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11 俺の決心
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昼飯を食べて、また一旦部屋に戻る。
すると、やはりいつもの様にメイがやってきた。
「失礼します、ライラお嬢様。
またお出かけでしょうか?」
メイがそう訊いてくる。
「そうだな……うーん」
しかしもう街には行けない。
午後にはもうルイは現れないし、もう一度ワンチャンレオに連続で会えるか、もしくは低確率のウィリアムに遭遇するか。
間違ってもアラン王子とジャックは避けたいのだが。
残された行動回数は大事に使わなくては。
「うーん……」
しかし、何だか身体がダルい。
「あの、ライラお嬢様、少し休まれた方がよろしいのでは?」
メイが心配そうな顔でこちらを見てくる。
「大丈夫大丈夫……あれ?」
「危ない!」
俺がよろけそうになった所を、メイが支えてくれた。
俺は咄嗟にメイから離れる。
「あ、ごめんごめん!
何かふらついちゃって……」
危ない、あのままメイが近くにいたらまた意識してしまう……!
「ライラお嬢様、お疲れの様ですから休んで下さい!」
「疲れるなんて、そんな」
いや待てよ、休む?
そういえば、このゲーム無駄に体力ゲージがあって、連続で外出すると徐々に体力が減るんだった。
確かショップで栄養ドリンクだかを買って使用するか休むかしないと体力ゲージは回復しなかった筈だ。
ゲームをプレイしていた時はガッツリ栄養ドリンク買い込んでいたから休むコマンドをほぼ使う事がなくてすっかり存在を忘れていた。
「心配させてごめん、ちゃんと休むよ」
今度外出する時ショップで栄養ドリンク箱買いしよう。
「是非そうして下さい。
くれぐれも無理はもうしないで下さいね?」
メイは少し不満げに言ってくる。
こんな時にときめいてる場合じゃないのに、いちいちメイが可愛いくてしんどい。
「分かったよ、もう無理はしない」
「約束ですよ?」
「ああ、約束する」
はあ、こんな風に心配してくれる彼女がリアルにも居ればなぁ。
「それでは、私は仕事に戻りますね」
「ああ、ありがとう」
そう言ってメイは部屋を出て行った。
俺は身体がダルいので、午後は寝込む事にした。
あれから二時間程寝ただろうか。
「あぁ~っ!
スッキリしたー!」
身体のダルさが一気にとれた。
あのまま無理に外出していたら危うく体力がなくなりゲームオーバーになる所だった。
因みに体力が0になるエンドも一応回収していたが、確か身体が動かなくなったとかで寝込む挿絵だけで終わりだった気がする。
こちらも見方によってはバッドエンドである。
「失礼します。
あ、ライラお嬢様、ご気分は如何ですか?」
メイが心配そうに俺の元へとやってきた。
「お陰でもうバッチリだよ。
ありがとう」
俺はメイに礼を言う。
「いえいえ、回復された様で良かったです。
それなら、もう英語の講習が受けられそうですね」
「は? 英語?」
俺は何の事だかさっぱり分からなかった。
「英語の講師の方がいらしていますよ。
今日来る予定だった方です」
「え?」
そうだ、このゲーム何故かそういう令嬢的なイベントもきっちり入っているんだった。
こないだのダンスみたいな感じのものか。
一体何の意味があるというんだ。
しかもよりによって何でゲーム世界でまで英語を習わなきゃならんのだ。
「あ~……。
やっぱりまだ身体がダルいかな~?」
「え? そうなんですか?
随分と顔色が良くなったと思うのですが……」
「いや~でも無理は禁物だし?」
「英語の講習は別に体力は使いませんよ?」
メイの奴、そこは見逃してくれよ!
「折角来てくださったのですから、少しは受けましょう?」
そうメイに優しく諭される。
「はぁ、仕方ないか……」
俺は渋々英語の講習とやらを受けに部屋を移動した。
「Hi! じゃあ元気にやってイキマショー!」
俺は英語の講師を見て驚いた。
めちゃくちゃ美人!
後めっちゃ喋ってくる!
うるさい!(褒め言葉)
ダンスの先生もそうだけど、この世界いちいちモブの人達が綺麗なのである。
俺は英語は苦手だが、この先生の授業だったら聞き続けられる。
学校の先生もみんなこうだったら良いのに。
あ、でもリアルでも音楽の先生だけはめっちゃ美人なんだよな~。
結婚してるけど。
そうだよ、リアルの美人なんて、世の男性が放っとく訳が無いのである。
8割の確率で、彼氏または夫がいる。
因みに後の2割は性格に難がある地雷タイプ。
一方このゲームの世界では裏切られない!
どんな美人でもフリーなのだ!
なんて素晴らしい世界!
きっとこの先生も男と付き合った事もないまっさらに違いない!
そう考えると、苦手な英語の授業すら楽しく思えてくる。
男の気配を感じさせない美人教師、最高である。
「はい、じゃあ今日はここまで!
あ、いけない、早く帰らなきゃダーリン帰って来ちゃう!
と言う訳でライラお嬢様、See you!」
「……」
俺は悟った。
例えゲームの世界とて夢を抱いてはならない事を。
「何だよクソが、何でそこはリアルなんだよ。
まあ攻略対象外の上俺は今女だからどうしようもないけどさ、夢くらいは見たっていいだろ!
畜生!」
少し悲しくなってきた。
俺はぼやきながらも部屋に戻る。
「あ、ライラお嬢様、大丈夫でしたか?」
メイが俺の体調を気遣って声をかけてきてくれる。
「大丈夫じゃねーよ……」
しかし俺は幻想を打ち砕かれてショックに打ちのめされていた為、メイの質問の意図とズレた回答をしてしまった。
「え? 大変!
すぐに横になって休んでください!」
メイは勘違いしたらしく俺をグイグイとベッドの方へと押す。
「あ、いや、ごめん。身体は大丈夫だよ。
メンタル的な問題で……」
「メンタル的な問題?」
メイは首を傾げながら訊いてくる。
「あ! いや英語が難しいなってだけで!」
流石に美人な先生に憧れを抱いていたら最後の最後に夢をぶち壊されたなんて言えない。
「ああ、そうだったんですね!
勘違いしちゃいました」
メイは照れながらはにかむ。
まあ勘違いさせる様な事を俺が言ったのが悪いんだが。
「あー、ところでメイってさ、付き合ってる男性とかいるの?」
俺はこれ以上メンタルを傷つけたくないので、幻想を抱かない為にもメイに質問する。
それでもメイに彼氏や旦那がいたらショックではあるが、今知るのと後から知るのとではショックの度合いも違うだろう。
「え? い、いませんよ!」
そうメイは手をブンブン振って否定する。
割と可愛いのに、彼氏いないのか。
ちょっとだけ安心する。
「あ、因みに好きな人とかはいるの?」
「え? えーと……。
い、いませんよ!」
メイは明らかに顔を赤くして変な間があいた後に否定する。
はい、黒確定。
絶対誰か気になる相手を思い浮かべた奴である。
しかし否定すると言うことは、恐らく身分差とか、好きな相手にもう既に別の相手がいるパターンか、あるいは俺に知られたくないのか。
「ふーん、そっか」
まあ深掘りする気は無い。
メイには意中の相手がいるという事さえ知れればいい。
これで、俺はメイを諦めきれる。
いや、諦めきれるって何だ?
俺が好きなのは月野さんだろ?
「ライラお嬢様? どうかされましたか?」
俺がまた少し考え込んでいた所を、メイは心配そうに覗き込んでくる。
「あ、ごめんごめん。
俺、メイが誰を好きになろうと応援するよ」
何だか心臓がズキズキする。
何だこれ?
「そ、そうですか……。
ありがとうございます」
メイは微笑みながら礼を言う。
「それでは、私は仕事に戻りますので、また」
そうしてメイは足早に去っていった。
俺、月野さんが好きなんだよな?
どうして好きなんだっけ?
可愛いし、明るくて優しくて、おっぱいも大きくて。
それから?
それから……。
どうして、月野さんの事を考えている筈なのに、メイの顔が思い浮かんでしまうんだろう?
俺、もしかして……。
「メイド属性が好きなのか?」
特に今までメイドを特別な感情で見た事はなかった。
ただ可愛いコスチュームを着てるだけの女子としてしか見ていなかったのだ。
寧ろメイドカフェに貢いでる友達に内心こいつ馬鹿じゃねーのとか思っていた。
しかし実は誰かに奉仕されたい願望が俺にはあるという事なのか?
そうだとしたら俺はメイドカフェに貢いでいた友達に今すぐ謝りたい。
「山田、ごめん、俺今メイドの素晴らしさに気付いたよ。
現実に戻れたら、メイドカフェ行こうな」
そう俺は決心した。
すると、やはりいつもの様にメイがやってきた。
「失礼します、ライラお嬢様。
またお出かけでしょうか?」
メイがそう訊いてくる。
「そうだな……うーん」
しかしもう街には行けない。
午後にはもうルイは現れないし、もう一度ワンチャンレオに連続で会えるか、もしくは低確率のウィリアムに遭遇するか。
間違ってもアラン王子とジャックは避けたいのだが。
残された行動回数は大事に使わなくては。
「うーん……」
しかし、何だか身体がダルい。
「あの、ライラお嬢様、少し休まれた方がよろしいのでは?」
メイが心配そうな顔でこちらを見てくる。
「大丈夫大丈夫……あれ?」
「危ない!」
俺がよろけそうになった所を、メイが支えてくれた。
俺は咄嗟にメイから離れる。
「あ、ごめんごめん!
何かふらついちゃって……」
危ない、あのままメイが近くにいたらまた意識してしまう……!
「ライラお嬢様、お疲れの様ですから休んで下さい!」
「疲れるなんて、そんな」
いや待てよ、休む?
そういえば、このゲーム無駄に体力ゲージがあって、連続で外出すると徐々に体力が減るんだった。
確かショップで栄養ドリンクだかを買って使用するか休むかしないと体力ゲージは回復しなかった筈だ。
ゲームをプレイしていた時はガッツリ栄養ドリンク買い込んでいたから休むコマンドをほぼ使う事がなくてすっかり存在を忘れていた。
「心配させてごめん、ちゃんと休むよ」
今度外出する時ショップで栄養ドリンク箱買いしよう。
「是非そうして下さい。
くれぐれも無理はもうしないで下さいね?」
メイは少し不満げに言ってくる。
こんな時にときめいてる場合じゃないのに、いちいちメイが可愛いくてしんどい。
「分かったよ、もう無理はしない」
「約束ですよ?」
「ああ、約束する」
はあ、こんな風に心配してくれる彼女がリアルにも居ればなぁ。
「それでは、私は仕事に戻りますね」
「ああ、ありがとう」
そう言ってメイは部屋を出て行った。
俺は身体がダルいので、午後は寝込む事にした。
あれから二時間程寝ただろうか。
「あぁ~っ!
スッキリしたー!」
身体のダルさが一気にとれた。
あのまま無理に外出していたら危うく体力がなくなりゲームオーバーになる所だった。
因みに体力が0になるエンドも一応回収していたが、確か身体が動かなくなったとかで寝込む挿絵だけで終わりだった気がする。
こちらも見方によってはバッドエンドである。
「失礼します。
あ、ライラお嬢様、ご気分は如何ですか?」
メイが心配そうに俺の元へとやってきた。
「お陰でもうバッチリだよ。
ありがとう」
俺はメイに礼を言う。
「いえいえ、回復された様で良かったです。
それなら、もう英語の講習が受けられそうですね」
「は? 英語?」
俺は何の事だかさっぱり分からなかった。
「英語の講師の方がいらしていますよ。
今日来る予定だった方です」
「え?」
そうだ、このゲーム何故かそういう令嬢的なイベントもきっちり入っているんだった。
こないだのダンスみたいな感じのものか。
一体何の意味があるというんだ。
しかもよりによって何でゲーム世界でまで英語を習わなきゃならんのだ。
「あ~……。
やっぱりまだ身体がダルいかな~?」
「え? そうなんですか?
随分と顔色が良くなったと思うのですが……」
「いや~でも無理は禁物だし?」
「英語の講習は別に体力は使いませんよ?」
メイの奴、そこは見逃してくれよ!
「折角来てくださったのですから、少しは受けましょう?」
そうメイに優しく諭される。
「はぁ、仕方ないか……」
俺は渋々英語の講習とやらを受けに部屋を移動した。
「Hi! じゃあ元気にやってイキマショー!」
俺は英語の講師を見て驚いた。
めちゃくちゃ美人!
後めっちゃ喋ってくる!
うるさい!(褒め言葉)
ダンスの先生もそうだけど、この世界いちいちモブの人達が綺麗なのである。
俺は英語は苦手だが、この先生の授業だったら聞き続けられる。
学校の先生もみんなこうだったら良いのに。
あ、でもリアルでも音楽の先生だけはめっちゃ美人なんだよな~。
結婚してるけど。
そうだよ、リアルの美人なんて、世の男性が放っとく訳が無いのである。
8割の確率で、彼氏または夫がいる。
因みに後の2割は性格に難がある地雷タイプ。
一方このゲームの世界では裏切られない!
どんな美人でもフリーなのだ!
なんて素晴らしい世界!
きっとこの先生も男と付き合った事もないまっさらに違いない!
そう考えると、苦手な英語の授業すら楽しく思えてくる。
男の気配を感じさせない美人教師、最高である。
「はい、じゃあ今日はここまで!
あ、いけない、早く帰らなきゃダーリン帰って来ちゃう!
と言う訳でライラお嬢様、See you!」
「……」
俺は悟った。
例えゲームの世界とて夢を抱いてはならない事を。
「何だよクソが、何でそこはリアルなんだよ。
まあ攻略対象外の上俺は今女だからどうしようもないけどさ、夢くらいは見たっていいだろ!
畜生!」
少し悲しくなってきた。
俺はぼやきながらも部屋に戻る。
「あ、ライラお嬢様、大丈夫でしたか?」
メイが俺の体調を気遣って声をかけてきてくれる。
「大丈夫じゃねーよ……」
しかし俺は幻想を打ち砕かれてショックに打ちのめされていた為、メイの質問の意図とズレた回答をしてしまった。
「え? 大変!
すぐに横になって休んでください!」
メイは勘違いしたらしく俺をグイグイとベッドの方へと押す。
「あ、いや、ごめん。身体は大丈夫だよ。
メンタル的な問題で……」
「メンタル的な問題?」
メイは首を傾げながら訊いてくる。
「あ! いや英語が難しいなってだけで!」
流石に美人な先生に憧れを抱いていたら最後の最後に夢をぶち壊されたなんて言えない。
「ああ、そうだったんですね!
勘違いしちゃいました」
メイは照れながらはにかむ。
まあ勘違いさせる様な事を俺が言ったのが悪いんだが。
「あー、ところでメイってさ、付き合ってる男性とかいるの?」
俺はこれ以上メンタルを傷つけたくないので、幻想を抱かない為にもメイに質問する。
それでもメイに彼氏や旦那がいたらショックではあるが、今知るのと後から知るのとではショックの度合いも違うだろう。
「え? い、いませんよ!」
そうメイは手をブンブン振って否定する。
割と可愛いのに、彼氏いないのか。
ちょっとだけ安心する。
「あ、因みに好きな人とかはいるの?」
「え? えーと……。
い、いませんよ!」
メイは明らかに顔を赤くして変な間があいた後に否定する。
はい、黒確定。
絶対誰か気になる相手を思い浮かべた奴である。
しかし否定すると言うことは、恐らく身分差とか、好きな相手にもう既に別の相手がいるパターンか、あるいは俺に知られたくないのか。
「ふーん、そっか」
まあ深掘りする気は無い。
メイには意中の相手がいるという事さえ知れればいい。
これで、俺はメイを諦めきれる。
いや、諦めきれるって何だ?
俺が好きなのは月野さんだろ?
「ライラお嬢様? どうかされましたか?」
俺がまた少し考え込んでいた所を、メイは心配そうに覗き込んでくる。
「あ、ごめんごめん。
俺、メイが誰を好きになろうと応援するよ」
何だか心臓がズキズキする。
何だこれ?
「そ、そうですか……。
ありがとうございます」
メイは微笑みながら礼を言う。
「それでは、私は仕事に戻りますので、また」
そうしてメイは足早に去っていった。
俺、月野さんが好きなんだよな?
どうして好きなんだっけ?
可愛いし、明るくて優しくて、おっぱいも大きくて。
それから?
それから……。
どうして、月野さんの事を考えている筈なのに、メイの顔が思い浮かんでしまうんだろう?
俺、もしかして……。
「メイド属性が好きなのか?」
特に今までメイドを特別な感情で見た事はなかった。
ただ可愛いコスチュームを着てるだけの女子としてしか見ていなかったのだ。
寧ろメイドカフェに貢いでる友達に内心こいつ馬鹿じゃねーのとか思っていた。
しかし実は誰かに奉仕されたい願望が俺にはあるという事なのか?
そうだとしたら俺はメイドカフェに貢いでいた友達に今すぐ謝りたい。
「山田、ごめん、俺今メイドの素晴らしさに気付いたよ。
現実に戻れたら、メイドカフェ行こうな」
そう俺は決心した。
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