、本当に変えてくれたんだ、ありがとう」
俺が礼を言うと、メイは照れた様にはにかむ。
相変わらず可愛い。
それからいつもの如く朝食を済ませて、俺は部屋でごろごろする。
やる事がない。
この大雨イベントの唯一のメリットは体力が回復するという事なのだが、今の俺は栄養ドリンクを持っている為あまりそのメリットは魅力的ではない。
「はぁ、暇……」
折角だし、メイのところにでも行ってマナー講習でも受けようかな?
でも俺ももう1週間程ここに居て、大分こなれてきたとは思う。
ぶっちゃけ、もう習う事はあまりなさそうだ。
それに、俺と違ってメイはこの屋敷のメイドなのだから、雨とは言っても仕事があるはずだ。
そんな仕事の時間を割いてまで俺に付き合わせるのもなんだか悪い。
「ん~~。
まあ、折角だし少しこのゲームの進行具合を振り返ってみるか」
俺はこの屋敷に来てからの事を思い出す。
まず初めに会ったのはマウント大好きアラン王子。
今の所2回会っている。
そして2回とも恐らく好感度を上げるのに失敗している。
この国の王子でもあるし、攻略まではしなくてもある程度仲良くはしなくてはならないのだが、前途多難である。
続いてツンデレ幼馴染のジャック。
今の所こいつも2回会っている。
前回少しだけ恩を売れたと思うが、それでも俺への好感度はまだマイナスだろう。
こいつはどうせルナしか見ていないし、攻略する気もないから今後スルーしていく。
それから爽やかイケメンのウィリアム。
そう言えばまだ1回しか会えていない。
ゲームでは割と会いやすく、性格も良いため攻略もしやすかったのに、まさかこちらの世界に来てから全然攻略出来ていないとは。
しかしまだ期間は残されているし、初対面での掴みは悪くなかったはずだからまだチャンスはある。
そしてショタっ子のルイ。
こちらも2回会っているが、好感度は恐らく普通だろう。可愛く見えてほっぺにチュウしてくるマセ餓鬼であることが前回判明したくらいか。
正直俺が恋愛対象として1番見れないというのが難点か。
そして最後に隠れキャラのレオ。
こいつはゲーム内では最悪一度も出会わない事があるというのに今の所2回も遭遇している。ここはかなり運が良い。
しかもライラの婚約者でもある。何事もなければ結婚ルートなのだが、いかんせん寡黙なクールキャラだから何を考えてるからいまいち読めない。
ただ前回は奇跡的に良く話しかけてくれたし、案外好感度は良いのかもしれない。
ゲームだとこの辺りで一旦攻略する相手を絞った方がいいタイミングである。
さて、誰を1番に優先して攻略するか。
やはり難易度の低いルイが良いだろう。
幼い事と男という事に目を瞑れば、1番可愛いキャラでもあるし。
そして次点がウィリアムかレオか。
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そうなるとレオの方が必然的に攻略しやすくなる。
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俺が一人で考え込んでいると、ドアがノックされた。
「ライラお嬢様、お客様がお見えです」
「へ? 客?」
メイに連れられて俺は客間へと向かう。
大雨の時に来客なんてイベント、ゲームではなかったのだが。
「よおライラお嬢様」
「ア、アラン王子?」
俺は予想だにしなかった来客に驚く。
何でマウント王子がここに!?
しかも、ルナの姿がない。何故だ?
「えーと、ルナも呼んできますね?」
俺はなるべくこの王子と2人きりでは話したくなかった為、間にルナを入れようと即座にルナを呼びに向かおうとしたのだが、腕を引っ張られて止められてしまった。
それからグイッと引き寄せられて軽く抱きしめられる様な体勢になる。
「俺様はルナお嬢様じゃなくてお前に話があって来たんだが?」
アラン王子は俺の耳元でそう囁く。
俺は全身に鳥肌が立った。
やばい、今すぐ逃げたい。
というかイケメンだから許されてるけどこんな事一般人がやったら死刑もんだろ。
「用とは一体何ですか?」
俺は全力で顔を逸らしつつアラン王子から距離を置こうと必死で体を押し返す。
押してみて分かるが、アラン王子は体を鍛えているらしく中々に素晴らしい胸筋だ。
正直羨ましい。俺もこんな風にルックスや筋力があれば女子からモテただろうに。
何だか本来の自分の姿を思い出して悲しくなってきた。
「ふん、前にお前、人前で近付くのは恥じらっていたからな。
だから今回はお前に配慮して屋敷に来てやったんだ」
こいつ何を言ってるんだ?
何の配慮なのか分からんし、屋敷に来て欲しいなんて一言も言ってないんだが?
俺は頭が痛くなってきた。
「あの、つまり用件は何ですか?」
「そりゃあ勿論、お前のハートを盗みに来たんだよ」
あ、こいつ本格的に何言ってるか全然分かんねえ。
何がハートを盗みに来ただ。
そんなセリフが許されるのはル◯ン3世くらいだろ。
というか何で俺?
普通ここは正規ヒロインのルナの筈だろ?
俺は本気で訳が分からずに悩む。
すると、奥の扉の方から何やら騒がしい声が聞こえてきた。
「今は先に別の来客者が……」
「それは誰?」
「ですので少々お待ちを……あっ!」
何事だろうと扉を見ていたら、扉が勢い良く開いた。
「! ライラ、それ誰?」
「あー? そっちこそ誰だ?」
「レ、レオ!?」
何と、扉からレオが現れたのだ。
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